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まさかの翌日再会
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しおりを挟む――あーあ、誰かすっ転げて怪我でもしてくれないもんか。なんて不謹慎か。でも暇なんだよなぁ。
天気もいいし、ベッド借りて寝るか。と、トイレから戻ってきた俺はいつものようにベッドに横になる。そんで、怪我人か病人かサボリが来るまで寝る。
そのはずだったんだがなぁ。
「んあ?窓が開いて……うぉわっ!?び、びっくりしたぁ、ユーレイかと思ったぞ。あぁ、窓から入ってきたのか、これはサボリだな」
ベッドに手を突くと眼下、ベッドと窓の間の隅っこで丸まっている青年がいたんだ。
結構デカい声が出たと思ったんだがこいつ、ピクリとも反応がない。完全熟睡。両手両足を折り曲げてまん丸だな。
窓から差す日差しで、なぜか真っ白な髪がキラキラ光って綺麗だ。まだあどけなさが残る寝顔はよく見ると、可愛い。でも男なんだよなぁ。
それにしても、なんでベッドじゃなくてこんな狭いところで寝てるんだ?あーあ、幸せそうな寝顔しやがって。
「あぁ、もしかしたらサボリじゃなくて空き時間かもしれないな。いや、だからってここで寝るんじゃないよ」
サボリだろうがなかろうが、俺には関係ない。別にこいつが俺に迷惑をかけているわけじゃないんだし、寝かせてあげよう。
静かだし、俺も寝たい。青年をそのままに隣のベッドに横になった。
が、すぐに起き上がって隣のベッドへ。ジィーーーー……。どこぞの国のお姫様が覚めない眠りの魔法にかかっているみたいだな。
でもこれ、床だし起きたら体がかなり痛いよなぁ。あー、しょうがないなぁ。
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