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バカ兄弟の邂逅
2P
しおりを挟む「んー…………ミカちゃーん。俺、今からこの子の彼氏になるから。これからはクラスメイトでよろしくー」
少女の胸元にあるリボンの色を確認した少年が、少し離れた席にいる可愛らしい少女に手を振りながら満面の笑みで別れを告げた。
当然「ミカちゃん」と呼ばれた少女は青くなった顔を引きつらせ、その別れの「え、えっ?嘘、そんな……」とその場に崩れ落ちる。
「あ、もしもしユミちゃん?俺、新しい彼女出来たからユミちゃんとは友達でよろ……え?嫌?じゃあ他人で、じゃあねっ」
写メを撮った少年は誰かに電話をかけ、相手に別れを告げた。付き合っていた彼女らしい。
きっと「ユミちゃん」と呼ばれた少女はミカちゃん同様、どこかで倒れていることだろう。それはあまりにも唐突過ぎた。
「「ということでこれからよろしく、俺達の新しい彼女。飽きるまでずーっと一緒だよっ」」
告白から別れから新しい恋人の成立までがとんでもなく早かった。それはもう、カップラーメンさえできないスピード。
2人の少年は満面の笑顔で王子様よろしくしゃがむと彼女の手を取った。恭しく、つかんだ手を引いて立たせる。
赤茶色のセミロングヘアを後ろで高く結っている少女は、まさか告白が成功するとは思っていなかったのか「うえぇっ!?」と変な声を上げ2人を見つめる。
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