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戦友は一時休戦、家族団らん
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しおりを挟む――各々おしゃべりをしたり、ごちそうさまを済ませた人から食器を洗いに行って、片付けていく。
あっという間の1日だった。忘れられない1日になった。楽しかったし。美味しかったし。美味しかったし。すっごく美味しかったし。
絶対にレシピ、盗んでやるんだから。盗めなくても、美味しく作るコツを伝授してもらう。
その、ユエさんしか気づかなかった。アキラさんが、1人分の土鍋に生の材料を残して取っておいたなんて。ユエさんお手製の巾着卵も、豆乳プリンも一緒に冷蔵庫の奥に。
「まったく、手がかかる。あいつは昔から、素直じゃないからな」
そんなことを呟いて苦笑するアキラさんが戻ってきて、本日の家族団らん、お鍋パーティーはお開きになった。
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