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1歳!行動範囲が拡がります!
双子ちゃんの命名式です!6
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「ムフフ。」
「リーン?ご飯食べないの?」
「たゃべるー!」
「...ん。ほら、お手々...拭くよ。」
「はい!あーとーでしゅ!」
可愛い双子をのほほんと見つめながら幸せを噛みしめていたら、マグ兄様にお鼻をブニュッとされまして、レイ兄様が抱き上げてから塗れ布巾で手を拭いてくれました。
うふふ、ぬくぬくの濡れ布巾はなんだか気持ちが良いのです。
そのまま、レイ兄様のお膝でご飯ですのよー!
「アニスさん?どうしたの?」
「ふぇ?!...あ、あぁ、ちょっと...お待ちくださいね........確か........この辺りに纏めて片しておいた筈なのですが...あ!ありました!
アナさん!こちらが、お隣の宿屋のさんご夫婦からの出産祝いです。
で、こちらがリアンナさんで、こちらが私で、こちらがギルドの方々からですよ!
夕食が終わりましたら、確認してくださいね。」
「まぁ!そんなに!?
ありがとうございます。」
「後でも良いのに...。」
「だって...忘れそうだったんですもん!」
「アニスさんならあり得るわね。」
「はい!だから、早目にお伝えしておこうと...。
さ、食べましょう!」
「えぇ、皆様にもお礼を伝えに行きませんとね。」
皆はもう椅子に座っていたけど、アニスさんがそわそわパタパタと棚をいじってる?
何してるの?あぁ、アナ叔母さんへの出産祝いね...お母さんの同僚の方々とかが昨日までに沢山来てたもんね。
まだ双子ちゃんには会えないけど、お祝いだけは早く渡したかったんだって!
と言うことは、中身は赤ちゃん用品かな?かな?
「神々の恵みと大地の恵みに感謝します。」
「「「「「感謝します。」」」」」
「...感謝します。」
「かんちゃしましゅ!」
さ、お祈りも終えたので、食べましょうか...。
因みに、食前のお祈りは、家長が代表として述べてから家族は最後だけを復唱するのです。
楽チン楽チン。
あ、1人の時はちゃんと全部言うんだよ?
今まで1人でご飯とかしたことないけどね。
愛されてますから!フッフッフ!
あ、それでね、私、やっとスプーンも使えるようになったのよ!
これで、自分でご飯が食べられるのー!
ナイフはまだ使わせてもらえないから、食材を一口サイズに切るのはレイ兄様のお仕事となってますよ。
フローラ姉様もマグ兄様もいっつもやりたそうにしてますが、私にはレイ兄様の切るサイズが丁度良いので、ご飯はもっぱらレイ兄様担当となっております。
お膝も丁度良い高さなの。
フローラ姉様が切ると、なんだか小さいのよねぇ......そして、マグ兄様は頑なに自分で食べさせてくれないから嫌なのです!
今は、なんでもかんでも自分のことは自分でしたいお年頃なのよ。
イヤイヤ期なのよ!
「...リーン?」
おぉ、絶妙なタイミングですね。
パンを千切っては自分のお口にポン!
咀嚼、千切ってはレイ兄様のお口にポン!
咀嚼、と入れ続けていたからか、そろそろスープを飲めとな...流石です!
この世界のパンの主流は、堅いフランスパンっぽいのなのです。
柔らかい乳児用のパンは、少々お高いので...毎日毎食は無理なのです。
ま、歯固めとでも思いましょう。
「レーにい、あぃ!」
フォークにぶっ差した私の一口サイズのポークチョをレイ兄様のお口にポン!
と入れると、モグモグと丁寧に咀嚼した後に飲み込み、私の頭を撫でこ撫でことしながら、
「...自分の分は、自分で食べなさい。」
と、諭されました。
え、諭されたからって止めませんよ?
隙あらば、やりますけど?
ほらほら、餌付けってさ?なんだか楽しいじゃない?
*
「リーン?ご飯食べないの?」
「たゃべるー!」
「...ん。ほら、お手々...拭くよ。」
「はい!あーとーでしゅ!」
可愛い双子をのほほんと見つめながら幸せを噛みしめていたら、マグ兄様にお鼻をブニュッとされまして、レイ兄様が抱き上げてから塗れ布巾で手を拭いてくれました。
うふふ、ぬくぬくの濡れ布巾はなんだか気持ちが良いのです。
そのまま、レイ兄様のお膝でご飯ですのよー!
「アニスさん?どうしたの?」
「ふぇ?!...あ、あぁ、ちょっと...お待ちくださいね........確か........この辺りに纏めて片しておいた筈なのですが...あ!ありました!
アナさん!こちらが、お隣の宿屋のさんご夫婦からの出産祝いです。
で、こちらがリアンナさんで、こちらが私で、こちらがギルドの方々からですよ!
夕食が終わりましたら、確認してくださいね。」
「まぁ!そんなに!?
ありがとうございます。」
「後でも良いのに...。」
「だって...忘れそうだったんですもん!」
「アニスさんならあり得るわね。」
「はい!だから、早目にお伝えしておこうと...。
さ、食べましょう!」
「えぇ、皆様にもお礼を伝えに行きませんとね。」
皆はもう椅子に座っていたけど、アニスさんがそわそわパタパタと棚をいじってる?
何してるの?あぁ、アナ叔母さんへの出産祝いね...お母さんの同僚の方々とかが昨日までに沢山来てたもんね。
まだ双子ちゃんには会えないけど、お祝いだけは早く渡したかったんだって!
と言うことは、中身は赤ちゃん用品かな?かな?
「神々の恵みと大地の恵みに感謝します。」
「「「「「感謝します。」」」」」
「...感謝します。」
「かんちゃしましゅ!」
さ、お祈りも終えたので、食べましょうか...。
因みに、食前のお祈りは、家長が代表として述べてから家族は最後だけを復唱するのです。
楽チン楽チン。
あ、1人の時はちゃんと全部言うんだよ?
今まで1人でご飯とかしたことないけどね。
愛されてますから!フッフッフ!
あ、それでね、私、やっとスプーンも使えるようになったのよ!
これで、自分でご飯が食べられるのー!
ナイフはまだ使わせてもらえないから、食材を一口サイズに切るのはレイ兄様のお仕事となってますよ。
フローラ姉様もマグ兄様もいっつもやりたそうにしてますが、私にはレイ兄様の切るサイズが丁度良いので、ご飯はもっぱらレイ兄様担当となっております。
お膝も丁度良い高さなの。
フローラ姉様が切ると、なんだか小さいのよねぇ......そして、マグ兄様は頑なに自分で食べさせてくれないから嫌なのです!
今は、なんでもかんでも自分のことは自分でしたいお年頃なのよ。
イヤイヤ期なのよ!
「...リーン?」
おぉ、絶妙なタイミングですね。
パンを千切っては自分のお口にポン!
咀嚼、千切ってはレイ兄様のお口にポン!
咀嚼、と入れ続けていたからか、そろそろスープを飲めとな...流石です!
この世界のパンの主流は、堅いフランスパンっぽいのなのです。
柔らかい乳児用のパンは、少々お高いので...毎日毎食は無理なのです。
ま、歯固めとでも思いましょう。
「レーにい、あぃ!」
フォークにぶっ差した私の一口サイズのポークチョをレイ兄様のお口にポン!
と入れると、モグモグと丁寧に咀嚼した後に飲み込み、私の頭を撫でこ撫でことしながら、
「...自分の分は、自分で食べなさい。」
と、諭されました。
え、諭されたからって止めませんよ?
隙あらば、やりますけど?
ほらほら、餌付けってさ?なんだか楽しいじゃない?
*
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