綱手の受難

オーリグ

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くすぐりや胸、足の愛撫なら無表情は無理だがなんとか耐えることは出来る。刺激に慣れることもできる。

しかしやっかいなのがこの秘部への刺激だ!

この切なくもどかしい刺激には耐えられない。耐える方法がわからないのだ!

鋭く身体の中をかけぬけてゆく快感に、一瞬頭の中が白くなってしまうことに気付いていた。

否定してはいるが小さな声が出てしまったことにも気付いていた。
もしかしたら、少しぐらいは濡らしてしまっただろうか?

そう思いながらも未だに綱手は、下半身から這い登ってくる快感に必死に抵抗する。

それでも甘い快感は、どうしようもないほど連続してやってくるのである。

「ああ、どうしたってんだよ...どうして感じるんだ...こんなときに...こんな奴等に...」

男の指は急所を捉え!そこで激しく振動する

これはキツイ!

押さえようとしても「はっ!」「ううっ!」「くっ!」という強い吐息がどうしても漏れてしまう。

一生懸命、口を閉じて歯をくいしばるが、身体の奥の方から突き上げてくる吐息は閉じようとする口元から、どんどん漏れ出てくる。

「くそ..この声は誰の声だ.まさか私?」

「私の中の消したはずの女の部分が顔を出してきている」

「そんな..そんなわけ..」

綱手はたまらない気持ちになった!

「なかなか女らしくなったな!!」

男の指は止まらない

濡れる..

振動するたびになにかが出るのがわかる..

ついに

綱手の鋼鉄の精神にもヒビがはいった。

「く...くやしい...ちきしょう...くやしいよ!負けたくない!けど..」

けど..

けど...

気持ちいい..

綱手は男の指先一つに完全に翻弄されていた



後編に続く
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