カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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設定や裏話などなど

設定や裏話などなど、垂れ流し



■裏話や設定めいた何か
■この小説の形式について


 以前に何本か小説を投稿していまして、主人公視点(一人称)のものや第三者視点(三人称)のものを書いていました。
 それぞれに長所短所はあると思います。

 一人称だと感情移入はしやすく主人公が何を思ってどう行動しているのか伝わりやすい。一方で背景や世界観、設定のようなものが伝わりにくい。それと、書いていて私がダレる。マンネリ化する。

 三人称だと背景や設定は伝えるのが楽ですが、キャラクターにスポットライトが当てにくい。一人称に比べるとどのキャラにしても薄くなりがちです。


 じゃあ二人称で書いてみようかな、というのが本作最初のコンセプトです。
 主人公の周りの人が主な視点となる。これを二人称とは言えませんが、主人公視点をなるべく減らして書いてみようとチャレンジしてみました。
 一般的な主人公視点の小説であれば『閑話』となるものですね。それをメインにしようと。
 主人公以外の視点の連続、閑話の集合体で物語が進むようなものが出来ればなーと。

 主人公視点ばかりだと書いていてマンネリするのですが、様々な視点で書く事でそのキャラの感情なども入れつつ物語を進めるというのは私としては良かったと思います。
 しかし読む方からすれば「ずっと閑話でいつ本編くるんだよ」「五話でやっと主人公視点とか……」と思われる事もあるでしょう。
 結局は長所短所があると言う事ですね。私自身は楽しいんですが、それもまた自己満足でしかないです。


■タイトルについて


 分かりやすいタイトルしたい。タイトルを見ただけで内容が大体分かる、というのが好きです。
 決して某エロゲをインスパイアしたわけではありません(断固たる意思)

 『カスタム』と『侍女』と『無双』だけで十分。『~』以降はおまけです。過剰説明。


■世界観について


 ありきたりな異世界転生ものが好きなので、『剣と魔法の中世ファンタジー』というのは私のどの作品にも共通する所です。
 本小説で気にした所は、「なるべく狭い範囲で活動させたい」という事。

 世界観を広げるとかなり管理が難しくなる、というのは経験済みです。
『Aの国に行って誰々と出会い、そこにはこんな魔物が居て、こんな特産がある。こんな風習がある。そして次のBの国では――』とやってしまうと、読んでいる方も人名・地名・位置関係などよく分からない状態になってしまう。少なくとも私はそうでした。

 なので本小説に関してはカオテッドという街でほぼほぼ完結し、あとは周囲の四か国だけ気にすればいい。という感じです。
 後半になって神聖国や海王国が出て来て、やや世界が広がった感がありますが、アフターを書いている現在でも大陸の全貌は見えません(笑)
 他の大陸があるのかも分かりませんし、北の山脈の向こう側がどうなっているのかも分かりません。

 ともかくセイヤくんと侍女たちの活動はあくまでカオテッドが中心であり、そこでのアレコレを書くだけでこれほどのボリュームになってしまうという事です。
 まぁその分、カオテッドに色々と要素を詰め込んだ部分もありますが。迷宮とか四か国共同統治とか。
 少なくとも地理・位置関係については分かりやすくなったんじゃないかと思います。


■種族について


 この小説はステータスやスキルなど、表記しない事で管理を楽にした部分もありますが、一方で拘ったのが種族の多さと種族特性です。
 数えてみたら51種類も出ています。もちろん名前だけしか出てない種族も含みます。


 問題は『セイヤくんを一見して基人族ヒュームだと分からなければならない。逆に言えば他種族に外見的特徴がないといけない』という事。
 さらに言えば、本小説は一応ハーレムものですので夜伽の事を考えないといけない。
 セイヤくんが「いける」と思う種族を用意してあげないといけない、という事です。


 ですので、当初の構想では最終話であった天庸編までに加入してくる女の子は『基人族ヒュームの姿を多少いじっただけ』という見た目の種族になっています。
 天庸戦後にユアが加入したのも「もう下半身とか考えないでいっか」と開き直った結果です。パティもですね。

 いずれの種族にしても『基人族ヒュームが原型となっている』という裏設定がありますから、見た目がかけ離れた種族(例えばスライム的な種族やワーウルフのような種族)を作る事は出来ません。
 逆に吸血鬼などのように『基人族ヒュームに見える』種族も作る事が出来ません。

 そんな縛りの中で色々と種族を増やしていったというわけですね。ご苦労様です。


■主人公について


 奴隷侍女を増やし、その視点を主として物語を進めるという当初の目的があったので、主人公に関してはあまり目立たない方向で考えました。個性的でない方が望ましい。

 一応は『正と邪が並列している』と書いていますが、言い換えれば『可もなく不可もなく』という事です。中途半端だと。

 殺しに忌避感を持つか持たないか、奴隷を持つ事・ハーレムを作る事に忌避感を持つか持たないか。
 これはもう千差万別で、その中間の人間を書こうと思っても無理な話です。読み手が皆個人差あるわけですから。

 というわけで中途半端な自己顕示欲と自分勝手さを持った主人公となったわけですね。
 潔癖症とかは、この世界の人間が異世界転生したなら誰しも衛生面が気になると思いますので、そこまで際立った性格だとは思っていません。普通の人間だなーという感じです。


 一応主人としての威厳を保たせる為に、身長を高めにしたり、わがまま言える性格にしたりはしています。それくらいですね。
 セイヤという名前も『神間正邪』という漢字ですが『中間』を意味しています。尚、最初は『神魔正邪』という名前でした。
 武器を刀にしたのも、日本人が「武器なにがいい?」と聞かれれば、銃か刀かなーと。体育で剣道とか習う事もあるだろうし。チャンバラとかで遊ぶ事もあるだろうし。

 侍女への拘りについては……言及しないでおきましょう。


■侍女たちについて


 多種族・大人数の侍女を揃えるというのは最初から決めていまして、中でも拘ったのは「ご主人様」という呼び方です。統一させようと。
 他の小説ですと「セイヤ様」とか場合によっては「セイヤくん」と呼ばせているものもあると思います。
 個人的にはそれに違和感がありましてね。ましてやここの侍女連中は皆奴隷なわけですし。
 全員が同じ呼び方だと誰の発言か分かりづらいという欠点もあるのですが、私の好みで誰であっても「ご主人様」と呼ばせています。

 あと、侍女服のまま戦うというのも拘りですが、これはどの小説でも同じでしょう。侍女は侍女服で戦うものです。


■エメリー 多肢族リームズ


 セイヤくんが最初に出会うべき奴隷侍女は最低で二人と決めていました。一人は侍女らしい侍女、もう一人は戦闘タイプ。
 エメリーは言うまでもなく侍女らしい侍女ですね。

 異世界の常識がないセイヤくんを支える為に必要な人材。将来的な侍女たちのまとめ役。
 イメージしていたのは、まんまエマさんなんですが、どうにか基人族ヒュームじゃない見た目にしつつエマさんっぽく出来ないかと考えた結果が四本腕です。どうしてこうなった。

 当初は影で支える縁の下の力持ちみたいな感じになるかなーと思っていたのですが、それが最強になったのは不可抗力です。書いていたらいつの間にかこうなっていました。怖い話です。


 エメリーという名前は、単に侍女っぽい普通の名前がいいなーと思ってつけました。
 リームズというのも『四肢(limbs)』からですね。
 受付嬢をメリーと名付けたのが最大のミスです。羊だからと安直に……orz


■イブキ 鬼人族サイアン


 当初、エメリーと組ませるのは『狼人族ウェルフィンのハルバード使い』の予定でした。理由は私の好きな感じだからです。獣耳もハルバも好きなので。

 しかし熟考を重ね、『欠点・弱みのある傭兵めいた何か』にしようと。
 そういったキャラの方が何かと動かしやすいので。

 で、角折れ鬼人族サイアンのイブキとなったわけですが、彼女の役割として将来的に侍女たちの戦闘リーダーを担ってもらう役目がありました。だから強種族にしたい、でも弱みを付けておかないと<カスタム>で強化する意味がない。そんな葛藤の結晶です。


 頼れる戦闘リーダーですが、実は恥ずかしがりで寂しがりという一面も。
 セイヤくんと二人きりの時にそれは発揮されるらしいです。

 イブキという名前は、私の他作品で『鬼』にシュテンと名付けていたので、酒呑童子の次は伊吹童子かなと。単純です。
 和名を付けるのに抵抗もありましたが、それっぽい種族があってもいいんじゃないかと開き直りました。
 サイアンというのは全く意味がありません。何となく響きで付けただけです。


■サリュ 狼人族ウェルフィン


 奴隷侍女となるメンバーは何かしらの欠点や弱みやコンプレックスを持っていないといけない。
 そうしないと奴隷になるきっかけも弱いし、今後の成長が目立たない。キャラのバックボーンが弱いと薄くなります。

 そういったわけで当初イブキのポジションに予定していた狼人族ウェルフィンも、忌み子の白狼としてサリュに生まれ変わりました。

 そして狼人族ウェルフィンらしくない狼人族ウェルフィンとする為に後衛職に。
 どうせなら狼人族ウェルフィンとはイメージがかけ離れた回復役ヒーラーに、となったわけです。


 夜伽させる事を視野に入れて15歳としましたが、もっと幼くても良かったかなと思います。
 名前はこれも響きだけですね。個性を持たせる為にあまり他では見ない文字の並びにしたかったというのもあります。サリーとか、サフィーとか、そういうのとは少し離れた女の子っぽい名前で。

 ウェルフィンという種族名はウルフをもじっただけですが、ハンター×ハンターのウェルフィンと同じになってしまいました。残念。


■ミーティア・ユグドラシア 樹人族エルブス


 どこかの王族は入れたいと思っていました。その方が物語が広がるので。
 しかし王族を奴隷侍女とする為の理由付けに悩みました。

 一方でエルフは定番だし是非とも出したいと。しかしこの世界の種族は〇〇族としてしまったのでエルフとは別種になってしまうと。
 ならばいっその事、エルフ要素を残しつつ別要素を入れてもいいんじゃないかと。
 エルフじゃなくて樹人族エルブスですしと言い訳も立つと。

 そういったわけで罪人を日陰の呪いにする事でダークエルフ化するという設定になりました。使える魔法も変わるという感じに。
 私自身、エルフよりもダークエルフ派というのもあります。
 ともかく罪人とする事で王族を奴隷侍女にしやすくなったという訳ですね。
 火魔法しか使えないというのもよくあるエルフの設定と差別化したかったからです。


 名前は弓っぽい名前で選んだだけです。ユグドラシアは「樹界国は世界樹信仰だろうなー」と想定していたからです。
 樹人族エルブスは出てきた種族の中でも長寿の部類ですね。
 天使族アンヘル竜人族ドラグォール樹人族エルブス人魚族マーメル導珠族アスラって感じです。


■ネネ 闇朧族ダルクネス


 私はボンキュッボンという感じが好きなのですが、全員をそうするわけにもいかない。
 そんなわけでサリュは幼くしたのですが、一人だけ幼いというのもバランスが悪い。
 サリュのパートナーとして用意したのがネネです。

 元々斥候は欲しいと思っていたので、その要素も加えつつ、白と黒、聖女と暗殺者といった感じで対比させるように。

 ただ暗殺者系の亜人種族を作るにあたっては結構悩みました。人型の外見は残しつつ、基人族ヒュームとの差別化を図らないといけない。
 結局、『影』というのをキーワードにして、幽霊っぽく透けるような外見になりました。


 ネネという名前は、暗殺稼業の一族だから暗号的に呼びやすく短い名前が良いだろうと。
 単純で分かりやすく、尚且つどこか薄暗いイメージが出来る名前という事でネネになりました。ネネ=薄暗いというのは私の勝手なイメージです。全国のネネさんごめんなさい。
 ダルクネスはそのままダークネスからですね。安直です。


■フロロ・クゥ 星面族メルティス


 外見的特徴のある亜人種族、という縛りのようなもので「どんな種族だったら大丈夫かなー」と頭を悩ませて生まれたのが星面族メルティスです。仮面を着けているのがデフォルト。外せません。
 基人族ヒュームが仮面を着けたらまんま星面族メルティスになってしまうのですが、そこは突っ込まないで下さい。
 ともかく苦労して生んだだけあって、フロロはかなりお気に入りキャラになりました。


 占い師という設定も、『仮面に特徴的な図柄が欲しい→星かな→星と関連ある種族にしよう→星占いかな』という感じです。
 後付けではありましたが意外とすんなりハマったと言いますか、奴隷になる経緯から出会い、そしてその後の活躍まで良い感じに動いてくれたと思います。


 ただ占いという要素を強力にしすぎた為にかなり弊害もありました。ほぼ予知ですからね。

 祝賀会の同日にシャムたちが来たのも、邪教支部壊滅のすぐ後に天庸が攻めてきたのも、獣帝国軍と魔族軍が一緒に攻めてきたのも、全てはフロロの占いを阻止する為です。
 フロロに予知させない、セイヤたちに準備させない為に、連戦させるはめになりました。
 強力すぎる占いは危険。これも経験としましょう。

 一人称を『我』にしたのは単なる差別化ですが、占い師だから威厳のある感じでいいかもなーと。のじゃ系とか好物ですし。


 フロロ・クゥという名前はかなり独特な感じにしたかったという理由からです。全く未知の種族ですし、他では見ない名前にしたいと。もし居たら私の不勉強という事です。すみません。
 メルティスというのは星っぽい響きを意識しています。意味はありません。


■ヒイノ・ティナ 兎人族ラビ


 カオテッドに入り屋敷を持つのは確定していました。そこで家事仕事の出来る侍女が欲しいと。エメリーしかそれっぽいのが居ませんし。
 料理担当を作ろうと思いまして、ついでに人妻属性があってもいいんじゃないかと。その方が料理得意そうだし。

 人妻が奴隷侍女となるバックボーンを用意し、ついでに生まれたのがティナです。
 つまり最初はヒイノをメインで考えていて、あくまでティナはおまけでした。

 ところが書いているうちにティナが元気にはしゃぎ始めまして……まぁよく動くしよく喋るもんです。
 結果、ティナばかり目立って、ヒイノはただの料理好きになってしまいました。それはそれで良いんですけどね。


 料理担当という事で明らかな戦闘系種族ではない方が望ましい。
 羊人族サテュロ鼠人族ラートムとも悩みましたが兎人族ラビになりました。ウサミミは正義ですし。
 一応言っておきますと兎人族ラビの組合員は他にも居ます。戦闘が出来ないというわけではありません。
 ただ非戦闘系の職に就く事が多いと、そんな感じです。


 名前に関してはティナはオマケと見ていたので、可愛らしい女の子の名前でいいや、と安直に決めました。
 人妻の方を特徴的な名前にしたいと考えてヒイノとしました。これも余所では見ない名前だと思います。
 何となく非戦闘系・内政系の名前に見えません? 少なくともバルボッサのように強そうな名前には見えないと思います。

 ラビという種族名はラビットからですが、実は魔導王グランゾートという昔のアニメに出ていたキャラからとっています。
 相当なおっさんかスーパーロボット大戦をやった人なら知っているかもしれません。


■ツェン・スィ 竜人族ドラグォール


 敵から味方に寝返る系のキャラを出したかったのですが、そうなるとある程度セイヤくんと戦えるほどの強さが必要になると。
 雑魚敵が味方になった所でつまらないですし、少なくとも幹部的なポジションで居て欲しい。
 そんなわけで竜人族ドラグォールの登場です。

 粗暴で酒飲み。ただただ強い。そんなキャラが奴隷となり侍女となり、女らしさを身に付けていく……まぁ無理でしたね。ツェンには(笑)

 しかし男勝りな性格と口調というのは他にない個性でもありますし、結果として良かったと思います。私も好きなキャラです。
 ただ「ご主人様」呼びと、侍女としてセイヤくんを尊重する姿勢は譲れない部分がありまして、チグハグな点もあったかと思います。

 いずれにせよこれだけ人数居る侍女の中でも個性が存分に出ているかと。キャラ的にも戦闘的にも強キャラという事ですね。


 ツェン・スィという名前は中国風を意識しています。竜だし体術だし。まぁ中国だと龍でしょうけど。
 スィというのは水竜系の竜人族ドラグォールだからそうしたのですが、他の水竜系竜人族ドラグォールが同じファミリーネームなのかは未定です。

 ドラグォールという種族名は『ドラグーンっぽいけどちょっと違う感じ』にしました。竜騎士ってわけじゃないですしね。


■ジイナ 鉱人族ドゥワルフ


 鍛冶師は入れようと思っていまして、ならばドワーフで確定だろうと。ここだと鉱人族ドゥワルフですけど。
 ただ幼く見える鉱人族ドゥワルフを侍女にして夜伽はどうしようか……というのが悩みでした。
 最終的には「サリュとかネネが居るし今さらか」と開き直って加入させました。


 最初は『真面目な青年口調の女の子』を目指していました。初登場時、全くの別キャラのようになっているのはそれが原因です。
 ところが奴隷となり侍女となり、敬語を使いつつ次第に環境に慣れていくと、そこにはもう『真面目な青年口調』など微塵もありませんでした(笑)

 結局は武器馬鹿で、色々と無茶ぶりされ、魔剣でヒャッハーするキャラに成長しましたが、嬉しい反面、こんなはずじゃなかったというのが本音です。


 ジイナという名前ですが、最初は鍛治師の女性という事でロマサガ3のノーラが浮かびました。
 そこから文字りつつ、鍛治師っぽい名前になるようにしつつ、『ジーナ』じゃ普通だよなーという感じで『ジイナ』になったわけです。

 ドゥワルフという種族名はまんまドワーフなので特に言う事はないです。
 女は鍛治をやらずに酒造りをするだとか、ドワーフにありそうでなさそうな設定を組み込みましたがそれくらいしか違いはないです。


■ポル 菌人族ファンガス


 第三章で樹界国編をする為に『森の民』から奴隷侍女を作ろうとしました。樹人族エルブス以外で。
 で、夜伽可能な見た目で、一目で亜人だと分かり、特徴的な種族を作らなければ(使命感)となった末に生まれたのが菌人族ファンガスです。
 まんまキ〇ピオをイメージした結果です。あそこまでキノコキノコしてないですけど。


 ポルに関しては『おバカキャラ』を目指しました。元気だけどどこか抜けていて失敗も多い。だけど周りを笑顔にするような天真爛漫な感じ。

 最初はそんな感じで出来ていたと思いますが、鍬を振り始めた頃から非常に優秀な人材になってしまいましたね。
 ラピスが来る頃には先生役ですし。ユアのフォローとかもしてますし。
 まぁポルも成長したのだと喜んでおきましょう。個人的には失敗ばかりの方が可愛げがあると思いますが。


 鍬に拘ったのは畑の管理を任せたいという事と、ポルの『どこか抜けているキャラ』の象徴みたいなものです。
 誰が見たって武器じゃないし、鍬を背負って迷宮に入るのはバカすぎる。それがポルっぽくていいなーと。

 ポルの名前は種族的に『単純で小さく可愛らしい』という感じで統一しようと。あとは響きでポルに決めました。
 ファンガスはfungus(菌類)という英語そのままです。


■ドルチェ 針毛族スティングル


 北西区の邪教に関して物語を進めるにあたり、早めに被害者を加入させようとしていました。
 ならば北西区で普通に生活している非戦闘系種族にすべき。
 どういう種族がいいかなーと悩んだ結果生まれたのが髪の毛が針となっている裁縫得意な種族です。

 イメージはハリネズミと言うよりヤマアラシで、防御強そうだなーと盾役タンクにする事に。槍にしたのもそのイメージのせいです。

 それと今まで『年齢より若く見える外見』の種族が多かったので、逆にしました。
 未成年だけど大人っぽい。もちろん寿命は基人族ヒュームより長いので発育が良い種族なのでしょう。


 ドルチェは前に出たがり・猪突猛進・おバカという感じですがこれは完全に後付けです。
 最初は『大人びている外見に反して子供っぽい』というのを意識していましたが、全く機能しませんでした。

 名前に関してはこの頃から「侍女の頭文字が被らないように」と意識するようになったと思います。エメリーが居るので『エ』から始まる名前は避けようと、そういう感じですね。
 で、大人っぽいけど子供っぽいという響きからドルチェとしました。
 D&Gは全く意識していません。

 スティングルという種族名もスティング(針)とそのままですね。


■アネモネ 多眼族アフザス
■ウェルシア・ベルトチーネ 導珠族アスラ


 圧倒的後衛不足にテコ入れするべく魔法系種族を二人同時に加入させようと思いました。
 セイヤくんに「一人じゃなくて二人かよ!」と突っ込ませたかったのもあります。

 当然のように魔導王国に居そうな種族から選ぶのですが、導珠族アスラは確定。それと最初の方にモブで出してそれきり音沙汰無かった多眼族アフザスを出そうと決めました。


 アネモネは『眼』に特徴のある多眼族アフザスという事で、魔眼の事を組み込み、バックボーンは完成。
 ウェルシアは貴族口調の娘を入れたかったのですが理由付けが弱かったので天庸を絡ませました。
 天庸戦が最終話のつもりでしたし、その戦いを重いものにする為にはいくつもの物語が必要だと。イブキだけでは弱いと。そんな感じです。


 アネモネの『死にたがり「ふふふ」キャラ』というのは本当に苦労しました。書くのが超難しかったです。
 次第に死にたがりから生粋の商人になってくれたので助かりました。

 ウェルシアは全く苦労せず、よく喋りよく動くもので、こちらも随分都合良く使ってしまった感があります。
 何を喋らせても「ああ、これはウェルシアの台詞だな」と分かりますし、貴族が故に使いやすい部分もある。どこぞの王族とは違うと。


 名前に関してですが、アネモネは『紫・血・はかなげな花』といったイメージから。
 ウェルシアは貴族っぽく清楚な感じをイメージしましたが、某ドラッグストアは全く意識していませんでした。誤算です。
 時々メルトチーネという誤字がありましたが、正しくはベルトチーネです。未だ未修整ですみません。貴族らしいファミリーネームを意識しただけで特に意味はないです。

 種族名に関して、アフザスもアスラも語感だけで決めています。
 ただアスラはロマサガ3のアスラという敵を意識した部分もあります。強いですし。


■シャムシャエル・マルティエル 天使族アンヘル


 セイヤくんの物語を考えた時に天使族アンヘルは外せないと、最初から決めていました。
 ただタイミングに関しては「なんで今ここで天使族アンヘル!?」という感じにしたかったです。

 最初は一人だけのつもりでしたが、エンジェルとキューピッドのどっちにしようかと迷い「どうせなら一緒に入れちゃうか」とした結果の同時加入です。
 回復役ヒーラーがサリュ一人だけでしたし、ちょうど良いかなーと。盾も三枚、弓も二枚になりますしね。


「ございます」と「ござる」口調に関してはただの個性付けです。マルが極端すぎると思いましたが、書いているうちに違和感がなくなりました。これはこれでアリだなと。

 裏設定ですが、天使族アンヘルは女だけの種族で性行為による繁殖はしません。
 本聖殿の奥に世界樹的な木があって、そこに実が出来るとそこから天使族アンヘルが生まれます。
 女神が創った種族は基人族ヒューム天使族アンヘルだけ。つまりその木を創ったのが女神という事ですね。
 ちなみに基人族ヒュームは普通にアダムとイヴ的に創りました。二人だけって事ないでしょうけど。


 シャムとマルの名前に関しては実在する(?)天使の名前そのままです。
 天使の名前一覧の中から、他の侍女と頭文字が被らない名前を選びました。ラグエルさんも四大司教もバササエルさんも同じです。

 アンヘルはスペイン語で「天使」ですね。


■ラピス・アクアマリン 人魚族マーメル


 ここからは天庸戦後という事で、本来ならば予定のなかった加入です。
 今までは夜伽の事を考えて、あまり亜人色の強い種族は止めようとしてきましたが、開き直り始めています。

 人魚族マーメルも最初は普通に下半身が魚というのを考えていたので、『分かりやすい亜人』ではあるのですが加入させるのは無理だろうなーと思っていました。

 で、下半身を普通の足+鱗+指長+水かきとして「人魚じゃなくて人魚族マーメルだし!」と言い訳しつつ作りました。


 元々獣帝国と樹界国の南側は海で海王国の領地、というのは設定にありまして、ならばお隣さんの樹界国と仲良しでもいいだろうと。少なくとも獣帝国と仲良しってのは変だろうと。
 そこら辺からミーティアを絡めて王女様を加入させようと思いました。

 どんな王女にするか、となって最初に浮かんだのはDQ4のアリーナです。何でも拳で解決する無法者。
 あそこまで振りきれた感じは無理でしたが、自由奔放な王女様には出来たんじゃないかと。
 侍女の中でもツェンくらいしか似たようなタイプは居ませんし。

 武器を槍にしたのはトライデントを意識しているからです。ありきたりな感じ。
 と言うか、侍女に直剣とか槍とか、普通の組合員が多く主武器にしているようなものを扱う人が少ないんですよね。
 槍もドルチェ一人だったのでちょうど良かったです。


 ラピス・アクアマリンという名前は見てお分かりの通り、宝石です。妹のサフィアも、婆やのジューエルも宝石です。
 マーメルという種族名もマーメイドからという事で捻りも何もないですね。


■ユア 人蛇族ナーギィ


 天庸戦後も続けようかなーと思うようになり、じゃあどの種族を入れようかなーとなった時、最初に入れたかったのが天庸十剣第七席のクナです。天庸の面子についてはとっくに出来上がってたので。

 敵が味方になるってツェンの時もそうでしたけど、やはり王道というか楽しいものです。
 しかしクナが想定以上に残虐・残忍・サイコパス野郎になってしまったので加入案は却下。

 という事でユアというキャラを練り始めました。
 錬金術師は欲しいと思ってたのでそれをメインにしつつ、他の侍女には居ない『怖がり・不器用』というのを盛り込みます。
 結果、同じ人蛇族ナーギィなのに、大鉈を振り回すクナとは真逆のような感じになってしまいましたね。
 まぁハルバード四本振り回す生産系種族が居るので今更とも思います。


 属性が被りまくっている火魔法使いにしたのは、ユアをイメージした時にピンクっぽい赤い髪と、赤い鱗の蛇下半身だったからです。じゃあ火魔法かなと。
 熱に敏感な蛇に火魔法とか合うような合わないような感じですけど、しちゃったもんは仕方ないですね。


 名前は天庸の方をクナと名付けてしまったので、同じ種族だし似通った響きにしつつ、弱々しい女の子っぽくできればなーと。あと頭文字が被らないように。
 ナーギィという種族名はナーガからですね。ラミアからでも良かったのですが何となく。


■パティ 小人族ポックル


 斥候がネネ頼りになっている現状を何とかしたいとは常々思っていました。察知系スキルを持っている侍女は多いのですが、ネネほど斥候として極まってないですからね。

 で、暗殺系種族でありながら斥候も兼任している闇朧族ダルクネスより、さらに斥候系種族として有名な小人族ポックルの登場です。

 別に小人が斥候得意って言うイメージもないと思いますが、『小人族ポックルが戦闘可能な種族であり、だからこそカオテッドに多くいる』というのは頭にありまして、じゃあ小人族ポックルがどうやって戦うんだ、となった時、やはり斥候かなーと行きついた感じです。


 パティは他の侍女に居ない犯罪奴隷でありながら、天才でもあります。何かと劣っている部分や負い目がある侍女ばかりですからね。
 才能や素質で言えばミーティアも同じ天才ですが、彼女も『日陰の樹人』になって風・光・神聖魔法を失っています。

 その点パティは『隠れた天才』という感じなので差別化は出来るし、今後に期待が持てると。
 もちろん唯一の犯罪奴隷ですから負い目はあります。才能があるからって有頂天にはなりません。師匠も厳しいですし。

 書いているうちに、無茶ぶりされたりミスをやらかすキャラになってしまいましたが、それはネネ師匠の性格を私自身侮っていたが故です。
 ネネだったらこう言うだろうなーと書いていたら、いつの間にかパティが可哀想な感じになっていました。パティよ、すまん。


 名前はブレスオブファイア2のキャラ『怪盗パティ』からです。
 ポックルという種族名はコロポックルから。コロ『ボ』ックルと同じですけど『ポ』の方が可愛らしいんで。


■リンネ 角牛族バッフェル


 侍女の上限は20人。それは屋敷を買う時にエメリーさんが「20人は住めるような所」と忠言していた頃から決めていました。
 本来、天庸戦で終了のつもりでしたが聖戦まで引き延ばすにあたり、そこまでは増やしていいかなと。
 しかし聖戦の間際で新人を加入させるわけにはいかないので、あのタイミングでリンネが加入となりました。

 最後の侍女はどうしようかとかなーり悩みました。
 王道ですと既出のキャラが最後の最後に仲間になるって展開ですけど、それで思いついたのは受付嬢のメリーくらいです。
 さすがにアレを侍女には出来ませんし、エメリーと名前被ってますし、諦めました。


 ならば完全に新キャラを作るしかないのですが、どうせなら新種族にもしたい。だったらカオテッドから少し離れた土地に住む種族が良いだろうと。
 旅をしてカオテッドに行くにはそれなりの理由が必要で、最初は旅芸人のピエロみたいなのを想像しました。
 そこから、結局は紆余曲折あって吟遊詩人となったわけです。


 吟遊詩人ってFFではハープで攻撃してましたし、ファンタジー物の定番ではありますけど実際に戦っている吟遊詩人を書いている作品って稀ですよね。
 だからこそ戦わせてみたかったというもあります。そして非常に苦労した所でもあります。吟遊詩人としての特性は戦闘で活かせないと。

 結局は砂漠の民という事で双剣ショーテルにしました。せっかくの吟遊詩人ですから一風変わった戦い方にしたかったというのも理由の一つですが、ガンダムWのサンドロックを意識したのは言うまでもありません。


 角牛族バッフェルという種族を作るにも悩みまして、人型を保ちつつ外見的特徴が分かりやすいという事で『角』を付けようかなーと。
 鬼人族サイアン竜人族ドラグォールとも違う角……水牛みたいな『うねった角』かなーと。
 砂漠と関係ないじゃん、とも思いましたが他に良い案もなく、そのまま採用しました。


 リンネという名前は、個性付けの為に語尾を「~ネ」としていたので〇〇ネにしようと。で、後は吟遊詩人らしく『音っぽさ』を意識して『鈴音(リンネ)』としました。決して『輪廻』じゃありません。
 バッフェルはバッファローから。そのままです。


■カイナ 虎人族ティーガル
■コーネリア 熊人族クサマーン
■ケニ 鳥人族ハルピュイ
■キャメロ 猫人族キャティアン
■クェス 狐人族フォクシー


 本編終了後の人選なので深くは考えていないのですが、そのうちセイヤくんの侍女は百人を超えると思います。本当に種族制覇するかもしれません。そのつもりで雑多な種族を選びました。

 黒屋敷に足りない人材として『迷宮組合員経験者』というのは考えていたので、パーティーをまるごと加入させたいと。
 まぁ理由付けの為にリーダーのレイラさんはお亡くなりになったのですが……。

 それと黒屋敷に獣人系種族が少ないとも考えていました。
 獣帝国からカオテッドに来たはずなのに、そこで引き入れた獣人系ってサリュだけですしね。その後もヒイノとティナだけです。

 数ある獣人系種族の中で「居たら便利だなー」というのを選びつつ、「どうせなら狐人族フォクシー出しちゃうか」となったわけです。
 狐人族フォクシーは魔法使い系の獣人系種族という事で特殊な立ち位置だったので、今まで登場はありませんでした。構想はありましたけど。で、ここに来て登場と。


 各自の性格は個性が出て尚且つ『こんなパーティーだったらレイラさん居なかったら破綻するわ』と思わせる感じで。

 カイナはドルチェをダメなまま成長させたような感じ。
 コーネリアは私の『騎士キャラ出したい』という欲望から騎士バカに。
 ケニはマイペース過ぎて何を考えているか分からない。
 キャメロとクェスは普通ですけど年少組ですからね。年上に振り回されてます。


 名前は他の侍女と頭文字が被らないように『カキクケコ』から付けました。
 種族名はティーガルはタイガー、ハルピュイはハーピィ、キャティアンはキャット、フォクシーはフォックス、そのままです。

 ただクサマーンに関してはZガンダムの『ボリノーク・サマーン』からとってます。イーリスの迷宮組合支部長がボリノーという名前なのもそのせいです。
 森のくまさんって、よくこんな名前付けましたよね。ジ・Oとかパラス・アテネと違いすぎるでしょう。


■神様関係について


 創世の女神ウェヌサリーゼは全ての創造神です。
 見た目は綺麗な女神様。中身は傲慢・自分勝手・ズボラで細かい事は気にしない、そんな感じ。

 女神は様々な世界を創っています。舞台となっているアイロスもその一つ。地球も管轄のようですね。

 アイロスを創るにあたり、従属神を何柱か創りました。
 またアイロスで生きる者として基人族ヒューム天使族アンヘルを創り、従属神に他種族を創らせました。

 アイロス世界における様々な事は全て従属神が管理しており、統括を女神がやっている感じです。
 だから邪神ゾリュトゥアが魔族を生み出したのも放置ですし、「自ら地上に顕現して世界をぶっ壊してやるぜ!」となって、そうしてからやっとミツオ君を向かわせた感じですね。

 ある程度は自由にやれ、と。世界を繁栄させるのか滅亡させるのか、どうでもいいから好きにやれ、と。
 でも邪神、お前が顕現するのはやりすぎだから勇者行かせるわ、と。


 多くの種族が生きる世界を想定していたので、当然奉じる神は多くなるだろうと。
 そんな感じで設定を作りまして、数えてみたら女神含めて現在20柱いらっしゃいます。多分もっといらっしゃるでしょう。

 別に一神教でも良かったとは思いますが、種族毎の個性を出す意味ではこれもアリだったかなーと思います。
 宗教の違いは考え方や倫理の違いを生み出し、諍いや争いを起こしやすい。そして戦いは物語にとって不可欠です。
 少なくとも邪神という『共通の敵』は必要なので、やはり一神教にしなくて正解かと。


 あまり神についての設定を書くと、アフターで書きたい事のネタバレにもなるので控えたいと思います。まぁいずれ書きたいと思っている程度ですけどね。プロットもまだです。どうぞお楽しみに。


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