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3.5章ー異空編ー
81.知りたい事
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サニイ「知りたい事、全部教えてやるよ。」
曖人「……サニイ。教えてくれ…。俺は何者なんだ?意識が朦朧として、起きたらエネルギー値が格段に上がっていた。俺の知らない所で何が起きてるんだ?」
サニイは椅子に腰掛け、話し始めた。
サニイ「まず、暴走するお前を止めたのは俺だ。変異者2人は俺が保護した。これが、現状だ。」
曖人「は?暴走?!意識が消えた後の事か?
あっ!エネルギー値が跳ね上がった理由がそれか!」
サニイ「ああ。お前の事を説明するには、まず、俺がどのような人間かを説明する必要がある。」
曖人「聞かせてくれ。」
サニイ「俺はリヴォリーターの1人だ。そしてお前も…。リヴォリーターとは、覚醒の更に上「神経解放」を扱う人物の総称だ。神経解放は上限を一時的に引き上げる事が出来るが、代償を払わなくてはならない。最初は易しめだが、徐々に代償は大きくなっていく。今の俺が使ったら、肉体が崩壊するだろう。今回、命の危機を感じたお前は、反射的、無意識に神経解放を使った。初めて使ったから肉体が制御出来ず、神経暴走となった。それが起きた事だ。神経暴走は俺達リヴォリーターに、永遠に治らない損傷を与えた。俺は、お前にトラウマを背負ってほしくなかったから、神経解放を使って早急に止めた。」
曖人「え?でもそしたら……。」
サニイ「大丈夫だ。禁術は使ってない。肉体が負荷に耐えられるようになってきたから、禁術を使わなければ、すぐには死なない。「禁術」とは、神経解放中にのみ使える技術で、元の技術の上位互換だ。」
曖人「なんか…色々迷惑掛けた…。」
サニイ「気にするな。説明が不十分だったこちらの過ちだ。」
そう言うとサニイは立ち上がり、口を開いた。
サニイ「今回、俺がここに来た理由は、協力して欲しい事があるからだ。」
俺は起き上がり、真剣に聞く態勢を取った。
サニイ「現在起こっている事象の数々は、関連性があると俺達は睨んでいる。これから、世界を…いや、宇宙を巻き込む大事件が発生するかもしれない。根拠はかなり揃っている。そこで、俺達リヴォリーターは、集結してこの問題を解決することを決意した。まだ、仲間に加えられていない人物もいるが、お前は特に重要となる。お願いだ。我々に協力してくれ。」
俺は、考えるまでも無く、その問いに答えた。
曖人「わかった。協力しよう。」
サニイが持っている協力証に俺はサインをし、契約成立となった。
サニイ「計画の過程で組織があると事がスムーズに進む。お前を中心とする組織を創ってくれ。後日、また訪れる。それまでに頼む。」
そう言い残し、サニイは去って行った。
曖人「彼らに話すか…。」
後日、ファーマとチェインに1連の話しを説明した。
ファーマ「勿論だ。ついて行くぜ。」
チェイン「俺も意思は同じだ。」
曖人「ああ。ありがとう。」
ファーマ「メンバー集めは俺がやっておくから、曖人は基地の建設地でも考えといて。」
そして、一足速く退院したファーマとチェインは、メンバー招集に出掛けた。
ラビリンス大陸は、彼らの勢力圏に属していないらしいので、俺達がこの大陸を拠点とする事になりそうだ。
それから6日後、俺も退院して、組織結成に向けて動き出した。
ただ、メンバーは集まっているらしく、後は、基地の建設だけのようだ。
曖人「もう骨組みは出来てるのか…。」
ゼディ「仕事が速いですからね。ラビルロードの建築部隊は…。」
この組織には、ラビルロード出身の主力達がかなり加入してくれているようで、ラビリンスフォレストビレッジからも、リーブズ一族が加入してくれているようだ。
更に2日後、建設が終わったようで、組織が正式に成立する為に式典が、後日行われるようだ。
リダクテッド「遂に英雄もここまで辿り着いたか。ワシは誇らしく思うぞ。」
曖人「ありがとう。リダクテッドさん。世話になった。」
ミィル「まだまだこれからですよ!お爺ちゃんと私も、ラビリンスフォレストビレッジを代表して、同行するから!」
曖人「頼もしいな。貴重な医療班として、精進してくれ。」
ミィル「はい!」
そして、式典の日となった。
しばらくゼディの司会で進行して、代表の話となった。
ゼディ「それでは、我が組織のボス曖人様からのお話です。よろしくお願いします。」
俺は中央玄関の階段の上に立ち、話し始めた。
曖人「共に戦う決意をしてくれた事に感謝する。この組織の目的は、治安保全だ。近日、連続して起こる事件に我々は違和感を持った。そこで、この決断に至った。まず、組織の名前は、「ラピスラズリ」に決定した。メンバーの立場を発表する。」
代表兼総司令 威風曖人
副司令 ファーマ
戦闘部隊総大将 チェイン
前衛部隊隊長 リダクテッド
中衛部隊隊長 ゼディ
後衛部隊隊長 フュエル
医療部隊隊長 ミィル
曖人「以上の立場に任命する。これ以外にも、潜入部隊、情報部隊、防衛部隊を設けるつもりだが、しばらくは隊長不在で頑張ってもらう。それまでは、ファーマ副司令の指示で動くように。それでは、結成式を終える。」
そして、式典は終わった。
その日の夜、サニイがラピスラズリ本部に訪れて来た。
サニイ「明日、会ってもらいたい人物がいる。ドルフィオンのボスにな。」
曖人「ドルフィオン?」
サニイ「ああ。リヴォリーターをトップとした組織だ。実は、この計画は彼を中心に練られている。アスト大陸から東に進んだ大陸「ミナモ大陸」の海岸で待ってるってさ。」
曖人「分かった。明日出向く。」
サニイ「了解。」
そして、サニイは去って行った。
新たなスタートラインに立った俺達だったが、これから、険しく長い戦いが始まるなど、決意はあっても、知る由は無かった。
次回 4章前兆編 開幕
曖人「……サニイ。教えてくれ…。俺は何者なんだ?意識が朦朧として、起きたらエネルギー値が格段に上がっていた。俺の知らない所で何が起きてるんだ?」
サニイは椅子に腰掛け、話し始めた。
サニイ「まず、暴走するお前を止めたのは俺だ。変異者2人は俺が保護した。これが、現状だ。」
曖人「は?暴走?!意識が消えた後の事か?
あっ!エネルギー値が跳ね上がった理由がそれか!」
サニイ「ああ。お前の事を説明するには、まず、俺がどのような人間かを説明する必要がある。」
曖人「聞かせてくれ。」
サニイ「俺はリヴォリーターの1人だ。そしてお前も…。リヴォリーターとは、覚醒の更に上「神経解放」を扱う人物の総称だ。神経解放は上限を一時的に引き上げる事が出来るが、代償を払わなくてはならない。最初は易しめだが、徐々に代償は大きくなっていく。今の俺が使ったら、肉体が崩壊するだろう。今回、命の危機を感じたお前は、反射的、無意識に神経解放を使った。初めて使ったから肉体が制御出来ず、神経暴走となった。それが起きた事だ。神経暴走は俺達リヴォリーターに、永遠に治らない損傷を与えた。俺は、お前にトラウマを背負ってほしくなかったから、神経解放を使って早急に止めた。」
曖人「え?でもそしたら……。」
サニイ「大丈夫だ。禁術は使ってない。肉体が負荷に耐えられるようになってきたから、禁術を使わなければ、すぐには死なない。「禁術」とは、神経解放中にのみ使える技術で、元の技術の上位互換だ。」
曖人「なんか…色々迷惑掛けた…。」
サニイ「気にするな。説明が不十分だったこちらの過ちだ。」
そう言うとサニイは立ち上がり、口を開いた。
サニイ「今回、俺がここに来た理由は、協力して欲しい事があるからだ。」
俺は起き上がり、真剣に聞く態勢を取った。
サニイ「現在起こっている事象の数々は、関連性があると俺達は睨んでいる。これから、世界を…いや、宇宙を巻き込む大事件が発生するかもしれない。根拠はかなり揃っている。そこで、俺達リヴォリーターは、集結してこの問題を解決することを決意した。まだ、仲間に加えられていない人物もいるが、お前は特に重要となる。お願いだ。我々に協力してくれ。」
俺は、考えるまでも無く、その問いに答えた。
曖人「わかった。協力しよう。」
サニイが持っている協力証に俺はサインをし、契約成立となった。
サニイ「計画の過程で組織があると事がスムーズに進む。お前を中心とする組織を創ってくれ。後日、また訪れる。それまでに頼む。」
そう言い残し、サニイは去って行った。
曖人「彼らに話すか…。」
後日、ファーマとチェインに1連の話しを説明した。
ファーマ「勿論だ。ついて行くぜ。」
チェイン「俺も意思は同じだ。」
曖人「ああ。ありがとう。」
ファーマ「メンバー集めは俺がやっておくから、曖人は基地の建設地でも考えといて。」
そして、一足速く退院したファーマとチェインは、メンバー招集に出掛けた。
ラビリンス大陸は、彼らの勢力圏に属していないらしいので、俺達がこの大陸を拠点とする事になりそうだ。
それから6日後、俺も退院して、組織結成に向けて動き出した。
ただ、メンバーは集まっているらしく、後は、基地の建設だけのようだ。
曖人「もう骨組みは出来てるのか…。」
ゼディ「仕事が速いですからね。ラビルロードの建築部隊は…。」
この組織には、ラビルロード出身の主力達がかなり加入してくれているようで、ラビリンスフォレストビレッジからも、リーブズ一族が加入してくれているようだ。
更に2日後、建設が終わったようで、組織が正式に成立する為に式典が、後日行われるようだ。
リダクテッド「遂に英雄もここまで辿り着いたか。ワシは誇らしく思うぞ。」
曖人「ありがとう。リダクテッドさん。世話になった。」
ミィル「まだまだこれからですよ!お爺ちゃんと私も、ラビリンスフォレストビレッジを代表して、同行するから!」
曖人「頼もしいな。貴重な医療班として、精進してくれ。」
ミィル「はい!」
そして、式典の日となった。
しばらくゼディの司会で進行して、代表の話となった。
ゼディ「それでは、我が組織のボス曖人様からのお話です。よろしくお願いします。」
俺は中央玄関の階段の上に立ち、話し始めた。
曖人「共に戦う決意をしてくれた事に感謝する。この組織の目的は、治安保全だ。近日、連続して起こる事件に我々は違和感を持った。そこで、この決断に至った。まず、組織の名前は、「ラピスラズリ」に決定した。メンバーの立場を発表する。」
代表兼総司令 威風曖人
副司令 ファーマ
戦闘部隊総大将 チェイン
前衛部隊隊長 リダクテッド
中衛部隊隊長 ゼディ
後衛部隊隊長 フュエル
医療部隊隊長 ミィル
曖人「以上の立場に任命する。これ以外にも、潜入部隊、情報部隊、防衛部隊を設けるつもりだが、しばらくは隊長不在で頑張ってもらう。それまでは、ファーマ副司令の指示で動くように。それでは、結成式を終える。」
そして、式典は終わった。
その日の夜、サニイがラピスラズリ本部に訪れて来た。
サニイ「明日、会ってもらいたい人物がいる。ドルフィオンのボスにな。」
曖人「ドルフィオン?」
サニイ「ああ。リヴォリーターをトップとした組織だ。実は、この計画は彼を中心に練られている。アスト大陸から東に進んだ大陸「ミナモ大陸」の海岸で待ってるってさ。」
曖人「分かった。明日出向く。」
サニイ「了解。」
そして、サニイは去って行った。
新たなスタートラインに立った俺達だったが、これから、険しく長い戦いが始まるなど、決意はあっても、知る由は無かった。
次回 4章前兆編 開幕
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