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学園までの僕です。
3歳になりました。2
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そして、その勉強の最中に発見したのですが、僕には精霊という生き物が見えるみたいで、何故だか触れるし話しもできます。
精霊さん曰わく、神の愛し子らしいんです...僕。
(ぁ...あの、神の祝福を...ってやつかな?)
その精霊さんは今、母様のお腹の周りをヒラヒラと回っています。
僕の弟妹が気になるのかなぁ?
「ノアール?まーだー?」
「ははさま!まーだーだーよー!!」
〈〈ノアールーまーだーだよー〉〉
なかなか思うように作れなくて...かなり時間がかかってしまっているからか、どうやら母様が退屈してますね。
まだ半分位しか出来ていないのに...。
精霊さんは僕たちの会話を真似して遊んでるのかな?
「...風の精霊?.............あぁ、ノアール様か...。」
「んゅ?オレイアシュしゃんもしぇいれいしゃんみえましゅか?」
「クスッ...はい、私も見えますよ?
ノアール様が産まれる際に数多の精霊がお祝いに来ていましたが、毎日会いに来ているのですか?。」
「はい、まいにちたくしゃんきてくれましゅ!!
しぇいれいしゃんはキラキラーでふわふわーでちいさくてかわいいでしゅ!!」
「ええ、見ていてとても癒されますよね。
ノアール様?花はこの位あれば大丈夫ですか?」
「はい、オレイアシュしゃん!ありがとーでしゅ。」
「お役に立てたのならば、嬉しいです。
では、ここに置いておきますね。」
オレイアスさんが僕が使っている花を必要な分だけ摘んできてくれました。
本当に、完璧な執事さんです。
僕を取り上げたのはオレイアスさんだし、父様の秘書兼執事兼護衛までしているし...それに、僕が文字の勉強をしていることをオレイアスさんは黙っていてくれてます。
もう少し大きくなるまではバレたくないので、とても助かります。
さて、もう少しで完成ですね!
うーん...あっあのピンクの花をここに...うん!完成!!
全体的にブルーとクリーム色の小さい花を使って、ピンクの大きめの花を一つだけ編み込んでみました。
エヘヘ、母様喜んでくれるかな?
「ははさまー!!おはなのかんむりできました。
はい!!ぼくのはじめてのおはなのかんむりでしゅ。」
「まあ、可愛い!!付けても良い?!」
「うん!!付けてー!!」
「........どうかな?」
「ははさまー!かわいー!」
「とてもお似合いですよ!奥様。
それにしても、ノアール様は旦那様にも奥様にも似ず、とても器用ですね。
可愛らしい冠になりましたね。」
母様をイメージしながら作ったからか、凄く似合っていて安心しました。
それにしてもオレイアスさん、そんなに褒められると照れる...。
というか、母様と父様って不器用なんですか?うわぁ...めちゃくちゃ気になる。
まあ、母様も凄くキラキラしていて、嬉しそうだから良かったです。
明日は何をしようかなー?
*
精霊さん曰わく、神の愛し子らしいんです...僕。
(ぁ...あの、神の祝福を...ってやつかな?)
その精霊さんは今、母様のお腹の周りをヒラヒラと回っています。
僕の弟妹が気になるのかなぁ?
「ノアール?まーだー?」
「ははさま!まーだーだーよー!!」
〈〈ノアールーまーだーだよー〉〉
なかなか思うように作れなくて...かなり時間がかかってしまっているからか、どうやら母様が退屈してますね。
まだ半分位しか出来ていないのに...。
精霊さんは僕たちの会話を真似して遊んでるのかな?
「...風の精霊?.............あぁ、ノアール様か...。」
「んゅ?オレイアシュしゃんもしぇいれいしゃんみえましゅか?」
「クスッ...はい、私も見えますよ?
ノアール様が産まれる際に数多の精霊がお祝いに来ていましたが、毎日会いに来ているのですか?。」
「はい、まいにちたくしゃんきてくれましゅ!!
しぇいれいしゃんはキラキラーでふわふわーでちいさくてかわいいでしゅ!!」
「ええ、見ていてとても癒されますよね。
ノアール様?花はこの位あれば大丈夫ですか?」
「はい、オレイアシュしゃん!ありがとーでしゅ。」
「お役に立てたのならば、嬉しいです。
では、ここに置いておきますね。」
オレイアスさんが僕が使っている花を必要な分だけ摘んできてくれました。
本当に、完璧な執事さんです。
僕を取り上げたのはオレイアスさんだし、父様の秘書兼執事兼護衛までしているし...それに、僕が文字の勉強をしていることをオレイアスさんは黙っていてくれてます。
もう少し大きくなるまではバレたくないので、とても助かります。
さて、もう少しで完成ですね!
うーん...あっあのピンクの花をここに...うん!完成!!
全体的にブルーとクリーム色の小さい花を使って、ピンクの大きめの花を一つだけ編み込んでみました。
エヘヘ、母様喜んでくれるかな?
「ははさまー!!おはなのかんむりできました。
はい!!ぼくのはじめてのおはなのかんむりでしゅ。」
「まあ、可愛い!!付けても良い?!」
「うん!!付けてー!!」
「........どうかな?」
「ははさまー!かわいー!」
「とてもお似合いですよ!奥様。
それにしても、ノアール様は旦那様にも奥様にも似ず、とても器用ですね。
可愛らしい冠になりましたね。」
母様をイメージしながら作ったからか、凄く似合っていて安心しました。
それにしてもオレイアスさん、そんなに褒められると照れる...。
というか、母様と父様って不器用なんですか?うわぁ...めちゃくちゃ気になる。
まあ、母様も凄くキラキラしていて、嬉しそうだから良かったです。
明日は何をしようかなー?
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