あなたは死後、異世界に転生します。(短め更新)

相田歩

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死後の世界

二話 あれま

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 ここは、雲の上みたいだ。足元は白いふわふわしたものが漂い、頭上は明るく真っ青な空模様。
白い綿毛みたいなものが漂っていてとても気持ちがいい。
「ここは…天国か?」
 そう、思った正直な感想が口からでた。すると後ろからクスクスっと笑い声が聞こえて僕は振り返った。
 振り返るとそこには真っ白な髪の優しそうな老婆が笑顔でこっちを見ていた。そして、
「おはようございます。ようやく目が覚めましたね」
 と、優しい声色で声を掛けてきた。
「あ、おはようございます。あの…ここは?」
 僕が挨拶をしかえすと彼女は嬉しそうに笑い
「ここは、生きていた世界と死後の世界…地獄や天国の狭間みたいなものですね。私はここから貴方をずっとみていました、貴方は絶望感に苛まれながら生きて最期には満足感に溢れた死に様でしたね」
 と、彼女の言葉に驚愕した。
「え…貴女は僕の人生をずっと見ていたんですか?」
そう質問すると彼女はコクリと頭を縦に振って
「えぇ、私は貴方が生まれてから死ぬまでずっと見守っていました。貴方が辛い人生を送っている時期はなんとかしてあげたくても何もしてあげたくても何も出来なくて…でも、貴方はそこから頑張って這いあがり最期にはたくさんの人たちに感謝されていて私も誇らしかったですね」
 目の端から涙を流しながら彼女はそう言った。彼女の涙ぐむ姿をみて僕も泣いていた、すると彼女は優しく私を抱きしめて「よく頑張りましたね」と言いながら僕の背中に回した手をポンポンと軽く叩いた。
 ひとしきり泣いた後、彼女はそっと僕から離れて優しく
「これからの話をしましょうか」
と言った。
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