碧眼の守護者

kakasu

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第3話神官初級審査③

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 村の案内を終えたローラは、2人を自宅に招き入れ、パンとスープをご馳走した。
「ごめんね。こんなものしかなくって……」
「そんなことないよ。ちょうど小腹が空いてたから助かっちゃった。これで、元気いっぱい遺跡探索に出発できるよ」
 すまなそうにうなだれるローラに、マイが笑顔で答える。
「よっし、そろそろ行くか」
 スープを一気に流し込み、クルーガーが立ち上がる。
 ローラとおじいさんに挨拶をして2人が外に出ると、家の前に村人たちが集まっていた。集団から1人の老人がマイの前に歩み寄る。
「わたくし、村長のゴンザと申します。神官様、どうかこの者たちに神の癒しをお与えください。ケガや病気に苦しみ、仕事もままならず生活に困っている者たちです」
 ゴンザはマイの足元にひれ伏して懇願する。
「神の癒しは1回につき奉納金3万ギルを納めなくちゃならないが、お前さんたち用意はあるのか?」
「ちょっとクルーさん、やめてください。あ、あの、顔を上げてください。私はまだ神官ではありませんから。今、初級審査の試験で遺跡の探索に来ています。もし私でよければ、皆さんのために施術させていただきます」
 マイの言葉に村人たちの表情がパッと明るくなった。
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
 村長のゴンザは額を地面にこすりつけ、何度も礼を述べた。マイがゴンザの手を取り立ち上がらせる。
「お姉ちゃん、うち使ってよ」
「うん。ローラちゃん、ありがとう」
 ローラの申し出を受け、マイは再び彼女の家の中へ引き返した。
「おいチビ、ざっと見て50人はいるぞ。全員に施術するつもりか?」
 クルーガーがマイの背中に向かって声をかえる。
「はい」
「夜までかかるぞ。そうなれば、今日の遺跡探索は無理だ。明日の朝一番に出たとしても、試験期間中に2つ目の遺跡までクリアするのは正直かなり厳しいぞ」
 クルーガーがいつになく真剣な表情で話をする。
「困ってる人を、苦しんでいる人たちをほっとけないですよ。私、人の役に立ちたくて、苦しんでる人の力になりたくて神官を目指しているんです。この人たちを見捨てて、神官になる意味はありませんから」
 マイはいつもの天真爛漫な笑顔をクルーガーに向けたあと、キリっと表情を引き締めて村人たちの施術にあたった。

 村人たちの施術をすべて終えたころには、すっかり日も暮れて空に星が輝く時間になっていた。
 マイが施術を始めてから、クルーガーはふてくされた態度でそっぽを向きごろりと横になったまま起きてこない。
「お姉ちゃん、今日はうちに泊まってよ。クルーさんも疲れてるみたいだし。狭いけど、クルーさんはおじいちゃんの部屋、お姉ちゃんはわたしの部屋で一緒に休んでくれる?」
「ローラちゃん、ホントにありがとう」
 マイが礼を述べると突然クルーガーが起き上がり、彼女の腕を強引に引いて外へ連れ出した。
「ちょ、ちょっとクルーさん、やめてください。痛いです」
 マイが手をふりほどき、痛そうに手首をさする。
「チビ、お前のしたことは良いことだ。だが、マリアンヌ聖教において、奉納金を納めない者を施術することは、戒律違反だ。今日お前がやったことは、聖教の教えのもとでは悪、俺のギャンブルと何ら変わりはしねぇってことだ」
「クルーさん、それは違うと思います。自分の欲を満たす行為と、人のために祈る行為は同じでないはずです」
 興奮気味に少し怒った様子で話すクルーガーに対し、マイは落ち着いた表情で優しく言葉を返した。
「チビ、お前はなんだ? 聖教のルールに意見できるほど偉い立場か? 今俺たちは、実地試験の最中だ。従者の不祥事は解雇処分にすりゃあ済む話だが、受験者の違反は一発アウトだ。俺や村人が、金欲しさにお前の違反を密告したらどうする?」
「ここの人たちは、そんなことしませんよ。もちろんクルーさんだって」
 マイは寂しそうに微笑んだ。
「いいか、チビ。一度しか言わないから、よく聞けよ。どんな状況でも、自分が今何をすべきかを考えろ。自分の決めた道を一時の感情で曲げるな。世界中の不幸な人間を救うことなんてできない。自分のそばにいる一番大切な奴らだけを守れ!」
「えっと、心配かけてすみません。クルーさんの言っていることも、私、わかってるつもりです」
「な、なんだよ……」
 マイの素直な返答と、ニッコリ微笑む顔にクルーガーはとまどった。
「だって、クルーさんがこんなにも真剣にお話するの、初めてだったので。色々考えてくれているんだなぁと思ったら、嬉しくなっちゃいました」
「ば、バカ。そんなんじゃねぇよ。チビ、さっさと寝ろ。身長伸びねぇぞ」
 頬を紅潮させたクルーガーは、1人で家の中へ戻っていった。

――フフフ。クルーさん、ちょっと可愛かったな。ふう、世界中の人は救えない……か。

 マイは夜空に輝くいくつもの星を見上げて、小さくため息をついた――。


 翌日、朝食を済ませたマイたちにローラから嬉しい話が伝えられた。古代遺跡入り口まで、ローラの祖父が馬車で送ってくれるというのだ。家具職人であるローラの祖父は、完成品を馬車に乗せて町の家具店へ納品している。この日、納品する完成品は無いのでマイたちを馬車に乗せてくれると言うのだ。
「家具製作もあるのに、私たちのために時間をつくっていただき、感謝いたします」
「いやいや。神の癒しをいただいたお礼に、少しでもお役に立てれば何よりです。今、馬車を用意いたしますので、ここでお待ちください」
 ローラの祖父はマイたちの役に立てることが心から嬉しい様子で、家の裏の小屋へ馬車を取りに行った。
「なあ神官様、俺を従者にしてくれよ」
 1人の少年が勢いよく走ってくると大きな声で言った。
「えっと、私はまだ神官ではないんです。今、実地試験の最中でして。神官の従者を目指しているのでしたら、まずはどこか冒険者ギルドに所属されるといいですよ」
「オレはビリーっていうんだ。毎日薪割で腕も鍛えてるし、剣術のけいこだってやってる。狩りだって得意だから、絶対役に立てるぜ」
 ビリーは全く話を聞かず、自信満々に自己アピールする。
「あ、あの……」
「ちょっとビリー、何やってんのよ。お姉ちゃんが困ってるじゃない。またどうせ、剣士だの冒険者だの言って、従者にしてくれなんて頼んでるんでしょ?」
 祖父と共に馬車に乗って戻ってきたローラが、話に割って入る。
「うるせぇ! ガキは黙ってろっ」
「ビリーだって14歳なんだから、まだ子供じゃない!」
 声を荒げるビリーに物おじせずローラが反論する。
「なあ坊主、お前は人を殺したことがあるか?」
「ひっ、人って……」
 クルーガーの質問にビリーは言葉を詰まらせる。
「俺は9歳から傭兵ギルドの少年兵で戦争が日常だった。初めて人を殺したのは10歳のとき。お前くらいのときには、大型モンスター討伐のパーティにも参加してた。魔族とやり合ったこともある」
「ま、魔族……」
 ビリーはゴクリと唾を飲み込んだ。
「戦闘経験のないお前を試験サポートのパーティには加えられない。神官の従者を目指してんなら、さっきチビが言ったとおりにするのが近道ってもんだぜ。じゃあな」
「し、失礼します」
 クルーガーの大きな手に背中をそっと押され、マイは馬車に乗り込んだ。
「それでは、出発しますね」
 たずなを引くローラの祖父が声をかけ、馬に鞭を入れると馬車がゆっくりと走り出し村を離れていく。
 それをうらめしそうに見ながら、ビリーは「ペッ」と唾を吐いた。
 ローラが言う通りビリーには妄想癖があり、「剣士だ、冒険者だ」とよく口にしては剣術のまねごとをして、両親を困らせていた。経済的事情や近くに学校が無いことから、カーリック村の子供たちは勉強ができず、親の仕事を手伝っているのが現状である。村のこどもたちの中で、親の手伝いをあまりせずにただ1人遊んでいるビリーは浮いていた。本人はいたって真剣だが、周りから見れば妄言を叫びながら棒切れを振り回す問題児にしか見えない。村中の全員がビリーを相手にしなくなっていた。
「クソッ。なんだよアイツ、偉そうに自慢しやがって。オレだって、ちゃんとした剣さえあれば……」
「ありますぉ。剣、ありますよぉ」
「うわっ。だ、誰だよあんた?」
 ビリーの後ろにいつの間にか見知らぬ男が立っていた。
 口ひげを生やした小柄な男。貴族のような立派な身だしなみをしている。
「これは失礼いたしました。わたくし、旅商人のレイマーと申します。どうぞお見知りおきを」
 レイマーが帽子をとってあいさつする。
「お、おう。オレはビリー。オレ、金持ってないから何も買えないぜ。まあ、この村の連中も同じだろうけどな」
「いえいえ、お金なんて結構でございます。わたくしには分かるのです。あなたは、こんな小さな村でくすぶっているような器ではございません。もっと大舞台で活躍すべきお方だと」
「へへへ。おっちゃん分かってんじゃん」
 褒められて喜びを隠せないビリーが鼻を掻く。
「ですから、お代は出世払いで結構です。力が欲しくはありませんか? あなたをバカにした者すべてを見返す力、知らしめる力、圧倒する力。さあ、この剣を抜いてみてください」
 レイマーが全長1メートルのロングソードを手渡す。
 ビリーが剣を受け取り鞘から抜くと、刀身が妖しく黒く光った。その光に見入ったビリーの瞳がボーっと生気を失っていく。
「ち……から……力が欲しい」
「さあ、この指輪も受け取ってください。あなたに魔力を授ける魔法のリングです」
 レイマーは上着のポケットから、小さな漆黒の魔石があしらわれたリングを取り出し、ビリーの指にはめる。
「力が……力がみなぎってくるぅぅぅぅ」
 ビリーの瞳が血のような真っ赤に染まっていく。
「グフフフフ。その力で、たぁくさん殺してくださいねぇ。グハハハハ」
 ビリーのそばにレイマーの姿は無く、不気味な笑い声だけがこだましていた。


 試験3日目にして1つ目の遺跡へようやくたどりついたマイとクルーガーは、馬車でここまで送り届けてくれたローラと彼女の祖父に礼を言い、探索へ向かった。
 1000年以上昔の小さな町は、その周囲を高さ3メートルの外壁でぐるりと覆われており、石造りの建物には深緑色のツルが一面に巻き付いていた。
 モンスターに遭遇することもなく、いたって静かな遺跡内を進んでいくと、古代神殿へたどりついた。
 入口には石碑が設置されており、「最奥の間、聖女の泉にて身を清め、祭壇の石板に右手をかざせ」と刻まれていた。
「ご丁寧に、洗礼の手順が書いてあるぜ。ほかの石と比較してそれほど風化してない。ここに設置されて、せいぜい100年そこそこってとこだな」
「神官試験が行われる遺跡は、教会と神学校が管理していますから。時代に合わせて、みたいなとこもありますよ」
 マイが苦笑いする。
「んじゃ、行くか!」
「ハイッ」
 2人が神殿内に足を踏み入れ、広い通路を進んでいく。
 途中、数回にわたりスライムに遭遇するも、一瞬でクルーガーのナイフの餌食となった。
「余裕だな。でも、気ぃ抜くなよ。あの森のことがあるからよ。ま、何が出てこようが、必ず仕留めてやるけどな」
 クルーガーはダガーナイフをホルダーに収め、頼もしい笑顔を見せる。
「……」
 マイはクルーガーの戦う背中を見て、彼の言葉を思い出していた。

――俺は9歳から傭兵ギルドの少年兵で戦争が日常だった。初めて人を殺したのは10歳のとき。

 彼の壮絶な少年時代に思いをはせ、マイは胸が締め付けられるように苦しくなった。
「おーいチビ、おい。大丈夫か? ボーとして、具合悪いのか?」
「あっ、いえ。すみません。こんなときに。私も後衛で戦闘に集中しなきゃいけないのに……」
 我に返ってひたすら謝る。
「いや、大丈夫ならいんだよ。スライム程度にケガさせられる俺じゃあねぇからよ。ただ、前回みたいな大型が出てくる可能性だって0じゃねぇから、警戒は怠るなってことよ」
「はい……あ、あのぉ」
「ん、どした? 小便か?」
「ち、違います。そうじゃなくて……」
 マイは一生懸命に言葉を探した。どの言葉が正解なのかは分からない。しかし今、従者として自分を護衛し、サポートしてくれているクルーガーに伝えたい言葉があった。
「クルーさんはとても強い人です! 腕力とかじゃなくって、人として。今のクルーさんがあるのは過去を強く生きてきた証です。だから、その……昔の自分を嫌いにならないでください!」
「……」
 マイの大きな声に、クルーガーは目を丸くして沈黙した。しかし、すぐに穏やかな顔で「ありがとな」と小さくつぶやいた。
「ふぁわわわ」
 クルーガーの大きな手がマイの頭を優しくなでる。
 マイは赤面し、慌てて彼から視線をそらした。
「クルーさん、そろそろ行きましょう! 帰りは歩きだから、急がなくちゃ」
「おっと、そうだったな」
 マイの頭から手を離したクルーガーは、再び前衛として進み始めた。
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