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知るかってーの!
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「お嬢様、宰相補佐様がお出でになられました。」
「そう、宰相補佐様がお越しなのね?」
あらあら、どうしましょ?
私、とても困ってしまうわぁー...この問題に対して宰相補佐を寄越すだなんて、宰相閣下はどうやらウチを軽く見ているようね。
大分ふざけているみたいだけど、契約したことを忘れるなんて愚策過ぎて呆れてしまうわ。
宰相閣下には期待していたのに、裏切られてしまったなぁ。
「はい、どうなされますか?」
「宰相補佐様ではお話しになりませんわね。
こちらへは通さずに、帰っていただいてくれる?
このような理不尽な王命を出しておいて、王家の方が来られないとはどういうことなのかしら?
せめて宰相閣下でなければ、お話しが出来ませんわ。」
私の返答が分かっていて、あえて聞いてるのよね?
と言うことは、近くに宰相補佐がいるってこと...宰相閣下の愚行に、気付いてくれるかな?
「かしこまりました。
と言うことですので、どうぞお帰りくださいませ。」
「え?」
「さ、お帰りはこちらでございます。」
「いや、私は、宰相閣下により命じられてここに来たのですよ?」
あー、一応遠回しに言葉にしてはみたけど、気付かないかー!
ここは、謝罪はせずとも良いけど、言われた通りに帰って宰相閣下に伝えるべき所だよ?
「そうでしたか。
では、宰相閣下ご本人に来られるようにと言伝くださいませ。
玄関までご案内いたしますので、どうぞお帰りくださいませ。」
「いやいや、話しなら私が!
私は、宰相閣下により命じられて来ているのですよ?」
まだそれを言うの?
ちゃんと理由を話して帰れって言ってるのに、どうして分からないのかなぁ?
宰相補佐という役職のくせに、どれだけ理解力がないの?
今後の国政が大丈夫なのか、心配になるわぁー。
あら、宰相補佐が来てから、青かった顔色が元の血色に戻っているみたい。
ん?あー!そっか、自分の味方が来たと思ってるんだねぇ...でも、宰相補佐はアナタの味方にはならないよ?
「ハァー、宰相は何を考えているんだ?」
「さぁ?宰相閣下にはお会いしたことがありませんし、私には分かりかねますわ。」
「それはそうか。
仕方ない、私が出よう。」
「はい、お願いいたしますわ。」
プリスヴェーノのおじ様が、溜め息を吐きながら額を右手で覆って呆れてる。
今の宰相閣下って、プリスヴェーノのおじ様の2つ下だったっけ?
学園とか夜会とかで関わりがあったのかな?
私は全く接点がないので、お顔すら知りません!
「君は、王命に絡む話しなのだということが理解出来ていないのかね?
宰相補佐程度の君では、きちんとした話しにならない。
とっとと帰りたまえ。」
「確かに、王命に絡む話しではありますが、宰相閣下が私に一任されました。」
「勝手に一任されても困るんだよ。
君は帰って、宰相を呼びなさい。
宰相が来ないのなら、王家の人間を寄越せば良い。
辺境の伯爵家とは言え、国境を納めている彼等をあまり愚弄するものでは無いよ?」
「しかし!」
「クドイな...分かった。
私が直接宰相の元へと出向こう。
可愛いジゼル、私は少し出てくるよ。
グルジス、王命を粗雑に扱ったその男を、一応王族の端くれだから...丁寧に捕縛しておきなさい。」
「はっ!」
「や、やめろ!!」
「ご命令ですので。」
「アナタは、王命のことを軽く見すぎですわ。」
一応は王族の一員だからと、丁寧に優しく捕縛していただけているのだから、文句は言わないでほしいんだけど?
普通なら、暴れないようにと多少力任せに取り押さえてからの捕縛だよ?
まぁ、丁寧に優しくとは言え、捕縛はきっちりしてくれてるけどね。
ハァー、プリスヴェーノのおじ様が向かわれてから宰相閣下か王族の方が来られるのなら、時間かかるんだろうなぁ。
もう捕縛も終えたみたいだし、招待した方々へのご報告に行ってくるかな。
「その方は、地下の座敷牢にでも入れておいてくれる?」
「かしこまりました。」
「はぁ?!座敷牢だと?!」
「あら、もしかして、座敷牢よりも劣悪な環境の地下牢の方がよろしいのですか?
貴族であるアナタを入れるのなら、ある程度の設備の整った座敷牢が最適の場所ですわ。」
「牢に入れられるようなことはしていないどろう!!」
「私とアナタに出された王命を、軽々しく扱われたのはアナタでしょう?
王家への誠意として、アナタを牢へ入れるのは当然のことでしてよ?
あまりにもうるさいのなら、口を塞いでも構わないわ。
連れてお行きなさい。」
「はっ!」
今の状況で口答えをするとか、よく出来るよねぇ?
あまりにも文句ばかり言うなら、地下牢の方に入れたろか?
*
「そう、宰相補佐様がお越しなのね?」
あらあら、どうしましょ?
私、とても困ってしまうわぁー...この問題に対して宰相補佐を寄越すだなんて、宰相閣下はどうやらウチを軽く見ているようね。
大分ふざけているみたいだけど、契約したことを忘れるなんて愚策過ぎて呆れてしまうわ。
宰相閣下には期待していたのに、裏切られてしまったなぁ。
「はい、どうなされますか?」
「宰相補佐様ではお話しになりませんわね。
こちらへは通さずに、帰っていただいてくれる?
このような理不尽な王命を出しておいて、王家の方が来られないとはどういうことなのかしら?
せめて宰相閣下でなければ、お話しが出来ませんわ。」
私の返答が分かっていて、あえて聞いてるのよね?
と言うことは、近くに宰相補佐がいるってこと...宰相閣下の愚行に、気付いてくれるかな?
「かしこまりました。
と言うことですので、どうぞお帰りくださいませ。」
「え?」
「さ、お帰りはこちらでございます。」
「いや、私は、宰相閣下により命じられてここに来たのですよ?」
あー、一応遠回しに言葉にしてはみたけど、気付かないかー!
ここは、謝罪はせずとも良いけど、言われた通りに帰って宰相閣下に伝えるべき所だよ?
「そうでしたか。
では、宰相閣下ご本人に来られるようにと言伝くださいませ。
玄関までご案内いたしますので、どうぞお帰りくださいませ。」
「いやいや、話しなら私が!
私は、宰相閣下により命じられて来ているのですよ?」
まだそれを言うの?
ちゃんと理由を話して帰れって言ってるのに、どうして分からないのかなぁ?
宰相補佐という役職のくせに、どれだけ理解力がないの?
今後の国政が大丈夫なのか、心配になるわぁー。
あら、宰相補佐が来てから、青かった顔色が元の血色に戻っているみたい。
ん?あー!そっか、自分の味方が来たと思ってるんだねぇ...でも、宰相補佐はアナタの味方にはならないよ?
「ハァー、宰相は何を考えているんだ?」
「さぁ?宰相閣下にはお会いしたことがありませんし、私には分かりかねますわ。」
「それはそうか。
仕方ない、私が出よう。」
「はい、お願いいたしますわ。」
プリスヴェーノのおじ様が、溜め息を吐きながら額を右手で覆って呆れてる。
今の宰相閣下って、プリスヴェーノのおじ様の2つ下だったっけ?
学園とか夜会とかで関わりがあったのかな?
私は全く接点がないので、お顔すら知りません!
「君は、王命に絡む話しなのだということが理解出来ていないのかね?
宰相補佐程度の君では、きちんとした話しにならない。
とっとと帰りたまえ。」
「確かに、王命に絡む話しではありますが、宰相閣下が私に一任されました。」
「勝手に一任されても困るんだよ。
君は帰って、宰相を呼びなさい。
宰相が来ないのなら、王家の人間を寄越せば良い。
辺境の伯爵家とは言え、国境を納めている彼等をあまり愚弄するものでは無いよ?」
「しかし!」
「クドイな...分かった。
私が直接宰相の元へと出向こう。
可愛いジゼル、私は少し出てくるよ。
グルジス、王命を粗雑に扱ったその男を、一応王族の端くれだから...丁寧に捕縛しておきなさい。」
「はっ!」
「や、やめろ!!」
「ご命令ですので。」
「アナタは、王命のことを軽く見すぎですわ。」
一応は王族の一員だからと、丁寧に優しく捕縛していただけているのだから、文句は言わないでほしいんだけど?
普通なら、暴れないようにと多少力任せに取り押さえてからの捕縛だよ?
まぁ、丁寧に優しくとは言え、捕縛はきっちりしてくれてるけどね。
ハァー、プリスヴェーノのおじ様が向かわれてから宰相閣下か王族の方が来られるのなら、時間かかるんだろうなぁ。
もう捕縛も終えたみたいだし、招待した方々へのご報告に行ってくるかな。
「その方は、地下の座敷牢にでも入れておいてくれる?」
「かしこまりました。」
「はぁ?!座敷牢だと?!」
「あら、もしかして、座敷牢よりも劣悪な環境の地下牢の方がよろしいのですか?
貴族であるアナタを入れるのなら、ある程度の設備の整った座敷牢が最適の場所ですわ。」
「牢に入れられるようなことはしていないどろう!!」
「私とアナタに出された王命を、軽々しく扱われたのはアナタでしょう?
王家への誠意として、アナタを牢へ入れるのは当然のことでしてよ?
あまりにもうるさいのなら、口を塞いでも構わないわ。
連れてお行きなさい。」
「はっ!」
今の状況で口答えをするとか、よく出来るよねぇ?
あまりにも文句ばかり言うなら、地下牢の方に入れたろか?
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