5 / 28
第一章 武具家
授業参観
しおりを挟む
「はぁ、授業参観なんて小学生までだと思ってたな~~」
私は北条美琴。
ピチピチの高校一年生だ。 多分……
高1って、ピチピチだよね……?
そんなことより、今度授業参観がある。でも、
親の家は県境を2回くらい跨ぐところにあるし、どうしようか迷っていたところだ。
「お兄ちゃんに来てもらおうかな……?」
でも、兄だし……
あ、でも、授業参観に親じゃないとダメっていう決まりはあるのかな?
まぁ、まだ1週間あるし、先生に聞いてみようかな?
「今悩んでも仕方ないかぁ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ただいま~~」
「あ、お兄ちゃんお帰り~~」
「美琴喜べ。兄ちゃんが1万円を持ってきたぞ」
「え…… お兄ちゃん何したの……?」
「え、なんでそんな犯罪者を見るような目をするんだ……?」
「いや、だって、イチマンエンは大金だよ⁉︎」
「ゴブリン10体討伐したら貰えた」
「あ、な~んだ。そんなことか」
「俺を疑いすぎじゃね?」
「あ、そうそう。来週授業参観があるんだけど……」
無視すんな!
と言いたかったが、美琴が思いの外真剣な顔をしていたので、耳を傾ける。
「お兄ちゃんに来てもらえる?」
「え? 俺は良いけど…… 兄って授業参観に行くもんなの?」
「分かんない」
「う~~ん…… 先生に聞いてみたら? 『兄は授業参観に来れますか?』って。事情も説明して」
「やっぱそ~なるよね」
「ま、結局はな」
「…… よし、ご飯作ろう」
「たまには俺が作ろうか?」
「いや、いい」
「何故⁉︎」
「この間のこと忘れたの?」
「? 俺なんかしたっけ?」
「野菜炒めを作ろうとして炭を作ったんだよ」
「ソンナコトアッタカナ~~?」
いや、違うんだ。
アレはコンロが悪いんだ。
火力が高すぎるんだ。
そんでフライパンも悪かった。
熱伝導率が高すぎるから、焦げたんだ。
「今日は白身魚のポワレでーす」
「何それうまそう」
「まぁ、言ってしまうとただのフライパン焼きだね」
「何だ、期待して損した……」
「! 作ってあげてるのにそんなこと言わない!」
「ごめんなさい」
「うむ、よかろう。ほれ、7千円。食費にあてる」
「食費って高いんだなぁ」
「私の学費の貯金分も入ってるからね」
「実際の食費はどんくらいなの?」
「5千円あれば十分」
「へ~~。…… お金、取られすぎ……⁉︎」
私は北条美琴。
ピチピチの高校一年生だ。 多分……
高1って、ピチピチだよね……?
そんなことより、今度授業参観がある。でも、
親の家は県境を2回くらい跨ぐところにあるし、どうしようか迷っていたところだ。
「お兄ちゃんに来てもらおうかな……?」
でも、兄だし……
あ、でも、授業参観に親じゃないとダメっていう決まりはあるのかな?
まぁ、まだ1週間あるし、先生に聞いてみようかな?
「今悩んでも仕方ないかぁ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ただいま~~」
「あ、お兄ちゃんお帰り~~」
「美琴喜べ。兄ちゃんが1万円を持ってきたぞ」
「え…… お兄ちゃん何したの……?」
「え、なんでそんな犯罪者を見るような目をするんだ……?」
「いや、だって、イチマンエンは大金だよ⁉︎」
「ゴブリン10体討伐したら貰えた」
「あ、な~んだ。そんなことか」
「俺を疑いすぎじゃね?」
「あ、そうそう。来週授業参観があるんだけど……」
無視すんな!
と言いたかったが、美琴が思いの外真剣な顔をしていたので、耳を傾ける。
「お兄ちゃんに来てもらえる?」
「え? 俺は良いけど…… 兄って授業参観に行くもんなの?」
「分かんない」
「う~~ん…… 先生に聞いてみたら? 『兄は授業参観に来れますか?』って。事情も説明して」
「やっぱそ~なるよね」
「ま、結局はな」
「…… よし、ご飯作ろう」
「たまには俺が作ろうか?」
「いや、いい」
「何故⁉︎」
「この間のこと忘れたの?」
「? 俺なんかしたっけ?」
「野菜炒めを作ろうとして炭を作ったんだよ」
「ソンナコトアッタカナ~~?」
いや、違うんだ。
アレはコンロが悪いんだ。
火力が高すぎるんだ。
そんでフライパンも悪かった。
熱伝導率が高すぎるから、焦げたんだ。
「今日は白身魚のポワレでーす」
「何それうまそう」
「まぁ、言ってしまうとただのフライパン焼きだね」
「何だ、期待して損した……」
「! 作ってあげてるのにそんなこと言わない!」
「ごめんなさい」
「うむ、よかろう。ほれ、7千円。食費にあてる」
「食費って高いんだなぁ」
「私の学費の貯金分も入ってるからね」
「実際の食費はどんくらいなの?」
「5千円あれば十分」
「へ~~。…… お金、取られすぎ……⁉︎」
0
あなたにおすすめの小説
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる