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8章ー静夜の駆け引き編ー
189.爪痕
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俺は神聖魔力を活性化させて、ヴェレラインの攻撃に備えた。案の定、奴は先制攻撃を仕掛けようとしてきた。
ヴェレライン「早速だが……潰れてもらおう!思術:廃人の叫び.Vol.2」
浮遊植物が蕾を開くと、超音波が発せられ始めた。精神と神経のコントロールを奪うという特性を知っている以上、対策はできる。
奴の超音波が最大出力になる前に、俺は聴覚を神聖魔力によって保護した。しかし……。
コード「ぐッ!うあぁぁ!」
ヴェレライン「言っただろう?強化されたと。何故同じ手が通じると思っている。」
次第に超音波が鳴り止んだため、俺は目の前の敵に集中力を戻した。
コード「貫通…あるいは相殺……出力が大幅に上がっている……」
ヴェレライン「あぁそうだとも!それでも廃人化しないあたり、貴様は本当に強い。…だ・が・な……こんなのデモンストレーションに過ぎない!」
コード「ッ!ツタがっ!」
今度はどこからともなく大量のツタが現れて、ヴェレライン本体を見失ってしまった。
コード「……。(ツタが奴の身体に繋がっていなかった。戦術において自由が増すということは、主導権が取られやすいということだ。)ひとまず、見晴らしを良くしないと。」
覆い被さるツタを一掃するためにナイフに電気を纏わせて神速雷神の構えを取った。
するとツタが蠢き始め、食虫植物のような花が現れた。
コード「……ッ!これはまさか!」
それが何をする気か察した俺は、すぐに花を破壊しようとナイフを突き出した。だが、少し遅かった。
ヴェレライン「被毒音波。」
花から瞬発的な速さで毒液が放たれ、俺の手首から浸食が始まった。
神聖魔力での体内解毒を試みたが、複雑な構造をしていたため咄嗟にはできなかった。致死量ではないが、全身に上手く力が入らない。
コード「厄介な事を……してくれるじゃないか。」
ヴェレライン「フハハッ!絡め潰す時間だ!」
刹那、浮遊植物が音波を放つ準備をしながら、俺を取り囲むようにして展開された。
コード「邪魔だ。聖術:ゲート・プラズマスタン」
電気を帯びたナイフを投げ、ツタで反射させながら浮遊植物を撃ち落とし、ナイフをキャッチした。
それと同時に跳躍して、比較的破りやすそうな天井部分のツタを切り裂いて包囲から逃れた。
ゼノン「コード!」
コード「俺は無事だ。…今のところは……」
どうやらゼノンはテルの救出に成功したようで、外で多くの植物の相手をしていた。
俺は幻式を使用して浮遊植物を一掃し、片付いた状態でゼノンとテルの足場にゲートを生成した。
ゼノン「コード何を!」
コード「見れば分かる。俺もゼノンもテルも毒を受けている。ここで奴を討つメリットが薄い。基地を充分に荒らし、お前とも合流できた。潔く撤退すべきだ。」
悔しいが、このまま継続するには少し準備不足だ。相手が予想外だった。
ヴェレライン「何だ…敗走か?生まれ変わった俺に手も足も出ないか!」
コード「あぁ……悔しいが、分が悪すぎる。……次会った時は“本当の意味で”決着を着けよう。」
俺はそう言い残し、ゲートを通じて基地の外へと脱出した。
コード「……ゼノン。期待していいか?」
ゼノン「当然。ただ捕まってるだけの俺じゃない。……魔術:C.Fall」
すると、背後から爆発音が聴こえてきた。連鎖爆発が起こっているのだ。
テル「やばいですね……正々堂々戦う気が感じられません。」
コード「まぁな。……とにかく、今は疲弊したくないんだ。この毒を患ったままじゃ流石に不利だ。」
ゼノン「狡い戦術も役立つって事。」
意外な事もあったが、一応ノルマは達成した。勝ちだ。
ヴェレライン「早速だが……潰れてもらおう!思術:廃人の叫び.Vol.2」
浮遊植物が蕾を開くと、超音波が発せられ始めた。精神と神経のコントロールを奪うという特性を知っている以上、対策はできる。
奴の超音波が最大出力になる前に、俺は聴覚を神聖魔力によって保護した。しかし……。
コード「ぐッ!うあぁぁ!」
ヴェレライン「言っただろう?強化されたと。何故同じ手が通じると思っている。」
次第に超音波が鳴り止んだため、俺は目の前の敵に集中力を戻した。
コード「貫通…あるいは相殺……出力が大幅に上がっている……」
ヴェレライン「あぁそうだとも!それでも廃人化しないあたり、貴様は本当に強い。…だ・が・な……こんなのデモンストレーションに過ぎない!」
コード「ッ!ツタがっ!」
今度はどこからともなく大量のツタが現れて、ヴェレライン本体を見失ってしまった。
コード「……。(ツタが奴の身体に繋がっていなかった。戦術において自由が増すということは、主導権が取られやすいということだ。)ひとまず、見晴らしを良くしないと。」
覆い被さるツタを一掃するためにナイフに電気を纏わせて神速雷神の構えを取った。
するとツタが蠢き始め、食虫植物のような花が現れた。
コード「……ッ!これはまさか!」
それが何をする気か察した俺は、すぐに花を破壊しようとナイフを突き出した。だが、少し遅かった。
ヴェレライン「被毒音波。」
花から瞬発的な速さで毒液が放たれ、俺の手首から浸食が始まった。
神聖魔力での体内解毒を試みたが、複雑な構造をしていたため咄嗟にはできなかった。致死量ではないが、全身に上手く力が入らない。
コード「厄介な事を……してくれるじゃないか。」
ヴェレライン「フハハッ!絡め潰す時間だ!」
刹那、浮遊植物が音波を放つ準備をしながら、俺を取り囲むようにして展開された。
コード「邪魔だ。聖術:ゲート・プラズマスタン」
電気を帯びたナイフを投げ、ツタで反射させながら浮遊植物を撃ち落とし、ナイフをキャッチした。
それと同時に跳躍して、比較的破りやすそうな天井部分のツタを切り裂いて包囲から逃れた。
ゼノン「コード!」
コード「俺は無事だ。…今のところは……」
どうやらゼノンはテルの救出に成功したようで、外で多くの植物の相手をしていた。
俺は幻式を使用して浮遊植物を一掃し、片付いた状態でゼノンとテルの足場にゲートを生成した。
ゼノン「コード何を!」
コード「見れば分かる。俺もゼノンもテルも毒を受けている。ここで奴を討つメリットが薄い。基地を充分に荒らし、お前とも合流できた。潔く撤退すべきだ。」
悔しいが、このまま継続するには少し準備不足だ。相手が予想外だった。
ヴェレライン「何だ…敗走か?生まれ変わった俺に手も足も出ないか!」
コード「あぁ……悔しいが、分が悪すぎる。……次会った時は“本当の意味で”決着を着けよう。」
俺はそう言い残し、ゲートを通じて基地の外へと脱出した。
コード「……ゼノン。期待していいか?」
ゼノン「当然。ただ捕まってるだけの俺じゃない。……魔術:C.Fall」
すると、背後から爆発音が聴こえてきた。連鎖爆発が起こっているのだ。
テル「やばいですね……正々堂々戦う気が感じられません。」
コード「まぁな。……とにかく、今は疲弊したくないんだ。この毒を患ったままじゃ流石に不利だ。」
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意外な事もあったが、一応ノルマは達成した。勝ちだ。
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