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やみくも

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5章ー天界編ー

106.フラグ

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 エンデスはナイフに人工魔力を纏い、翼に動力を送ってキャノン攻撃のチャージをした。

 俺はチャージを中断させる為に斬撃波を放ったが、先程のように赤いバリアが現れて防がれた。

曖人「チッ。来るぞ。」

エンデス「濁術:堕天の翼」

曖人「剣術:地合金」

 咄嗟に足場を隆起させて防御姿勢を取り、正面から受けたものの致命傷は免れた。

 しかし、エンデスは追撃の如くこちらに飛びながら、ミニチャージレーザーを放ってきた。

 曖人「剣術:乱れ斬ドレーク海風」

 レーザーを全て斬り払い、最後に突っ込んできたエンデスのナイフを、防御した。

エンデス「実に腹立たしい。何年もの間練りに練った戦術が上手く機能しないのはな!」

曖人「こちとらいくつもの事件を解決してんだよ!今回も華麗に勝利させてもらう。」

エンデス「それは実に楽しみだ。」










 圧倒的に不利な条件の中、深雅はサラとじわじわ押されながらも互角な攻防戦を繰り広げていた。

サラ「しぶといね。剣術:ブロンズソード」

 深雅は重く素早い一撃を逆鱗で止め、片脚で蹴り飛ばし、立ち位置を逆にした。

 この条件下でも深雅はすぐに慣れ、交換前と遜色ない動きが可能となり、エネルギーの消費量を増やした事で、パワーもある短期決戦の型で形勢を逆転させ始めていた。

深雅「剣術:讐縛刀」

 蹴りでサラを地面に叩きつけた後、逆鱗にエネルギーを纏って斬り掛かったが、直前の所でエネルギーが枯渇した感覚に襲われ、動きを止めた。

 その隙にサラは斬撃を入れた。

深雅「グッ!(何が起きた?まさか、エネルギー残量の感覚を入れ替えたのか。だが、むしろアドバンテージだ。彼女は能力を使いすぎて効力が弱まりつつある証拠だ。)」

 この有益な情報を得た深雅は、傷みを堪え、攻撃に転じる態勢を整えた。

サラ「何か分かったみたいだけど、貴方はこの能力の真の恐ろしさを理解出来ていない。
 異術:ブロンズ共有オール」

 サラは銅のオーラを結界内の空気に混じらせ、自身の身体に衰弱の針を撃ち込んだ。

深雅「ッッ!……剣術:薙梨」

 結界の天井から降り注がれた銅属の滴を薙ぎ払おうとしたが、破壊に失敗し、ダメージを受けた。

深雅「………感覚自体を交換した…違うな。衰弱は神経を通さずに効果がでる。つまり感覚の共有か。お前は動きが鈍り、パワーが低下した。俺は判断力や適切に身体を動かす為の感覚を奪われた。違うか?」

サラ「当たり。うちはこうやって多くの能力者を仕留めてきた。外部からの介入が無ければ、全てはうちの掌だよ。貴方もね。」

深雅「結界を破られたらどうする気だ。」

サラ「それだけはありえない。この結界は全ての種族の使用エネルギーに対応している。派生だろうとね。そして内部から割る手段は無いよ。」

 それを聞くと、深雅はニヤリと笑った。

サラ「何が可笑しいの?」

深雅「いや……な?フラグ回収って実在するんだってな。」

サラ「ッッ!」

 その直後、結界が破られ、心明とゼディが着地した。

サラ「な……どうして…?この結界は……!」

 心明「私のエネルギーはこの世界に由来しない。結界の外から話は聞かせてもらったよ。」

 それを聞くとサラは負けを確信したのか最後の悪あがきの如く、大剣を投げて銅の雨を降らせた。

サラ「もういい!皆消えてしまえ!感覚を蝕まれ、自分が自分で無くなり、最期には命を自ら絶つ!」

 そう言い残し、エネルギーを使い果たしたサラは倒れた。

ゼディ「させない。魔術:七十七重蜘蛛固め」

 金属を纏った糸を何重にも張り巡らせ、銅の雨を全て防ぎきった。

ゼディ「ふぅ…。六十八層は突破されました。これまでの実力では無理だったでしょう。」

心明「やっぱり皆成長してるんだね!」

 こうして、中将の3分の1は倒れた。
 後は……。







カナデ「ニルン。魔術を放ち彼らを一掃しなさい。魔術:嘆きのヴォカリーズ~響鳴~」

ニルン「ファァァァ!」

 ニルンの咆哮が放たれると、チェイン達は攻撃の流れを一気に崩し、防御に転じた。

萌愛「うぅ。全く止む気配が無いよ!」

 その破壊力は絶大であり、防御態勢すらも崩しそうな勢いだった。

カナデ「何も出来ないままぐちゃぐちゃになれ。」

ファーマ「そうはいくか!」

 すると、ファーマの声がした方向から爆発弾と矢が飛んできて、ニルンにヒットし、攻撃を止めさせた。

カナデ「足止めが突破されたのね…。」

イラセフュ「ファーマの仲間だな?私と共にあのアンデットをこの楽園から排除するのに協力してもらおうか。」

 すると3人は立ち上がり、攻撃態勢を立て直した。

チェイン「勿論だ。」



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