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第6章 偽りのアイドル
9、遠野達裄
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1週間後、俺はまた喫茶店へ足を運ぶ。
正直、半信半疑の気持ちが強い。
「こんちはー」
「秀頼だぁ!」
「元気そうだな咲夜」
今日、喫茶店へ向かうと咲夜が明るい声で出迎えてくれる。
初対面時のあの刺々しい態度はどこへやら、最近は柔らかい表情が増えてきた。
「秀頼、ウチはお前が好きだぞぉ」
「はいはい」
咲夜の頭を撫でながらマスターの立つカウンターを視界に入れる。
俺の意図を読んだ咲夜は「ほら、案内してやる」とカウンター席へ誘導する。
「こんちは、マスター」
「こんにちは。本当に来たんだね君」
「マスターから呼んでおいて……」
約束の時間ギリギリに来たが、俺と咲夜とマスター以外誰も来ていなかった。
「ギャルマスターの弟が来るとのことだったけど……」
「来ないな……」
「秀頼もマスターも騙されたんじゃないのか?」
咲夜の意見もごもっともだった。
確かに強くなりたいってマスターに相談してからの流れが冗談みたいに早かった。
すべてが冗談だったのかもしれない。
「騙されたなんて酷いじゃないか。俺は来たじゃないか」
「うわっ!?」
いつの間にか俺の横へ男性が座っていてすっとんきょうな声を出してしまう。
凄い、ギャルマスターから紹介された人だ。
初対面なのに、異次元的な強さを持っているのがわかる。
「どうも、遠野達裄です」
ストレートな髪質であり、いかにも黒髪から無理矢理金髪に染めましたという感じで、俺より10歳くらい年上に見える兄ちゃんだった。
身長もかなり高く、中性的でありながら色気も見える男性で絶対モテるっていうのが伝わる。
そして、雰囲気からオーラが色々とヤバい。
多分本気出せば熊とかライオンとか倒せると確信できるほどに隙がない。
原作に登場する誰より強いんじゃないかと錯覚する。
もしかしたら黒幕以上に……?
「姉さんから聞いてた強くなりたいってのは君?」
「は、はい。明智秀頼です」
「その秀頼が好きで愛して止まない美少女の谷川咲夜です」
「変な紹介やめろお前!」
咲夜の意味不明な紹介に遠野さんもポカンとして、俺の肩を叩く。
「君、俺と同じタイプだ。変な女性が周りにたくさん居るだろ?」
「……はい」
「あぁ……。同類か……。店長さん、アイスコーヒーで」
遠野さんが注文するとマスターが「かしこまりました」と接客をしている。
珍しいマスターの接客姿だ。
「明智秀頼ね。良い名だ」
「遠野さん、ありがとうございます」
いつも毎回名前でディスられるから素直に褒めてくれる遠野さんの対応が嬉しい。
「でもどうせなら明智光秀って名前の方が知名度上がると思うぜ」
「あっ、はい」
「改名する?」
「いや、しなくて大丈夫です……」
わけのわからないアドバイスをもらった。
「それで…………、豊臣秀頼だっけ?」
「明智秀頼です!」
「すまんすまん、鳥頭で人の名前とかよく忘れちゃうんだ」
「はぁ……」
悪びれもなく遠野さんは言ってのける。
マスターからアイスコーヒーを受け取り、ちょっと気分が良さそうであった。
そして、コーヒーを飲みながら俺をじーっと見てコーヒーを置いた。
「あれだね、君はもう十分強いでしょ」
「え……?わかるんですか?強いって認めてくれますか?」
「君は強いって。一般人程度ならボコボコにするの余裕でしょ。それ以上の力なんか必要ないよ」
事も無げに、サラッと言ってのける。
「貴様は秀頼が強いってわかるのか?」
「……君は初対面に貴様呼びは止めな。嫌われるぞ?……まぁそうだね、秀頼は強いね、めっちゃ強いよ」
「ウチは?ウチは強いか?なわとび二重跳びできるぞ」
「絶対弱いでしょ」
咲夜の態度に苦笑いしながらもきちんと答える遠野さん。
凄いこの人……。
気配なく喫茶店に入ったことといい、俺に対する観察眼……。
咲夜に対する観察眼……。
めっちゃ凄いぞ……。
「遠野さん!俺強くなりたいんです!自分の限界の壁を越したいんです!」
「やめときな。強すぎる力は己を壊すよ」
「お願いです……。もっと強くならないといけないんだ……」
生き抜くために。
死なないために。
守るために。
もっともっと強くならざるを得ないんだ。
「じゃあボクシングとか空手でも習うんだね」
「いえ、そんなお遊びレベルの強さには眼中にないんです」
「普通の生活を送るならお遊びレベルで良いでしょ。やめておきな」
「いえ、お遊びレベルなんか眼中にないんです……。本気のレベルに鍛えたいんです」
「……本気か?」
「本気っす」
原作に関わりがなくて、強い。
こんなに頼もしい人がいるなら俺はこのチャンスを逃したくないと思う。
それに、俺はこの人に妙なカリスマを見出だしている。
「やめておいた方が君のためだ。強くなりたい=修行というのが古いよ。地道に走り込みや筋トレするのが1番効率的だ」
「それは毎日やってます!でも、もう1つ壁を壊したいんです」
「なら凶器攻撃を覚えると良い。凶器は子供であっても大人を流血させられる。プロレスにも使われる手段だ。壁を壊すならうってつけだね」
「そんな卑怯なことをせずに拳で俺は勝てる人になりたいんです!甘ちゃんと罵っても構いません!それでも俺は遠野さんみたいに強くなりたいです!」
「本気か?その言葉に偽りは?」
「ありません。偽りなんかゼロの俺の気持ちです」
遠野さんがじーっと俺を値踏みしてくる。
その視線から目を離さず真っ向から受け止める。
「いや、やめておいた方が良い。強くなりたいなら武器を使いな」
「武器を使っても使う身体がダメだとダメなんです。身体の基礎から鍛える必要があるんです。遠野さんなら可能ですよね」
「本気で俺から習いたいか?」
「本気です」
遠野さんがコーヒーを一口飲んで、「ふーっ」とため息を漏らす。
「そっか……本気か……」と呟くのが聞こえる。
「…………いや、やめておいた方が良い。強くなって勝ちたいなら不意打ちしろ」
「もう良いでしょ!?何回この流れするんすか!?流石に耐えられないっすよ!?
なんすか凶器攻撃とか、武器使えとか、不意打ちしろとか!?だんだん趣旨がズレまくりじゃないですか!」
「いや……あの……え?俺が秀頼を鍛えるの……?」
「はい。お願いしたいです」
「…………今日の朝、小・中学生専用柔道教室のチラシ来たんだけど要るよね?」
「要らないっすよ!」
咲夜もマスターもこの時点で気が付いたらしい。
この人も変人だということに。
「……本気か?」
「本気です」
「もうやめよう、争いに力なんか要らないんだ。…………スポーツジムのクーポン券をあげるから。やめた方が良いぞ」
「遠野さぁん!」
「1年前に投稿されたいいね30超えの瞑想のやり方がユーチューブにアップされてたが……」
「遠野さああああああああん!」
逃げまくる遠野さんにお願いしまくった。
「……わかったよ。するよ……」
嫌そうな遠野さんからイエスを引き出した。
「なんで俺は毎回遠ざけようとするのにこうなるんだ……。すでに強いとかおだてたら絶対断ると思うじゃん……。それっぽいこと言って帰るつもりだったのに……」
「報酬はきちんと払いますんで……」
「要らん。姉さんから金は受け取るなってキツく言われてるんだ。……ただどうしても秀頼が俺に感謝したいなら沢村ヤマの本とかDVDを提供しても良いんだぞ」
「させていただきます。沢村マヤ以外もぜひ」
「お主も悪よのう」
お互い悪い笑顔を浮かべて笑う。
咲夜とマスターは変人を見る目で無言で眺めているだけだった。
「まぁ、長い付き合いになりそうだ。よろしくね秀頼」
「はい、遠野さん。……あっ、達裄さんの方が良いですか?」
「なんでも良いよ」
「じゃあ、よろしくお願いいたします達裄さん」
こうして、本気で鍛えるために遠野達裄さんへ弟子入りすることになるのであった。
正直、半信半疑の気持ちが強い。
「こんちはー」
「秀頼だぁ!」
「元気そうだな咲夜」
今日、喫茶店へ向かうと咲夜が明るい声で出迎えてくれる。
初対面時のあの刺々しい態度はどこへやら、最近は柔らかい表情が増えてきた。
「秀頼、ウチはお前が好きだぞぉ」
「はいはい」
咲夜の頭を撫でながらマスターの立つカウンターを視界に入れる。
俺の意図を読んだ咲夜は「ほら、案内してやる」とカウンター席へ誘導する。
「こんちは、マスター」
「こんにちは。本当に来たんだね君」
「マスターから呼んでおいて……」
約束の時間ギリギリに来たが、俺と咲夜とマスター以外誰も来ていなかった。
「ギャルマスターの弟が来るとのことだったけど……」
「来ないな……」
「秀頼もマスターも騙されたんじゃないのか?」
咲夜の意見もごもっともだった。
確かに強くなりたいってマスターに相談してからの流れが冗談みたいに早かった。
すべてが冗談だったのかもしれない。
「騙されたなんて酷いじゃないか。俺は来たじゃないか」
「うわっ!?」
いつの間にか俺の横へ男性が座っていてすっとんきょうな声を出してしまう。
凄い、ギャルマスターから紹介された人だ。
初対面なのに、異次元的な強さを持っているのがわかる。
「どうも、遠野達裄です」
ストレートな髪質であり、いかにも黒髪から無理矢理金髪に染めましたという感じで、俺より10歳くらい年上に見える兄ちゃんだった。
身長もかなり高く、中性的でありながら色気も見える男性で絶対モテるっていうのが伝わる。
そして、雰囲気からオーラが色々とヤバい。
多分本気出せば熊とかライオンとか倒せると確信できるほどに隙がない。
原作に登場する誰より強いんじゃないかと錯覚する。
もしかしたら黒幕以上に……?
「姉さんから聞いてた強くなりたいってのは君?」
「は、はい。明智秀頼です」
「その秀頼が好きで愛して止まない美少女の谷川咲夜です」
「変な紹介やめろお前!」
咲夜の意味不明な紹介に遠野さんもポカンとして、俺の肩を叩く。
「君、俺と同じタイプだ。変な女性が周りにたくさん居るだろ?」
「……はい」
「あぁ……。同類か……。店長さん、アイスコーヒーで」
遠野さんが注文するとマスターが「かしこまりました」と接客をしている。
珍しいマスターの接客姿だ。
「明智秀頼ね。良い名だ」
「遠野さん、ありがとうございます」
いつも毎回名前でディスられるから素直に褒めてくれる遠野さんの対応が嬉しい。
「でもどうせなら明智光秀って名前の方が知名度上がると思うぜ」
「あっ、はい」
「改名する?」
「いや、しなくて大丈夫です……」
わけのわからないアドバイスをもらった。
「それで…………、豊臣秀頼だっけ?」
「明智秀頼です!」
「すまんすまん、鳥頭で人の名前とかよく忘れちゃうんだ」
「はぁ……」
悪びれもなく遠野さんは言ってのける。
マスターからアイスコーヒーを受け取り、ちょっと気分が良さそうであった。
そして、コーヒーを飲みながら俺をじーっと見てコーヒーを置いた。
「あれだね、君はもう十分強いでしょ」
「え……?わかるんですか?強いって認めてくれますか?」
「君は強いって。一般人程度ならボコボコにするの余裕でしょ。それ以上の力なんか必要ないよ」
事も無げに、サラッと言ってのける。
「貴様は秀頼が強いってわかるのか?」
「……君は初対面に貴様呼びは止めな。嫌われるぞ?……まぁそうだね、秀頼は強いね、めっちゃ強いよ」
「ウチは?ウチは強いか?なわとび二重跳びできるぞ」
「絶対弱いでしょ」
咲夜の態度に苦笑いしながらもきちんと答える遠野さん。
凄いこの人……。
気配なく喫茶店に入ったことといい、俺に対する観察眼……。
咲夜に対する観察眼……。
めっちゃ凄いぞ……。
「遠野さん!俺強くなりたいんです!自分の限界の壁を越したいんです!」
「やめときな。強すぎる力は己を壊すよ」
「お願いです……。もっと強くならないといけないんだ……」
生き抜くために。
死なないために。
守るために。
もっともっと強くならざるを得ないんだ。
「じゃあボクシングとか空手でも習うんだね」
「いえ、そんなお遊びレベルの強さには眼中にないんです」
「普通の生活を送るならお遊びレベルで良いでしょ。やめておきな」
「いえ、お遊びレベルなんか眼中にないんです……。本気のレベルに鍛えたいんです」
「……本気か?」
「本気っす」
原作に関わりがなくて、強い。
こんなに頼もしい人がいるなら俺はこのチャンスを逃したくないと思う。
それに、俺はこの人に妙なカリスマを見出だしている。
「やめておいた方が君のためだ。強くなりたい=修行というのが古いよ。地道に走り込みや筋トレするのが1番効率的だ」
「それは毎日やってます!でも、もう1つ壁を壊したいんです」
「なら凶器攻撃を覚えると良い。凶器は子供であっても大人を流血させられる。プロレスにも使われる手段だ。壁を壊すならうってつけだね」
「そんな卑怯なことをせずに拳で俺は勝てる人になりたいんです!甘ちゃんと罵っても構いません!それでも俺は遠野さんみたいに強くなりたいです!」
「本気か?その言葉に偽りは?」
「ありません。偽りなんかゼロの俺の気持ちです」
遠野さんがじーっと俺を値踏みしてくる。
その視線から目を離さず真っ向から受け止める。
「いや、やめておいた方が良い。強くなりたいなら武器を使いな」
「武器を使っても使う身体がダメだとダメなんです。身体の基礎から鍛える必要があるんです。遠野さんなら可能ですよね」
「本気で俺から習いたいか?」
「本気です」
遠野さんがコーヒーを一口飲んで、「ふーっ」とため息を漏らす。
「そっか……本気か……」と呟くのが聞こえる。
「…………いや、やめておいた方が良い。強くなって勝ちたいなら不意打ちしろ」
「もう良いでしょ!?何回この流れするんすか!?流石に耐えられないっすよ!?
なんすか凶器攻撃とか、武器使えとか、不意打ちしろとか!?だんだん趣旨がズレまくりじゃないですか!」
「いや……あの……え?俺が秀頼を鍛えるの……?」
「はい。お願いしたいです」
「…………今日の朝、小・中学生専用柔道教室のチラシ来たんだけど要るよね?」
「要らないっすよ!」
咲夜もマスターもこの時点で気が付いたらしい。
この人も変人だということに。
「……本気か?」
「本気です」
「もうやめよう、争いに力なんか要らないんだ。…………スポーツジムのクーポン券をあげるから。やめた方が良いぞ」
「遠野さぁん!」
「1年前に投稿されたいいね30超えの瞑想のやり方がユーチューブにアップされてたが……」
「遠野さああああああああん!」
逃げまくる遠野さんにお願いしまくった。
「……わかったよ。するよ……」
嫌そうな遠野さんからイエスを引き出した。
「なんで俺は毎回遠ざけようとするのにこうなるんだ……。すでに強いとかおだてたら絶対断ると思うじゃん……。それっぽいこと言って帰るつもりだったのに……」
「報酬はきちんと払いますんで……」
「要らん。姉さんから金は受け取るなってキツく言われてるんだ。……ただどうしても秀頼が俺に感謝したいなら沢村ヤマの本とかDVDを提供しても良いんだぞ」
「させていただきます。沢村マヤ以外もぜひ」
「お主も悪よのう」
お互い悪い笑顔を浮かべて笑う。
咲夜とマスターは変人を見る目で無言で眺めているだけだった。
「まぁ、長い付き合いになりそうだ。よろしくね秀頼」
「はい、遠野さん。……あっ、達裄さんの方が良いですか?」
「なんでも良いよ」
「じゃあ、よろしくお願いいたします達裄さん」
こうして、本気で鍛えるために遠野達裄さんへ弟子入りすることになるのであった。
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