2 / 24
出会ってすぐ意気投合、勢いと乗りで探偵屋始める ②
しおりを挟む
翌朝、叔父さんに話をする為に叔父一家の家に来た花、家に入ると警察官で従姉の光がいるのを見つけた。
「おはよー。あ、光ちゃんがいる。久しぶり――。」
「おはよ、昨日は探偵ゲームのオフ会行ったんだって、どうだったの。」
「楽しかったよ。色々な人達に会ったけれど、好きな物が同じだからか話題が尽きないんだよね。中でも特に気の合った人達と3人で喫茶店で2次会までしちゃったの。フフッ。」
それを聞いて目を丸くして笑いだした光。
「2次会が居酒屋じゃなくて喫茶店、探偵に似合いそうな場所。楽しそうで良かったね。どんな人達だったの。」
「香さんと雪さんっていうの。2人とも素敵な人達。話していて相手をさり気なく気遣ったり、いきなり踏み込んだ質問もしないし、良い雰囲気の2次会だった。
2人はね、実家暮らしなんだって。一緒に探偵やりたいよねって盛り上がったんだよ。」
「ああ、皆さん探偵好きだもんね。面白そうだし良いんじゃないの。花、空手やってるんだし変なの来たらやっつけられるね。面倒事なら、私の友達で弁護士がいるから紹介するし。」
「ありがとう、でも危険な探偵は嫌だねって意見も一致してるの。猫探しとか、幽霊屋敷の解明とかそういうのをやりたいんだよね。ご近所密着まではいかないけれど地域に溶け込んだ探偵っていうのかな。
2人とも不倫依頼はNGだって、ドロドロは嫌だよねって、皆同じ事言うから爆笑したよ。」
「ドロドロって、確かにね。面倒事しか起こらなそう。最初から依頼は来ないだろうし、ネットで依頼受けるっていうのは怖いわよね。やるんなら、小さくても店舗があった方が良いね。
おはよう、ポンとお父さん、どうせお父さん聞いてたでしょ。使ってない店舗があるじゃない。」
振り返ると叔父一家が飼っている犬、ポン君を抱いて叔父が立っていた。
「おはよう、叔父さん。お散歩お帰りなさい。お散歩良かったね、ポン君。」
笑顔でポン君と叔父に話しかける花。ポン君嬉しそうに尻尾を振って花とハイタッチをした。
「おはよう、光、花。ちょうど聞こえてたんだよ。探偵事務所、良いじゃないか。
女性だけだと防犯が不安だからきちんとしたところが良いな。やるんなら、花が管理している倉庫を使えばいい。台所とトイレは奥についているし、場所も調度良いんじゃないか。近隣も好奇心旺盛で商店街もあって親しみやすい雰囲気だしな。
綺麗に使ってくれるなら好きにしていいよ。さすがに改築とかになると相談してくれないと困るけど。」
いつの間にか隣に来た叔母も同意して頷いている。
手を叩いて喜ぶと笑顔になってお礼を言う花。
「良かった。実はあそこを使わせて貰えないか聞いてみようと思ってたの。
皆でどういう事をやりたいのか纏めてから、叔父さん達に説明とお願いに来ようと思ってたんだけど。
じゃあ次皆で会った時に伝えて細部を詰めたら説明しに来るね。その時、叔父さん達に雪さんと香さんを紹介する。2人とも、ありがとうございます。皆に早速連絡しなきゃ。
あ、朝はお爺ちゃん達と一緒に食べるね。」
そう言うと嬉しそうに祖父母の家へと向かっていった。
それを見ていた光が両親に話し出す。
「こういう時マンションって良いよね。家と花の家とお爺ちゃん達の家が並んでいるから、いつでも会いに行けるし、それぞれのプライバシーも保てるしね。」
「そうね、花ちゃんが独立してお父さん達の家を出るってなったけど、隣だものね。お姉さんが旦那の浮気が原因で離婚して戻ってきたと思ったら、花ちゃんを置いて出て行って。
あの時は花ちゃんの事を本当に心配したけれど、素敵な女性に育ってくれて嬉しいわ。勿論、光も素敵な強い女性になったわよ。」
「私には強いが入るのね。警官なので勿論強いです。それにしても、叔母さんったら出て行ってからほとんど連絡してこないけど。」
「そうだな、でも花には私達という家族がいる。」
「そうね、それに素敵な友達ができそうよね。花ちゃんはいつも人と一定の距離を置いてる感じなのに。よっぽど気が合ったのね。」
「良い人達みたいだし、きちんと挨拶に来るっていうのが良いよな。」
「ねえ、その2人は私と光が現役警官って事は知っているのかしら。あった時は、公務員ですって言った方が良いのかな。警官って知って煙たがれて花ちゃんが避けられたら可哀想よね。
だって探偵が好きなんでしょう。警官と探偵ってあまり仲良く書かれてない気がするわ。」
母親の最後の言葉に微妙な顔になる3人。その事は、花に任せようという事になった。
自分の家に戻った花は、早速2人に叔父達の話を伝えたメールをすると、本屋に向かっていった。
「次回会う時までに探偵事務所の開き方を呼んでおこう。」
花からのメールに気がつき大喜びの雪。花の叔父と叔母へのお礼と皆で次に会うのが楽しみだと返信メールを送った後、早速探偵業に関する検索をパソコンで始めた。
「念の為、お母さんに後で伝えておこう。お母さんがお父さんとの仲を取り持ってくれていて本当に良かった。お父さんに直接言うと怒るだろうし、心配してくれているのは分かっているけど喧嘩になっちゃうんだよね。」
ため息をつくと、ネットの検索に戻っていった雪。
香も花からのメールを読み、探偵をやる話が進んでいく事にわくわくしていた。早速、花の叔父と叔母へのお礼と、次回会う時に色々と話し合おうと返事を送る。
「お父さん達は海外旅行で殆んどいないし、今は個人病院の看護師で仕事の時間も定時で上がれるから平日でも時間の都合をつけやすいのが良いわね。実家といってもほぼ一人暮らしだから、自分のペースで動けるしね。
日にちは平日なら18時に終わるって書いて送っておこう。休みの日も予定はずらせるし、こういう事はスピードが肝心だからね。
それにしても、あの頃は看護師の仕事にやりがいを持って働きすぎていたから、今後を考えて少しゆっくりとした勤務に移って良かったのかも。そうじゃなければ、会社帰りにボクシングジムに通ったり探偵ゲームのオフ会なんて行く暇なかったもんね。
そしたらあの2人にも会えてなかったんだし、時間に余裕ができたおかげで素敵な出会いがあったわね。」
楽しそうに笑っている香。
「3人だとどんな探偵になるんだろう。花さんは可愛らしくて明るく親しみやすいし、雪さんは優しそうだけど芯は強そうに見えるし楽しみだな。
そうだ、使わせてもらえる店舗ってどんな感じなのかな。そんなに大きくはないだろうしずっと使ってなかったんだから掃除と適当な家具がいるわよね。」
呟くと、家で使ってない物で使えそうな物をリストアップしていく香。
「ああ、花さんが家で私が家具を出すと雪さんが気にしちゃいそうね。短期の仕事で実家暮らしだって言ってたし、お金以外で何か気楽な物はないかしら。
お料理が得意でブログをやっているんだったわね。それなら本人が気にしているようだったら、お料理を作る事をお願いしてみよう。家にも使わない調味料があったはずだしそれも探しておこうっと。」
やる事を追加した香。次に会える日を楽しみにしていた。
「おはよー。あ、光ちゃんがいる。久しぶり――。」
「おはよ、昨日は探偵ゲームのオフ会行ったんだって、どうだったの。」
「楽しかったよ。色々な人達に会ったけれど、好きな物が同じだからか話題が尽きないんだよね。中でも特に気の合った人達と3人で喫茶店で2次会までしちゃったの。フフッ。」
それを聞いて目を丸くして笑いだした光。
「2次会が居酒屋じゃなくて喫茶店、探偵に似合いそうな場所。楽しそうで良かったね。どんな人達だったの。」
「香さんと雪さんっていうの。2人とも素敵な人達。話していて相手をさり気なく気遣ったり、いきなり踏み込んだ質問もしないし、良い雰囲気の2次会だった。
2人はね、実家暮らしなんだって。一緒に探偵やりたいよねって盛り上がったんだよ。」
「ああ、皆さん探偵好きだもんね。面白そうだし良いんじゃないの。花、空手やってるんだし変なの来たらやっつけられるね。面倒事なら、私の友達で弁護士がいるから紹介するし。」
「ありがとう、でも危険な探偵は嫌だねって意見も一致してるの。猫探しとか、幽霊屋敷の解明とかそういうのをやりたいんだよね。ご近所密着まではいかないけれど地域に溶け込んだ探偵っていうのかな。
2人とも不倫依頼はNGだって、ドロドロは嫌だよねって、皆同じ事言うから爆笑したよ。」
「ドロドロって、確かにね。面倒事しか起こらなそう。最初から依頼は来ないだろうし、ネットで依頼受けるっていうのは怖いわよね。やるんなら、小さくても店舗があった方が良いね。
おはよう、ポンとお父さん、どうせお父さん聞いてたでしょ。使ってない店舗があるじゃない。」
振り返ると叔父一家が飼っている犬、ポン君を抱いて叔父が立っていた。
「おはよう、叔父さん。お散歩お帰りなさい。お散歩良かったね、ポン君。」
笑顔でポン君と叔父に話しかける花。ポン君嬉しそうに尻尾を振って花とハイタッチをした。
「おはよう、光、花。ちょうど聞こえてたんだよ。探偵事務所、良いじゃないか。
女性だけだと防犯が不安だからきちんとしたところが良いな。やるんなら、花が管理している倉庫を使えばいい。台所とトイレは奥についているし、場所も調度良いんじゃないか。近隣も好奇心旺盛で商店街もあって親しみやすい雰囲気だしな。
綺麗に使ってくれるなら好きにしていいよ。さすがに改築とかになると相談してくれないと困るけど。」
いつの間にか隣に来た叔母も同意して頷いている。
手を叩いて喜ぶと笑顔になってお礼を言う花。
「良かった。実はあそこを使わせて貰えないか聞いてみようと思ってたの。
皆でどういう事をやりたいのか纏めてから、叔父さん達に説明とお願いに来ようと思ってたんだけど。
じゃあ次皆で会った時に伝えて細部を詰めたら説明しに来るね。その時、叔父さん達に雪さんと香さんを紹介する。2人とも、ありがとうございます。皆に早速連絡しなきゃ。
あ、朝はお爺ちゃん達と一緒に食べるね。」
そう言うと嬉しそうに祖父母の家へと向かっていった。
それを見ていた光が両親に話し出す。
「こういう時マンションって良いよね。家と花の家とお爺ちゃん達の家が並んでいるから、いつでも会いに行けるし、それぞれのプライバシーも保てるしね。」
「そうね、花ちゃんが独立してお父さん達の家を出るってなったけど、隣だものね。お姉さんが旦那の浮気が原因で離婚して戻ってきたと思ったら、花ちゃんを置いて出て行って。
あの時は花ちゃんの事を本当に心配したけれど、素敵な女性に育ってくれて嬉しいわ。勿論、光も素敵な強い女性になったわよ。」
「私には強いが入るのね。警官なので勿論強いです。それにしても、叔母さんったら出て行ってからほとんど連絡してこないけど。」
「そうだな、でも花には私達という家族がいる。」
「そうね、それに素敵な友達ができそうよね。花ちゃんはいつも人と一定の距離を置いてる感じなのに。よっぽど気が合ったのね。」
「良い人達みたいだし、きちんと挨拶に来るっていうのが良いよな。」
「ねえ、その2人は私と光が現役警官って事は知っているのかしら。あった時は、公務員ですって言った方が良いのかな。警官って知って煙たがれて花ちゃんが避けられたら可哀想よね。
だって探偵が好きなんでしょう。警官と探偵ってあまり仲良く書かれてない気がするわ。」
母親の最後の言葉に微妙な顔になる3人。その事は、花に任せようという事になった。
自分の家に戻った花は、早速2人に叔父達の話を伝えたメールをすると、本屋に向かっていった。
「次回会う時までに探偵事務所の開き方を呼んでおこう。」
花からのメールに気がつき大喜びの雪。花の叔父と叔母へのお礼と皆で次に会うのが楽しみだと返信メールを送った後、早速探偵業に関する検索をパソコンで始めた。
「念の為、お母さんに後で伝えておこう。お母さんがお父さんとの仲を取り持ってくれていて本当に良かった。お父さんに直接言うと怒るだろうし、心配してくれているのは分かっているけど喧嘩になっちゃうんだよね。」
ため息をつくと、ネットの検索に戻っていった雪。
香も花からのメールを読み、探偵をやる話が進んでいく事にわくわくしていた。早速、花の叔父と叔母へのお礼と、次回会う時に色々と話し合おうと返事を送る。
「お父さん達は海外旅行で殆んどいないし、今は個人病院の看護師で仕事の時間も定時で上がれるから平日でも時間の都合をつけやすいのが良いわね。実家といってもほぼ一人暮らしだから、自分のペースで動けるしね。
日にちは平日なら18時に終わるって書いて送っておこう。休みの日も予定はずらせるし、こういう事はスピードが肝心だからね。
それにしても、あの頃は看護師の仕事にやりがいを持って働きすぎていたから、今後を考えて少しゆっくりとした勤務に移って良かったのかも。そうじゃなければ、会社帰りにボクシングジムに通ったり探偵ゲームのオフ会なんて行く暇なかったもんね。
そしたらあの2人にも会えてなかったんだし、時間に余裕ができたおかげで素敵な出会いがあったわね。」
楽しそうに笑っている香。
「3人だとどんな探偵になるんだろう。花さんは可愛らしくて明るく親しみやすいし、雪さんは優しそうだけど芯は強そうに見えるし楽しみだな。
そうだ、使わせてもらえる店舗ってどんな感じなのかな。そんなに大きくはないだろうしずっと使ってなかったんだから掃除と適当な家具がいるわよね。」
呟くと、家で使ってない物で使えそうな物をリストアップしていく香。
「ああ、花さんが家で私が家具を出すと雪さんが気にしちゃいそうね。短期の仕事で実家暮らしだって言ってたし、お金以外で何か気楽な物はないかしら。
お料理が得意でブログをやっているんだったわね。それなら本人が気にしているようだったら、お料理を作る事をお願いしてみよう。家にも使わない調味料があったはずだしそれも探しておこうっと。」
やる事を追加した香。次に会える日を楽しみにしていた。
0
あなたにおすすめの小説
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
疑惑のタッセル
翠月 瑠々奈
恋愛
今、未婚の貴族の令嬢・令息の中で、王国の騎士たちにタッセルを渡すことが流行っていた。
目当ての相手に渡すタッセル。「房飾り」とも呼ばれ、糸や紐を束ねて作られた装飾品。様々な色やデザインで形作られている。
それは、騎士団炎の隊の隊長であるフリージアの剣にもついていた。
でもそれは──?
元恋人が届けた、断りたい縁談
待鳥園子
恋愛
シュトルム辺境伯の末娘ソフィに隣国の帝国第二皇子から届けられた『縁談』の使者は、なんと元恋人のジョサイアだった。
手紙ひとつで別れることになったソフィは、素直になれずジョサイアから逃げ回る。
「私に届けなければ、彼は帝国に帰ることが出来ない」
そう思いようやく書状を受け取ろうと決意したソフィに、ジョサイアは何かを言い掛けて!?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる