GIVEN〜与えられた者〜

菅田佳理乃

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定石編

部活動と畠山京子(13歳1ヶ月)

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 学校法人 洋峰ようほう学園

 理事長 大川慶一郎

 元を辿れば寺子屋が起源。

 理事長自ら筆を取り理事長室に掲げられた校訓は時代によって変わる。

 現在は『みんなの人権を守る』。

 生徒同士、教師同士、生徒と教師は、どちらか上でも下でもなく、役目が違うだけで、お互い対等の立場であるという理念だ。


 現在の校舎は六年前に立て替えられた。中等部と高等部が併設され特別教室棟および体育館等は中高共用。

 校舎体育館全てが渡り廊下で繋がっており、グラウンドを含めた敷地面積は都内校最大である。その広さは、運動部内では「外周ラン」と呼ばれる敷地外周を走るランニングコースがあるのだが、一周三キロもあるほどだ。

 体育館は五つある。多種の室内競技に練習場を確保するとなると、これくらいは必要になる。

 グラウンドも、主に体育の授業に使われる陸上競技用、野球場二面、サッカー場二面、テニスコート十面、ラグビー場一面。プールは冬でも使える温水プールが特別教室棟の屋上に設置されている。

 都心から離れた立地であるからこそ、これだけの校舎とグラウンドを備えられたのである。


 運動部だけではなく、文系の部活も充実している。

 近年人気の部は「スマホアプリ部」だ。

 洋峰学園では中学生でも校内でのスマホ使用を許可している。

 主な活動は、スマホアプリの作成。プログラミング授業も兼ねている。勉強系は勿論、ゲーム作成も許可している。

 そしてスマホアプリ部が作ったゲームを「eスポーツ部」がバグ等が無いかチェックする。

 なお「ゲーム攻略部」もある。この部の対象ゲームは多岐にわたり、ネットゲームは勿論、カードゲーム、ボードゲーム、昔ながらの指ゲームと様々だ。

 「木工工作部」から名称変更した「DIY部」、「アイドルヲタク部」も「推し部」に変更。

 相次ぐ自然災害の対策として立ち上げられた「サバイバル部」。「グルメ部」は部員が増えすぎ部内で方向性の違う者が対立し「コンビニスイーツ部」と「駅中グルメ部」に分けられた。「インスタ部」は「SNS部」から独立。演劇部専属の部員もいる「ヘアメイク部」などなど……。

 他校では決して許可されそうにない部活動がこの洋峰学園には存在する。

 そして兼部を許可している。

 「好き」や「やりたいこと」を部活にできる学校なのだ。

 こんな洋峰学園を他校生は「ヲタク学園」と呼んでいる。

 羨んでいるのだ。


 そんな「ヲタク学園」に通う生徒も一癖も二癖もある。

 囲碁の院生、将棋の奨励会員、アイドル・俳優などの卵、ピアニストやバイオリニストなど音楽家を目指す者、画家など芸術家になりたい者、などなど。もうすでにプロデビューしている者も数名いる。

 そういった生徒は、洋峰学園では『帰宅部』が部活動として認められている。

 もちろん部活動なので活動内容を報告する。音楽家を目指す人ならコンクールの結果を、芸能人を目指す者ならオーディションの結果を、文章にして提出するだけでいい。


 こんな部も存在するので、囲碁棋士として活動する畠山はたけやま京子きょうこも無理してバスケ部に所属することは無いのだが……。



 ●○●○●○



 今、洋峰学園中等部女子バスケットボール部は窮地に立たされている。

 夏の大会後三年生が引退し高等部の練習に混ざるようになり、二年生二人、一年生三人の計五人。ギリギリチームを組める人数になってしまったのだ。

 高校と違い「スポーツ科」の無い中学は、部員のスカウトは洋峰学園に通う生徒の中から見つけなければならない。

 今年一年生が三人しか入部しなかった時点でこうなる事はわかっていたので、一学期から勧誘活動はしていた。しかし気づけばもう二学期。今からバスケを始めようなんて思う女子はいない。

 そもそも勝敗がはっきり数字で表れる体育会系の競技は女子には人気が無い。

 おまけにユニフォームも可愛くないからさらに敬遠される。

 そして少子化という根本的にどうにもならない問題がある。絶対数が少なければ、当然割り振られる上限数は決まる。

 まさに八方塞がり状態なのだ。


 入部した当初は先輩達に気兼ねなく休めた部活も、二学期に入ってからは言い出しにくい。

「あのぉ部長……。明日は囲碁の対局で学校休みます……」

 中等部と高等部兼用の女子バスケ部部室内で、畠山京子……バスケ部では「ケイ」と呼ばれているが、ケイは申し訳なさそうに中等部新部長の二年生山内やまうち真梨まりに告げた。

 三年生が抜けた今、新しいフォーメーションの練習に時間を費やしている。部員数ギリギリなので、一人でも抜けると練習にならないのだ。

「そう。しょうがないね」

 思わず「しょうがない」と言ってしまった。勧誘が思い通りにいかないイライラをケイにぶつけてしまった。

 ケイだって申し訳ないと思っているのは分かっているのに。

 ケイは本当にバスケが大好きで、どのプロチームの誰のあのプレーがすごいとか、あのプレーを真似したいとか、とにかく推しへの愛情がスゴイ。スマホの壁紙はケイが一番好きなプロプレイヤーのだし、保存してある動画も全てプロプレイヤーのスーパープレーだ。

 対局の前日は「明日は一日中じっとしてなきゃいけないんで体ほぐしておきます」とフラフラになるまで練習し、対局の翌日は「昨日一日中じっとしてて体なまってるんで」と誰よりも大きな掛け声で走り回る。

 正直、部員は皆「そんなにストレスを感じる囲碁棋士の仕事、どうしてするの?」と疑問に思っている。

 ある時、ケイと同じ一年生がその疑問をぶつけてみた。すると、

「仕事にストレスはつきものでしょ」

と、事も無げにサラッと答えた。

 それを言われると、仕事をしたことなどない普通の中学生には「そうなんだ」としか言いようがない。

 そこで少しでもケイの大変さを共有しようと、バスケ部全員で一度囲碁をやってみようという話になり、囲碁部に押しかけて教わったのだが、そこはやはり脳筋の集まり。ルール説明の段階で皆早々に挫折してしまい、それきりだ。

 そんな事もあり、部内ではケイの仕事の話はあまりしない。ちょっと申し訳ないとは思うけど、どうしようもないのはケイも理解してくれていて、ケイも部活を休む時以外、仕事の話はしなくなった。

 ケイの夏休みは仕事中心の生活で、何度も部活後に仕事に行っていた。学校に仕事用の着替えを持ってきて、部活を終えると部室で仕事着に着替えて仕事に行っていた。

 お盆明けのある日、「これじゃ私の今年の夏休みはオッサンに囲まれてた記憶しかない!」とケイの不満が爆発し、バスケ部で話し合った結果、ケイの仕事後に待ち合わせてバスケ部のメンバーで花火大会に行った。

 山口県での仕事でバスケ部の合宿に参加できなかったケイの、この夏の唯一の楽しい思い出だろう。


 そんな感じでなんとか時間をやりくりし、囲碁棋士の仕事とバスケ部を両立させようと、二足の草鞋を履き替えるケイの大変さを見ているのに。

「ごめん、八つ当たりして」

「いいえ。お気になさらず。部長、文化祭のバスケ部の出し物で頑張って部員を勧誘しましょう!」

 文化祭まであと二ヶ月を切った。今のところそれ以外思いつく方法は無い。

「そうだね。ところで何かいい案、ある?」

「はい!実は私、こんなことを考えているんですけど……」

 部室なので声を潜める必要はないのだが、何故かケイはヒソヒソ声だ。部活後、着替えの途中でみんな下着姿のまま、部長を含め部員五人が円陣を組むようにケイの話に耳を傾けた。そんな様子を見て高等部の部員も集まってきた。

「……え⁉︎そんなこと出来るの⁉︎」

「はい!伊達に夏休み仕事してたんじゃないですよ!でも顧問の先生に相談してからですけど。もし許可されても、私だけだと心許ないので、出来るだけ多人数で交渉したいと思ってるんですけど……。あの、高等部の先輩方、協力してもらえませんか?」

「すごいじゃん、ケイ!いいよ!やる!みんなで行こう!」

 高等部新部長の飯田いいだ沙緒里さおりが、部員全員に発破をかけた。

「……そうだね。こうなったら男子にも声をかけよう」

 高等部二年ポジション司令塔ポイントガード矢島やじま玲衣鈴れいりがこう提案すると、皆から「おおぅ……その手があったか……」と感嘆の声が上がった。

 洋峰学園の男子バスケ部は中等部も高等部も強い。全国大会の常連だ。第一体育館を中高女子バレー部・中高男子バレー部・ハンドボール部とで共有している中高女子バスケ部とは違い、第五体育館を丸々中高男子バスケ部が使っている。時々プロチームのスカウトマンが姿を見せるほどだ。

 そんな男子バスケ部の虎の威を借りようという目論見だ。



 ●○●○●○



 六月に指導碁に来て以来、畠山京子は約束通り月イチで囲碁部員に指導を行っている。

 京子の提案で、第二もしくは第三日曜日、午前にバスケ部の練習を終えた午後から囲碁将棋部の部室で指導している。ただし日曜日は院生研修日なので、院生二人はいない。


「囲碁部は文化祭、何をやるんですか?」

「毎年恒例、五人勝ち抜くと商品プレゼントだよ」

 高等部部長の中竹がつい癖で京子の質問に答えてしまった。

 囲碁部も夏の大会が終わり高等部の三年生は部活を引退したのだが、京子が指導に来るというので受験勉強の息抜きと称して囲碁部に顔を出した。

「お客さん、何人くらい集まるんですか?」

 二、三年生が一斉に目を逸らす。

「……わかりやすいリアクション、ありがとうございます。でももうちょっと何か目玉になるイベントとか出来ないですかね?」

 一斉に目を逸らした二、三年生が今度は一斉に目を合わせて訴えてきた。

「ならさ!畠山さん、勝ち抜き戦の『大将』やってくれないかな⁉︎」

 『プロはアマチュアの大会には出られない』等、事細かな規定はあるが、文化祭は学校内行事にあたるので、規定には引っ掛からない。が。

「ダメですよ!プロが大将なんて絶対私が勝っちゃうじゃないですか!つまんないでしょ?それに今年新入段ってぐらいしか売りのない私じゃ、お客さん来ないですよ」

「いいや!相手がプロだとわかれば身の程知ら……怖いもの知らずの挑戦者は来る!しかもあの『魔術師・岡本幸浩』の唯一の女弟子って売りもある!だから、ね?」

 中竹が女の子のように上目遣いで京子に懇願してきた。

「そんな可愛く言ってもダメです!私だって、クラスの出し物にバスケ部の出し物だってあるんですから!はい、中竹先輩。ここの黒、生きて下さい。手数が長くなるので、石を置いてみてもいいので、ヒント無しで解いてみて下さい」

 こんな会話をしながらも、京子は指導の手を緩めない。

 京子の指導は田村の指導方法とは違い、実践の中で詰碁の問題を出してくる。

 これだけの人数分の詰碁の問題を考えながら指導するのは、田村には「無理!頭パンクする!」だそうで、レッスンプロでも難しいのでは?と言っていた。


「あのー……、それより畠山さん。田村先輩から聞いたんだけど、韓国で大会があるって……。今、指導とかしてる暇ないんじゃ……?」

 京子と同じクラスの石坂嘉正よしまさが、思い出したく無いことを言ってくれた。

「あー、それ。来年一月にあるやつだからまだ日にちはあるし、指導には何ら問題ないから、ちゃんと指導に来るよ。むしろ、こうしてここで打つのは勉強になるし」

 なんだか畠山さんはこの話題になった途端、むっつり顔だ。外国での大会なんて、実力が無ければ出られないんだろうから、国際大会に出場なんて名誉なことだと思うんだけど……。

「あのー……畠山さん。なんか大会に出たく無いみたいだけど……」

 これを聞いた京子は「よくぞ言ってくれました!」と言わんばかりに嘉正相手に捲し立てた。

「聞いてよ!石坂くん。四日間よ?対局は二日しかないのに、移動日に二日も必要で、合計四日も学校休まなきゃならないって!
 朝早い便で行って夜遅い便で帰ってくれば二日で済むのに!前夜祭だけじゃなく、表彰式の後、後夜祭までやるんだって!誰よ‼︎こんな派手に金をばら撒く金持ちは‼︎
 あーっ、早くどこでもドア作りたいーっ‼︎どこでもドアがあればバスケ部の練習、毎日出られるのにーっ‼︎」

 愚痴りながら絶叫する美少女に、嘉正も囲碁部員もすっかり慣れてしまった。最近の京子は囲碁部に仕事の愚痴を言いに来ているようなものだ。碁界の情勢もそこそこ知っている囲碁部は、京子にとって愚痴を言いやすい場所なのだろう。

 バスケ部の事は嘉正も京子本人から聞いている。京子から「石坂くん、女装似合いそうだね。嘉子か正子に改名しない?」と真顔で言われたのは冗談に聞こえなかった。


 京子が来年一月に出場する予定の韓国での国際棋戦、瑪瑙めのう戦は十八歳以下の若手限定戦だそうだ。日中韓台湾から各四名ずつ選抜する。十六人でのトーナメント戦で行われるそうだ。


「十八歳以下のプロなら他にもいるのに、あの垂れ目オヤジめ!私のこと問題児とか言っておきながら、なんでメンバーに選ぶのよ!そんな問題児、外に出すなよ!」

 京子はこの棋戦の出場を打診された時、「私にはまだプロとしての実績が無いので、実績のある先輩棋士に譲ります」と、断ったのだ。

 因みにその時点での京子のプロとしての対戦成績は四戦一敗三不戦敗。今年の院生一位が九月にデビューし、早々に初勝利を上げたというのに、京子は話のあった時点では勝ち星が一つもない。誰の目にも国際棋戦は荷が重い。

 しかし横峯は、「実績ならこれから作ればいい」と、怒涛の対局スケジュールを組んだ。九月に入ってからはトップ棋士並みに毎週のように対局がある。

 秋から始まる棋戦に加え、女流棋戦の予選も始まる時期で、ただでさえ女性棋士は忙しくなる時期だ。

「ほんっとあの垂れ目オヤジめ……。私に何の恨みがあるんだ……?」

 田村先輩も垂れ目オヤジって言ってたけど……気になる。どんな人なんだろ?

「石坂くん、なにが可笑しいの?」

 嘉正は「後で横峯って人の写真を棋院のホームページで見て見ようかな」と思い、自分でも気づかず顔がにやけただけなのに、虫の居所の悪い京子の八つ当たりの標的にされてしまった。

「あ……あの、その……。横峯さんって人、田村先輩も「垂れ目オヤジ」って言ってたから、どんな人なのかなと思って……」

 京子にとって、嘉正の答えは予想外だったらしく、キョトン顔の後に笑顔を見せた。

「あはははっ!それなら棋院に来てみる?一般の人でも入れるとこで待ってれば、運が良ければ会えるかも!」

(うーん。この人の笑った顔。やっぱり可愛いな)

 そんな事を嘉正は考えていたのだが、これを聞いた周りの者達が、なにやらざわめき出した。

「それってデート……?」

「えっ⁉︎でっ、デート⁉︎デートなんですか⁉︎」

 嘉正は顔を真っ赤にして京子に話を振った。

「あはは!棋院でデートなんて、色気なさすぎない?はい、石坂くん。ここの黒、生きて」

 京子は否定するでもなく、肯定するでもなく、約束するでもなく、いつものようにサラリと受け流して、この会話を終わらせた。
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