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序章~魔法使いになるために~
7.失敗
月日は流れていく。
今世はあまりにも充実した人生となっていると、俺自身も感じていた。
前世とは違ってしっかりとした目標があり、それを行える環境もあり、何より前世から持ち越した経験は間違いなく俺の糧となっていた。
この世界に転生して十年経って、日に日にその思いは強まってくる。
父親がいないだとか、よく抗争が起きる危険地であるとかの点から決して完璧な環境とは言えない。
しかし前世において両親もいない俺にとって母親がいるだけで幸せだし、ベルセルクは強い。ベルセルクがいる限り、余程の事がない限り危険な事にはならない。その確信が俺に安心感を与えていた。
『随分と、楽しそうだね。』
安心する声が、頭の中に響く。柔らかい何かに包まれるような感覚。水の中に流れるような感覚。
それが俺を無条件で落ち着かせる。このまま永遠にここにいたいとさえ思えてくる。
『おや、だけどそれは駄目だ。君には現実を見てもらわないと。』
思考がまとまらない。夢の中にいるという感じがするが、夢の中にいるというのに意識は妙にクリアだ。
どうも拭えない違和感を感じる。色々な思考が頭に上るが、それを頭の中でまとめあげる事ができない。
『君はこの時点でいくつも失敗をした。あまりにも平凡な生き方をし過ぎた。ただただ普通に魔法を学ぶだけじゃ駄目なのだと、考えすらしなかった。ここがどこかも理解せずに。』
急に体が起き上がる感覚が現れた。水の底から上がっていくかのような感覚。
水面に出た時に、きっと俺は目覚めるのだろう。
どこかそれを俺の体が拒絶する。何故だろう。前世と違って、俺は今世は幸せなはずなのに。何故拒む必要があるのだろう。
『よく聞け、ここは無法の地。法の国で生きることを拒んだものが集まる大陸。『無法大陸』シルードなのだ。ここではありとあらゆる事を許される代わりに、誰も君を守ってはくれない。』
後、もう少しで出れる。ここから。
『もう一度言おう、君は失敗した。』
目が覚める。汗を凄くかいてて気持ちが悪い。
それにしてもなんなんだあの夢は。夢って大体よく分からないものが多いけど、今回は妙に無秩序のようには感じなかった。
だからこそ余計に分からない。
「……まだ、夜か。」
窓から外を見るとそこには美しい星空があった。どこまでも広がる黒い空に、無限に広がる星々。綺麗だ。やはり地球とは違う。
俺は布団から出て、自分の部屋から出る。なんだか嫌な感じだ。気分が悪い。
「……」
鼻に、嫌な臭いがつく。体が震える。
汗をかいて起きて、喉が渇いたから水を飲みにいくだけだ。ありふれた日常の一コマだとも。
そうだ、これはいつも通りの日常だとも。また寝れば、お母さんがいて、ベルセルクがいて、楽しく過ごすのだ。馬鹿みたいにふざけて、好きなように魔法を練習する。
「なあ、そうだろ。」
現実とは残酷なものである。俺はそれを知っていたはずなのに。
俺の目の前には倒れる一人の女性がいた。見知らぬ人間ではない。むしろ一番知っている顔だ。
俺を産み、育てた人。俺が守りたかった人、俺を愛してくれた人、誰よりも優しかった人。その美しい銀の髪は間違いなく俺の母親、フィリナ・ウァクラートのものだった。
血の池につかり、腹に腕が通るほどの大きさの穴が開いている。
確実に生きているような傷ではない。
そしてその横には一人の男が立っていた。真っ黒な服に身を包み、美しい肌をした男。その右腕は赤く染まっていた。
「……子供か。あいつの子供だな。なら殺そう。」
その男は蝙蝠のような翼を広げる。
ベルセルクから聞いたことがある。吸血種だ。太陽の光に弱いという弱点を除けば、魔族の中でも最上級。
その遠慮のない攻撃が俺へと迫る。
「……ふざけるなよ。」
しかし男の腕は止まる。
俺の魔法の結界が、その攻撃を防いだのだ。
俺は即座に魔力を練り上げ、戦闘体制に移る。
「クソ野郎がッ!」
選択する魔法は一番威力が高い火の魔法。いくつもの炎の熱線が男の体を貫く。
しかし当然かのように傷は直ぐに再生し、結界を腕が貫いて俺の首を掴む。
「クソ野郎……? それはこっちのセリフだ。お前の父親に何人の吸血種が殺されたと思っている。いくら当人が死んだとはいえ、納得できるはずがないだろう。最愛の人を殺しに行くのは当然のことだ。」
ああ、確かに言っていた。お父さんは抗争に参加していたと。その時に吸血種を殺していたのなら、恨みを買うのは当然だ。
だが、だからと言ってその恨みを受け入れろなんてできるはずがねえ。
「『炎の魔人』ォ!」
この感情は怒りだ。理不尽に対する怒りだ。
俺は今、間違いなくブチ切れている。コイツを殺すこと以外に思考が回らない。
床を燃やすようにして炎の巨人が現れる。その手は吸血鬼を掴み、家を燃やしあげながら大きくなっていく。
「お母さんッ!」
俺は直ぐに駆ける。
まだだ。魔法は神秘だ。回復魔法の練習なんかしたことはないが、生き返るかもしれない。やり方は知っている。魔法の本を貰って五年間、ずっとそれだけを見続けてきたから。
「頼む、治ってくれ……!」
お母さんの体に触って魔力を込める。しかしその傷は塞がらない。
いや、そうじゃない。分かっている。既に分かっていた。
体から魔力は抜け落ち、魂が抜けて完全に死んでいる。死したものは決して蘇らない。それが原則だ。
知っているんだよ、そんなこと。だけど、はいそうですかって了承できるわけがねえだろうが。
「フフ、フハハハハハハッ!」
「っ!?」
俺は後ろから聞こえる声に振り返る。
闇が、闇としか形容できない黒い球が集まり次第に人の形を成していく。さっきの男だ。俺の魔法から逃れてここに来たのだ。
「イフリートッ!」
「クククッ! 滑稽だな! 哀れだなあ!」
しかし炎の巨人は男に触れた瞬間、その体が黒く染まっていきボロボロと崩れていく。
魔法の制御権を奪われた。魔力操作の練度はあっちが決定的に上だ。
「あの魔法使いの子供の絶望する顔は、あまりにも甘美だ。憎むがいい! 恨むがいい! 地獄に落ちた時に貴様らが何故殺されたのかをあの男に語ってやれ! それが何よりの私の幸せだ!」
「『炎の――
「遅い。」
男は俺が魔法を唱えるより早く俺に近付き、俺の頭を踏みつける。
思考が乱れて、上手く魔力が練れない。
「どうしてやろうか。このまま頭を踏み潰そうか、それとも体の外側から順番にはいでやろうか。内臓を抜き取って一つずつお前の目の前で潰していくのもいいな。どれも面白そうだ。」
ニタァとその男は顔を歪める。
殺される。勝てない。コイツは強過ぎる。少なくとも今の俺では歯が立たないぐらいには。俺の魔法ではこいつに傷一つつけることさえ叶わない。
「よし決めた。家畜に食わせて殺させよう。生きたまま苦しむ感覚の中で、永劫に悲鳴をあげ続けろ。それが死した我が友に捧げる鎮魂歌となる。」
月でできた男の影から狼が現れる。灰色の毛をした狼だ。涎を垂らし、今にも俺に襲いかからんとしている。
「よし、食え。」
そして狼は迷いなく俺の腕に噛み付いた。
いや、そんな生優しいものじゃない。噛みちぎられた。
この世界の動物は、魔力があるからか普通よりパワーが高い。俺の腕の肉を噛みちぎるのが容易なぐらいには。
「ァガアアア!!」
「フハハ! 良いぞ! もっと悲鳴を私に聞かせろ! ああ、心が浄化されさていく気分だ。」
痛い、痛い、痛い。生きたまま肉を噛みちぎられるなんて、経験したことがあるはずがない。
いや、例え経験していたとしてもこれを耐えれる奴などいるはずもない。
「……そうかよ。」
声が響く。低く、聞き覚えのある声だ。
「俺の気分は、ちなみに今、最悪だぜ。」
ベルセルクが焼け落ちた家の中に、立っていた。
今世はあまりにも充実した人生となっていると、俺自身も感じていた。
前世とは違ってしっかりとした目標があり、それを行える環境もあり、何より前世から持ち越した経験は間違いなく俺の糧となっていた。
この世界に転生して十年経って、日に日にその思いは強まってくる。
父親がいないだとか、よく抗争が起きる危険地であるとかの点から決して完璧な環境とは言えない。
しかし前世において両親もいない俺にとって母親がいるだけで幸せだし、ベルセルクは強い。ベルセルクがいる限り、余程の事がない限り危険な事にはならない。その確信が俺に安心感を与えていた。
『随分と、楽しそうだね。』
安心する声が、頭の中に響く。柔らかい何かに包まれるような感覚。水の中に流れるような感覚。
それが俺を無条件で落ち着かせる。このまま永遠にここにいたいとさえ思えてくる。
『おや、だけどそれは駄目だ。君には現実を見てもらわないと。』
思考がまとまらない。夢の中にいるという感じがするが、夢の中にいるというのに意識は妙にクリアだ。
どうも拭えない違和感を感じる。色々な思考が頭に上るが、それを頭の中でまとめあげる事ができない。
『君はこの時点でいくつも失敗をした。あまりにも平凡な生き方をし過ぎた。ただただ普通に魔法を学ぶだけじゃ駄目なのだと、考えすらしなかった。ここがどこかも理解せずに。』
急に体が起き上がる感覚が現れた。水の底から上がっていくかのような感覚。
水面に出た時に、きっと俺は目覚めるのだろう。
どこかそれを俺の体が拒絶する。何故だろう。前世と違って、俺は今世は幸せなはずなのに。何故拒む必要があるのだろう。
『よく聞け、ここは無法の地。法の国で生きることを拒んだものが集まる大陸。『無法大陸』シルードなのだ。ここではありとあらゆる事を許される代わりに、誰も君を守ってはくれない。』
後、もう少しで出れる。ここから。
『もう一度言おう、君は失敗した。』
目が覚める。汗を凄くかいてて気持ちが悪い。
それにしてもなんなんだあの夢は。夢って大体よく分からないものが多いけど、今回は妙に無秩序のようには感じなかった。
だからこそ余計に分からない。
「……まだ、夜か。」
窓から外を見るとそこには美しい星空があった。どこまでも広がる黒い空に、無限に広がる星々。綺麗だ。やはり地球とは違う。
俺は布団から出て、自分の部屋から出る。なんだか嫌な感じだ。気分が悪い。
「……」
鼻に、嫌な臭いがつく。体が震える。
汗をかいて起きて、喉が渇いたから水を飲みにいくだけだ。ありふれた日常の一コマだとも。
そうだ、これはいつも通りの日常だとも。また寝れば、お母さんがいて、ベルセルクがいて、楽しく過ごすのだ。馬鹿みたいにふざけて、好きなように魔法を練習する。
「なあ、そうだろ。」
現実とは残酷なものである。俺はそれを知っていたはずなのに。
俺の目の前には倒れる一人の女性がいた。見知らぬ人間ではない。むしろ一番知っている顔だ。
俺を産み、育てた人。俺が守りたかった人、俺を愛してくれた人、誰よりも優しかった人。その美しい銀の髪は間違いなく俺の母親、フィリナ・ウァクラートのものだった。
血の池につかり、腹に腕が通るほどの大きさの穴が開いている。
確実に生きているような傷ではない。
そしてその横には一人の男が立っていた。真っ黒な服に身を包み、美しい肌をした男。その右腕は赤く染まっていた。
「……子供か。あいつの子供だな。なら殺そう。」
その男は蝙蝠のような翼を広げる。
ベルセルクから聞いたことがある。吸血種だ。太陽の光に弱いという弱点を除けば、魔族の中でも最上級。
その遠慮のない攻撃が俺へと迫る。
「……ふざけるなよ。」
しかし男の腕は止まる。
俺の魔法の結界が、その攻撃を防いだのだ。
俺は即座に魔力を練り上げ、戦闘体制に移る。
「クソ野郎がッ!」
選択する魔法は一番威力が高い火の魔法。いくつもの炎の熱線が男の体を貫く。
しかし当然かのように傷は直ぐに再生し、結界を腕が貫いて俺の首を掴む。
「クソ野郎……? それはこっちのセリフだ。お前の父親に何人の吸血種が殺されたと思っている。いくら当人が死んだとはいえ、納得できるはずがないだろう。最愛の人を殺しに行くのは当然のことだ。」
ああ、確かに言っていた。お父さんは抗争に参加していたと。その時に吸血種を殺していたのなら、恨みを買うのは当然だ。
だが、だからと言ってその恨みを受け入れろなんてできるはずがねえ。
「『炎の魔人』ォ!」
この感情は怒りだ。理不尽に対する怒りだ。
俺は今、間違いなくブチ切れている。コイツを殺すこと以外に思考が回らない。
床を燃やすようにして炎の巨人が現れる。その手は吸血鬼を掴み、家を燃やしあげながら大きくなっていく。
「お母さんッ!」
俺は直ぐに駆ける。
まだだ。魔法は神秘だ。回復魔法の練習なんかしたことはないが、生き返るかもしれない。やり方は知っている。魔法の本を貰って五年間、ずっとそれだけを見続けてきたから。
「頼む、治ってくれ……!」
お母さんの体に触って魔力を込める。しかしその傷は塞がらない。
いや、そうじゃない。分かっている。既に分かっていた。
体から魔力は抜け落ち、魂が抜けて完全に死んでいる。死したものは決して蘇らない。それが原則だ。
知っているんだよ、そんなこと。だけど、はいそうですかって了承できるわけがねえだろうが。
「フフ、フハハハハハハッ!」
「っ!?」
俺は後ろから聞こえる声に振り返る。
闇が、闇としか形容できない黒い球が集まり次第に人の形を成していく。さっきの男だ。俺の魔法から逃れてここに来たのだ。
「イフリートッ!」
「クククッ! 滑稽だな! 哀れだなあ!」
しかし炎の巨人は男に触れた瞬間、その体が黒く染まっていきボロボロと崩れていく。
魔法の制御権を奪われた。魔力操作の練度はあっちが決定的に上だ。
「あの魔法使いの子供の絶望する顔は、あまりにも甘美だ。憎むがいい! 恨むがいい! 地獄に落ちた時に貴様らが何故殺されたのかをあの男に語ってやれ! それが何よりの私の幸せだ!」
「『炎の――
「遅い。」
男は俺が魔法を唱えるより早く俺に近付き、俺の頭を踏みつける。
思考が乱れて、上手く魔力が練れない。
「どうしてやろうか。このまま頭を踏み潰そうか、それとも体の外側から順番にはいでやろうか。内臓を抜き取って一つずつお前の目の前で潰していくのもいいな。どれも面白そうだ。」
ニタァとその男は顔を歪める。
殺される。勝てない。コイツは強過ぎる。少なくとも今の俺では歯が立たないぐらいには。俺の魔法ではこいつに傷一つつけることさえ叶わない。
「よし決めた。家畜に食わせて殺させよう。生きたまま苦しむ感覚の中で、永劫に悲鳴をあげ続けろ。それが死した我が友に捧げる鎮魂歌となる。」
月でできた男の影から狼が現れる。灰色の毛をした狼だ。涎を垂らし、今にも俺に襲いかからんとしている。
「よし、食え。」
そして狼は迷いなく俺の腕に噛み付いた。
いや、そんな生優しいものじゃない。噛みちぎられた。
この世界の動物は、魔力があるからか普通よりパワーが高い。俺の腕の肉を噛みちぎるのが容易なぐらいには。
「ァガアアア!!」
「フハハ! 良いぞ! もっと悲鳴を私に聞かせろ! ああ、心が浄化されさていく気分だ。」
痛い、痛い、痛い。生きたまま肉を噛みちぎられるなんて、経験したことがあるはずがない。
いや、例え経験していたとしてもこれを耐えれる奴などいるはずもない。
「……そうかよ。」
声が響く。低く、聞き覚えのある声だ。
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