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あいつの話。
8、混沌
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ガラララ...
教室の前のドアを開けてまず見るのは左側。
前から3番目の席。
今日も城川くんは、まだいな……
いる!?!?!?
パッと城川くんと目が合った。
「あ!小道くんおはよ!」
少し大きな声で僕に挨拶をしてくれた。
そのせいか、城川くんの周りにいたわいわい系のお友達たちも僕の方を向いた。
目線が僕に集まり、少しびっくりした。
「お、おはよう、城川くん…」
いつもより小さい声になってしまったが、城川くんはちゃんと聞き取ってくれたみたいだ。
ギギーと城川くんが席を立ってこっちに歩いてきた。
「はい、これ折りたたみ傘!昨日はありがとう!風邪ひかなかった?」
と、笑って僕の前に立った。
「あ、うん!体だけは無駄に丈夫で、全然平気!」
と思ったより普通に話せた。
「そっか!良かった!あと、小道くんよかったら…」
「おーい!めぐる~、遠藤来てんぞー!」
話の途中だったけど、城川くんの友達が遮ってしまった。
城川くんの後ろに目をやると、昨日会った毛先が少し巻かれた遠藤さんって女の子が城川くんの席に座っていた。
「ああ、ちょっと待って!」
城川くんは振り返ってそう返事をしたが、
「なんでよ~!」
と遠藤さんが立ち上がって僕たちの方まで来た。
すっと城川くんの腕に自分の腕を通し僕と目が合った。
「あ、昨日盗み聞きしてたやつじゃん!」
「え…」
確かに、昨日聞いてしまったけど、わざとじゃないしそんな風に言われると…
「遠藤!もうやめろって、この腕も、俺、彼氏じゃないし昨日も断ったよね?」
と城川くんと遠藤さんの腕が離れた。
「でも、私、めぐるのこと諦めるつもりないし」
「それでも俺は、こういうの好きな人としかしたくないよ」
すると、なぜか城川くんと目が合った。
ドキンと胸が鳴ったその時、
「あさひー、何朝から話してんの?俺も混ぜてよ」
と、横から聞き慣れた声が聞こえた。
「あ、奏斗…」
いつも僕より早く来ている奏斗は、何かを察したのか僕に話しかけてくれた。
「いや、大丈夫だよ、奏斗!」
「そっか!じゃあ行こ~!今日の課題でわかんないとこあってさ~!」
と手を引っ張られた。
少し離れると、向こうで城川くんと遠藤さんの話し声が聞こえたが、何を話しているのかまでは分からなかった。
自分の席につくと、リュックを机の上に下ろして、城川くんから渡された折り畳み傘を少し見つめてからサッとしまった。
「あさひ、大丈夫かー?なんかだる絡みされてるかなと思って行ったんだけどよかった?」
「うん、大丈夫だよ、ありがとう」
内心、城川くんと話せて良かったけど、遠藤さんが来てからはどうしたらいいのかわからなかった。
そういえば、城川くんなんか言おうとしてたみたいだけどなんだったんだろう。
すると、
「はよ~!」
何も知らないちかが明るく笑って前から歩いて来た。
と、その横に…
「お、おはよ…」
「え!?ナル!今日来たんだ!!」
「ナル!?!?おはよ~!!」
いつもと変わらない寝癖のついたちかの隣にナルがいた。
西間ナル。よく学校を休むやつだが、超絶頭がいい。ダントツで。
だからか先生もあんまり突っかかってこないのをいいことによく休んで家でゲームしてるのを僕たちは知ってる。
「さっき自転車こいでたら、猫撫でてるナル見かけてさ、何してんのー?って声かけたらナルが猫みたいに飛び跳ねて朝から笑わせてもらったわ~!」
「も…もうやめろよ…!」
このツンツンした感じがナルなんだよなぁ~。
そんな感じで混沌とした朝はナルが来たことにより和やかな雰囲気に変えられた。
教室の前のドアを開けてまず見るのは左側。
前から3番目の席。
今日も城川くんは、まだいな……
いる!?!?!?
パッと城川くんと目が合った。
「あ!小道くんおはよ!」
少し大きな声で僕に挨拶をしてくれた。
そのせいか、城川くんの周りにいたわいわい系のお友達たちも僕の方を向いた。
目線が僕に集まり、少しびっくりした。
「お、おはよう、城川くん…」
いつもより小さい声になってしまったが、城川くんはちゃんと聞き取ってくれたみたいだ。
ギギーと城川くんが席を立ってこっちに歩いてきた。
「はい、これ折りたたみ傘!昨日はありがとう!風邪ひかなかった?」
と、笑って僕の前に立った。
「あ、うん!体だけは無駄に丈夫で、全然平気!」
と思ったより普通に話せた。
「そっか!良かった!あと、小道くんよかったら…」
「おーい!めぐる~、遠藤来てんぞー!」
話の途中だったけど、城川くんの友達が遮ってしまった。
城川くんの後ろに目をやると、昨日会った毛先が少し巻かれた遠藤さんって女の子が城川くんの席に座っていた。
「ああ、ちょっと待って!」
城川くんは振り返ってそう返事をしたが、
「なんでよ~!」
と遠藤さんが立ち上がって僕たちの方まで来た。
すっと城川くんの腕に自分の腕を通し僕と目が合った。
「あ、昨日盗み聞きしてたやつじゃん!」
「え…」
確かに、昨日聞いてしまったけど、わざとじゃないしそんな風に言われると…
「遠藤!もうやめろって、この腕も、俺、彼氏じゃないし昨日も断ったよね?」
と城川くんと遠藤さんの腕が離れた。
「でも、私、めぐるのこと諦めるつもりないし」
「それでも俺は、こういうの好きな人としかしたくないよ」
すると、なぜか城川くんと目が合った。
ドキンと胸が鳴ったその時、
「あさひー、何朝から話してんの?俺も混ぜてよ」
と、横から聞き慣れた声が聞こえた。
「あ、奏斗…」
いつも僕より早く来ている奏斗は、何かを察したのか僕に話しかけてくれた。
「いや、大丈夫だよ、奏斗!」
「そっか!じゃあ行こ~!今日の課題でわかんないとこあってさ~!」
と手を引っ張られた。
少し離れると、向こうで城川くんと遠藤さんの話し声が聞こえたが、何を話しているのかまでは分からなかった。
自分の席につくと、リュックを机の上に下ろして、城川くんから渡された折り畳み傘を少し見つめてからサッとしまった。
「あさひ、大丈夫かー?なんかだる絡みされてるかなと思って行ったんだけどよかった?」
「うん、大丈夫だよ、ありがとう」
内心、城川くんと話せて良かったけど、遠藤さんが来てからはどうしたらいいのかわからなかった。
そういえば、城川くんなんか言おうとしてたみたいだけどなんだったんだろう。
すると、
「はよ~!」
何も知らないちかが明るく笑って前から歩いて来た。
と、その横に…
「お、おはよ…」
「え!?ナル!今日来たんだ!!」
「ナル!?!?おはよ~!!」
いつもと変わらない寝癖のついたちかの隣にナルがいた。
西間ナル。よく学校を休むやつだが、超絶頭がいい。ダントツで。
だからか先生もあんまり突っかかってこないのをいいことによく休んで家でゲームしてるのを僕たちは知ってる。
「さっき自転車こいでたら、猫撫でてるナル見かけてさ、何してんのー?って声かけたらナルが猫みたいに飛び跳ねて朝から笑わせてもらったわ~!」
「も…もうやめろよ…!」
このツンツンした感じがナルなんだよなぁ~。
そんな感じで混沌とした朝はナルが来たことにより和やかな雰囲気に変えられた。
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