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本編
17 side.ラギアス
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俺は狼族の獣人。ほんとは大嫌いな人間なんかに敬語を使うなんて嫌だが、使わなかったら使わないで面倒だから渋々敬語を使っている。
獣人の地位はかなり低い。この国では先先代国王が法律を作り、法の上では獣人の地位は確立されたが、獣人の俺たちからすれば何様のつもりだと思う。俺たち獣人の自由を一方的に奪い、今度は自由となる権利を与えた人間。なぜ俺たちの行動を俺たちよりも遥かに弱い人間達に左右されなければならないんだ。
だが、そんなことを思ったところで他国ではまだ獣人の奴隷化を認めているのがほとんどであるし、仲間である獣人族が多く首輪をはめられているため、人間達に仕返しをしたくとも不可能だ。反旗を翻した瞬間に仲間の獣人達は殺されてしまうだろう。ならばかつて人間が獣人にやったように人間の子供を人質に、と考えもしたが、獣人族を奴隷としている国の上部は腐りきっている。自分たちの利益ならどんなものだって見捨てるような奴らだ。こっちが人質にした子供になど見向きもしないだろう。それに誇り高い獣人が愚かな人間と同じことをするなどあってはならない。他の獣人が大人しくしているのだってそういった理由からなのだろう。
俺は法律ができてから生まれたからまだマシだったが俺の爺さんたちの頃は本当に酷かったらしい。今は法律があるから仕事にも就けるし店で買い物だってできる。隷属の首輪だって就ける必要はない。だがそれでもあからさまに見下してくるような人間がほとんどだし、俺たち獣人と親しくしようとする奴なんていない。俺も人間が嫌いだから別になんとも思いはしないが。
だが、そんな人間が嫌いな俺も唯一この人についていこうと思える人間がいた。俺の所属する部隊の部隊長という座に25歳という若さで就いているダグラスさんだ。
ダグラスさんは本当に人間なのかというほどに強い気を放っている。狼族は上位種の獣人なのに、その中の1人の俺でも敵わないと思うほどだ。俺は狼族の中でもトップレベルだと両親や爺さん達に言われていたのにそんな俺が敵わない人間がいるなんて思いもしなかったから、部隊に配属されてダグラスさんを見た時は本当に驚いた。だがその時はまだ驚いただけだった。
あれは俺が部隊に配属されて1ヶ月が経った頃のことだった。俺の部隊に魔獣討伐の任務が入った。山に入り、1日かけて魔獣を討伐する任務だ。ダグラスさんが部隊を6人程度ずつに分け、俺は人間5人と組むことになった。部隊には他にも獣人がいたが、獣人族は人間よりも強い力を持っているからバランス良くするためにばらけられるのが普通だ。別に誰と組もうが俺がすることは同じだからどうでもよかった。おそらく他の獣人も同じようなことを思っていただろう。
そうして挑んだ任務で思わぬ事態が起こった。Sランクの魔獣が俺たち6人の前に現れたんだ。俺たちが討伐する予定だった魔獣はBランクのはずで、たった6人でも討伐できるレベルの魔獣だったはずだった。Bランクは一般騎士5人で討伐できるとされるのに比べてSランクは1部隊全員でかかったとしても死者が数人出るレベルだ。
そんな相手にいくら上位種の獣人とはいえ、俺が敵うわけがなかった。だが背を向けて逃げようとしたものならば確実に殺されるのは目に見えてわかっていたし、何より獣人の上位種としての誇りが逃げることを良しとしなかった。
魔獣に遭遇して数分だったか数十分だったか──俺たちは、いや、俺は必死でSランクの魔獣に抗っていた。人間どもはなんの戦力にもならなかった。緊急事態用の連絡石を持っていた奴はすぐさま逃げようと背を向けた瞬間殺された。他の人間どもはそれを目にして腰を抜かしたところに攻撃を受けた。まだ弱く息をしている者もいるがおそらくもう長くは持たない。俺も致命傷はないもののかなりの傷を負っていて防戦一方だった。剣を持つ腕はすでに力が入らなくなっているし足も立っているのがやっとというほどガクガクと震えていたが、足を止めれば死ぬことは確実だったから必死に自らを叱咤し、必死に抗った。
しかし、そんな俺もついに体力の限界が来たのか膝がガクリと折れ、動くこともできなくなってしまった。目の前に迫る魔獣の動きがゆっくりに見え、俺の命もここまでかと悔しくもあったが誇り高く最後まで戦い抜いた上での死に納得し、目を閉じた瞬間、その声は聞こえた。
「おい、生きているか?! 来るのが遅くなってすまない。もう大丈夫だ、お前はそのまま休んでいろ」
聞き覚えのある声に目を開けると、そこにいたのはたった1人でSランク魔獣に立ち向かうダグラスさんだった。1人でSランクに敵うわけないと思ったが、なぜかその背中と声には絶対的な安心感があった。
──ああ、この人がいたら大丈夫だ
自然とそう思っていた。
それからは一瞬だった。ダグラスさんは魔獣の攻撃を軽々と避け、次々と攻撃を浴びせていく。俺があんなにも苦戦していたのはなんだったのかと思うほど、軽々とSランク魔獣を倒したダグラスさんを、俺はただただ唖然と見ていることしかできなかった。
魔獣が完全に息絶えたことを確認したダグラスさんが俺に寄ってきて話しかけてきた。
「大丈夫か? 深い傷は……ないようだな。よく持ちこたえた。新人でここまで耐えれるとは大したもんだ。傷が癒えたら俺と模擬戦でもしてくれ」
そう言って俺の頭をグシャグシャと撫でたダグラスさんに、俺は何も言えなかった。こんな風に獣人を気遣う人間なんて見たことがなくて戸惑ったからだ。
ダグラスさんはそんな俺に嫌な顔を向けることもなく手早く周りの状況を確認し、応援を呼んだ。
「Sランク魔獣発生。討伐は完了したが死者5名。何人か送ってくれ」
それから駆けつけた騎士達に死んでいった人間達は運ばれて行き、俺にはダグラスさんが肩を貸してくれた。俺は自分で歩けると断ったが、ダグラスさんは頑張った今ぐらい甘えておけと、そのまま救護班のところまで連れていってくれた。
そのあと処置を受け、無事全快するとダグラスさんは俺に模擬戦を申し込んできた。俺はあの時の言葉は本気だったのかとかなり驚いたが、俺を助けてくれたダグラスさんの頼みを断れるわけがない。俺もあんなに軽々とSランク魔獣を倒したダグラスさんと戦ってみたかったので、その申し入れを受けた。──もちろんぼろ負けしたが。
それからダグラスさんはよく俺に話しかけるようになった。
「稽古をつけてやる」
「うまい飯を奢ってやる」
「酒でも飲みにいくぞ」
獣人の俺にそんなに話しかけて来る人間は初めてだった。だけど悪い気分ではなかった。よくよくダグラスさんを見ていると、ダグラスさんは誰にでも平等に接しているみたいだった。珍しい人間だ。俺はまだ新人だから今まで話しかけられたことがなかっただけで、どうやら他の獣人にも人間と同じように接しているようだった。好ましい人間だと思った。それに俺は一度命を助けられている。情に厚い獣人である俺がダグラスさんを嫌えるはずがなかった。
それに、ダグラスさんには圧倒的な強さを見せられている。男としてあの強さは憧れる。
この人についていこうと、そう、自然に思っていた。
そんなダグラスさんが仕えることになったというユキ様に、俺も仕えることになった。ダグラスさんの推薦だと聞いた俺はすぐに引き受けたが、正直ダグラスさん以外の人間など──と思っていた。
面倒ごとを避けるためにかなり謙って挨拶をすれば敬語も敬称もいらないと言ってきたユキ様。そんなユキ様とはいえ、人間をすぐに信用することなどできず、まだ敬語も敬称も外すことなどできやしないが、それも時間の問題かもしれないと思ってしまう。
だって、今俺の目の前でダグラスさんがユキ様に微笑んでいるから。ダグラスさんはいくら気さくに俺たち部隊の騎士に話しかけても滅多に笑うことはなかった筈だ。
それにダグラスさんは正しいこととそうでないことをしっかり判断し、時には切り捨てることだってあるような厳しさも持ち合わせている。そんなダグラスさんが微笑みかける相手は悪い人間ではないのかもしれない。
だが、やはりまだ信じきることなどできやしない。今しばらくは様子を見ようと、楽しそうに談笑するユキ様を観察するのだった。
獣人の地位はかなり低い。この国では先先代国王が法律を作り、法の上では獣人の地位は確立されたが、獣人の俺たちからすれば何様のつもりだと思う。俺たち獣人の自由を一方的に奪い、今度は自由となる権利を与えた人間。なぜ俺たちの行動を俺たちよりも遥かに弱い人間達に左右されなければならないんだ。
だが、そんなことを思ったところで他国ではまだ獣人の奴隷化を認めているのがほとんどであるし、仲間である獣人族が多く首輪をはめられているため、人間達に仕返しをしたくとも不可能だ。反旗を翻した瞬間に仲間の獣人達は殺されてしまうだろう。ならばかつて人間が獣人にやったように人間の子供を人質に、と考えもしたが、獣人族を奴隷としている国の上部は腐りきっている。自分たちの利益ならどんなものだって見捨てるような奴らだ。こっちが人質にした子供になど見向きもしないだろう。それに誇り高い獣人が愚かな人間と同じことをするなどあってはならない。他の獣人が大人しくしているのだってそういった理由からなのだろう。
俺は法律ができてから生まれたからまだマシだったが俺の爺さんたちの頃は本当に酷かったらしい。今は法律があるから仕事にも就けるし店で買い物だってできる。隷属の首輪だって就ける必要はない。だがそれでもあからさまに見下してくるような人間がほとんどだし、俺たち獣人と親しくしようとする奴なんていない。俺も人間が嫌いだから別になんとも思いはしないが。
だが、そんな人間が嫌いな俺も唯一この人についていこうと思える人間がいた。俺の所属する部隊の部隊長という座に25歳という若さで就いているダグラスさんだ。
ダグラスさんは本当に人間なのかというほどに強い気を放っている。狼族は上位種の獣人なのに、その中の1人の俺でも敵わないと思うほどだ。俺は狼族の中でもトップレベルだと両親や爺さん達に言われていたのにそんな俺が敵わない人間がいるなんて思いもしなかったから、部隊に配属されてダグラスさんを見た時は本当に驚いた。だがその時はまだ驚いただけだった。
あれは俺が部隊に配属されて1ヶ月が経った頃のことだった。俺の部隊に魔獣討伐の任務が入った。山に入り、1日かけて魔獣を討伐する任務だ。ダグラスさんが部隊を6人程度ずつに分け、俺は人間5人と組むことになった。部隊には他にも獣人がいたが、獣人族は人間よりも強い力を持っているからバランス良くするためにばらけられるのが普通だ。別に誰と組もうが俺がすることは同じだからどうでもよかった。おそらく他の獣人も同じようなことを思っていただろう。
そうして挑んだ任務で思わぬ事態が起こった。Sランクの魔獣が俺たち6人の前に現れたんだ。俺たちが討伐する予定だった魔獣はBランクのはずで、たった6人でも討伐できるレベルの魔獣だったはずだった。Bランクは一般騎士5人で討伐できるとされるのに比べてSランクは1部隊全員でかかったとしても死者が数人出るレベルだ。
そんな相手にいくら上位種の獣人とはいえ、俺が敵うわけがなかった。だが背を向けて逃げようとしたものならば確実に殺されるのは目に見えてわかっていたし、何より獣人の上位種としての誇りが逃げることを良しとしなかった。
魔獣に遭遇して数分だったか数十分だったか──俺たちは、いや、俺は必死でSランクの魔獣に抗っていた。人間どもはなんの戦力にもならなかった。緊急事態用の連絡石を持っていた奴はすぐさま逃げようと背を向けた瞬間殺された。他の人間どもはそれを目にして腰を抜かしたところに攻撃を受けた。まだ弱く息をしている者もいるがおそらくもう長くは持たない。俺も致命傷はないもののかなりの傷を負っていて防戦一方だった。剣を持つ腕はすでに力が入らなくなっているし足も立っているのがやっとというほどガクガクと震えていたが、足を止めれば死ぬことは確実だったから必死に自らを叱咤し、必死に抗った。
しかし、そんな俺もついに体力の限界が来たのか膝がガクリと折れ、動くこともできなくなってしまった。目の前に迫る魔獣の動きがゆっくりに見え、俺の命もここまでかと悔しくもあったが誇り高く最後まで戦い抜いた上での死に納得し、目を閉じた瞬間、その声は聞こえた。
「おい、生きているか?! 来るのが遅くなってすまない。もう大丈夫だ、お前はそのまま休んでいろ」
聞き覚えのある声に目を開けると、そこにいたのはたった1人でSランク魔獣に立ち向かうダグラスさんだった。1人でSランクに敵うわけないと思ったが、なぜかその背中と声には絶対的な安心感があった。
──ああ、この人がいたら大丈夫だ
自然とそう思っていた。
それからは一瞬だった。ダグラスさんは魔獣の攻撃を軽々と避け、次々と攻撃を浴びせていく。俺があんなにも苦戦していたのはなんだったのかと思うほど、軽々とSランク魔獣を倒したダグラスさんを、俺はただただ唖然と見ていることしかできなかった。
魔獣が完全に息絶えたことを確認したダグラスさんが俺に寄ってきて話しかけてきた。
「大丈夫か? 深い傷は……ないようだな。よく持ちこたえた。新人でここまで耐えれるとは大したもんだ。傷が癒えたら俺と模擬戦でもしてくれ」
そう言って俺の頭をグシャグシャと撫でたダグラスさんに、俺は何も言えなかった。こんな風に獣人を気遣う人間なんて見たことがなくて戸惑ったからだ。
ダグラスさんはそんな俺に嫌な顔を向けることもなく手早く周りの状況を確認し、応援を呼んだ。
「Sランク魔獣発生。討伐は完了したが死者5名。何人か送ってくれ」
それから駆けつけた騎士達に死んでいった人間達は運ばれて行き、俺にはダグラスさんが肩を貸してくれた。俺は自分で歩けると断ったが、ダグラスさんは頑張った今ぐらい甘えておけと、そのまま救護班のところまで連れていってくれた。
そのあと処置を受け、無事全快するとダグラスさんは俺に模擬戦を申し込んできた。俺はあの時の言葉は本気だったのかとかなり驚いたが、俺を助けてくれたダグラスさんの頼みを断れるわけがない。俺もあんなに軽々とSランク魔獣を倒したダグラスさんと戦ってみたかったので、その申し入れを受けた。──もちろんぼろ負けしたが。
それからダグラスさんはよく俺に話しかけるようになった。
「稽古をつけてやる」
「うまい飯を奢ってやる」
「酒でも飲みにいくぞ」
獣人の俺にそんなに話しかけて来る人間は初めてだった。だけど悪い気分ではなかった。よくよくダグラスさんを見ていると、ダグラスさんは誰にでも平等に接しているみたいだった。珍しい人間だ。俺はまだ新人だから今まで話しかけられたことがなかっただけで、どうやら他の獣人にも人間と同じように接しているようだった。好ましい人間だと思った。それに俺は一度命を助けられている。情に厚い獣人である俺がダグラスさんを嫌えるはずがなかった。
それに、ダグラスさんには圧倒的な強さを見せられている。男としてあの強さは憧れる。
この人についていこうと、そう、自然に思っていた。
そんなダグラスさんが仕えることになったというユキ様に、俺も仕えることになった。ダグラスさんの推薦だと聞いた俺はすぐに引き受けたが、正直ダグラスさん以外の人間など──と思っていた。
面倒ごとを避けるためにかなり謙って挨拶をすれば敬語も敬称もいらないと言ってきたユキ様。そんなユキ様とはいえ、人間をすぐに信用することなどできず、まだ敬語も敬称も外すことなどできやしないが、それも時間の問題かもしれないと思ってしまう。
だって、今俺の目の前でダグラスさんがユキ様に微笑んでいるから。ダグラスさんはいくら気さくに俺たち部隊の騎士に話しかけても滅多に笑うことはなかった筈だ。
それにダグラスさんは正しいこととそうでないことをしっかり判断し、時には切り捨てることだってあるような厳しさも持ち合わせている。そんなダグラスさんが微笑みかける相手は悪い人間ではないのかもしれない。
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