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第5章
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茜の家に、バカンスのおみあげを持って行った。
「おばあちゃん、久しぶり、元気してたぁ。」
「カイじゃないの。あれっ、彼女。」
「初めまして、あすなです。」
「どうぞ、上がって。」
「何か、茜の彼氏のお母さんから電話かかってきて、ハルトさんって言うんでしょ。あいさつしに、お母さんと来られて、結婚を前提としたお付き合いさせて頂きたいって、茜を預かるから私も、気軽に遊びに来て欲しいって。入籍の話とか、いろいろ話し合いましょ。って、今純が荒れてるから、よろしくお願いしたけど、今度話しに行かないとね。どうだった、元気にしてた。」
「うん。よっぽど気に入ったんだね。」
「嬉しいけど、何か寂しいね。」
「笑笑。すごく大事にされてた。純兄ちゃんいる。」
「もうじき帰って来るよ。」
「何で、そんなに荒れてるの。」
「何か、純も、会社で似たようなことがあってね、会社の会長さんの娘らしいんだけど、純には、長いこと付き合ってる彼女がいるし、大変みたい。その話があってから、すごく荒れてる。」
「へー、やるじゃん。」
「そして、静香ちゃんもヤキモチ焼くし、この前喧嘩して帰って来てから、ちょっと気に触ると暴れて大変だったの。
」
「あっ、ちょっとごめん。」
おばちゃんの携帯がなる。静香ちゃんらしい。
「もしもし、ごめんね。また荒れたの。やっぱり静香ちゃんがいないと、あの子本当ダメなの、静香ちゃんの心配ばかりで。」
何か話してる。兄ちゃん静香ちゃんと上手くいってないんだ。きっと。
「えっ、静香ちゃんの会社まで、もう私も我慢出来ない。会社変えるように話してみようかしら。やめといた方がいい。でも、純が。でもね、そうよ。・・・。迷惑だと解らないのかしらねえ。そうそう、今、純のいとこが家に来てるのよ。
会ったことあるでしょ。カイ。また、うん、はい。」
おばちゃんの電話は終わったが、荒れた理由があるんだ。やっぱり純兄ちゃんは、悪くなかったんだ。
「ただいまぁ。」
「噂をすればなんたらだね。」
純が部屋に入って来た。
「おう、久しぶりだなっ。」
「兄ちゃん元気だった。」
「俺は、まずまずだなぁ。カイの彼女か。」
「うん、あすな。」
「あすなです。よろしくお願いします。」
「こちらこそ、カイがお世話になりまして、仲良くして下さいね。カイは、うぶだから、初めての彼女だな。カイは、面食いだから。」
茜ちゃんのお兄さん、思ってた人と、全然違うかった。
「兄ちゃん余計なこと言うな。」
あすなは、照れくさそうに笑った。
「兄ちゃん、今、仕事を取るか、彼女を取るかで静香と喧嘩中。仕事せな、養われんのに。会長の娘に好かれて、出世はできたけど、静香に、手切金渡すから別れて欲しいって静香の働く会社まで乗り込んで言ってきたり、自殺未遂だったり、社内いじめだったりで大変なんだ。でも、今日新しい展開があったんだよ。会長の娘さんは、俺だけじゃなかったんだ。数人いたんだよ。その事を知った途端に馬鹿馬鹿しく思えて、苦しんでる奴らで泣いて喜んだよ。やっと静香と結婚できる。ってね。茜には、悪い事してしまった。大丈夫かぁ。」
「茜には、謝ってたって言っとくよ。」
「ありがとう。」
本当に、苦しみから解放された人の顔って、こんなに清々しいんだなって思った。
「おばあちゃん、久しぶり、元気してたぁ。」
「カイじゃないの。あれっ、彼女。」
「初めまして、あすなです。」
「どうぞ、上がって。」
「何か、茜の彼氏のお母さんから電話かかってきて、ハルトさんって言うんでしょ。あいさつしに、お母さんと来られて、結婚を前提としたお付き合いさせて頂きたいって、茜を預かるから私も、気軽に遊びに来て欲しいって。入籍の話とか、いろいろ話し合いましょ。って、今純が荒れてるから、よろしくお願いしたけど、今度話しに行かないとね。どうだった、元気にしてた。」
「うん。よっぽど気に入ったんだね。」
「嬉しいけど、何か寂しいね。」
「笑笑。すごく大事にされてた。純兄ちゃんいる。」
「もうじき帰って来るよ。」
「何で、そんなに荒れてるの。」
「何か、純も、会社で似たようなことがあってね、会社の会長さんの娘らしいんだけど、純には、長いこと付き合ってる彼女がいるし、大変みたい。その話があってから、すごく荒れてる。」
「へー、やるじゃん。」
「そして、静香ちゃんもヤキモチ焼くし、この前喧嘩して帰って来てから、ちょっと気に触ると暴れて大変だったの。
」
「あっ、ちょっとごめん。」
おばちゃんの携帯がなる。静香ちゃんらしい。
「もしもし、ごめんね。また荒れたの。やっぱり静香ちゃんがいないと、あの子本当ダメなの、静香ちゃんの心配ばかりで。」
何か話してる。兄ちゃん静香ちゃんと上手くいってないんだ。きっと。
「えっ、静香ちゃんの会社まで、もう私も我慢出来ない。会社変えるように話してみようかしら。やめといた方がいい。でも、純が。でもね、そうよ。・・・。迷惑だと解らないのかしらねえ。そうそう、今、純のいとこが家に来てるのよ。
会ったことあるでしょ。カイ。また、うん、はい。」
おばちゃんの電話は終わったが、荒れた理由があるんだ。やっぱり純兄ちゃんは、悪くなかったんだ。
「ただいまぁ。」
「噂をすればなんたらだね。」
純が部屋に入って来た。
「おう、久しぶりだなっ。」
「兄ちゃん元気だった。」
「俺は、まずまずだなぁ。カイの彼女か。」
「うん、あすな。」
「あすなです。よろしくお願いします。」
「こちらこそ、カイがお世話になりまして、仲良くして下さいね。カイは、うぶだから、初めての彼女だな。カイは、面食いだから。」
茜ちゃんのお兄さん、思ってた人と、全然違うかった。
「兄ちゃん余計なこと言うな。」
あすなは、照れくさそうに笑った。
「兄ちゃん、今、仕事を取るか、彼女を取るかで静香と喧嘩中。仕事せな、養われんのに。会長の娘に好かれて、出世はできたけど、静香に、手切金渡すから別れて欲しいって静香の働く会社まで乗り込んで言ってきたり、自殺未遂だったり、社内いじめだったりで大変なんだ。でも、今日新しい展開があったんだよ。会長の娘さんは、俺だけじゃなかったんだ。数人いたんだよ。その事を知った途端に馬鹿馬鹿しく思えて、苦しんでる奴らで泣いて喜んだよ。やっと静香と結婚できる。ってね。茜には、悪い事してしまった。大丈夫かぁ。」
「茜には、謝ってたって言っとくよ。」
「ありがとう。」
本当に、苦しみから解放された人の顔って、こんなに清々しいんだなって思った。
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