カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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第八章 黒の主、復興の街に立つ

201:前代未聞でもない報告会

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■スペッキオ 導珠族アスラ 男
■303歳 迷宮組合カオテッド本部長


 クラン【黒屋敷】による初めての四階層到達。その情報が正しいものか否か。
 検証調査する為に【黒屋敷】案内の下、四組のAランククランに依頼をした。

 こんな事は異例も異例なのじゃが、【黒屋敷】の報告にあった内容だけをとっても、そこいらの高ランククランやパーティーに頼むのは止めておいたほうが良かろう。


 【魔導の宝珠】も魔導王国への帰還予定があり、そこだけを調査に向けるという事も出来なくなった。
 ″四階層を知っている者″が結局、【黒屋敷】しかいないという事態になるからのう。それは避けたい。

 というわけで【風声】【獣の咆哮ビーストハウル】【震源崩壊】にも声を掛けたわけじゃが、予想以上に食いつきが良かった。
 やはり四階層を自分の目で見るという思いが強いのじゃろう。
 それでこそカオテッドのトップを張るクランだとも言えるが。


 そうして向かった計三〇人の組合員。
 掛かった期間は十一日。儂の想定よりもだいぶ早い。
 つまりは【黒屋敷】と同じ速度で迷宮を走った・・・のか、それとも四階層の調査を早々に断念したかのどちらかじゃろう。


 やつらが帰還した翌日、本部長室で行われた合同報告会で、それは″前者″だったとすぐに判明した。


「大変でしたよ。大変でした。もうそれしか言えないくらい大変でした」

「いやはや、しばらくは迷宮に入りたくないですねぇ。いい経験だとは思いますが」

「本部長、【黒屋敷】はSSSランクにした方がいいぜ? え、Sが最高だって? 作ってくれよ」

「儂、疲れが全然抜けておらんのじゃが、報告任せて帰っていいかのう」


 開口一番、Aランカーどもが口を揃える。
 当のセイヤは後ろにエメリーを立たせたまま苦笑いしかせん。

 もうなんか、最初から嫌なんじゃが。聞きたくないのう、報告。
 聞かんわけにもいかんが。


 話を聞くに、どうやら前回の【黒屋敷】の探索ペースで三階層までをほぼ二日で走破したらしい。
 三日目のリッチも含め、そこまでほぼ全ての戦闘を【黒屋敷】の六人に任せたと。

 いやいや、あの時は十五人でリッチと戦ったんじゃろ?

 えっ、六人でも倒せるの? いくらサリュがリッチを瞬殺できるからって……ああ、考えるだけ無駄か。セイヤは単騎で風竜倒したそうじゃし。


 しかし、儂が間近でその戦いを見たツェンとフロロが、六人の中にも入れんのか。あれも相当な腕だったんじゃが。
 どれだけ【黒屋敷】の層は厚いというのか。考えるのも馬鹿馬鹿しいのう。


 でじゃ、四階層に到着して調査を開始。
 採取した砂石や、地図、スケッチなども提出して貰いつつ、話を聞く。
 さすがにAランククランじゃのう。人数を絞ってもちゃんと調査してきておる。


「環境が悪すぎますね。普通にキャンプを張るだけでも一か所に長期間は厳しいでしょう」

「僕たち樹人族エルブスは火に弱いですからもっと厳しいですよ。水魔法と風魔法がなければ死んでます」

「魔物も強い上に火耐性持ちばっかだからな。攻撃手段が一つ潰れちまう」

「それでなくたって普通に強いぞい。最初からトロールはないじゃろ。三階層が天国に思えるぞ、アンデッドばっかじゃが」


 ふむ、こやつらにここまで言わせるか。前回の報告でイメージは出来ておったが、やはり実際に体験すると違うのじゃろうな。

 特にトロールの強さに言及する声が多い。
 一通り全クランが戦ってみたそうじゃが、六人という事もあり苦戦したと。


 それからは【黒屋敷】と同じルートを辿っての調査を行ったらしい。
『トロールの集落』も行ったが、ここも【黒屋敷】の六人だけで戦ったとの事。

 ……まぁ、もう何も言えんわ。


 そして『黒岩渓谷』を一日で無理矢理走破。
 ここでもサイクロプスを含め、一応全ての魔物と戦ってみたそうじゃが、トロール以上に厳しいらしい。
 断崖に挟まれた真っ暗な渓谷という環境では、どうしても戦いにくいと。

 だからと言ってクラン十数人とかの規模で挑んでも道幅の関係上、戦いにくくなるから、やはり少数精鋭で挑むのが正しいのだろうという意見もある。

 しかし少数精鋭ならば、渓谷最後にある広場はどうする、と。
 新種のサイクロプスと普通のサイクロプス十体。少数で戦える相手ではない。


「僕らのような並み・・のクランが入っちゃいけない領域エリアってことですね」


 メルクリオがふざけたように両手を広げて言う。他の連中もうんうんと頷いておる。
 セイヤはさっきから苦笑いしかせん。


「ん? つまりはまたセイヤたちが倒したという事か? ドロップがあるなら欲しいんじゃが」

「ダブったのなら売ってもいいですよ。一つしかないのは屋敷に飾りたいんで」

「飾る?」

「スペッキオ老、【黒屋敷】のホームには【領域主】のドロップ品が展示してあるんですよ。見事なものですよ」


 なんじゃそれ。王族でもやらんような趣味じゃな。
 今度見せてもらいたいのう。

 まぁ多少なりとも売ってくれるのはありがたい。調査にもなるしのう。ただ金額が……。


 そして問題の『溶岩池』『溶岩湖』じゃ。


「僕は甲羅を見てましたから想像はついてましたけど……あれは想像以上ですね……」

「クランメンバーとか腰が抜けて、逃げるに逃げられませんでしたよ。ハハハ」

「あれと戦うくらいなら飛竜と戦った方がマシだよ。まぁ飛竜でも死ぬけど」

「あれを見て「釣ろう」と思ったセイヤがバカじゃが、どう考えたって釣れんぞい。鎖付きの鎌を投げたって届かんし、引っ張り上げるなんて無理すぎるわ」

「バカとか言うなよドゴール。俺だって六人だけじゃ無理だって分かってたから戦わなかったんじゃないか」

「「当たり前だ!」」


 【炎岩竜】はそれほどか。メルクリオは間近で風竜と戦うセイヤを見ていたそうじゃが、それでもこの反応。
 やはり【炎岩竜】という竜は普通の竜種とは一線を画すのかもしれんな。
 まぁ溶岩の中にいる時点で、戦える環境にないのじゃが。


 そして滝つぼのシーサーペントも覗いたらしい。さすがにこれは戦わなかったか。


「シーサーペント自体を見た事ある者が居ないので、あくまで知識の上での話ですが、やはり酷似していると思います。ただし色は赤く、体長ももしかしたら大きいかもしれません」

「ふむ、亜竜には違いないと言うことかのう」

「しかしここは一段と戦う場所が悪い。滝つぼまで下りる間に溶岩でも飛ばされれば滑落死します。仮に下りる事が出来ても、相手は溶岩の中。そう考えると普通のシーサーペントの何倍も強敵なのでしょう」


 亜竜という括りでは測れない難易度という事じゃな。
 これはもう諦めるしかないかのう。


「セイヤ、【黒屋敷】全員で行ってもそいつは無理か?」

「どうでしょうね。やっぱり上から魔法を撃ちまくる感じになると思いますけど、足場が悪すぎるんですよ。防御も不安定になるんで、正直戦いたくはないですね」

「風竜と戦った時みたいにセイヤ一人で<空跳>使い続けて倒すってのは?」

「仮にそれで倒せてもドロップが溶岩の中だぞ。無駄骨じゃねえか。……あ、これこそ釣れば……」

「「やめい!」」


 どうもこいつは溶岩溜まりを釣り場か何かと勘違いしておる。魚の魔物も釣っておったらしいし。
 しかしセイヤでさえ尻込みするとは、相当厳しいのじゃな。


 と、そこまでは前回の【黒屋敷】の報告でも聞いた部分。
 今回はさらに一つ、新規エリアの探索も行ったそうじゃ。
 働き者じゃのう。これは報酬を追加じゃな。


「少し持ってきましたけど、これ黒曜樹です。これが森……いや規模で言えば林のようなものだと思いますが、とにかく密集して生えてるんです」

「黒曜樹じゃと!? これは……とんでもない宝の山じゃぞ!」

「ええ、希少だと言うのはサロルートから聞きました。それが迷宮にあると言うことはある意味採取し放題という事。下手すればミスリル鉱山……いえ、アダマンタイト鉱山より価値があるのでは、と」


 間違いない。アダマンタイト鉱山は他の大迷宮や地表にもあるが、黒曜樹はごく僅かに植生するのみ。その価値は計り知れん。

 ただ問題は採取しに行くのが厳しすぎるという事か。
 現状、【黒屋敷】しか単独クランでは行けん階層じゃし、行ったところでセイヤが持つような大容量のマジックバッグでもなければ数は持ってこれん。


「さらに言えば、木を伐り過ぎると魔物が集団で襲ってきます。シャドウスネーク、ボムバグ、アシッドスラッグが群れで」

「なんじゃそれ。伐採すると強襲を受けるのか?」

「検証した限りではその可能性が高いですね。普通に探索する分には群れで襲われることはありません」

「四階層の他の敵に比べて、弱いけど嫌らしいんだよなぁ」

「毒・酸・爆発ですからね。暗い森で戦うのですから対処にも困ります」

「森の端から一本伐って、すぐ逃げるって感じになるかのう」


 黒曜樹という餌でおびき寄せ、伐採自体がトラップになっているわけか。
 これは何とも……とんだ″宝の山″じゃな。
 新たな財源にも思えるが、さすがに難しいのう。


「俺、十本くらい伐ってきたから何本か売りましょうか?」

「買いますぅ! 予算があんまりないけど買いますぅ!」

「スペッキオ老……」


 よしよしよし、さすがはセイヤじゃな。
 セイヤにはすでに色々と報酬を渋っている件も多いんじゃが、これを売りさばけばおつりが来るぞい。

 ……まぁ他に今回の探索で買い取るものも多いんじゃろうが……魔石とか。


 さらに報告は続く。どうやら『黒曜樹の森』の【領域主】も倒したらしい。


「五本首のヒュドラじゃと……? また新種か」

「一応ドロップの蛇皮と牙を持ってきました。うちで<鑑定>した結果は【甲多頭蛇】となっているそうです」

「ヒュドラは【多頭蛇】じゃから確かに違うのう……亜種? 別種? いずれにせよおそらく新種で間違いないじゃろ」


 聞けば毒の他にも酸の液を吐き出すそうじゃ。やはりヒュドラとは違う。
 よくもまぁ未知のヒュドラ相手に戦おうなどと思ったもんじゃ。
 セイヤたちに言うのは今更すぎるがのう。竜を釣るようなやつらじゃし。

 そのドロップも調査したいところじゃが、売りはしないとの事。屋敷に飾るらしい。

 だからどうなってんじゃ、お前らのホームは。家庭訪問に行くぞ? 本気で。


 ともかくそれで報告会は終了。
 儂としてはそこまで驚く事はなかったと思うが……なんか【黒屋敷】慣れしてきたせいな気がする。
 危険じゃな。知らぬ間に汚染されておる。


 さて、また大量のドロップ品や黒曜樹を買い取らなければならん。
 楽しみな反面、どうせ全部は買い取れんだろうなーと諦めてもおる。
 カオテッド唯一のSランクに報酬を支払えない本部とか……本当に情けないわい。


「これまでの報酬とか合わせて全部お金じゃなくても別にいいですよ?」

「ほ、本当か!? であれば助かるが……」

「他の迷宮で出たスキルオーブとか、何か俺たちが使えそうな武器とか道具とか、そんなんでも別にいいです」


 おお! 金だと予算が限られるが、現物でも良いとなれば話は別じゃ!
 確かにスキルオーブなどは高価じゃが、各地の迷宮組合で保管してあるものもある。
 それを譲渡する形にすればいけるやもしれん。

 まぁさすがに全てを現物というわけにもいかんから金銭でも払うが、これならば希望が見えて来たぞい。
 黒曜樹を売りさばく前に借金を返せそうじゃ。


「では言葉に甘えて、何かしら報酬がまとまったら知らせるぞい。すまんな」

「いえ、正直スキルオーブとかの方が俺としては欲しいので。それに先日うちの侍女たちがまた大量に買い取り出したらしいですし」

「あー、あれは酷かったらしいのう……嬉しい悲鳴ではあるが」

「えっ、セイヤ何それ。僕たちが探索行ってる時に別行動させてたの?」


 数日前に【黒屋敷】の残りのメイド全員で二階層を重点的に探索したらしい。
 その際に持ち込まれた魔石も多く、【領域主】のドロップも大量に出されたらしいのう。
 今にして思えば、それも「ダブった余り」だったんじゃろうが……。


「ああ、そうそう、その件で苦情が来ておるぞ」

「えっ、苦情ですか?」

「うむ。何でも採取目的で二階にまで行った組合員が、目的の薬草とかが根こそぎ採られていて全く稼ぎにならんかったそうじゃ。走り回っていたメイドを見かけたという証言も多い。犯人はお前らじゃろ」

「あ、はい……」

「採取する時は全部を採らずに残しておくのがマナーじゃ。こんなの迷宮初心者が習う事じゃぞ? Sランクがそれを乱してどうする。くれぐれも同じ事はせんよう、お前からも言っておけい」

「はい、すみません……」


 全く……組合員としての常識を知らないSランクなど居てたまるか。
 まぁ【黒屋敷】自体が非常識の塊みたいなやつらじゃが、それでも儂が言わんわけにもいかん。
 色々な意味で困ったやつらじゃよ、本当に。


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