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やみくも

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5章ー天界編ー

101.霧り顔

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 アリアは刀に夕霧を纏い空を斬り裂くと、斬撃波が飛ばされた。

リバイト「魔術:分裂吸血」

 するとリバイトの身体は複数のコウモリに分裂し、斬撃波を回避した。

 そのコウモリをすかさず斬るために、戯はヘルスを振るい、コウモリの一部を撃墜した。

 しかし、撃墜されたコウモリは融合してリバイト本体となり、魔力弾を放った。

 戯は邪力ソー弾を飛ばして魔力弾を相殺し、アリアはソー弾を弾き返し、リバイトに当てた。

リバイト「グハッ!」

アリア「……終わりだよ。剣術:霜月の夕暮れ」

 ノックバックしたリバイトに斬撃を入れると、リバイトはダウンした。

戯「全然強くなかったね。」

アリア「う…うん。」

 2人がその場を後にしようとした時、違和感に気づいたのはすぐだった。

アリア「ま…待って!………これ…何?」

 後ろを振り向くと、先程まで同行していたドルフィオンの団員の死体や、ドライ教徒の死体が転がっていた。

戯「おかしいね。どっちも全滅するなんて無いはず…。乱闘で相討ちになるか、それとも……。」

 そう言いかけた時、2人は確かな気配を感じ取った。

戯「外部的要因…。つまり奇襲だ!」

 2人の目の前が急に真っ暗になり、前が見えるようになると、動けなくなっていた。

アリア「な…何?なんで……こんなに怖いの…?」

 するとリバイトが姿を現したが、先程までに与えた傷は無かった。

リバイト「中将がそんな簡単に死ぬわけが無いだろう?誰が最初から分裂していないなんて言ったんだ?」

戯「あれは分裂体を集めて作ったダミーで、本体では無かったんだ…。しかも…。」

アリア「明らかに覇気が違う……。分裂してない分、能力が完全な状態なんだ…。」

 気づけば先程斬ったリバイトは消えており、乱闘で負傷した人は無差別に血が吸われていた。

リバイト「その曇り顔素晴らしい!俺との戦いに集中した結果、そいつらは死んだからな!
精神不安魔術まで喰らってさ!もう嬢ちゃん達に勝ち目は無い。すぐ殺すのもつまらないしさ……更に曇ってもらおうか……!」







 


 俺達は着地後、周囲を見回りしている教徒を始末し、一般団員が動きやすい状況を確保した。

曖人「ミィル率いる回復部隊はこの辺りで負傷した天使やメンバーの治療及び、生存者のカウンセリング。護衛としてゼディの部隊がこの辺りを巡回して。他のメンバーは、天都サファイアの入口エリアの奪還。別れろ!」

 俺はラピスラズリのメンバーに指示を出し、宮殿の方へと向かった。









チェイン「あの人数を教祖1人でこの範囲を統率できるとは思えない。」

ファーマ「つまり、要所要所に部隊毎に統率する人物がいると言いたいんだな。」

チェイン「そうだ。入口付近から中央区は距離があるし、ここら一帯の統率者がいるはずだ。捜すぞ。」

ファーマ「元からそのつもりだ。」

 2人は臨戦態勢に入りながら、飛び上がって捜索を開始した。

心明「私達も捜しつつ殲滅していくよ。」

 そして、4人も動き始めた。








 チェインは鎖を使って移動しながら教徒を倒していると、強い気配を感じ取り、ラピスラズリ用の信号弾を放ち、威嚇と呼びかけを行なった。

 すると、気配の方向から金色のドロドロした奇妙な生命体の群れが、ゾンビのように群がっていた。

チェイン「教徒…では流石に無い。しかし、天使系統の能力の性質はしていない。敵襲だな。しかも高度能力者の部類だ。」

 鎖に蒼炎を纏い、チェインは命散の鎖文字を放って、ゾンビを殲滅した。

 ゾンビの群れは消滅すると、不愉快な音を放ち、鎖を砕いた。

チェイン「くっ…!自然再生低下の効力か。今敵襲が来たら対応できねェ。」

 しかし、そんなフラグは見事に的中し、音の流れが具現化して、建物を貫き倒しながら、チェインの方に向かっていた。

李樹朱「拳術:火力マッハ」

 すると、李樹朱が飛び出して来て、虚空を殴ると、音の流れは軌道をずらして消滅した。

萌愛「大丈夫?」

 駆けつけて来たのは、萌愛と李樹朱の2人だった。

萌愛「深雅先輩と心明ちゃんは、道中で絡まれた能力者と対峙してるから。私達が共に戦います!」

チェイン「ああ。了解。」

 チェインは戦闘態勢を整え直すと、紫炎の鎖を形成して、音の流れの原点の方向へと伸ばした。

 すると、1人の女が跳び上がって、接近してきた。

チェイン「お前か。敵襲は。」

カナデ「ラビルの悪魔とアースブランカーですか。中々な強敵ですよ。」

チェイン「ミュージリウム出身か?」

カナデ「まぁ…そうですね。」

 2人はそんな適当な挨拶を交わした後、目に殺意を込めて、オーラを身に纏った。

チェイン「さっさとやるぞ。ミュージリウムの悪魔。」

カナデ「上等ですよ。下民が。」
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