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そちらも、生徒会のお仕事ですわ!3
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「何をするんだ?!レミンと僕ちんは恋人なのだ!!そうだろう?レミン!」
「いえ?私には、愛する婚約者がおりますが?」
あら、オルセーさんが、とっても蔑んだ目をなさっておられますわ。嫌われてますのね...。
「何を言っているのだ!僕ちん達は、お茶を共にした仲ではないか!」
「それは、喫茶室でのことでしょうか?あの時は、友人を待っていた私の座る席に、私の許可もなく勝手にお座りになっただけです。私は、勝手に座られたことがとても気味が悪かったので、直ぐに席を離れました!」
当然の反応ですわね。そこしか席が空いていない場合、相手が平民の同性の方であろうとも、許可を求めるのがマナーですわ。
「それは、授業が近いからこれで失礼するとか言っておっただろう?嘘だったのか??!
そうだ!観劇にも行ったではないか!!」
「それは、マナーのテストで観劇へ行った日のことでは?あの日は学園の貸し切りで、学年の皆が共に行った筈です。」
あら、あれは楽しかったわね。テストをデートと捉えられるなんて、なんて寂しい方なのかしらね?婚約者との交流も特にはなさっておられないとお聞きしておりましたけれど、寂しかったのかしら?自業自得でしよう?
「ぐぬぬぬぬ!
家でもてなしてもくれたではないか!!」
「私の家は宿屋兼食堂をしておりますので、きちんとお金を払ってマナーを守ってくれるお客様であれば誰でももてなしてます!」
「うぐぬぬぬぬぬ!」
あら、貴族が相手ですから、なかなか言えなかったのかしら...?それとも、フェバリーズに脅されていたのかしら?
「あんな、見目の悪い大男など、君には相応しくないのだ!!」
「私の意思で結んだ婚約です。貴方に、私の愛しい婚約者を、そのように言われる筋合いはありません。」
「そうですわよ?オルセーさんのご婚約者様は、たしかに威圧的なお顔をなさっておられるやもしれませんけれど、見目の悪い方ではありませんわ。とても誠実で、正義感に溢れる優しい方でしてよ?マナーもしっかりとしている方ですし、貴族からも平民の方々からも評価の高い方ですわ。そんな方を勝手な貴方の感情だけで悪し様に言うなど、恥だということをお知りなさいね?」
「何だと?!」
「あら、貴方のお家は、口の悪い方々ばかりですのね?」
「ンヌッ!!」
「王妃陛下への度重なる侮辱や暴言などによる不敬罪で、貴方の兄であるご長男が罰せられたことをお忘れですか?口の利き方にはご注意なさいませ。」
「あら、ルーク?私は別に構いませんのよ?身分を弁えず、口汚く罵ることはその方のお家の教育方針でしょうから...。」
「フンッ!ルーケッド、お前は!この僕ちんに!」
「王族の婚約者である私に対しても、口汚く罵られるということは...救いようがありませんわ。これだけの証人もおりますし、その方とその方のお家が罰せられるだけですもの...問題などありませんでしょう?」
「ナヌッ?!」
「あら、当然でしょう?貴方は、一介の伯爵令息にすぎませんけれど、私は宰相を勤める父を持つ公爵令嬢で、王族の婚約者ですのよ?どちらの方が上なのかしらね?まさか、
『男なのだから自分が上だ!』
などとは申しませんわよね??6歳の子供にも分かることですわよ??」
*
「いえ?私には、愛する婚約者がおりますが?」
あら、オルセーさんが、とっても蔑んだ目をなさっておられますわ。嫌われてますのね...。
「何を言っているのだ!僕ちん達は、お茶を共にした仲ではないか!」
「それは、喫茶室でのことでしょうか?あの時は、友人を待っていた私の座る席に、私の許可もなく勝手にお座りになっただけです。私は、勝手に座られたことがとても気味が悪かったので、直ぐに席を離れました!」
当然の反応ですわね。そこしか席が空いていない場合、相手が平民の同性の方であろうとも、許可を求めるのがマナーですわ。
「それは、授業が近いからこれで失礼するとか言っておっただろう?嘘だったのか??!
そうだ!観劇にも行ったではないか!!」
「それは、マナーのテストで観劇へ行った日のことでは?あの日は学園の貸し切りで、学年の皆が共に行った筈です。」
あら、あれは楽しかったわね。テストをデートと捉えられるなんて、なんて寂しい方なのかしらね?婚約者との交流も特にはなさっておられないとお聞きしておりましたけれど、寂しかったのかしら?自業自得でしよう?
「ぐぬぬぬぬ!
家でもてなしてもくれたではないか!!」
「私の家は宿屋兼食堂をしておりますので、きちんとお金を払ってマナーを守ってくれるお客様であれば誰でももてなしてます!」
「うぐぬぬぬぬぬ!」
あら、貴族が相手ですから、なかなか言えなかったのかしら...?それとも、フェバリーズに脅されていたのかしら?
「あんな、見目の悪い大男など、君には相応しくないのだ!!」
「私の意思で結んだ婚約です。貴方に、私の愛しい婚約者を、そのように言われる筋合いはありません。」
「そうですわよ?オルセーさんのご婚約者様は、たしかに威圧的なお顔をなさっておられるやもしれませんけれど、見目の悪い方ではありませんわ。とても誠実で、正義感に溢れる優しい方でしてよ?マナーもしっかりとしている方ですし、貴族からも平民の方々からも評価の高い方ですわ。そんな方を勝手な貴方の感情だけで悪し様に言うなど、恥だということをお知りなさいね?」
「何だと?!」
「あら、貴方のお家は、口の悪い方々ばかりですのね?」
「ンヌッ!!」
「王妃陛下への度重なる侮辱や暴言などによる不敬罪で、貴方の兄であるご長男が罰せられたことをお忘れですか?口の利き方にはご注意なさいませ。」
「あら、ルーク?私は別に構いませんのよ?身分を弁えず、口汚く罵ることはその方のお家の教育方針でしょうから...。」
「フンッ!ルーケッド、お前は!この僕ちんに!」
「王族の婚約者である私に対しても、口汚く罵られるということは...救いようがありませんわ。これだけの証人もおりますし、その方とその方のお家が罰せられるだけですもの...問題などありませんでしょう?」
「ナヌッ?!」
「あら、当然でしょう?貴方は、一介の伯爵令息にすぎませんけれど、私は宰相を勤める父を持つ公爵令嬢で、王族の婚約者ですのよ?どちらの方が上なのかしらね?まさか、
『男なのだから自分が上だ!』
などとは申しませんわよね??6歳の子供にも分かることですわよ??」
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