これがホントの第２の人生。

１歳！行動範囲が拡がります！

双子ちゃんの命名式です！4

｢コココココ、コケッ！｣

｢コッコケコォッ！｣

｢コケッ！｣

うん、三者三様の反応ですね...コガネ？
女の子なんだから、そんなあからさまにご飯に興奮しないの。
この食いしん坊め！
あ、アクア？それはちょっと危ういから止めといてくれません？
某電気ネズミさんの台詞に似てるから！
小躍りしてるとこ悪いけどさ？ね？
あ、でも、この世界なら気にしなくても良いのか？
マーブル...アクアに突っ込んでくれてありがとうね。
ただ、頭をつつくのだけは止めてあげて？
それ以上アクアのオツムがバカになったら、大変だから...ね？ね？

｢がるぅ！
[ありがとう！]｣

マッチャは、アニスさんの足に抱き着いて頬をスリスリと擦り付けたら、足を広げてボテッと座って、私が抱き付いて腕が回るかな？ってくらいに大きめの壷を大事に抱えて夢中で貪ってます。
蜂蜜を貪る黄色い熊に似た格好になっていて、凄く凄く可愛い！
ココロンはドングリっぽい見た目の木の実で、ポックリは松ぼっくりっぽい見た目の木の実？です。
うーん、ずっと気にはなってたんだけど、松ぼっくりって、実って言っても大丈夫なのかな？
あれってさ？種が出た後の殻だよね？
あれ？松ぼっくりをリスさんが食べるし、実って言っても大丈夫なのかも？
いや、実では無いのかな？謎です。

｢にゃぁお？！にゃぐにゃぐ！
[ドラクル？！うにゃ！美味しいにゃ！]｣

｢わぅ！
[アニス！ありがとう！]｣

翼の無いドラゴンのミニ版がドラクルというらしいのですが、ミニと言っても体長が成人男性の平均の２倍はあるらしく、討伐ランクはＡクラスなのだそうです。
勿論、今日の為にとお父さんとその仲間達がハッスルして狩ってきましたよ。

いやー、あの大きさのドラクルをアニスさんが解体してたのにはビックリしたよ。
嬉々としてザックザックと捌いて、素材としてギルドに売却するものと、食材として家で調理するものとに分けてたんだよねぇー。
うん...解体を終えたときの清清しいアニスさんの笑顔が、とても頼もしかったです。
んで、固い脚のスジ肉を、アニスさんが包丁２本で叩きのめしてミンチにしたらしいのです。
多分、太股とかアキレス腱とかの辺りだと思うんだけど、ミーティグ用のミンチにするために、アニスさんが物凄い速さで刻むというか叩き潰してたんだよね。

[アニス様、ありがたき幸せに感謝感激雨霰でございますぅ！！
ルージェルアとは何とも贅沢で...。
はぁ、美味しい。]

うん、ジェリーのキャラが崩壊中です。
うっすら琥珀色の水の中に浸かって、恍惚とした念話を私達に飛ばしながら、ふよよんふよよんと震えております。
ルージェルアとは、スライムみたいなふよよんとした見た目で、ゼリーみたいなプルプル食感の果物です。
噛むとフルーツミックスジュースみたいな味がします。
ジェリーの大好物なのですが、ジェリーは固形物は吸収出来ないのです。
ふよよんとした果実を搾って水と混ぜないといけないので、毎日は無理なんですよねぇ。
布巾に包んで踏んだり摘まんだり色々して...圧力をかけまくって搾るので、お父さんでも３時間くらいかかるのです。
うん、ご褒美とかお祝いの位置付けになっちゃうよね。

｢ジェリーったら、後でふにふにさせてくださいね。｣

[はぁい！お好きなだけどうぞぉー！！]

水色と琥珀色が混ざったのか？ジェリーの表面がオレンジになってる...あれ？水色と琥珀色でオレンジになったっけ？ま、いっか。





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