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バカ兄弟の保護者、宇佐美七瀬
2P
しおりを挟む「なに馬鹿なこと言ってるんだよ、帰ってください。邪魔です、安眠できませーん、帰れ」
「そんな冷たいこと言うなよ。俺の家はまだまだ遠いんだ、俺は心身ともに疲れ切っている。居眠り運転して事故るよりマシだろ、着替えなら1日くらい問題ないしな」
「えぇー……いくらなんでもいきなりすぎ、怪しい。まさか、寝静まったところで俺を襲――いでっ!」
「んなわけあるか。ほら、片づけてやるから風呂にお湯を入れてこい。そんでさっさと入って寝ろ。だぁかぁらぁ、お前なんか襲わねぇし何も盗みもしねぇって!」
まるで最初から考えていたみたいに、さらっと泊まると言い張って帰ろうとしない宇佐美。
さすがに悠馬も、宇佐美が本当にただ疲れたからという理由で言い出したのではないということに気づいている。その理由がわからない。
女子のように「きゃー」とわざと口元に手をやって引く悠馬の脳天にゲンコツを落とした宇佐美は、シッシッと手を振って風呂場に行かせる。
自分は食べ終わった弁当の容器をゴミ箱に押し込み、コップなんかを洗って「ふぅ」とソファーに腰を下ろす。
本当に、1人きりの悠馬を心配してのことなのか?悠馬が言う通り、何か裏があって機が熟すのを待っているのではないか?
けれど怪しさ満点の宇佐美は悠馬が風呂に入って出てくるまでずっとソファーに座ったまま。たまに部屋の中をキョロキョロ見渡すくらいだった。
初めて来たわけでもあるまいに、部屋の隅々に快晴の空のような青い目を向けては目を閉じるを繰り返していた。あぁ、もしかして疲れ目か?
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