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そうだ、お鍋にしよう!
18P
しおりを挟む「この前、告白されました。もう、びっくりですよ。だってそのお方…………男の方なんですから」
「へーぇ。まぁ、ソッチでも人気ありそうな性格と顔だもんねぇ。カレスっすーはノンケさんだよね?断ったったったー?」
待って、そんなに軽く話を進めないでユエさん!?そりゃあ確かに今はもう、昔ほど同姓愛は嫌がられなくなったけど。
驚きのあまり、あたしもティンさんもラファルガ君も固まっちゃってるから。って、ラファルガ君も子供ながらに理解があるのね。
「えぇ、大変申し訳なかったのですが丁重にお断りをさせていただきました。俺は自分の記憶を取り戻すのと、少しでも多くの人を癒すことに専念したいので」
そういう優しさが、よけいに好かれるんでしょうね。展開がなくて「なんだ、つまんないないないナイチンゲール」と、ユエさんが一気に興味をなくした。
皆、色々あったんだなぁ。カレスのは1番、衝撃的だったけど。相手って同じ、ヒーリングハウスで働く人かしら?それとも患者さん?鬼死団の人?
聞こうとしたら、カレスと目が合った。青とも緑ともいえない、綺麗な色の瞳。
「お嬢さんの方は、進展があったんですよね?でも、付き合っているわけじゃない?」
柔らかく微笑むカレス。他の3人の視線も集まった。またユエさんが興味津々に耳を大きくしているけど、残念ね。付き合ってはいないわ。
あくまで、あたしとマクベスは永遠の鬼追いのパートナー。より一層の絆を深め力を得るため、関係を深めただけ。
愛のカタチ?価値観ってヒトそれぞれよね。
そう伝えると、またユエさんが興味をなくして乗り出していた体を引っ込めた。代わりに、ラファルガ君が勢いよく挙手?
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