カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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第十二章 黒の主、禁忌の域に立つ

287:一方その頃、博物館では

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■バルボッサ 虎人族ティーガル 男
■37歳 Aランククラン【獣の咆哮ビーストハウル】クランマスター


「あれ? ズーゴさん、ホームこっちの警備ですか?」

「おうバルボッサ。セイヤ殿たちが全員で探索に出てるからな。訓練場なら使っていいと許可は貰ってるぞ」

「あーいや、今日は訓練場そっちじゃなくて博物館こっちなんですよ」


 俺は右手に持った紙をピラピラと見せる。
『黒屋敷 迷宮博物館』とやらの特別優待券……と書いてあるが、要はこれがあれば並ばずに優先して入れるらしく、しかも無料だと。

 律儀なヤツだよなー、セイヤって。わざわざうちのクランの人数分送って来やがった。


 博物館の話は嫌でも耳に入ってくる。
 【黒屋敷】自体がカオテッドの英雄みたいなもんだから住民もその功績を見たいって騒いでいるし、組合員にしたってSランク様の倒した【領域主】のドロップ品は見たいって事だろう。

 今じゃ連日人で賑わうカオテッド一番の観光スポットみたいなもんだ。
 見に来れただけでも自慢話に出来るレベルらしい。特に俺らのホームがある南東区の一般人にとってはな。
 中央区で働いてたり組合員だったりすれば来やすいんだろうが他区の仕事持ちはなかなか来れないって事だろう。
 しかもいざ見ようと思っても長蛇の列だしな。


 俺らも優待券を貰ったはいいが、人混みが気になったんで多少落ち着くまで待ったんだ。
 全員で来るのも大変だから連れて来るのも三人だけにしてな。
 他の連中は休みの時を見計らって適当に来るらしい。

 んで、いざ来てみれば【黒屋敷】のホームの正門にズーゴさんが立ってたからさ。
 博物館の警備じゃなくてそっち? となったわけよ。


「【黒屋敷】全員って、まさかまた四階層?」

「らしいな。なんか欲しいものがあるって言ってたぞ」

「四階層で欲しいものって、黒曜樹……じゃないんだよなぁ多分」

「探す風だったから違うんだろ。黒曜樹だったら『ちょっと伐りに行ってくる』って言うだろうし」

「気楽に言いそうだなー、あいつは」


 四階層に行くのも、『黒曜樹の森』に行くのも、伐採トラップ有りの黒曜樹を伐るのも大変な事なんだけどな。
 それを散歩感覚でやっちまうから【黒屋敷】の連中はおかしいんだよ。
 さすがSランク様って言えばそれまで何だが。


 ともかくズーゴさんの邪魔をするのも何なんで、挨拶もそこそこに俺たちは改めて博物館へと足を運んだ。隣の家だけど。

 博物館の前の行列は朝からずっと続いているらしい。
 何でも建物自体に入る人数を制限しているだとか、展示室とやらに入る人数を制限してるとか。
 要は誰かが博物館から出ないと、並んでいる連中は入れないって事だ。

 そこまでして見たいか?
 いつになったら入れるか分からない博物館とやらに金を払って入りたいのか?
 俺には理解できねえ。いや、金の使い方と時間の使い方は人それぞれなんだろうけど。


 そんな行列を後目に、俺たちは正門脇に立っている警備の傭兵に声を掛けた。二人とも黒外套だ。


「これ、特別優待券っての貰ったんだがこのまま入っていいのか?」

「バ、バルボッサさん!? Aランクの!? ど、どうぞ! 受付に案内します!」


 傭兵にまで名前が知られているとは……まんざらでもねえけど。
 行列の連中にヒソヒソ言われながら博物館の中に入る。

 そして周りの視線が天井に向けられているのに釣られ、俺たちも見上げると……なんだこりゃ。竜の手?


「ああ、これ【天庸】襲撃事件の時に【黒の主】が倒した風竜らしいです。本物ですって」


 傭兵が親切に説明してくれた。え、本物なの? いやさすがに腐るだろ。
 詳しく聞くと、鱗とか爪とかは本物らしい。剥製っぽく作ったそうだ。

 あいつは本当に……売れっつーんだよ! これだけでいくらになると思ってんだ!

 呆れ半分、怒り半分で受付に行く。
 どうやら優待券の客は普通の客とは扱いが違うらしい。
 券と引き換えに入館チケットとやらを貰い、そのまま人波に合流。第一展示室なる所へと向かう。


「ほぉ~~~~」

「思った以上にすごい展示ですね……よくやるわ」

「ホームのエントランスにあった展示とは全然違いますよ」


 連れて来ているのは祝賀パーティーにも連れてきた二人と、狼人族ウェルフィンのヒウガだ。
 ヒウガはエントランスも見た事がないからドロップ品の展示を見る事自体が初めてだな。

 しっかしまぁ、ここまでやると呆れを通り越して、見事と言うか感嘆の溜息しか出ねえな。
 部屋を暗めにして展示品や説明書きに光を当ててるから嫌でも注目しちまう。
 ご丁寧に順路まで作って、まるでこうやって見ろよとでも言われているようだ。


 カオテッド大迷宮の解説から始まって、一階層の説明と【領域主】のドロップ品展示。

 【領域主】の解説まで書いてあるから、こりゃ若手の組合員とか喜ぶんじゃねえか? 地図もあるし。
 ひょっとしたらこの博物館のおかげでランクが上がる組合員が続出するかもしれねえ。
 それくらいの情報量だと思う。

 ……ん? この解説がこの先も続くのか?

 三階層、四階層の【領域主】も同じように攻撃方法とか弱点とか書かれると、俺たちの立場も危ういんじゃねえか?

「博物館のおかげで三階層に行けました!」ってヤツ、絶対出て来るだろ。


 そんな事を思いつつ二階の第三展示室へ。ここは二階層の展示だな。
 と見回していると見知った顔がそこに居た。


「ん? サロルートじゃねえか」

「おや? バルボッサですか。珍しいですね、貴方がこんな芸術的な場所に」

「うるせーよ。優待券貰ったからな。せっかくだし来てみたんだ」

「なるほど。では僕が案内しましょう。貴方方だけではプラ~っと見てそれで終わりでしょうし。せっかく来たのにそれは勿体ないですから」


 えっ、いや、いらないんだけど案内とか。
 サロルートのうんちく聞きながら回るとか拷問じゃねえか。
 絶対あれだろ? お前が解説とか喋りたいだけだろ? そういうのいいから。


「大体お前が案内とか、職員じゃあるまいし出来ねえだろ? 優待券で来た初見の客じゃねーのか?」

「失礼ですね。僕はここの常連ですよ。すでに五回目です」


 五回!? 開館してからそんな日は経ってねえだろ!?
 展示物だって変わってねえだろうし、なのにもう五回!? 馬鹿か!?
 第一優待券だって一回こっきりだろ? じゃあ何か? 今日も行列に並んで金払って入ったのか?


「ふふふ、実はセイヤにせびりましてねぇ。年間優待券というものを発行してもらったのです! 特別ですよ! 僕だけに特別!」


 そう言ってサロルートが胸元から出したのは組合員証のようなカード。
 確かに年間優待券と書いてある。サロルートの名前も入っているな。
 どうやらこれは一年を通して利用できる特別優待券のようなものらしい。つまり一年間は無料で並ばず見放題。

 セイヤ……お前はなんつーもんを渡したんだ。

 いや、サロルートに圧されて止む無く作ったんだろうなぁ。
 何となく苦労が分かる気がするぜ……同情するよ。


「しかしセイヤもよくくれたもんだよなぁ。優遇しすぎじゃねーか? いくらサロルートでも」

「いえいえ、僕以上の優遇を受けた人が居るみたいなんでね。それを口実に作って貰っただけですよ。僕にも何かくれってね」

「酷いなそれ。んで誰だよ、お前以上のって」

「メルクリオですよ」


 あー、まぁセイヤと繋がりがあるのなんか極一部だから大体予想はしていたが。
 あいつら一緒に魔導王国に行ってたくらいだしな。正直俺らより仲良しだろう。

 それでメルクリオがどんな優遇受けたってんだ?


「どうやらセイヤに武器を造って貰ったらしいんですよ。【黒屋敷】製の武器。秘密にしてるらしくて詳しくは教えてくれないんですけど」


 【黒屋敷】製の武器?
 そりゃあのジイナって鉱人族ドゥワルフが打った武器って事か?

 あいつらの武器はジイナが打ったミスリルソードとかでかなり高品質だったからな。良い鍛冶師なのは間違いねえ。

 ……いや、秘密にするってくらいだからただジイナが打った武器って事じゃねえのか。

 セイヤたちはそれこそ高価な素材を沢山持ってるんだ。竜とか、四階層の【領域主】とか。
 まさかそれを作ってくれってセイヤに頼んだのか? メルクリオが?

 ありえるか? なくないか?
 だって同じ組合員のクランにお願いするか? 一応王子のメルクリオが。
 お前んとこの素材使って、お前んとこの鍛治師使って、武器を造ってくれって。言えねえだろ。

 しかしサロルートはそれを聞いて「僕にも何か下さい」と言ったらしい。
 それこそ馬鹿だろ。お前は何をやってるんだ。何同業者にたかってんだよ。
 Aランクのクラマスとして恥を知れ。


「いえいえ、僕が博物館に入り浸ってるのもセイヤにとっては良い話らしいですよ? 実質的に警備が厚くなるわけですから。むしろドンドン入り浸ってくれと言われています。ウィンウィンの関係ですね」

「ま、まぁお前らがそう言うならそれならいいんだけど……」


 なんか納得出来ない部分もあるんだが。

 しかしメルクリオが造って貰った武器ってのは気になるな。
 それとなく探りを入れてみるか。セイヤの方が口が軽そうだし、メルクリオに聞くよりもそっちだな。


 それから断ったにも関わらず、サロルートは親切にも・・・・俺らに付いて一緒に展示を見て回った。断ったにも関わらず。

 確かに驚かされる事も多いし、素直に感心するし、なるほど芸術的だとも思う。
 四階層の情報とか俺らもよく知らない事が書いてあって、非常に勉強にもなった。

 しかし、サロルートうるさい。
 こいつマジでうるさい。
 いいよ! お前の解説いらねーよ! お前の主観とか聞いてねえよ! 何なんだその専門家目線!

 多分、俺らが来る事はもうないだろうなー。そう思う。
 セイヤよ、特別優待券は有意義に使わせてもらったよ。うん。

 ところでさ……俺にも何かくれ。


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