GIVEN〜与えられた者〜

菅田佳理乃

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定石編

立花富岳と畠山京子(12歳9ヶ月)2

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五月三十一日
金剛石ダイヤモンド戦 予選トーナメント G組 一回戦
立花富岳二段 対 畠山京子初段



 富岳には一つだけこの対局に不安材料がある。

 富岳が手に入れられた畠山京子に関する棋譜が一局しかないのだ。

 囲碁棋士になる者の大多数は院生を経験している。だからプロ棋士は皆ほぼ顔見知りだし、対局したことがなくても他の院生からその者との対局結果を聞いているので、全く知らない者同士という事はまず無い。


 畠山京子は院生ではなかった。それにアマチュア時代に出場した大会も一度しかない。富岳が小学二年生の時に出場した『こども囲碁大会』に、京子も小学五年生時に出場した。

 その時の決勝戦の棋譜があるのみだ。

 それでも現在の実力を知りうる方法は一つだけある。

 新初段は入段前にトップ棋士と記念対局を行う。その棋譜は公開されるのでそれを見てある程度は現在の実力を計る目安にはなる。

 だが、どういうわけか京子は記念対局が行われなかった。噂では京子と記念対局したいと申し出た棋士が多数し、結局一人に絞り込めなかったからだなどと言われている。

 なので富岳が手に入れられた京子に関する情報は、日本棋院のホームページで閲覧できる情報のみ。

 二年も経ち、プロになるほどだから棋力は相当上昇しているはずで、こども囲碁大会の棋譜など役に立たないだろう。

 逆に対戦相手の畠山京子は泣く子も黙る岡本幸浩門下生。俺の情報などいくらでも手に入れられるだろうから、研究しつくされているに違いない。

 やりにくい。

 しかし負けたくない。

 こいつにだけは絶対に。




 ニギリの結果、富岳黒番で始まった。

 序盤は定石通りに進んでいる。

 富岳の棋風は序盤から仕掛けていき相手の石にプレッシャーをかけ続け、相手を早々に戦闘不能にする力戦派だ。

(さて、どこで仕掛けるかな……)

 仕掛け所を探って一旦気を落ち着かせようとペットボトルのお茶に手を伸ばすと、京子はもうすでにノートを広げていた。

(は?もう気分転換かよ⁉︎)

 まるで『お前相手なら本気出さなくても勝てる』と言われているようで、不愉快極まりない。

 だが———、

 富岳は先程見せられたノートが気になって仕方ない。高校生レベルの問題ばかりだった。しかもかなり難易度の高い数学や物理、化学といった理数系の問題が多かった。

 富岳の通う学校は地元埼玉の公立中学。学力のレベルは平均値だ。

 入学して二ヶ月近く経ったが、学校に自分と同じモノに興味を持つ同級生が無く、クラスで浮いている。

 富岳の子供の頃からの夢。

 囲碁棋士になることともう一つ。

 図書館にあった子供向けにわかりやすく解説されたアインシュタインの相対性理論を読んだ時、ワームホールというものを知り、自分の手で作りたいと思った。

 ワームホールを作れば間違いなくノーベル賞受賞者になれる。

 最強囲碁棋士とノーベル賞受賞者の二つの肩書きを持つ世界で唯一無二の存在になりたい。

 そんな壮大な夢を持っていた。

 しかし、この話をクラスメイトにしても皆「ワームホール?何それ中二病?」と鼻で笑われ変人扱いされた。

 おまけに囲碁棋士という職業を理解してくれる人もいない。生徒はおろか、教師でさえ説明しても生返事だ。

 別にいじめを受けているわけではない。
 だが、共通の話題のあるクラスメイトが一人もいないという状態は、はっきり言って辛いものがある。

(こいつもクラスで浮いてたりするのかな……)

 などと考えて頭を振った。

(いや。しっかりしろよ、俺!コイツをコテンパンにしてやるんだろ!)

 富岳は黒石を持ち、勢いよく碁盤に叩きつけた。



 ●○●○●○



 昼食休憩が終わり、これから本格的に戦いが始まるというのに、畠山京子は寝ぼけ眼で目を擦り擦り対局場にやってきた。

 明らかにさっきまで昼寝してましたと言わんばかりの顔だ。

「緊張感無さ過ぎだろ!そんなに俺との対局つまんねーのかよ!」

 声に出すつもりはなかったのに、心の声が漏れてしまった。慌てて口を押さえたがもう遅い。

「いいえ。しっかり眠気を覚ましておかないと勝てない相手だなと思いまして、がっつり昼寝してきました。お弁当も二つ食べて、体調は万全です」

「は?二つも食ったのか?」

「はい。とても美味しかったです」

「味は聞いてねぇよ。つーかお前、おにぎりも持って来てたよな。そんなに食うと太るぞ」

 それを聞いた京子はふにゃっとした笑顔をつくった。

「優しいんですね、立花さん。私の体調を気遣ってくださるなんて。おにぎりは夕食ですので、まだ食べてないです」

 こいつ、ホント調子狂う。なんでも自分の都合の良いようにとるポジティブ思考かよ。

 さっきの無し。コイツ間違いなく俺とは違う人種の人間だ。


 対局再開のブザーが鳴る。すると京子はビクッと飛び上がった。

「ほゎお!びっくりしたー!」

『ほゎお』ってなんだよ。富岳は横を向き必死に笑いを堪える。しかし体が震えていて笑っているのがわかる。

「午前中もこんなに大きな音だったっけ?」

「変わらねーよ」

 無視すると決めた京子の質問に、思わず答えてしまった。

「そうなんだ。こんなに静かな場所なんだから、ここまで大きな音じゃなくていいよね。って今話す事じゃないですね。対局再開しましょうか」

と言うと、いきなりノートを広げた。

(対局再開と言っておきながらノートかよ。それより先にやらなきゃいけないことがあるだろ)

「おい、対局時計」

「あ!すみません。まだ不慣れで」

 対局時計の操作が身に染み付いている院生であったならば絶対にやらないミスだ。



 午前中に下辺に打った富岳の勝負手。白のワリウチにカドに置きに行ったのだが、白はノビるでもなくハイでもなく、コスんで受け流すような中途半端な形にした。

(なんだこの形。気持ち悪い。コイツ、一体何がしたいんだ?罠か?俺は気づいていない手を畠山は読んでる?)

 なんだか『五子ぐらいくれてやる。そのかわり三十子よこせ』と言っているように聞こえてならない。

 富岳優勢のはずなのに余裕がない。気づいたら背中に汗をかいていた。

 このまま手を加えていいのだろうか?暗闇の中に放り込まれるようだ。

 いや勝負手なんだ。ある程度のリスクは覚悟しないと。

 富岳は恐る恐る下辺に打っていく。



 ●○●○●○



 持ち時間がお互い三十分を切った。京子は相変わらず碁盤よりノートを見る時間のほうが長い。

 今は京子の手番だが、時計を気にする素振りは全くない。今、自分の手番だと気づいているんだろうか。


 やっぱりコイツ、俺との対局より勉強の方が大切なようにしか見えない。

 じっとノートを覗き込むように睨む富岳の視線に京子は気づいた。

「立花さんも一緒に勉強します?よければこの未使用のノートと鉛筆、使って下さい」

 広げて渡されたノートにはもうすでに三角関数の計算式が書かれてあった。

(未使用じゃねぇし。……ん?)

「ああっ!すみません。えっと、未使用のノートはこっちかな」

 慌てて別のノートを取り出そうとする京子は、なぜか広げたノートを富岳に押し付け未使用のノートを探しはじめた。

「おい、ここ。間違えてるぞ」

「え⁉︎どこですか?」

 富岳は押し付けられたノートを指差して指摘する。

 数秒問題を凝視すると京子は「お前対局室にいるのを忘れてるだろ」とツッコミたくなるほど大声で富岳に礼を言った。

「本当だ!ありがとうございます!立花さん、頭いいんですね」

 まさかコイツから褒め言葉が出てくるとは。しかし褒められて満更でもない。悪い気はしない。

 まぁ、褒め返してやるぐらいは、してやってもいいだろう。

「お前こそ頭いいよな。大学入試レベルの問題解いてるなんて」

「私は頭がいいんじゃなくて、記憶力がいいだけです」

 謙遜してるのか、自慢してるのか、わからん。

 京子は今度はちゃんと未使用のノートを富岳に渡してきた。

「いらない。それよりそんなに必死に勉強して大学で何を学びたいんだ?」

 どうせ女によくありがちな、心理学だとか歴史的ななんとかとか、そんなもんだろうけど。

「私、どこでもドアを発明したいんです」

「……は?どこでもドア?」

 まさかの理系?女が理系?やけに理数系の問題が多いなと思っていたけど、それは苦手な教科を強化するためだと思ったのに。

 いや、問題はそこじゃない。

 こいつもワームホールに興味があるということか?

 いや、まてよ。そもそもリアルの話を女がするか?

「なんだ?ファンタジーの世界か?」

「いいえ。本物を作りたいんです。ちゃんと移動手段として使える物を。立花さんも一緒にどこでもドア作りませんか?」

 心臓がドクンと音を立てて鳴る。

「なんで俺も一緒に?」

「まだ誰も発明のヒントさえ見つけていないものじゃないですか。だから大勢であれば大勢であるほど、どこでもドア発明のきっかけのヒントに辿り着く確率が上がるんじゃないかと」

「ワームホール……」

 富岳は思わず口に出してしまった。

 それを聞いた京子は対局中だという事など忘れて大声で叫んだ。

「そう!ワームホールです!同い年の知ってる人いた‼︎嬉しいー!」

「しーっ!静かに」

 さすがにうるさ過ぎた。和田達とは反対側の隣で対局していた棋士達から注意され、京子と富岳は一緒に頭を下げた。

 富岳はコホンと咳払いして身を乗り出し、小声で会話を続けた。

「お前なんでどこでもドアを発明したいんだ?」

 すると京子も身を乗り出して、小声で話し始めた。顔が近い。

「秋田の実家からタイムロスなしで通えるじゃないですか!秋田の玄関開けたら一秒で東京日本棋院で対局。おまけに環境問題も交通事故根絶も一発解決!すごいぞ!どこでもドア!
 でもね、そんな便利な物が発明されたら絶対悪いことに使おうとするやからが出てくると思うんです。
 だからそういう輩を取り締まる方法も同時進行で考えていかないといけないんで、いろんなジャンルからいろんな人をこのどこでもドア開発に巻き込みたいんです」

 鼻息荒くして熱く語ってるぞ、おい。

「ね、どうです?立花さんもご一緒に!」

「他にメンバーいるのかよ」

 なに聞いてんだ俺。

「いいえ、全然。この話するとだいたい皆さんニッコリ笑って「頑張ってねー」と言われるので。なので大学に行けば同じ志を持った仲間に出会えるんじゃないかと思いまして」

 なんだ。コイツも俺と同じこと考えてんのか。

 でも俺はノーベル賞が目的。
 コイツは生活のため。

 目標は同じでも目的は違う。

 コイツとなら組んでもいいか?

 俺が手柄を独り占めしてもコイツなら文句言わないだろ。

 俺、今ここで返事したら初期メンバーか。うん、悪くない。

 いやいやちょっと待て。アイドルグループじゃあるまいし。

 なまじ興味のある分野を熱く語られて熱気にてられてるぞ。手まで震えてる。

 落ち着け、俺。

 今はそんなことを気にしてる場合じゃない。


 富岳は大きく深呼吸した。

 そして今日、この対局にかける意気込みを思い出す。

『岡本幸浩門下のコイツをやっつけて、俺の実力を見せつける』

 富岳はもう一度、深呼吸した。


「それより対局中だろ。さっさと打てよ」

 午前中の不機嫌な顔に戻し、低い声で言った。

「ああ。そうですね」

 てっきり「もう少し私の話、聞いてよ」とか言って騒ぎ出すかと思ったら、すんなり富岳の意見に従った。

(なんだ?コイツ。やっぱり調子狂う)

 京子はチラッと碁盤に目をやると、持っていたノートを閉じて片付けた。湯呑み茶碗に入っていた冷めたお茶を一気に飲み干しす。そして息をつくと背筋をピンと伸ばし、数分碁盤を見下ろした。

 そして京子は碁笥に手を伸ばし白石を持つと、音を立てずにそっと盤上に置いた。

「では、始めましょうか」


(ケイマ⁉︎このタイミングで下辺?)


 下辺はほぼ黒の壁が出来上がっている。まさかこの壁を上から突破するつもりか⁉︎

 無理だろ⁉︎これから下辺を荒らすなんて。

「あっ‼︎」

 ワリウチからコスんだ白石は死んだと思っていたが、今のケイマでこのまま手を進めると生きられそうだ。

 とんでもない場所から黒の壁を突破する手を打ってきた。いつからこの手を考えてたんだ?

 左辺の戦いに気を使い過ぎた。それに下辺はもう黒の地で決まったと思い込んでいた。

 富岳は焦った。実はヨセに自信がない。

 序盤から仕掛ける棋風の富岳は、中盤には大差をつけ相手を投了させるため、ヨセにまで持ち込む勝負というものを殆どやった事がない。

 そもそも相手を投了させればいいと思っているから、ヨセの勉強などやっていない。

 畠山京子はヨセに自信があるのか。
 俺とは正反対のタイプなのか。


 いや、問題点はそこじゃない。ここまでに投了させられなかった時点で、もう危うい勝負になってしまっているのに気づかなかった。

(やっぱり俺の棋風を研究されている。兄弟子達や兄弟子達の知り合い棋士から俺の事を聞きまくったんだろう)

 しかしそれは想定内だ。

 窮地に立たされた富岳だが、笑っている。

(やばい。面白い!コイツ強い!)


 それにこの戦い、既視感がある。


 そう。まるで馬に乗って一ノ谷の崖を駆け降りる源義経———。
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