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バカ兄弟の邂逅
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しおりを挟む「あぁ、“ナクシモノ探し”でしょ?もうすぐ夏休みだし、ミカちゃんが初めてだからって楽しみにしてたなぁ。俺達は去年も一昨年も参加したよ」
「なぜか先生達は許可してんだよね。最後の質問の返答によっては参加者がこの世から消されるーとか、怪しい噂があるっていうのにさ」
「そーそー。でもただの噂でさ、消えた人なんていたことないじゃんね」
その肝試しの名は“ナクシモノ探し”。毎年8月20日の真夜中に校舎で開催される謎の肝試し。謎がゆえに、毎年参加者の記録が更新されるほどの人気っぷり。
参加条件は明里学園の現役学生かつカップルであること。カップルでも、少なくとも片方が明里学園の学生でなければ参加はできない。
校庭からスタートして屋上がゴール。紙切れに主催者のナクシモノが書かれているので、それを校舎内で探していくというゲームになっている。
ゴールの屋上にも紙切れがあって、そこに書かれている最後のナクシモノはバラバラ。しかしそこに書かれているナクシモノによっては、差し出したものがこの世から完全に消されるらしい。
悠馬も采鹿も2回参加したが。キャーキャー叫んで彼氏にくっついて守ってもらおうとか、肝試しを満喫したかった彼女をそっちのけでさっさと進んでしまったので屋上ではビンタを食らって別れる始末。
最後のナクシモノが書かれた紙切れは、どこにもなかったようだ。
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