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第一章
第5話
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前回のあらすじ、町長の家に来た。
「無職の男たちが、です」
「無職の男たちが、ですか?」
メイドの案内で通されたのは、赤のふかふかのソファのある応接室だった。面倒くさいからと、タイランはあのメイドと共にどこかへ行ってしまったので、リリーを中心に三人だけで座っている。
向かいに座るのはちょび髭で小太りのおっさん。体型とは反対に、申し訳無さそうに縮こまって、リリーと対面している。
「ここ数十年で王都と共にこの街も栄えてから、経済が良くなり始めましてその...」
「余裕が出来てきたと」
「はい... 」
悲報、ニートに悩まされる異世界の街。
「なにぶん、私は貧しかったこの街を見てきました。経済が安定してきたので、福祉の制度を見直し初めまして...」
「王都にも増えつつありますから、分かりますよ。それで?その無職の男共がどうしたんです?」
「... 半年ほど前、病気を患っている者以外、街から消え去ったんです」
ほう、じゃあいいんじゃないか?この街には四天王はいないってことで、次の街に行こうじゃないか。
「じゃあ特に問題は無さそうですね、次の街に行きましょうか」
リ、リリーと初めて意見が合った気がする。いやでも次の街に行くってことは走らされる訳だから、もう少し休憩していきませんか?
「わ、私としては問題は無いのですが...」
問題無いのかよ町長、一応町民だろうが。そんな町長辞任しちまえ。
「四天王の一人の手がかりになるかもしれないのですが、よろしいのですか?」
「むう... 仕方ないですね」
あ、そうだよね、一応四天王は倒したいんだよね... 能力が発動しない以上俺はさっさと魔王を倒して終わらせたいけど。
「じゃあまずは、男共の手がかりからですね。失踪の規模はどれくらいなんですか?」
「大体五十人前後です。一晩の内に、跡形も無く」
「そんな規模の失踪事件、王都には知らせなかったのですか?」
「い、いえ、もちろん知らせましたが...」
胸ポケからハンカチを取り出し、汗を拭く町長。わざと時間を引き延ばすように、念入りに拭いている。次の言葉をじっくり考えるように、少し唸っていた。
「ああ、単純に私に話が回って来なかったんですか... 大方、あのバカのせいでしょうね」
「…」
ん?失踪したのが男共で、あのバカのせいで話が来ないってことは... ああ、そういうことか...
頭に浮かぶのは、王冠が頭から転げ落ちるあのおっさん。とっとと隠居した方がいいんじゃないか?
「一応騎士団の方々が来てくださったのですが、周辺には異常は見られませんでした」
「まあ、あの秘書のおばさんならそうするでしょうね... じゃあ、手がかりは無い感じですね」
と、立ち上がるリリー... え、帰るの!?
「いえ、その... つい最近墓地の周辺に異常がありまして... 見て頂いた方が早いので、うちのメイドに案内させます」
すると応接室の扉が開き... そこには見覚えのあるメイドが立っていた...
え、この人が?き、気まずい...
************
メイドの案内を受け、あまり手入れの行き届いていない墓地を抜け、足下の悪い森を歩いていた。足下が悪いと言っても、フラフラ歩いているのは体力の無い俺だけで、メイド含め、パーティー仲間も皆俺を置いてズンズンと先へ行ってしまう。どうやら魂関係の能力を持っているだけに、スズが何かを感じ取ったようで、先陣を切って進んでいる。
「事件は大体二週間前のことでして、墓守の方が、近隣の女性を襲って取り押さえられたんです。まあ取り押さえられたと言っても、酔っ払ったようにフラフラしていたので、女性に返り討ちにあったらしいですが」
はははっと渇いた笑いを交え、メイドはリリーに続ける。
「まあ、これだけなら異常でもなんでもないんですけど、問題はここからでして。その事件から一週間程経ってから、後継者の男性の方が見つかったんですが」
「大方、その男も問題を起こしたんでしょう?」
「はい、その方は酒場にいた方にいきなり殴りかかったそうで、まあその後継者の方もフラフラとしていたので返り討ちにあったそうですが」
二人の墓守が立て続けに事件を起こして返り討ちに会う、控え目に言ってダサい。これくらいならただの偶然で片付けて良いような気がするが。
「お察しの様なので詳細は省きますが、昨日、ちょうど勇者様たちがこの街に着いた頃でしょうか。三人目の墓守が自殺したんです」
「三人、となると... 何か四天王が絡んでいると見て良さそうですね」
**************
「はい、ありがとうございます。間違いなくこれが、墓地周辺の異変ですね」
スズから受け取った水筒から水を飲み、見上げる。相対したのは左右非対称の、「ぐにゃりと曲がっている」と言った表現が正しい、城のような建物。城と言ったら石造りのはずのそれは、木であちこちが補強されていて、石の形や色もバラバラだった。
見れば分かる、中ボスの拠点だ...
早くないか?もう四天王の一人と戦っちゃっていいの?俺が出会った雑魚敵って、あの魔獣とスキンヘッドだけだよ?
「それじゃあメイドさん、あなたはもう帰っていただいて結構ですよ」
立ち止まっていた俺達は、城の方へ進もうとするが...
「... 私の仕事は、あくまで皆さんをここに連れてくることだけです。その先の事は指定されていません」
ニコニコ笑っていたメイドの笑みが、切なげなものに変わる。空気が変わるといった表現は比喩なんかではなく、ずっしりとした静けさが俺達を襲う。
「だからお願いです、その先に進まないでくれませんか?」
貼り付けたような表情と姿勢を保ちながら、首を少し傾け、続ける。両手をお腹の少し下の所で組んだその姿は、前世で見た西洋の人形を思い出させた。
「リ、リリーさん... あの方、魂に何か細工されています」
「ええ、先ほどまでの感情が増幅されています。おそらく、四天王の一人からのものでしょう」
え、まじ?既に敵能力の攻撃を受けているッ!?
「どうしても無理なら力づくで止めるしかないんですよ。不思議ですよね、勇者様達は強いって分かっているのに、この衝動を止められないんですよ。ではひとまず、錠を壊された恨みは晴らしておきます」
ドサッ、と何かが倒れる音が後ろから響く。振り向くと、そこには尻を突き出してうつ伏せに寝転がっているタイランがいて...
ざ、座薬のポーズだ... なんて恐ろしい力...
「最初はちょっと痺れさせて調査を遅れさせようとしただけなんです... ああ、でもそうですよね、最初からこうやって止めれば良かったんです」
「スズ!タイランとアホをお願いします!」
言い終わるが早いか、覚えのある感触が... 衝撃が、腹を襲う...
グっ... また腹を蹴られた... ただの拷問です...
またしてもスズは、俺ではない何か... 地面に目を向けていた。
「す、すみません勇者様。私では全部を打ち落とすことは出来ないので... 」
う、打ち落とすって...
スズの視線の先を追うと、地面に何本かの針が刺さっているのが伺える。メイドの方を見ると、手首を回転させるようにスナップを利かせ、リリーに針を投げているようだった。
うわあ... 針使いだすげえ。リリーがナイフで弾いている辺り、見きれないほど速いってわけでは無さそうだけれど。
「目的はなんですか?私達を殺す事、ではないでしょう?大方、この針も痺れ薬が塗ってあるだけのようですし」
「はい、勇者様達も私を殺しはしないでしょう。本当は、タイランさんを痺れさせて時間を稼ぐつもりだったのですが... 勇者様達の能力が分からない以上、それでも先を進まれる可能性があった」
「... はあ、話を聞きましょうか。何か事情があるのでしょう?」
「無職の男たちが、です」
「無職の男たちが、ですか?」
メイドの案内で通されたのは、赤のふかふかのソファのある応接室だった。面倒くさいからと、タイランはあのメイドと共にどこかへ行ってしまったので、リリーを中心に三人だけで座っている。
向かいに座るのはちょび髭で小太りのおっさん。体型とは反対に、申し訳無さそうに縮こまって、リリーと対面している。
「ここ数十年で王都と共にこの街も栄えてから、経済が良くなり始めましてその...」
「余裕が出来てきたと」
「はい... 」
悲報、ニートに悩まされる異世界の街。
「なにぶん、私は貧しかったこの街を見てきました。経済が安定してきたので、福祉の制度を見直し初めまして...」
「王都にも増えつつありますから、分かりますよ。それで?その無職の男共がどうしたんです?」
「... 半年ほど前、病気を患っている者以外、街から消え去ったんです」
ほう、じゃあいいんじゃないか?この街には四天王はいないってことで、次の街に行こうじゃないか。
「じゃあ特に問題は無さそうですね、次の街に行きましょうか」
リ、リリーと初めて意見が合った気がする。いやでも次の街に行くってことは走らされる訳だから、もう少し休憩していきませんか?
「わ、私としては問題は無いのですが...」
問題無いのかよ町長、一応町民だろうが。そんな町長辞任しちまえ。
「四天王の一人の手がかりになるかもしれないのですが、よろしいのですか?」
「むう... 仕方ないですね」
あ、そうだよね、一応四天王は倒したいんだよね... 能力が発動しない以上俺はさっさと魔王を倒して終わらせたいけど。
「じゃあまずは、男共の手がかりからですね。失踪の規模はどれくらいなんですか?」
「大体五十人前後です。一晩の内に、跡形も無く」
「そんな規模の失踪事件、王都には知らせなかったのですか?」
「い、いえ、もちろん知らせましたが...」
胸ポケからハンカチを取り出し、汗を拭く町長。わざと時間を引き延ばすように、念入りに拭いている。次の言葉をじっくり考えるように、少し唸っていた。
「ああ、単純に私に話が回って来なかったんですか... 大方、あのバカのせいでしょうね」
「…」
ん?失踪したのが男共で、あのバカのせいで話が来ないってことは... ああ、そういうことか...
頭に浮かぶのは、王冠が頭から転げ落ちるあのおっさん。とっとと隠居した方がいいんじゃないか?
「一応騎士団の方々が来てくださったのですが、周辺には異常は見られませんでした」
「まあ、あの秘書のおばさんならそうするでしょうね... じゃあ、手がかりは無い感じですね」
と、立ち上がるリリー... え、帰るの!?
「いえ、その... つい最近墓地の周辺に異常がありまして... 見て頂いた方が早いので、うちのメイドに案内させます」
すると応接室の扉が開き... そこには見覚えのあるメイドが立っていた...
え、この人が?き、気まずい...
************
メイドの案内を受け、あまり手入れの行き届いていない墓地を抜け、足下の悪い森を歩いていた。足下が悪いと言っても、フラフラ歩いているのは体力の無い俺だけで、メイド含め、パーティー仲間も皆俺を置いてズンズンと先へ行ってしまう。どうやら魂関係の能力を持っているだけに、スズが何かを感じ取ったようで、先陣を切って進んでいる。
「事件は大体二週間前のことでして、墓守の方が、近隣の女性を襲って取り押さえられたんです。まあ取り押さえられたと言っても、酔っ払ったようにフラフラしていたので、女性に返り討ちにあったらしいですが」
はははっと渇いた笑いを交え、メイドはリリーに続ける。
「まあ、これだけなら異常でもなんでもないんですけど、問題はここからでして。その事件から一週間程経ってから、後継者の男性の方が見つかったんですが」
「大方、その男も問題を起こしたんでしょう?」
「はい、その方は酒場にいた方にいきなり殴りかかったそうで、まあその後継者の方もフラフラとしていたので返り討ちにあったそうですが」
二人の墓守が立て続けに事件を起こして返り討ちに会う、控え目に言ってダサい。これくらいならただの偶然で片付けて良いような気がするが。
「お察しの様なので詳細は省きますが、昨日、ちょうど勇者様たちがこの街に着いた頃でしょうか。三人目の墓守が自殺したんです」
「三人、となると... 何か四天王が絡んでいると見て良さそうですね」
**************
「はい、ありがとうございます。間違いなくこれが、墓地周辺の異変ですね」
スズから受け取った水筒から水を飲み、見上げる。相対したのは左右非対称の、「ぐにゃりと曲がっている」と言った表現が正しい、城のような建物。城と言ったら石造りのはずのそれは、木であちこちが補強されていて、石の形や色もバラバラだった。
見れば分かる、中ボスの拠点だ...
早くないか?もう四天王の一人と戦っちゃっていいの?俺が出会った雑魚敵って、あの魔獣とスキンヘッドだけだよ?
「それじゃあメイドさん、あなたはもう帰っていただいて結構ですよ」
立ち止まっていた俺達は、城の方へ進もうとするが...
「... 私の仕事は、あくまで皆さんをここに連れてくることだけです。その先の事は指定されていません」
ニコニコ笑っていたメイドの笑みが、切なげなものに変わる。空気が変わるといった表現は比喩なんかではなく、ずっしりとした静けさが俺達を襲う。
「だからお願いです、その先に進まないでくれませんか?」
貼り付けたような表情と姿勢を保ちながら、首を少し傾け、続ける。両手をお腹の少し下の所で組んだその姿は、前世で見た西洋の人形を思い出させた。
「リ、リリーさん... あの方、魂に何か細工されています」
「ええ、先ほどまでの感情が増幅されています。おそらく、四天王の一人からのものでしょう」
え、まじ?既に敵能力の攻撃を受けているッ!?
「どうしても無理なら力づくで止めるしかないんですよ。不思議ですよね、勇者様達は強いって分かっているのに、この衝動を止められないんですよ。ではひとまず、錠を壊された恨みは晴らしておきます」
ドサッ、と何かが倒れる音が後ろから響く。振り向くと、そこには尻を突き出してうつ伏せに寝転がっているタイランがいて...
ざ、座薬のポーズだ... なんて恐ろしい力...
「最初はちょっと痺れさせて調査を遅れさせようとしただけなんです... ああ、でもそうですよね、最初からこうやって止めれば良かったんです」
「スズ!タイランとアホをお願いします!」
言い終わるが早いか、覚えのある感触が... 衝撃が、腹を襲う...
グっ... また腹を蹴られた... ただの拷問です...
またしてもスズは、俺ではない何か... 地面に目を向けていた。
「す、すみません勇者様。私では全部を打ち落とすことは出来ないので... 」
う、打ち落とすって...
スズの視線の先を追うと、地面に何本かの針が刺さっているのが伺える。メイドの方を見ると、手首を回転させるようにスナップを利かせ、リリーに針を投げているようだった。
うわあ... 針使いだすげえ。リリーがナイフで弾いている辺り、見きれないほど速いってわけでは無さそうだけれど。
「目的はなんですか?私達を殺す事、ではないでしょう?大方、この針も痺れ薬が塗ってあるだけのようですし」
「はい、勇者様達も私を殺しはしないでしょう。本当は、タイランさんを痺れさせて時間を稼ぐつもりだったのですが... 勇者様達の能力が分からない以上、それでも先を進まれる可能性があった」
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