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やみくも

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3章ー邪種編ー

65.ー邪種動乱Ⅳー 独自 ー

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閉「俺を外に出させようなんて、出来るの?
まぁいいさ。戦闘だ。」

 すると、閉は影の波紋を拡げ、魔法陣を展開した。

閉「邪術:孤毒の部屋」

 魔法陣が光を発し、バーグスとラナカの居る空間が分離された。

ラナカ「くっ!バーグス!」

バーグス「気にすんな。集中しろ!」

ラナカ「…了解。」

 それから結界が貼られ、完全に隔離された。

閉「こっちは1人でやってるのに、1対2は卑怯じゃん。1人ずつ叩き潰す。」

 閉は、隔離した空間それぞれに、影で出来た自分の分身を出現させた。

閉「俺自身の2分の1の実力だ。遊び道具には最適でしょう?」

 分身体は、槍を取り出して、攻撃を仕掛けてきた。

 ラナカは大剣で攻撃を防ぎ、バーグスは素手で受け止めた。

ラナカ「朝飯前よ!」

閉「その余裕がいつまで続くか見物だな。
邪術:影槍投げ」

 分身を配置したまま、影の槍を空間の地面から突き出させて、攻撃をした。

 ラナカは薙ぎ払ったが、その隙を狙って分身が突っ込んで来た。

ラナカ「ッッ!」

 ラナカは少しノックバックし、膝をついた。

閉「大振りな動きすぎるな。火力はあるようだが、俺との相性は悪いんじゃない?」

 そう言うと、ラナカの真下から影槍を出した。

ラナカ「ぐっ!……。」

閉「あの晴れ男の仲間でしょ?そんな実力でよく生き残ってるな。俺が特訓してあげるよ。
高度能力者になる為のな。」

 そして、閉はラナカにとどめを刺そうと、邪力を溜め始めたが、突如激痛が走り、中断された。

閉「ぐっ…!何が起きた?!」

 すると背後からバーグスが歩いて来た。

バーグス「御自慢の結界は脆かった。ナセのシールドと比べたら、全然機能していない。
脚術:崩し蹴り」

 バーグスは緑のオーラを足に纏い、回し蹴りをした。

 閉は影でフェンスを形成したが、そのフェンスを簡単に破壊され、そのまま閉は被弾した。

閉「がは……凄まじい………パワー…。だが……最後に笑うのは誰だ?それは自身で決める事。
邪術:影踊り・陰幕」

 閉は密かに練り上げた邪力で大量の槍を生成し、隙間無く敷き詰めて、地面から突き出させた。

バーグス「決めろ。」

 すると、一時戦線離脱していたラナカが大剣に炎を纏い、閉目掛けて斬り掛かった。

閉「無駄だよ。邪術:風来影蝶」

 接近するラナカを墜落させようと影の蝶を出撃させるが、ラナカはその蝶を斬り払い、思念を宿し、炎の力を増させた。

ラナカ「剣術:ヒーティングブレイド」

 勢いよく燃え盛る炎の大剣の斬撃を受けた閉は、倒れ込み、邪力が飛び散った。

閉「……!俺が…浄土した…?」

 崩壊する閉にラナカは近づき、口を開いた。

ラナカ「貴方は生まれてから1人だった?」

閉「いや、違う。他の邪種と一緒に隠居していた。そいつらは穏やかな邪力だったよ。でも、変異者という特異個体が、邪種を束ねるようになってから、好戦的あるいは、非な感情が適応された者以外は処された。俺は変異者に気に入られ、追放処分で済んだが、結局は奴隷のような手駒だ。太陽のように人々を照らす“あの男”は、この大陸を超えて有名だ。支えてやれ。俺のような存在を解放するんだ。それがあの男が作りたかった人物像…だ…ろ……?」

 そう言い残し、閉は消滅した。

ラナカ「私は、サニイ様のように希望となりたい…。」

バーグス「なれる。その為に強くあれ。生まれつき能力を持たなくても、強くあれる。それを証明したのが、あの方だった。」

ラナカ「貴方に言われても、矛盾してる。」

バーグス「別に自分語りでは無いだろ。」

 そして、2人は影の世界から脱出した。









???A「時々思うんだ。俺等の行いの正当性についてさ。」

???B「今更後戻りは出来ないだろ…。それが俺達の選択だ。」

???A「まぁ…そうだよな。」







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