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本編
1 ここはどこですか
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何か眩しい……? それに、少し寒い……
僕は感じた眩しさと少しの寒さにゆっくりと目を開けた。
目を開ければまず目に入ったのはキラキラと美しく輝くステンドグラスでできた天井。その後に自分の周りへと視線を巡らせると目に入るのは真っ白な台。壁や地面も真っ白。シミひとつ見つからないほど真っ白。
え、ここどこ……?
何か神殿のような感じではあるが、自分が寝ていたのは自分の家の自分の部屋の自分のベッドのはずだ。自分ばっかり続いてなんだか鬱陶しい気もするが、現状に混乱している頭ではそんなことも気にしている余裕はない。
そして、大きな問題が1つある。重大な問題だ。もう寒さなんてどっか行った。
……一度今いる台(おそらく祭壇とかいうやつだ)がどれくらいの高さなのか恐る恐る下を覗いて見たんだ。おそらく2mぐらいだ。僕の身長は170cm。平均ぐらいはある。そんな僕の身長よりも30cmは高いなんて……!
ここから出て今いる場所を把握するにはこの台から降りる必要があるのにこの祭壇には梯子や階段が付いていない……つまり飛び降りるしか手はない。たかが30cm身長より高いぐらいと思われるかもしれないがここで言っておこう。僕の運動神経は皆無だ。もう一度言おう。皆無だ。
……そう! 僕の運動神経は皆無なんだ!!! なにもないところで躓き転んだ回数は数え切れない! 体育の成績は良くて3! 50m走? 10秒切ったこと一度もないよ! マラソン大会なんて地獄だよ……
そんな僕がここから飛び降りたらどうなるか……? 完璧に足の骨を折る。余裕で折る。下手したら転んで腕も折る。そんな無謀なことは出来ない……
そう色々と考えているとこれまた真っ白なローブのようなものを着て真っ白な髪と髭を携えたお爺さんが入ってきた。お爺さんは僕を見て目を見開いて固まってる。
壁だと思ってたそこ扉だったんだ……!
明らかに素っ頓狂なことを考えているとお爺さんがいきなり叫んだ。
「神子様が降臨なされた!!!!!!」
What? ミコとはいったい……?
頭の中にはてなマークが大量発生している僕の元にお爺さんは寄って来て跪いた。
「ようこそいらっしゃいました。私は神殿長を務めておりますヴォイドと申します。
よろしければ神子様のお名前をお聞かせ願えましょうか?」
「僕は幸仁……東幸仁。
あの、神子ってなんですか……?」
「神子様とは神より遣われし使者でございます。およそ300年に一度の周期でその時代の王が賢王であらせられる時にこの国へ遣わされるとされており、神子様がいらっしゃればそれだけで世界は豊かになり、平和になると言い伝えられています」
「それが……僕だと?」
「その通りでございます。神子様が今お座りになられている祭壇は神子様もしくはその許可を頂いた者にしか登ることは出来ませぬ。
神子様が降臨されていなかった現在、貴方様がそちらに座られていることこそが神子様であるという何よりの証明でございます」
ええと、目覚めたらここにいて、ここは神子とその許可をもらった人しか登れない場所で……? だめだ、頭が混乱してる。
うんうんと唸っているとヴォイドさんが優しく微笑んで話しかけてくれた。
「神子様はまだこちらへ来たばかり。混乱なされるのも無理はございません。
まずはゆるりと身体を休めましょう。これからのことはそれからお話しさせていただきましょう」
……おそらくあれだよね、これ。もう元の世界とは違う世界でもう二度と帰れない的なやつだよね。元の世界に未練がないかと言われると、正直未練しかないけど今そんなこと言ったってしょうがない。ここはヴォイドさんの言うようにゆっくり休んでから話し合おう。
さて、そうなったら今の問題はただひとつだ。
「ここから降ろしてください……!!!」
僕は感じた眩しさと少しの寒さにゆっくりと目を開けた。
目を開ければまず目に入ったのはキラキラと美しく輝くステンドグラスでできた天井。その後に自分の周りへと視線を巡らせると目に入るのは真っ白な台。壁や地面も真っ白。シミひとつ見つからないほど真っ白。
え、ここどこ……?
何か神殿のような感じではあるが、自分が寝ていたのは自分の家の自分の部屋の自分のベッドのはずだ。自分ばっかり続いてなんだか鬱陶しい気もするが、現状に混乱している頭ではそんなことも気にしている余裕はない。
そして、大きな問題が1つある。重大な問題だ。もう寒さなんてどっか行った。
……一度今いる台(おそらく祭壇とかいうやつだ)がどれくらいの高さなのか恐る恐る下を覗いて見たんだ。おそらく2mぐらいだ。僕の身長は170cm。平均ぐらいはある。そんな僕の身長よりも30cmは高いなんて……!
ここから出て今いる場所を把握するにはこの台から降りる必要があるのにこの祭壇には梯子や階段が付いていない……つまり飛び降りるしか手はない。たかが30cm身長より高いぐらいと思われるかもしれないがここで言っておこう。僕の運動神経は皆無だ。もう一度言おう。皆無だ。
……そう! 僕の運動神経は皆無なんだ!!! なにもないところで躓き転んだ回数は数え切れない! 体育の成績は良くて3! 50m走? 10秒切ったこと一度もないよ! マラソン大会なんて地獄だよ……
そんな僕がここから飛び降りたらどうなるか……? 完璧に足の骨を折る。余裕で折る。下手したら転んで腕も折る。そんな無謀なことは出来ない……
そう色々と考えているとこれまた真っ白なローブのようなものを着て真っ白な髪と髭を携えたお爺さんが入ってきた。お爺さんは僕を見て目を見開いて固まってる。
壁だと思ってたそこ扉だったんだ……!
明らかに素っ頓狂なことを考えているとお爺さんがいきなり叫んだ。
「神子様が降臨なされた!!!!!!」
What? ミコとはいったい……?
頭の中にはてなマークが大量発生している僕の元にお爺さんは寄って来て跪いた。
「ようこそいらっしゃいました。私は神殿長を務めておりますヴォイドと申します。
よろしければ神子様のお名前をお聞かせ願えましょうか?」
「僕は幸仁……東幸仁。
あの、神子ってなんですか……?」
「神子様とは神より遣われし使者でございます。およそ300年に一度の周期でその時代の王が賢王であらせられる時にこの国へ遣わされるとされており、神子様がいらっしゃればそれだけで世界は豊かになり、平和になると言い伝えられています」
「それが……僕だと?」
「その通りでございます。神子様が今お座りになられている祭壇は神子様もしくはその許可を頂いた者にしか登ることは出来ませぬ。
神子様が降臨されていなかった現在、貴方様がそちらに座られていることこそが神子様であるという何よりの証明でございます」
ええと、目覚めたらここにいて、ここは神子とその許可をもらった人しか登れない場所で……? だめだ、頭が混乱してる。
うんうんと唸っているとヴォイドさんが優しく微笑んで話しかけてくれた。
「神子様はまだこちらへ来たばかり。混乱なされるのも無理はございません。
まずはゆるりと身体を休めましょう。これからのことはそれからお話しさせていただきましょう」
……おそらくあれだよね、これ。もう元の世界とは違う世界でもう二度と帰れない的なやつだよね。元の世界に未練がないかと言われると、正直未練しかないけど今そんなこと言ったってしょうがない。ここはヴォイドさんの言うようにゆっくり休んでから話し合おう。
さて、そうなったら今の問題はただひとつだ。
「ここから降ろしてください……!!!」
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