14 / 60
1章:失踪の川
14日目.考察者
しおりを挟む
一悶着あったものの、無事に夕焚からの信頼を取り戻した。しかし、依然としてこれからどのように調査を行っていくかという方針は定まっていない。
ひとまずそれぞれ仕事に戻って、週末に方向性を話し合うことに決めて解散した。
帰宅後、俺は咲淋に貸している部屋で彼女の情報整理の手伝いをしながら、進捗を共有していた。
「恒夢前線……不思議だとは思っていたけれど、何か関連性がありそうなのね。」
「その様子を見る限り、咲淋の方も苦戦しているみたいだね。」
「まぁね……。気候条件から見ても停滞前線が留まり続けそうには見えない。それでもここ三十年くらい一向に止む気配は見せていない。……まるで八方塞がりだけど、必ず何かあると信じて私は調査を続けるよ。」
「答えへの道標がない方が楽しいってか?……否定はしないね。やる気だけはあるんだけど、これからどうするべきなんだか……。崩落事故跡地をいきなり調査しようにも、死ぬ気がしてならないんだ。いつかは訪れる事になると思うけど。」
ショッピングモール崩落事故現場には安易に近づくべきではない事は知っている。先人による解体も解明も頑なに拒むように二次災害を起こして、死者を増やす。呪われているといっても過言ではないだろう。
そんなところにトラブル体質の奴が行ってみろ。命が幾つあっても足りやしない。だけど、あの場所に踏み込まない限りは何一つ決定的な手掛かりを掴む事は出来ない。
「一体どうするべきなんだ……。」
そう溜息をつくと、彼女は言った。
「一回寝てみたらどう?その夢が霧のことを教えてくれたのでしょう?また何かヒントをくれるかもしれないじゃん!」
帰宅後は寝不足のまま先日に貯めてしまった仕事を消化してから咲淋を手伝っていた。
一度脳内をリセットするためにも丁度良いだろう。
「そうさせてもらうよ。じゃあおやすみなさい。」
俺はそう言って自分の寝室に戻って眠りに就いた。
しかし、夢落ちすることはなく朝を迎えてしまった。
「朝か………。」
ひとまずスマホを確認すると、夕焚から連絡が入っていた。
『もしも忙しくなければ、今日駅まで来てください。一日は頂きます。』
そうだ。ずっとホームワークだから曜日感覚が狂っていたが、今日は週末だ。
恐らく作戦会議なのだろうが、駅集合ということはどこかに出かける気なのだろうか。その辺りはよく分からないが、そもそも今は方針が全く定まっていないため、ひとまず向かう他ない。
俺は朝食を食べてすぐに着替え、徒歩で駅へと向かった。
駅前近くの駐車場。車にもたれかかりながら朝食を取って待っていた。
「おはよう夕焚。」
「おはようございます蓮斗さん。乗ってください。俺が運転します。」
「……一体どこで何をする気だ?」
「行けば分かりますよ。さぁ乗ってください。」
彼は質問には答えようとせず、俺を助手席に乗せて車を走らせ始めた。
「夕焚……運転が激しい……。」
「そうですか?警察車両なんてこんなものですけど……」
「私生活と職業一緒にするなよ!」
そんな地獄のようなドライブが、一時間弱も続いた。俺は二度と彼の運転する車に乗ることはないだろう。
「着きましたよ。」
彼のその言葉を聴いて、ぐったりとしていた俺は起き上がった。
「覚えておけよ本当に……」
そう言って車を出ると、そこは少し年季の入ったビルだった。
とはいっても、入口から見えるエントランスにはほとんど人が居らず、作りも非常に質素であった。
「営業しているの……?」
「はい。一応営業してはいますが、もうほとんどテナントが入っていない状態です。ここは俺の友人が建てた施設であり、今も常駐しています。今日はその人に用事があるのです。行きましょう。」
流れるように、俺は彼の後ろをついていく。
どうやらエレベーターは止まっているようで非常階段を使うしか上に登る方法がないらしい。電気も付いていない廊下がちらほら見えるし、相当ギリギリなのだろう。
最上階に着き、夕焚は扉をノックした。
「風波です。失礼します。」
「し、失礼します……。」
彼に続いて俺も部屋の中へと入った。部屋の奥の机と椅子に、スーツを身に纏った小太りでサングラスを掛けた三十代くらいの男性が座っていた。
「よく来たね。風波君と早瀬君……だったかな?」
優しい声色で、彼はそう言った。
俺が「この人は……」という表情を浮かべていると、真横にいた夕焚が紹介をした。
「彼はサイキッカーの野村さんです。資本家の出で、今は探偵の仕事をされています。俺の最初の大仕事でお世話になった人なんです。」
「どうも野村です。概要は風波君が説明してくれたことで全てだよ。強いて言うなら、私も恒夢前線や崩落事故について追っている人の一人。これから度々関わる機会があるだろうよ。」
「自分は早瀬という者です。地理学者ですね。よろしくお願いします。」
「おお。肩の力を抜いて気軽にしなさい。私と君はマブダチみたいなものだからな!」
「そうですか……。」
「……おっと。客を招いたのであればお茶菓子を用意しなくてはな!ちょっとばかし待っていろ。後でゆっくりと用件は聞こう。」
そう言って、野村さんは準備室の方に行ってしまった。
「何だか…変わった人だな……。」
「最初は戸惑うのも無理はありませんが、とてもフレンドリーな方ですよ。数少ない俺の協力者なんです。」
野村さんの口からも出ていたが、夕焚にとって彼はあの事故を直視出来ている頼れる人間なのだろう。
探偵でありサイキッカー……。不思議な人である事に間違いはないけど。
「ところでなんだが、今日はどうしてここに俺を連れてきた?」
ずっと口を割ってくれなかったが、紹介も済んだ事だしそろそろ教えてくれるだろうと思い、一番単純だけど一番重要なことを尋ねた。
「一番の理由は顔合わせ……ですかね。野村さんはこれからもお世話になるはずなので。それと、もう一つ本命といえる理由があるんですが……」
「待たせてしまってすまないね。」
夕焚がそう言いかけたところで、野村さんがお茶菓子を持って戻ってきた。
「……後ほどお話します。」
それから、世間話をしつつお茶を頂いていた。話の内容は段々と尽きていき、然るべき雰囲気になっていったところで、夕焚が気を改めた。
「それで、本日野村さんを訪ねた訳なんですが、蓮斗さんに宿る“何か”についてお伺いしたくて。」
「え?俺?」
予想外の発言に、脳の処理が追い付かない。一方、野村さんは一切動じていない様子だ。
「やっぱりか。ただならぬオーラは感じていたけども。」
「ちょっと待ってください!今どういう話を……」
全く理解が出来ていないためそう問うが、野村さんは話し続ける。
「何かに呪われているようだね。それが話に聞いていたトラブル体質と関係する可能性は大いにある。でも、これには一つの矛盾が生じる。トラブル体質は先天のものと聞いていたが、この呪いは後から加えられたように見える。何らかの思念が反映されているように思うな。」
「え………詳しく聞かせてください!」
彼の発言に信憑性があるかどうかは分からない。ただ、この呪いが示唆することがあの夢だとすれば、それっぽい気がしなくもない。
現に、あの人影は何かしらの目的を持っているように見える。霧の中でも語りかけてきた事も考えると、ただの夢じゃないのは揺るがないだろう。
「まず前提なんだけど、恒夢前線の範囲内では事故の誘発という非科学的な力が働いていることは、つい一昨年に判明している。ただし、君のような短い周期ではなく、一年に二度あるかないかのペースだ。それ以外は普通に起きた事故と思われる。」
「俺だけが特殊……という事ですか?」
「探せば他にも居るかもしれない。恒夢前線による雨を浴びる事が原因と考えられるが、その日その日の活動の様子や元の体質によって効力は変わってくるだろう。君は運悪く影響を受けやすかったのかもしれないね。」
「因みに治す方法というのは……」
「それも探せば見つかるかもしれない。ただ、現状は九州にしか影響が出ていないし、治しても傘だけじゃ防ぎきれないからまたすぐに再発する。君の場合、恒夢前線の範囲外でも影響が現れているようだ。また別の力が合わさって作用した結果というのが自然に思う。」
「そうですか……こんなにも教えてくださってありがとうございます。」
「いいんだよ。君のもう大切な人を失いたくないという強い思いがよく伝わってきたよ。」
「え?どうしてそれを……」
「私はサイキッカーだからね。何でもお見通しさ。ささ、お茶菓子を食べよう!」
そうして、本題は流されるように締められて、俺達はお茶会?を再開した。
夕方頃、俺は再び地獄のドライブで直帰していた。
「どうですか?何か掴めそうでしたか?」
隣で運転していた夕焚がそう質問してきた。
「今、俺が何をやるべきかは分からないままだけど、恒夢前線の事やトラブル体質の考察も聞けたから、有意義だったとは思う。」
「それなら良かったです。今夜、あれらの知識を踏まえた上で方針について話し合いましょう。」
「ああ…そうだな。」
帰宅までの間、頂いたお茶で苦しかったのは、言うまでも無い。そんなこんながあったが、無事に実家に到着した。
ひとまずそれぞれ仕事に戻って、週末に方向性を話し合うことに決めて解散した。
帰宅後、俺は咲淋に貸している部屋で彼女の情報整理の手伝いをしながら、進捗を共有していた。
「恒夢前線……不思議だとは思っていたけれど、何か関連性がありそうなのね。」
「その様子を見る限り、咲淋の方も苦戦しているみたいだね。」
「まぁね……。気候条件から見ても停滞前線が留まり続けそうには見えない。それでもここ三十年くらい一向に止む気配は見せていない。……まるで八方塞がりだけど、必ず何かあると信じて私は調査を続けるよ。」
「答えへの道標がない方が楽しいってか?……否定はしないね。やる気だけはあるんだけど、これからどうするべきなんだか……。崩落事故跡地をいきなり調査しようにも、死ぬ気がしてならないんだ。いつかは訪れる事になると思うけど。」
ショッピングモール崩落事故現場には安易に近づくべきではない事は知っている。先人による解体も解明も頑なに拒むように二次災害を起こして、死者を増やす。呪われているといっても過言ではないだろう。
そんなところにトラブル体質の奴が行ってみろ。命が幾つあっても足りやしない。だけど、あの場所に踏み込まない限りは何一つ決定的な手掛かりを掴む事は出来ない。
「一体どうするべきなんだ……。」
そう溜息をつくと、彼女は言った。
「一回寝てみたらどう?その夢が霧のことを教えてくれたのでしょう?また何かヒントをくれるかもしれないじゃん!」
帰宅後は寝不足のまま先日に貯めてしまった仕事を消化してから咲淋を手伝っていた。
一度脳内をリセットするためにも丁度良いだろう。
「そうさせてもらうよ。じゃあおやすみなさい。」
俺はそう言って自分の寝室に戻って眠りに就いた。
しかし、夢落ちすることはなく朝を迎えてしまった。
「朝か………。」
ひとまずスマホを確認すると、夕焚から連絡が入っていた。
『もしも忙しくなければ、今日駅まで来てください。一日は頂きます。』
そうだ。ずっとホームワークだから曜日感覚が狂っていたが、今日は週末だ。
恐らく作戦会議なのだろうが、駅集合ということはどこかに出かける気なのだろうか。その辺りはよく分からないが、そもそも今は方針が全く定まっていないため、ひとまず向かう他ない。
俺は朝食を食べてすぐに着替え、徒歩で駅へと向かった。
駅前近くの駐車場。車にもたれかかりながら朝食を取って待っていた。
「おはよう夕焚。」
「おはようございます蓮斗さん。乗ってください。俺が運転します。」
「……一体どこで何をする気だ?」
「行けば分かりますよ。さぁ乗ってください。」
彼は質問には答えようとせず、俺を助手席に乗せて車を走らせ始めた。
「夕焚……運転が激しい……。」
「そうですか?警察車両なんてこんなものですけど……」
「私生活と職業一緒にするなよ!」
そんな地獄のようなドライブが、一時間弱も続いた。俺は二度と彼の運転する車に乗ることはないだろう。
「着きましたよ。」
彼のその言葉を聴いて、ぐったりとしていた俺は起き上がった。
「覚えておけよ本当に……」
そう言って車を出ると、そこは少し年季の入ったビルだった。
とはいっても、入口から見えるエントランスにはほとんど人が居らず、作りも非常に質素であった。
「営業しているの……?」
「はい。一応営業してはいますが、もうほとんどテナントが入っていない状態です。ここは俺の友人が建てた施設であり、今も常駐しています。今日はその人に用事があるのです。行きましょう。」
流れるように、俺は彼の後ろをついていく。
どうやらエレベーターは止まっているようで非常階段を使うしか上に登る方法がないらしい。電気も付いていない廊下がちらほら見えるし、相当ギリギリなのだろう。
最上階に着き、夕焚は扉をノックした。
「風波です。失礼します。」
「し、失礼します……。」
彼に続いて俺も部屋の中へと入った。部屋の奥の机と椅子に、スーツを身に纏った小太りでサングラスを掛けた三十代くらいの男性が座っていた。
「よく来たね。風波君と早瀬君……だったかな?」
優しい声色で、彼はそう言った。
俺が「この人は……」という表情を浮かべていると、真横にいた夕焚が紹介をした。
「彼はサイキッカーの野村さんです。資本家の出で、今は探偵の仕事をされています。俺の最初の大仕事でお世話になった人なんです。」
「どうも野村です。概要は風波君が説明してくれたことで全てだよ。強いて言うなら、私も恒夢前線や崩落事故について追っている人の一人。これから度々関わる機会があるだろうよ。」
「自分は早瀬という者です。地理学者ですね。よろしくお願いします。」
「おお。肩の力を抜いて気軽にしなさい。私と君はマブダチみたいなものだからな!」
「そうですか……。」
「……おっと。客を招いたのであればお茶菓子を用意しなくてはな!ちょっとばかし待っていろ。後でゆっくりと用件は聞こう。」
そう言って、野村さんは準備室の方に行ってしまった。
「何だか…変わった人だな……。」
「最初は戸惑うのも無理はありませんが、とてもフレンドリーな方ですよ。数少ない俺の協力者なんです。」
野村さんの口からも出ていたが、夕焚にとって彼はあの事故を直視出来ている頼れる人間なのだろう。
探偵でありサイキッカー……。不思議な人である事に間違いはないけど。
「ところでなんだが、今日はどうしてここに俺を連れてきた?」
ずっと口を割ってくれなかったが、紹介も済んだ事だしそろそろ教えてくれるだろうと思い、一番単純だけど一番重要なことを尋ねた。
「一番の理由は顔合わせ……ですかね。野村さんはこれからもお世話になるはずなので。それと、もう一つ本命といえる理由があるんですが……」
「待たせてしまってすまないね。」
夕焚がそう言いかけたところで、野村さんがお茶菓子を持って戻ってきた。
「……後ほどお話します。」
それから、世間話をしつつお茶を頂いていた。話の内容は段々と尽きていき、然るべき雰囲気になっていったところで、夕焚が気を改めた。
「それで、本日野村さんを訪ねた訳なんですが、蓮斗さんに宿る“何か”についてお伺いしたくて。」
「え?俺?」
予想外の発言に、脳の処理が追い付かない。一方、野村さんは一切動じていない様子だ。
「やっぱりか。ただならぬオーラは感じていたけども。」
「ちょっと待ってください!今どういう話を……」
全く理解が出来ていないためそう問うが、野村さんは話し続ける。
「何かに呪われているようだね。それが話に聞いていたトラブル体質と関係する可能性は大いにある。でも、これには一つの矛盾が生じる。トラブル体質は先天のものと聞いていたが、この呪いは後から加えられたように見える。何らかの思念が反映されているように思うな。」
「え………詳しく聞かせてください!」
彼の発言に信憑性があるかどうかは分からない。ただ、この呪いが示唆することがあの夢だとすれば、それっぽい気がしなくもない。
現に、あの人影は何かしらの目的を持っているように見える。霧の中でも語りかけてきた事も考えると、ただの夢じゃないのは揺るがないだろう。
「まず前提なんだけど、恒夢前線の範囲内では事故の誘発という非科学的な力が働いていることは、つい一昨年に判明している。ただし、君のような短い周期ではなく、一年に二度あるかないかのペースだ。それ以外は普通に起きた事故と思われる。」
「俺だけが特殊……という事ですか?」
「探せば他にも居るかもしれない。恒夢前線による雨を浴びる事が原因と考えられるが、その日その日の活動の様子や元の体質によって効力は変わってくるだろう。君は運悪く影響を受けやすかったのかもしれないね。」
「因みに治す方法というのは……」
「それも探せば見つかるかもしれない。ただ、現状は九州にしか影響が出ていないし、治しても傘だけじゃ防ぎきれないからまたすぐに再発する。君の場合、恒夢前線の範囲外でも影響が現れているようだ。また別の力が合わさって作用した結果というのが自然に思う。」
「そうですか……こんなにも教えてくださってありがとうございます。」
「いいんだよ。君のもう大切な人を失いたくないという強い思いがよく伝わってきたよ。」
「え?どうしてそれを……」
「私はサイキッカーだからね。何でもお見通しさ。ささ、お茶菓子を食べよう!」
そうして、本題は流されるように締められて、俺達はお茶会?を再開した。
夕方頃、俺は再び地獄のドライブで直帰していた。
「どうですか?何か掴めそうでしたか?」
隣で運転していた夕焚がそう質問してきた。
「今、俺が何をやるべきかは分からないままだけど、恒夢前線の事やトラブル体質の考察も聞けたから、有意義だったとは思う。」
「それなら良かったです。今夜、あれらの知識を踏まえた上で方針について話し合いましょう。」
「ああ…そうだな。」
帰宅までの間、頂いたお茶で苦しかったのは、言うまでも無い。そんなこんながあったが、無事に実家に到着した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる