カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

文字の大きさ
180 / 421
第七章 黒の主、【天庸】に向かい立つ

174:事件の後処理はまだ始まったばかり

しおりを挟む


■スペッキオ 導珠族アスラ 男
■303歳 迷宮組合カオテッド本部長


「本部長、ジンウです。失礼します」

「おお、入れ」


 昨日の事件から一夜明け、それでもまだ尚忙しい。
 年寄りに徹夜などさせるでないわ、と言いたいがある程度諦めている部分もある。
 この年で眠気覚ましポーションの世話になるとは思わんかったわ。


 【天庸】の襲撃があったのは昨日の昼前から昼過ぎくらいまで。大体鐘一つ分程度の時間で起こった事件じゃった。
 あれだけの規模の襲撃を受け、その程度の時間で終息したのは偏にヤツら・・・のおかげと言える。

 早くに終えられたから、陽の出ている間に片付けや修復を始めることが出来た。
 まあ、もちろんまだまだ終わっていないし、とりあえず被害の拡大を防ぎ、死者がこれ以上出ないよう処置をしただけじゃがな。


 幸いにも……と言うか何と言うか、迷宮組合本部無事なので、儂はこうして本部長室で執務に追われておる。
 ここも本来であれば壊されておったじゃろう。

 迷宮の氾濫を防ぐ為に、砦のように堅牢に作られたはずの組合本部。
 その安全性を過信して、下部組織である衛兵団や中央区商業組合、住居組合、傭兵組合なども詰め込んでおった。
 もしここが潰されていたら、中央区が全く機能しなくなったであろう事は想像に難くない。


 さらに言えば迷宮の入口も中にあるのだ。
 組合が瓦礫の山と化せば、迷宮への出入りも出来なくなる。

 入っていた組合員も戻れず、資源採取に赴く事さえ出来ん。
 そうなれば大迷宮を糧とするカオテッド全体、また周辺諸国にとっても大打撃だったじゃろう。

 中央区、そして迷宮組合本部というものはそれほどの影響力を有する。
 だからこそ狙われもしたし、だからこそ本部が残って良かったと言える。


 衛兵団長のジンウも昨日、いや一昨日からか、忙しく動いておる。
 休ませたいが今はそうも言えん。


「現段階での中央区の被害が出ました。住居全壊が十二棟、半壊以下が三五棟になります。死者は判明している限りで八五人。怪我人は順次回復をしています」

「ふむ、多いと見るか、少ないと見るか」

「限りなく少ないでしょう。中央区だけで数千が死んでいてもおかしくはありません」

「じゃろうな」


 それでも簡単に「少ないな」と言える為政者ではないんじゃよ。儂は。
 いかに強力な敵が相手とは言え、一人と一体だけで八五人が死んでおる。
 それを「被害が少ない」とは口が裂けても言えんわ。


「四地区の状況はどうじゃ?」

「そちらはまだ。いかんせん四地区全ての商業組合が潰されています。各区長も動いてはいますが、しばらく混乱は続くでしょう」

「はぁ、厄介な真似をしてくれるわ」

「しかし逆に言えば大通り沿いの商業組合近辺だけで被害が抑えられています。これが広い大通りでなく密集された住宅地などであった場合、さらに被害は増していたかと」

「数で言えばそうじゃな。しかし長期的に見れば商業組合の壊滅は四地区の経済だけでなく、周辺各国への通商破壊も同じ事。混乱が続くうちは二次被害が広がると見ておいたほうが良い」

「はい」


 単純な被害だけで見れば中央区が最も多い。
 狙われた組合本部ここの周りに背の高い建物が密集しているから当然じゃが。

 おまけに合成魔物キメラが四地区に比べて長時間に渡り暴れたせいで、その分被害も出ているわけじゃ。
 ブレスさえ吐かなければ……と言っても仕方ないがのう。


「それとどの地区の衛兵からも【黒屋敷】に感謝を、と言付かっています。彼らにより助けられた衛兵、住民が多数おり、中央区を通して是非とも礼をと」

「あー、うむ」

「昨日の襲撃以降、今日も各地で復興作業に従事しているようです。それは中央区でも同じですが」

「あー、うむ」


 そう、そこが問題じゃ。いや、問題でも何でもないんじゃが、個人的に頭が痛いポイントじゃ。


 まず、一昨日の深夜の一件から考えねばならん。

 【黒屋敷】のホームを襲撃した【ゾリュトゥア教団】の事件。
 これもまた前代未聞の事件じゃった。すっかり【天庸】の影に隠れておるがとんでもない。
 魔族による集団洗脳、禁忌の薬物、それを回復させる大魔法、そして北西区の教団支部への逆襲撃。

 これにより教団を隠れ蓑にした魔族の暗躍が発覚。
 ドボルダート鉱王国だけでなくカオテッドにも魔族が入り込んでいた事が明らかになった。

 これだけ見てもパニックになるのは必至。それは鉱王国やカオテッドだけではない。
 周辺諸国でさえも危険と感じるレベルじゃろう。他人事ではないとな。

 それを示し、尚且つカオテッドに潜む魔族……それも男爵級悪魔族ディーモンを倒したのが【黒の主】セイヤと【黒屋敷】のメイドたち。

 おまけに薬物による洗脳を治すにもヤツらの神聖魔法でなければ無理だと言う。
 それも無償で治すから、もし居たら連れて来てくれと。

 どこぞの大司教に大金叩いてやっと施してもらえる大魔法を無償でやると。
 まぁおそらく個人レベルではカオテッドで一番の金持ちじゃろうからサービスするつもりなのじゃろうが。


 ちなみにその大魔法を使える狼人族ウェルフィンのサリュという娘は、昨日の一件で一部組合員から「聖女」と言われておる。
 言われている事に本人が気付いているかどうかは知らん。


 ともかく、その一件だけでも大事件で、北西区、鉱王国から礼や表彰などが行われてもおかしくはない。
 中央区でも住民に対する表彰として礼をしなければいけない。

 しかし、そんな事を考える暇もなく起こったのが昨日の更なる大事件じゃ。


 いや、鉱王国だけで見れば【ゾリュトゥア教団】の事件の方が大きいかもしれんが、カオテッドとしては昨日の事件の方が重い。
 実質的な被害が分かりやすいと言ったほうが良いかもしれぬ。

 魔族に操られながらも死者の出ていない【ゾリュトゥア教団】と、カオテッド全体で数百人が死に、建物の破壊、通商破壊がされた【天庸】。
 比べる事自体が間違っているが、目に見えて分かる大規模被害というインパクトが大きすぎる。


 そしてその【天庸】の襲撃を防いだのもまた【黒屋敷】。


 いやもうお前らが事件を呼び寄せているんじゃないかと。
 なんでこう立て続けに起こって、それがお前らの手で解決されるんだと。

 実際はもちろん感謝しかないわけじゃが、何とも言えぬモヤモヤが儂の中にある。
 あいつらが動くと派手になって、いつも儂の心労が増すんじゃ。

 昨日のフロロとツェンにしたって「お前らそれだけの力があるんじゃったら、もっと別のやり方で被害を抑えられたんじゃないんか」と言いたくなる。


 いや、感謝しかないというのは間違いない。
 ヤツらが居なければカオテッド全体が壊滅し、何万人が死に、儂も死んでいたじゃろう。
 それも分かっておる。だから本当に感謝しておる。

 それでも何かこう、愚痴りたい気持ちがあるんじゃよ……モヤモヤするのう。


 正直な話、メルクリオと事前に相談していたとは言え、【黒屋敷】の動きは見事じゃった。
 たった十数人のクランでカオテッド全体を守ろうなどと他の誰が考え、誰が実行できようか。

 そしてそれを為した実力は、単にSランククランと言うだけでは済まん。
 本当に御伽話の【勇者】なのではないかと噂もされておるくらいじゃ。

 うーん、セイヤが規格外の基人族ヒュームであるのは分かるし、奴隷紋を見る限り『女神の使徒』と呼ばれるのも頷けるが、【勇者】というのもなぁ……。

 【勇者】であれば仲間を強くできるのか? そんな話は聞いたことがない。
 儂としては【勇者】とは別種の何かだと思っておるが、まぁそれはいいわい。


「いずれにしても礼は必要かと思います。自分たちが倒したワイバーンを四地区にそれぞれ「復興の足しに」と寄付し、中央区にも合成魔物キメラをそのまま寄付してくれたのですから」

「そうじゃな。腐る前に解体はさせたが、売りさばくにしても四地区の商業組合がほぼ止まっておるからのう。中央区内だけでさばくしかないか」

「ゴールデンレオの部分だけでも希少ですからね。欲しがる者は多いでしょう」


 そう。【黒屋敷】は各地区の復興従事だけでなく、仕留めたワイバーンも寄付しよった。
 曰く「自分たちだけでなく衛兵と一緒に戦ったから」と。
 それもあって四地区からの礼も来ておるわけじゃ。

 正直、儂らとしてもあの合成魔物キメラは助かるんじゃが、そうなると誰より活躍した【黒屋敷】の取り分がなくなるじゃろう。


 と聞けば「うちはワイバーン一匹と、特大ワイバーンと、風竜を貰いますので」との事。


 なにそれ。
 えっ、そんなの来てたの? となったのが昨日の事。

 儂の見えん所でそんなのと戦ってたんかい! しかもごく近所ではないか!
 えっ、みんな知ってたの!? 知らなかったの儂だけ!? うそん!
 風竜とかいつの間に現れたんじゃ! そんでいつの間に倒されたんじゃ!


 そんな報告を聞いて、また心労が増した。
 やめてくれんかのう、年寄りを助けた上で虐めるプレイ。
 何プレイって言うんじゃそれ。


 そういった事も含めてモヤモヤしておるんじゃ、儂は。
 まぁ昨日と一昨日の件も含め【黒屋敷】には礼を弾まないわけにもいくまい。
 復興作業を手伝ってもらっている事もある。これで「ありがとう」だけで終わらせるわけにもいくまい。

 落ち着くまでしばらくは掛かるじゃろうから、それからじゃがな。


 それに四階層の共同探索の件も頼まねばならん。
 未だ【黒屋敷】しか行ってないから真偽や詳細が掴めない部分が多い。
 【魔導の宝珠】か他のAランククランと組んで潜ってもらう必要がある。

 メルクリオにしても今回の件を本国に伝えに行く必要があるじゃろう。
 もしかすると目的だった【天庸】を倒した事で【魔導の宝珠】は解散するやもしれん。
 それも含めてメルクリオと話し合わなければならんな。

 やれやれ、仕事ばかりで嫌になるのう。
 いつになったら休めるものやら。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました

東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!! スティールスキル。 皆さん、どんなイメージを持ってますか? 使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。 でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。 スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。 楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。 それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。 2025/12/7 一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

処理中です...