痩せたい!~超肥満OLダイエッター 横綱良子さん~

タヌキのポンちゃん

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【第1部】遥かなる空へのダイエット始動!

【第3話】ダイエッ島

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「な、何なの!? この島!!?」

ダイエッ島…

その島は東京から数百キロも南下した、太平洋のど真ん中にひっそりと浮かぶ小さな島だった。
その広さはおおよそ1km四方という、ちょうどあの東京ドームが20個分入るくらいの面積だ。

『ようこそ!ダイエッ島へ♪ ~ 胡・散臭式【ウ・サンシュウ式】 究極ダイエット法研究所 ~』

島の入口に立てられたアーチ型の門には、そう大きく書かれていた。
そして、恐る恐るその門をくぐる横綱良子… すると…

「こ、これは… 一体どういうことなの!?」

なんとその門をくぐった横綱良子の目の前には、その目を疑うとんでもない光景が広がっていたのだ!!

観覧車… ジェットコースター… メリーゴーランド… お化け屋敷… レストラン…

「これって、遊園地じゃない! で、でも、なんか変…」

それもその筈… その場所はほとんど廃墟と化していて、それはまさに遊園地の墓場といっても過言ではなかったからだ!!



目の前にある全てのアトラクション施設はもちろんのこと、その建物や店、オブジェに至るまで、全てがサビやツタにまみれていた。

そして、そのほとんどが朽ち果て寸前の状態で、そこには人っ子一人見当たらないというまるでゴーストタウンのようだった。

太陽光がふんだんに照らされる真昼間であっても、この廃墟の遊園地には何とも言えない雰囲気が不気味に漂っていた…

「な、なんて気持ち悪い場所なの… こんなところにダイエットの合宿所がホントにあるの?」

その廃墟の遊園地を、奥に向かってゆっくりと歩き進む横綱良子。

しかし、彼女が進むその通路にはゴミや雑草が散乱し、ほとんど歩くことすらままならない状態だった。

そして、彼女はある場所で立ち止まり、スカートのポケットから1通の手紙を取り出し、それをもう一度読み返した。



              入校式のご案内~ ^^

 横綱良子様、この度に我が研究所のダイット合宿に参加くでさり、誠におめでとうごぜいます。
 わが研究所は、あなた様のダイエット成高にご協力すべく、最小限のお力添えをさせていきもす。
 つきませては、本ダエット合宿へのご傘下による、入航式のご案内をさすて頂きます。
 入校式は2022年8月1日午後1時より、ロケット館の最上階展望フロアで塾生全員合同で行うます。
 当施設スタッフ一同、あなた様のご参加を本の少しだけお待ちしております。

      胡・散臭式【ウ・サンシュウ式】 究極ダイエット法研究所
        会長兼アルバイト 胡・散臭より



「何だこの誤字脱字だらけの案内書は… おまけに変な内容だし…
 だけど今日はその2022年8月1日… 今、午後12時50分だ… 
 だけど、集合場所のロケット館って… これのことだよね!?」

 彼女が立ち止まったその目の前には、天空に向かって果てしなく伸びている巨大なロケット像がそびえ立っていた。

 その至る所にサビや朽ち果てた箇所が見られ、何とも痛々しい姿をさらけ出している船体だった。



 だが、それはまさしく世界初の月面着陸を成し遂げたあのアポロ11号と全く同じ型、同サイズの建造物だった…



                            つづく…

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