カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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第十一章 黒の主、博物館に立つ

254:とある第三王子の復帰

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■メルクリオ・エクスマギア 導珠族アスラ 男
■72歳 クラン【魔導の宝珠】クラマス 魔導王国第三王子


 魔導王国へと帰り、【天庸】討伐の褒賞の席にて、僕には正式に『カオテッド特務官』という役職が付けられた。
 もちろんこれは僕が父上にお願いした事だ。
 【天庸】が討伐された今、それでも尚、僕は迷宮組合員として活動したいと。

 父上や兄上たちは、僕に王都に残って欲しいようだった。家族だからという事もあるし危険な迷宮に挑み続ける必要もないだろうと。何ともありがたい話だ。


 では王都に残って何をさせるつもりなのかと思えば、魔導研究所の次期所長だそうだ。

 さすがに無理だと断った。
 母上が所長だった事と、僕が″魔法の天才″などと言われた事から出た話だろうが、研究所に籠るのは性に合わないし、何より研究などした事がない。

 ただの置物になるだろう。もしくは名前だけが目立った象徴的な何かだ。


「甘味研究所ならば考えるのだけれど……」

「「「甘味研究所……!」」」


 その手があったかと、目を開く父上とヴァーニー兄上、ジルドラ兄上。

 自分で言うのも何だが、王家の男子は揃って甘味好きだ。プリンを食べさせた時の騒ぎと言ったらない。
 危うく父上が法律の整備をし、国を挙げてのプリン製造事業を始めるところだった。

 ともかく僕は王都に残ると厄介の種になるのが分かりきっているのでゴメンだ。
 何より迷宮組合員として活動するのが楽しいし、組合員の友も居る。カオテッド大迷宮も探索がまだ途中だしね。

 そんなわけで『特務官』としてカオテッドの生活を継続させて貰う事になった。

 ちなみに『特務員』は【魔導の宝珠】のメンバー、ホームを管理するサブメンバー、そしてウェルシア伯だ。
 まぁ僕が彼女に指示する事なんてないだろうけどね。あくまでセイヤの侍女で居てもらったほうがいい。


 さて、特務官と言っても与えられた仕事は迷宮組合員とは違う。迷宮に潜るだけではない。

 もちろん迷宮組合員としての実績を上げ、将来的に組合の職に就くというのもあるが、それだけでは貴族連中を納得させられない。

 特務官として最大の仕事はセイヤの監視及び、縁を強化する事にあるが、それはひとまず置いておこう。

 それ以外では、カオテッド自体が魔導王国に対して利益を生む街である以上、カオテッド――正しくは北東区の管理も手伝う必要がある。

 現在の区長である侯爵と連携し、北東区を発展させ、カオテッドの資源をなるべく多く魔導王国へと流したいという事だ。
 侯爵が北東区に目を光らせると同時に、僕は中央区に住む事で、二区の動きが見られるというわけだね。

 実際は他国も同じような事をしているので大っぴらに区を牛耳るというわけにもいかないのだが、中央区を仕切っているのは迷宮組合であり、僕はAランク組合員でもある。

 上に居るSランクの【黒屋敷】にもウェルシア伯が居る。
 おまけに本部長は導珠族アスラのスペッキオ老という事で、中央区は最早魔導王国が仕切っているのも同然……と貴族連中を思わせたいのだ。

 大義名分としては、だが。
 もちろん牛耳れるわけなどないのだが、そう思ってくれる馬鹿な貴族が多いというわけ。


 まぁそうした建前を持ちながらも、僕は迷宮組合員である事を第一に置いている。
 少しの間とは言え、カオテッドから離れていると懐かしささえ感じるようになったものだ。
 やはり僕はここで組合員として生活するのが好きらしい。


 しかし帰って早々、驚かされる事があった。

 なんと【獣の咆哮ビーストハウル】【風声】【震源崩壊】のAランク三つのクランが合同で三階層を突破したと言うのだ。

 してやられた!
 僕らが帰郷している隙に何と言う事だ!
 あれだけ突破出来ず苦戦していたリッチをまさか倒すだなんて!


「殿下、【黒屋敷】はともかく我々が彼らの下になるわけにはいきませんぞ」

「ああ分かっている。となれば早急にこちらもリッチ対策をして乗り込むほかないだろう」

「他のクランと連携しますか?」

「……出来れば僕たちだけで突破したい所だ。可能ならば、だが」


 魔導王国への帰郷に際して、手持ちの黒曜樹を杖にする事は出来ていなかった。
 それを早急にどうにかする必要がある。

 それと盾だ。彼らは黒曜樹を盾にしてリッチの闇魔法対策としたらしい。
 なるほど、黒曜樹の特性を調べることすら出来ていなかったが、魔法防御も優れているとは盲点だった。
 存分に真似させてもらおう。よもや卑怯とは言うまい。


 カオテッドで黒曜樹の加工が出来る工房。
 一番頼みたいのは三軒隣りに居る大錬金術師だ。とある人蛇族ナーギィの。近いし優秀。

 しかしなぁ……セイヤに武具製作とか頼んだ事ないし、そもそも請け負ってくれるものかも分からんし、なんかまた借りを作るみたいでなぁ……。


 というわけでサロルートたちも頼んだという北東区の工房に依頼した。
 もちろん僕が直接赴き、急ぎで作って貰うよう頼む。ここで王子としての権力を使わないなんて事はない。
 金はある。彼らに作ったものより強力にしてくれと。

 それ以外にも帰郷した際にくすねてきた装備品もある。
 今までは【天庸】調査目的の滞在だったわけだが、本格的に組合員としての活動をする上で必要だからと研究所とかから貰った。よもや職権乱用とは言うまい。


 装備が整えば人員の問題だ。【黒屋敷】じゃあるまいしクラン一つだけでリッチを突破するには人員が必要。
 しかしそれも解決済み。

 【天庸】の壊滅に伴い騎士団と宮廷魔導士団の人員に余裕が出た為、五名ほど引き抜いた。
 現在の【魔導の宝珠】は二五名だ。それも精鋭揃い。
 ジルドラ兄上は「うそだろ」的な事を言っていたが問題ないだろう。よもや出せないとは言うまい。


 そんなわけで諸々の準備を整え、作戦を練り、訓練をした上で、改めてクラン全員での探索を実施した。

 屋敷を出て右を向けば、セイヤたちのホームの門前にズーゴたちが立って警備している。
 おや? と思い近づいた。そういえば最近はずっと誰かしら警備が立っているな。


「もしかしてセイヤたちも潜っているのかい? ズーゴ」

「ああ、七日前からな。三階層に用事があるって言ってたぞ。そろそろ帰ってくるとは思うが」


 三階層か。確か大嫌いだったはずだが、それでも行くとは余程の用事なのか。
 聞けば全員で探索をしているらしい。
 僕らが行けばバッティングするかもしれないな。

 そう思いながらもメンバーを引き連れ組合に向かった。


「あれ? メルクリオさん、全員で探索ですか?」

「ああ、ちょっとリッチを倒してくるよ」

「なっ! メ、メルクリオさんたちもですか! サロルートさんたちに続き!」

「まあね。後を追わないわけにもいかないからさ」


 受付嬢のメリーとそんな話をしつつ迷宮に潜る。
 新しく加入した五名も連携という面では問題ない。

 元々正規軍に入っていた連中だから連携がとれて当然なのだが、それでも迷宮での戦い方という面では苦戦していた。
 こればかりはやはり慣れが必要だろう。

 そこら辺を意識しつつ、一階層、二階層を最短ルートで下りる。
 と言っても【黒屋敷】と違って走るような真似はしないので、二日を掛けたが。
 三階層からが本番だ。ここから不死城まではまた二日。

 これでも早い方なのだ。
 探索開始から二日で不死城まで行く【黒屋敷】がおかしいのだ。
 あそこは本当に化け物しかいない。

 <風の遮幕ウィンドヴェール>と<魔力感知>を十全に使いつつ、探索を進める。

 周りを見回しても【黒屋敷】の連中は居ないようだ。
 遠目で見てもすぐに分かる恰好だから、居ればすぐに気付けそうなものだが……まさかもう帰ったのか? すれ違いになったのかもしれん。


 そんな事を思いつつ、探索開始から四日目、不死城に到着。
 万全を期してこの日は早めに休み、明日にリッチを倒そうという話になった。

 そして迎えた五日目。不死城に挑む。
 玉座の間までは最早通いなれた道だ。何度も来ている。
 そして玉座の間の門番、デュラハン二体を倒し、いざ本番。

 扉を開け、すぐに二五人が陣取る。完全なる防御陣形。

 玉座の間は縦に長い。襲ってくるのはデュラハンが左右の二体ずつだ。
 しかし即座に処理していかないとデュラハンの軍勢から次々に襲われる事になる。

 ここは盾受けしつつ、打撃武器と魔法攻撃を中心に速攻で沈めていく。
 デュラハンならば神聖魔法でなくとも効くので僕も存分に杖を振るった。
 やはりいつもより順調。人数増加と装備の新調は目覚ましい効果をあげている。


 デュラハンを倒し切り、交代でMPポーションを飲みつつ、すぐにリッチとガーゴイル戦に入る。
 リッチは黒曜樹の盾を装備した前衛と虎の子の神官で抑えていてもらう。
 その隙にガーゴイル二体を素早く処理しなくてはいけない。

 以前もここまでは来られたのだ。しかしリッチを抑えきる事など出来ず、ガーゴイルを倒そうと思っても横から闇魔法が飛んでくるのだ。
 最初の一撃で僕は撤退を決断したが、それは正しかったと今でも思っている。

 そして今、黒曜樹の盾は闇魔法を見事に防ぎ、ガーゴイルには僕の魔法が効いている。


「よし! 継続だ! さっさとガーゴイルを潰すぞ! リッチは最後だ!」

『おお!』


 それは【魔導の宝珠】史上、最大の戦いと言えたと思う。堅実にはいけたが時間も掛かったし、神官が攻撃に専念していた為、回復も自分たちでポーションを飲むなどしか出来なかった。

 でも、それでも、倒せた。

 皆で喜びあった。大声を出した。

 そこには王子とか騎士団とか魔導士団とかは関係なく、ただの組合員しか居なかった。

 改めてカオテッドに帰って来られた事、組合員で居られる事を喜ばしく思った。


 僕らの中では六名しか行った事のない玉座の間の裏口を開ける。
 さあいよいよ四階層だ。
 そう思った矢先、螺旋階段の上で倒れ込む人影を見た。


 それは――赤い髪をした獅人族ライオネルであった。


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