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After Story
side.リディア
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「サダン様、リディアです」
「ど、どうぞ」
入室の許可をもらい、お部屋へと入りますと、サダン様は慣れない内装からかまるで借りてきた猫のようにガチガチに固まっていらっしゃいました。これは少しリラックス効果のあるお茶をお入れした方がよろしいでしょう。
すぐにご用意し、お出しするとそれを飲んだサダン様がほっと息をつかれたことを確認して早速本題へ。
「サダン様、ユーキ様についてお話しいたします」
「あ……どうぞ座ってください」
「いえ、このままで結構でございます。敬語も必要ございません」
「いや、話しにくいし……敬語はこの方が楽なんで、このままで」
「……わかりました。では失礼いたします。……御察しの通りユーキ様は────」
ゆっくりとユキ様のことを話しますと、サダン様は納得したように頷いてソファの背もたれへ身体を預けました。やはり怒りなどの悪い感情は感じ取れません。
「……ユーキ、まだ俺と友達でいてくれるかな……」
「どうしてそのようなことを?」
「だって、俺と神子様じゃ身分が違いすぎますからね。ユーキに拒否されたら、俺は離れなくちゃならないでしょう。ユーキといるのは楽しかったから、出来れば友達でいたいんですけど……難しいですかね」
「ふふ、そのような心配は無用かと。今晩にでも、ユキ様もお話をされてください。おそらくその頃にはユキ様もお目覚めてでしょうから」
なんだかお互いに心配をしているお2人が微笑ましくなり、そんな提案をした私はまさかユキ様のあられもないお声をサダン様へ聞かせることになってしまうとは思いもよらなかったわけですが……まぁ結果としてユキ様とサダン様の関係が変わることはなかったので良しといたしましょう。
* * * * * * * * * * * *
そして現在、私は会議の間へとやってきたわけでございます。ユキ様のこれからが決まる大事な会議です。心してかからねばなりません。
「さて、神子様のご留学と誘拐事件が公になってしまったわけですが……なぜ新聞が発行されるに至ったか、調査はどうなっているのです、サモン?」
サモンとは確か……暗部の人間でしたか。なかでも陛下お抱えの部隊の人間だったはずですね。
「はっ、どうやら神子様のご留学先の級友であるロマ・ワトソンの父親が今回の新聞の発行元となった新聞社の記者と親しいようです。ロマ自体神子という存在に憧れを抱いており、自身で神子様についての情報をかなり集めていたようで……今回神子様のお姿とお付きの数、そしてそのずば抜けた能力から神子様ご本人であると突き詰めたようです。ロマ自身は父に自慢するようにただ話しただけなのですが……その父親が酒に酔った勢いで記者に話してしまい、記者が神子様の行方を追い……という流れです」
「ご苦労。まさかそんな繋がりがあったとは……困ったことになりましたね……」
確かに困りましたねぇ……父に話してしまったロマという学生は悪気はなかったのでしょうし、それが新聞にされるとは思っていなかったのでしょう。我々はこれからどう対応するかのみを考えなければなりません。
「リディア殿、神子様はご留学を楽しまれていらっしゃいましたか?」
「ええ。ユキ様はお立場上敬われることが当たり前になっておりますが……ご本人はあまり敬われることはお好きではないようでございまして、ただの学生として扱われることが嬉しいようです。毎日楽しそうに授業へ参加していらっしゃいました」
「そうですか……となれば留学が取り止めとなれば悲しまれることは確実ですね……何かいい方法は……」
しん、と静まり返り、それぞれが何か解決策はないものかと考えますが……なかなかいい案は浮かばないのか表情は固く、暗いですね。情けないことに私も思い浮かばないのですが……
そうして数分か十数分か……それくらいが経った頃、恐る恐る、といったように1人の大臣が手をあげました。
「……あの、いっそのこと開き直る、というのはどうでしょうか」
「どういうことです?」
「神子様である、と公表するのです。その上でご留学を続けていただく……神子様であるなら護衛がいくらついたとしても不自然ではございませんし、安全は確保できるかと……」
ふむ、確かに安全は確保できるでしょうが……
「しかし神子様はただの学生として扱われることを望んでおられるのですよ。神子様であると認めて仕舞えばそれは叶わないでしょう」
そうです、問題はそこです。ユキ様は果たして神子として学園に通われることを望むでしょうか。少しでもご正体がばれる可能性を低くするためにと隣国へ参りましたのに、神子であることを隠さずに学園へ通うならばヴィルヘルムの学園でも問題はありません。むしろそちらの方が安全です。お城にはユキ様専用の神に守られたお部屋がございますから。
「やはり、ご留学は取り止めるしかないのでは……? ただの学生として扱われることをお望みであるならば、神子様として学園へ通われては御心を傷めてしまわれるやもしれません。神子様をただの学生として扱える人間などそういないでしょうから」
「そうですね……では申し訳ありませんが神子様には十分に警護をつけた上で、ヴィルヘルムへとお帰り頂くことにしましょう。リディア殿、構いませんか?」
「……仕方ないでしょう。幸い1番のご友人でいらっしゃるサダン様はいずれヴィルヘルムの騎士となり、この先もユキ様とご友人でいてくださるようですから、ユキ様のお心も少しは癒えるでしょう」
もしサダン様がユキ様のご友人をやめると仰られていたらユキ様は大層落ち込まれて暫く塞ぎ込んでいたに違いありませんが、その辺はもう心配無用です。
「では、神子様のご留学は取り止めといたしまして、発表をどうするかですね……」
「神子様ご本人のお言葉も発表した方がよろしいのでは?」
「確かにそうですね。神子様のお加減により可能そうであればお願いいたしましょう。リディア殿、構いませんか?」
「あくまでもユキ様にご無理のない程度であるならば構いません」
「ではそのようにお願いいたしましょう」
その後も細かいことが次々と決められ、サダン様にも護衛が付くこととなりました。もちろんユキ様のご友人であられるからです。
ユキ様とサダン様は学園でほとんど常にいらっしゃいましたから、その仲の良さも周知の事実。であるならば、ユキ様のご正体がしれた以上、ユキ様への便宜を図ろうとサダン様に危険が及ぶ可能性がございます。それを防ぐためにも常につく護衛を1名、そして影から警護する暗部を交代で2名ほどつけることとなりました。
サダン様に護衛をつけるに当たりかかる資金はコルンガとヴィルヘルム両国により負担することとなります。こちらは既に連絡石にてロイディア国王陛下より了承を得ております。距離が離れていると長時間の通信は困難なため、共に会議とはいかなかったので会議の内容は端的にまとめ、僭越ながら私よりご報告を上げてそれらに了承を頂きました。
「では、あとは神子様へのご報告ですね。悲しませてしまうかと思えば気が重いですが……安全のためにもご理解いただきましょう」
「ユキ様が落ち込まれてもダグラスが付いていますから。予定していた留学期間丸々とはいかないでしょうが、いくらか纏まった休暇も取れるでしょうからユキ様のご機嫌を取らせましょう」
ヴィルヘルムへいない間のヴィルヘルムでの職務はもともと予定されていないものですから、少しくらい休暇を取ったとしても他に支障は出ません。ならば、ユキ様のお心の安寧のためにも少し纏まった休暇を取らせるのは良き手だと思います。後ほど私からロイディア陛下へご連絡しておきましょう。
その後報告へとユキ様のいらっしゃる部屋へと戻った私とマスルール陛下が、ユキ様とダグラスのイチャイチャを見る羽目になり多大なるダメージを負うことになるのはお約束というものでしょう。
「ど、どうぞ」
入室の許可をもらい、お部屋へと入りますと、サダン様は慣れない内装からかまるで借りてきた猫のようにガチガチに固まっていらっしゃいました。これは少しリラックス効果のあるお茶をお入れした方がよろしいでしょう。
すぐにご用意し、お出しするとそれを飲んだサダン様がほっと息をつかれたことを確認して早速本題へ。
「サダン様、ユーキ様についてお話しいたします」
「あ……どうぞ座ってください」
「いえ、このままで結構でございます。敬語も必要ございません」
「いや、話しにくいし……敬語はこの方が楽なんで、このままで」
「……わかりました。では失礼いたします。……御察しの通りユーキ様は────」
ゆっくりとユキ様のことを話しますと、サダン様は納得したように頷いてソファの背もたれへ身体を預けました。やはり怒りなどの悪い感情は感じ取れません。
「……ユーキ、まだ俺と友達でいてくれるかな……」
「どうしてそのようなことを?」
「だって、俺と神子様じゃ身分が違いすぎますからね。ユーキに拒否されたら、俺は離れなくちゃならないでしょう。ユーキといるのは楽しかったから、出来れば友達でいたいんですけど……難しいですかね」
「ふふ、そのような心配は無用かと。今晩にでも、ユキ様もお話をされてください。おそらくその頃にはユキ様もお目覚めてでしょうから」
なんだかお互いに心配をしているお2人が微笑ましくなり、そんな提案をした私はまさかユキ様のあられもないお声をサダン様へ聞かせることになってしまうとは思いもよらなかったわけですが……まぁ結果としてユキ様とサダン様の関係が変わることはなかったので良しといたしましょう。
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そして現在、私は会議の間へとやってきたわけでございます。ユキ様のこれからが決まる大事な会議です。心してかからねばなりません。
「さて、神子様のご留学と誘拐事件が公になってしまったわけですが……なぜ新聞が発行されるに至ったか、調査はどうなっているのです、サモン?」
サモンとは確か……暗部の人間でしたか。なかでも陛下お抱えの部隊の人間だったはずですね。
「はっ、どうやら神子様のご留学先の級友であるロマ・ワトソンの父親が今回の新聞の発行元となった新聞社の記者と親しいようです。ロマ自体神子という存在に憧れを抱いており、自身で神子様についての情報をかなり集めていたようで……今回神子様のお姿とお付きの数、そしてそのずば抜けた能力から神子様ご本人であると突き詰めたようです。ロマ自身は父に自慢するようにただ話しただけなのですが……その父親が酒に酔った勢いで記者に話してしまい、記者が神子様の行方を追い……という流れです」
「ご苦労。まさかそんな繋がりがあったとは……困ったことになりましたね……」
確かに困りましたねぇ……父に話してしまったロマという学生は悪気はなかったのでしょうし、それが新聞にされるとは思っていなかったのでしょう。我々はこれからどう対応するかのみを考えなければなりません。
「リディア殿、神子様はご留学を楽しまれていらっしゃいましたか?」
「ええ。ユキ様はお立場上敬われることが当たり前になっておりますが……ご本人はあまり敬われることはお好きではないようでございまして、ただの学生として扱われることが嬉しいようです。毎日楽しそうに授業へ参加していらっしゃいました」
「そうですか……となれば留学が取り止めとなれば悲しまれることは確実ですね……何かいい方法は……」
しん、と静まり返り、それぞれが何か解決策はないものかと考えますが……なかなかいい案は浮かばないのか表情は固く、暗いですね。情けないことに私も思い浮かばないのですが……
そうして数分か十数分か……それくらいが経った頃、恐る恐る、といったように1人の大臣が手をあげました。
「……あの、いっそのこと開き直る、というのはどうでしょうか」
「どういうことです?」
「神子様である、と公表するのです。その上でご留学を続けていただく……神子様であるなら護衛がいくらついたとしても不自然ではございませんし、安全は確保できるかと……」
ふむ、確かに安全は確保できるでしょうが……
「しかし神子様はただの学生として扱われることを望んでおられるのですよ。神子様であると認めて仕舞えばそれは叶わないでしょう」
そうです、問題はそこです。ユキ様は果たして神子として学園に通われることを望むでしょうか。少しでもご正体がばれる可能性を低くするためにと隣国へ参りましたのに、神子であることを隠さずに学園へ通うならばヴィルヘルムの学園でも問題はありません。むしろそちらの方が安全です。お城にはユキ様専用の神に守られたお部屋がございますから。
「やはり、ご留学は取り止めるしかないのでは……? ただの学生として扱われることをお望みであるならば、神子様として学園へ通われては御心を傷めてしまわれるやもしれません。神子様をただの学生として扱える人間などそういないでしょうから」
「そうですね……では申し訳ありませんが神子様には十分に警護をつけた上で、ヴィルヘルムへとお帰り頂くことにしましょう。リディア殿、構いませんか?」
「……仕方ないでしょう。幸い1番のご友人でいらっしゃるサダン様はいずれヴィルヘルムの騎士となり、この先もユキ様とご友人でいてくださるようですから、ユキ様のお心も少しは癒えるでしょう」
もしサダン様がユキ様のご友人をやめると仰られていたらユキ様は大層落ち込まれて暫く塞ぎ込んでいたに違いありませんが、その辺はもう心配無用です。
「では、神子様のご留学は取り止めといたしまして、発表をどうするかですね……」
「神子様ご本人のお言葉も発表した方がよろしいのでは?」
「確かにそうですね。神子様のお加減により可能そうであればお願いいたしましょう。リディア殿、構いませんか?」
「あくまでもユキ様にご無理のない程度であるならば構いません」
「ではそのようにお願いいたしましょう」
その後も細かいことが次々と決められ、サダン様にも護衛が付くこととなりました。もちろんユキ様のご友人であられるからです。
ユキ様とサダン様は学園でほとんど常にいらっしゃいましたから、その仲の良さも周知の事実。であるならば、ユキ様のご正体がしれた以上、ユキ様への便宜を図ろうとサダン様に危険が及ぶ可能性がございます。それを防ぐためにも常につく護衛を1名、そして影から警護する暗部を交代で2名ほどつけることとなりました。
サダン様に護衛をつけるに当たりかかる資金はコルンガとヴィルヘルム両国により負担することとなります。こちらは既に連絡石にてロイディア国王陛下より了承を得ております。距離が離れていると長時間の通信は困難なため、共に会議とはいかなかったので会議の内容は端的にまとめ、僭越ながら私よりご報告を上げてそれらに了承を頂きました。
「では、あとは神子様へのご報告ですね。悲しませてしまうかと思えば気が重いですが……安全のためにもご理解いただきましょう」
「ユキ様が落ち込まれてもダグラスが付いていますから。予定していた留学期間丸々とはいかないでしょうが、いくらか纏まった休暇も取れるでしょうからユキ様のご機嫌を取らせましょう」
ヴィルヘルムへいない間のヴィルヘルムでの職務はもともと予定されていないものですから、少しくらい休暇を取ったとしても他に支障は出ません。ならば、ユキ様のお心の安寧のためにも少し纏まった休暇を取らせるのは良き手だと思います。後ほど私からロイディア陛下へご連絡しておきましょう。
その後報告へとユキ様のいらっしゃる部屋へと戻った私とマスルール陛下が、ユキ様とダグラスのイチャイチャを見る羽目になり多大なるダメージを負うことになるのはお約束というものでしょう。
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