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第三章(上)
探りを入れよう!
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前回のあらすじ、スズの婚約。
スズとクルミ王子の前に出来ていた数人の列をすっ飛ばし、リリーはその婚約者の男とやらにずかずかと近づいていく。
と思ったら、その婚約者の少し近くを歩いていた使用人からぶどうジュースを受け取り、グラスをくるくると回しながら俺を睨み付ける。
あ、ついてこいってことか... はいはい分かりましたよ。
「あいつもそうですが、王子なんて軒並み性格が悪いに決まっています。とっとと本性暴いて婚約破棄させてやります」
「あいつって?」
「静かに」
うわ、リリーの持っているグラス、これぶどうジュースかと思ったらお酒じゃねえかよ。見た目はアウトだけれど、一応リリーは成人しているんだっけか。
とりあえずリリーの視界の先、スズと婚約者の男を見ていると、声は良く聞こえてこないが、なんかおっさんと三人で談笑しているのが伺える。
すると突然、スズの後ろを通り過ぎた人がスズにぶつかったようで... スズがよろめく。スズの身体能力なら何とも無さそうな衝撃だが、どうやら今日は着ているドレスが悪さをしているようで、前に倒れそうになる。
が、それを婚約者の男が受け止める。そしてスズと婚約者の男は見つめあって軽く笑いあう。
今のシーンはどうなんですかリリーさん!?
慌ててリリーの顔を見ると... なんとも言えない表情をしていた。目を丸くし、口元まで持って来たワイングラスを静止させ、わなわなとリップをつけたくちびるを震わせている。
「つ、強い探求心です。彼は、何かを探しています。金、権利、性、そんな低俗な物ではない、何か特別なもの... そう、彼は、スズと、同類なんです... 」
ス、スズと同類!?あの常に物語を追い求めるスズと同じものを、あいつから感じるのか?
「彼もまた、凄まじいロマンチストです。具体的に何を求めているのかは分かりませんが、スズと同じような何か、手に入りにくい、形の無い物です... 」
「お、おいじゃあスズと意気投合してるんじゃないか?早くスズの感情も読んでみろよ!」
するとリリーは下くちびるを噛みしめ...
「と、とりあえずスズと話をしましょう!あの男も交えて話せば、スズの奴に対する気持ちも分かるでしょう!」
またもや、ずかずかと二人の元へと歩いていくリリー。ちょうど挨拶の列がはけたようで、二人もリリーに気付いたようだ。
あんな興奮状態で大丈夫か?
と思ったが、追いついたころにはリリーの周囲の空気ががらりと変わったように感じ...
「スズ、お誕生日おめでとうございます。そして、クルミ王子殿下、急なご婚約の発表には少し驚きましたが、おめでとうございます。私は、スズの属する勇者パーティーの一人、リリーと申します。」
お、おお... リリーの口角が上がっている。声も弾んでいるし、よく分からないけど丁寧な言葉だ。リリーの変貌ぶりには少し驚いたが、注意深く婚約者の男の方を観察すると、リリーの言葉に少し驚いた様子が伺える。
「あなたがリリーさんですか!とても頼りになるお姉さんで、いつもスズを支えてくれていると聞いています」
「クルミさん... そんな、恥ずかしいです」
は、なんだこの距離は?なんかリリーも口角を上げたまま目を見開いて、婚約者の男の方にガンを飛ばしているし。
そしてそんな二人の様子に、リリーは耐えきれなくなったのか...
「いやあスズ、肩にほこりがあっ!付いていますよ!」
左手にワイングラスを持ったまま、右手でスズの肩を掴み取るように伸ばす。そしてスズの体に寄り掛かるように力を加え、物理的にスズと婚約者の男との距離を離す。
「そうそう、こちらも紹介させてください。先ほど話題に上がった勇者です」
リリーの突然の行動に驚いた様子を見せる婚約者だったが... リリーが話題を変えると、平常心に戻ったようだった。
「このお方が... お初にお目にかかります、勇者さ... ま?」
婚約者の男にお辞儀をされるが、顔を上げ、改めて目を合わせた時に、少し婚約者の男の言葉が突っかかる。
そしてその瞬間、リリーが横目で俺と目を合わせ、不敵な笑みをにやりと浮かべた。
なぜかリリーの言いたい事が伝わってくる。例えるならそう、『この男、あなたが勇者であることを疑いましたよ?ここにつけこんで婚約者の株を下げましょう』とでも言っているような... いや、一国の王子の株を落とすとか、俺には怖くて出来ねえよ...
「一瞬でも見た目で疑ってしまって申し訳ありません。どうやらとてつもないセンスや、能力、という物をお持ちのようですね」
が、そんな作戦は実行されず、爽やかな笑顔と共にさっきの事を謝罪される。リリーも不満そうな顔をしているが、一旦は引くようだ。
だが... 一旦、一応は平和に収まったと思ったが、面倒毎という名の引いた波という物は戻ってくるというのが世界の理のようで...
「なにやってるんですか!クルミさん!!」
スズが突如叫び出す。見ると、顔が少し赤くなっていて、目がきまっているそれのような...
「あなたが次にやるべきことは、勇者様の実力を軽んじ、勝負を持ちかける事ですよね!なぜそこで一歩引いてしまわれるのですか!」
お、おいリリーどうなってるんだよこれ...
「プ、プラシーボ効果だと思います」
プラシーボ効果?なんか思い込みがどうたらとかいうやつか?
「偽の薬を本物の薬だと言い張って飲ませると、不思議と、思い込みからなんらかの作用が見られるというものです」
は、はあ... それってつまり?
「さっき私が寄りかかった時に、ワインの匂いを嗅いでしまったようですね。今までもお酒の匂いを嗅いだことはあったのですが、成人したという事で、酔っぱらっても良い、という思い込みが脳に強く働いているのでしょう」
「じゃ、じゃあこのスズを収めるにはどうすればいいんだよ!」
「分かりません!」
どうしようリリーが役に立たない。
「勇者様も勇者様、リリーさんもリリーさんです!どうしてこの婚約に意を唱えないのですか!?勇者パーティーの一員が他国の王子と結婚するというのは一大事件ですよ!!」
どうしようスズが何を言っているのか理解できない。
「今スズは、思い切り酔っぱらっています。恐らくタガが外れて、自分の欲望のままに動いているのでしょう」
タガが外れて自分の欲望のままに?でもそれっていつものことじゃ...
「さあクルミさん、勇者様と戦ってください!腰に剣が付いているでしょう?リリーさんもどうせナイフを隠し持っているのでしょうから、勇者様に渡してください!」
ひ、スズが何を言っているのか終始理解できない... この婚約者の男と勝負?剣を常備している人が、俺に負けるはずがないのだが。
助けを求めてリリーの方を見ると... 怪訝そうな顔をしていたのだが、急に何かに気付いたようで、人差し指を顔の前に掲げる。そして俺と目を合わせ、不敵な笑みをにやりと浮かべる。
さ、再度嫌な予感が...
「それはいいアイデアですねスズ!来賓への余興にもなるでしょう。ええ、ぜひやりましょう!」
「ス、スズさんお待ちください。私が持っているのは本物の剣です。勝負となると、軽い怪我では済みません」
はい、その通りです。喧嘩は良くない。負けるし痛いしスズの誕生日だし。
だが、ほんの一瞬。ほんの一瞬婚約者の男が目をリリーにやった隙に、スズは婚約者の腰から剣を抜いたようで... それを右手で柄の部分を、左手で刃の部分を支えるように持つ。そしてその左指の部分につつーっと血が流れたかと思うと...
「ス、スズさん!?お怪我を... 」
「クルミさん、私の能力をお忘れですか?」
スズは露出している胸の少し上の方に、血が付かないよう、怪我をした手を当てる。そして再度手をこちらに見せると...
「な、治っていますね」
「私は、魂の器である肉体を操作することが出来る能力を持っています。ですから、四肢がもげようと、内臓が破裂しようと、例え首が切り落とされようとも、即死さえしなければ治す事が出来ます!」
スズさん、酔っているので気付いていないようですが私は死にます。
「さあ勇者、ナイフを持ってください!ここで引いて何が勇者ですか!」
当然のようにナイフを出してくるリリー、群がる周囲のスーツとドレス、そして二人の男に武器を渡し、それぞれ戦いを要求してくる少女たち。
ここは地獄ですか?
恐らくこの場で正気なのはこの婚約者の男だけだろう、と顔を伺う。すると婚約者の男はリリーの顔をちらっと見たかと思うと...
「それでは勇者様、ここは一つ、模擬戦をお願いいたします」
はあああああ!?何考えてんだよ!俺が死ぬじゃねえか!!
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スズとクルミ王子の前に出来ていた数人の列をすっ飛ばし、リリーはその婚約者の男とやらにずかずかと近づいていく。
と思ったら、その婚約者の少し近くを歩いていた使用人からぶどうジュースを受け取り、グラスをくるくると回しながら俺を睨み付ける。
あ、ついてこいってことか... はいはい分かりましたよ。
「あいつもそうですが、王子なんて軒並み性格が悪いに決まっています。とっとと本性暴いて婚約破棄させてやります」
「あいつって?」
「静かに」
うわ、リリーの持っているグラス、これぶどうジュースかと思ったらお酒じゃねえかよ。見た目はアウトだけれど、一応リリーは成人しているんだっけか。
とりあえずリリーの視界の先、スズと婚約者の男を見ていると、声は良く聞こえてこないが、なんかおっさんと三人で談笑しているのが伺える。
すると突然、スズの後ろを通り過ぎた人がスズにぶつかったようで... スズがよろめく。スズの身体能力なら何とも無さそうな衝撃だが、どうやら今日は着ているドレスが悪さをしているようで、前に倒れそうになる。
が、それを婚約者の男が受け止める。そしてスズと婚約者の男は見つめあって軽く笑いあう。
今のシーンはどうなんですかリリーさん!?
慌ててリリーの顔を見ると... なんとも言えない表情をしていた。目を丸くし、口元まで持って来たワイングラスを静止させ、わなわなとリップをつけたくちびるを震わせている。
「つ、強い探求心です。彼は、何かを探しています。金、権利、性、そんな低俗な物ではない、何か特別なもの... そう、彼は、スズと、同類なんです... 」
ス、スズと同類!?あの常に物語を追い求めるスズと同じものを、あいつから感じるのか?
「彼もまた、凄まじいロマンチストです。具体的に何を求めているのかは分かりませんが、スズと同じような何か、手に入りにくい、形の無い物です... 」
「お、おいじゃあスズと意気投合してるんじゃないか?早くスズの感情も読んでみろよ!」
するとリリーは下くちびるを噛みしめ...
「と、とりあえずスズと話をしましょう!あの男も交えて話せば、スズの奴に対する気持ちも分かるでしょう!」
またもや、ずかずかと二人の元へと歩いていくリリー。ちょうど挨拶の列がはけたようで、二人もリリーに気付いたようだ。
あんな興奮状態で大丈夫か?
と思ったが、追いついたころにはリリーの周囲の空気ががらりと変わったように感じ...
「スズ、お誕生日おめでとうございます。そして、クルミ王子殿下、急なご婚約の発表には少し驚きましたが、おめでとうございます。私は、スズの属する勇者パーティーの一人、リリーと申します。」
お、おお... リリーの口角が上がっている。声も弾んでいるし、よく分からないけど丁寧な言葉だ。リリーの変貌ぶりには少し驚いたが、注意深く婚約者の男の方を観察すると、リリーの言葉に少し驚いた様子が伺える。
「あなたがリリーさんですか!とても頼りになるお姉さんで、いつもスズを支えてくれていると聞いています」
「クルミさん... そんな、恥ずかしいです」
は、なんだこの距離は?なんかリリーも口角を上げたまま目を見開いて、婚約者の男の方にガンを飛ばしているし。
そしてそんな二人の様子に、リリーは耐えきれなくなったのか...
「いやあスズ、肩にほこりがあっ!付いていますよ!」
左手にワイングラスを持ったまま、右手でスズの肩を掴み取るように伸ばす。そしてスズの体に寄り掛かるように力を加え、物理的にスズと婚約者の男との距離を離す。
「そうそう、こちらも紹介させてください。先ほど話題に上がった勇者です」
リリーの突然の行動に驚いた様子を見せる婚約者だったが... リリーが話題を変えると、平常心に戻ったようだった。
「このお方が... お初にお目にかかります、勇者さ... ま?」
婚約者の男にお辞儀をされるが、顔を上げ、改めて目を合わせた時に、少し婚約者の男の言葉が突っかかる。
そしてその瞬間、リリーが横目で俺と目を合わせ、不敵な笑みをにやりと浮かべた。
なぜかリリーの言いたい事が伝わってくる。例えるならそう、『この男、あなたが勇者であることを疑いましたよ?ここにつけこんで婚約者の株を下げましょう』とでも言っているような... いや、一国の王子の株を落とすとか、俺には怖くて出来ねえよ...
「一瞬でも見た目で疑ってしまって申し訳ありません。どうやらとてつもないセンスや、能力、という物をお持ちのようですね」
が、そんな作戦は実行されず、爽やかな笑顔と共にさっきの事を謝罪される。リリーも不満そうな顔をしているが、一旦は引くようだ。
だが... 一旦、一応は平和に収まったと思ったが、面倒毎という名の引いた波という物は戻ってくるというのが世界の理のようで...
「なにやってるんですか!クルミさん!!」
スズが突如叫び出す。見ると、顔が少し赤くなっていて、目がきまっているそれのような...
「あなたが次にやるべきことは、勇者様の実力を軽んじ、勝負を持ちかける事ですよね!なぜそこで一歩引いてしまわれるのですか!」
お、おいリリーどうなってるんだよこれ...
「プ、プラシーボ効果だと思います」
プラシーボ効果?なんか思い込みがどうたらとかいうやつか?
「偽の薬を本物の薬だと言い張って飲ませると、不思議と、思い込みからなんらかの作用が見られるというものです」
は、はあ... それってつまり?
「さっき私が寄りかかった時に、ワインの匂いを嗅いでしまったようですね。今までもお酒の匂いを嗅いだことはあったのですが、成人したという事で、酔っぱらっても良い、という思い込みが脳に強く働いているのでしょう」
「じゃ、じゃあこのスズを収めるにはどうすればいいんだよ!」
「分かりません!」
どうしようリリーが役に立たない。
「勇者様も勇者様、リリーさんもリリーさんです!どうしてこの婚約に意を唱えないのですか!?勇者パーティーの一員が他国の王子と結婚するというのは一大事件ですよ!!」
どうしようスズが何を言っているのか理解できない。
「今スズは、思い切り酔っぱらっています。恐らくタガが外れて、自分の欲望のままに動いているのでしょう」
タガが外れて自分の欲望のままに?でもそれっていつものことじゃ...
「さあクルミさん、勇者様と戦ってください!腰に剣が付いているでしょう?リリーさんもどうせナイフを隠し持っているのでしょうから、勇者様に渡してください!」
ひ、スズが何を言っているのか終始理解できない... この婚約者の男と勝負?剣を常備している人が、俺に負けるはずがないのだが。
助けを求めてリリーの方を見ると... 怪訝そうな顔をしていたのだが、急に何かに気付いたようで、人差し指を顔の前に掲げる。そして俺と目を合わせ、不敵な笑みをにやりと浮かべる。
さ、再度嫌な予感が...
「それはいいアイデアですねスズ!来賓への余興にもなるでしょう。ええ、ぜひやりましょう!」
「ス、スズさんお待ちください。私が持っているのは本物の剣です。勝負となると、軽い怪我では済みません」
はい、その通りです。喧嘩は良くない。負けるし痛いしスズの誕生日だし。
だが、ほんの一瞬。ほんの一瞬婚約者の男が目をリリーにやった隙に、スズは婚約者の腰から剣を抜いたようで... それを右手で柄の部分を、左手で刃の部分を支えるように持つ。そしてその左指の部分につつーっと血が流れたかと思うと...
「ス、スズさん!?お怪我を... 」
「クルミさん、私の能力をお忘れですか?」
スズは露出している胸の少し上の方に、血が付かないよう、怪我をした手を当てる。そして再度手をこちらに見せると...
「な、治っていますね」
「私は、魂の器である肉体を操作することが出来る能力を持っています。ですから、四肢がもげようと、内臓が破裂しようと、例え首が切り落とされようとも、即死さえしなければ治す事が出来ます!」
スズさん、酔っているので気付いていないようですが私は死にます。
「さあ勇者、ナイフを持ってください!ここで引いて何が勇者ですか!」
当然のようにナイフを出してくるリリー、群がる周囲のスーツとドレス、そして二人の男に武器を渡し、それぞれ戦いを要求してくる少女たち。
ここは地獄ですか?
恐らくこの場で正気なのはこの婚約者の男だけだろう、と顔を伺う。すると婚約者の男はリリーの顔をちらっと見たかと思うと...
「それでは勇者様、ここは一つ、模擬戦をお願いいたします」
はあああああ!?何考えてんだよ!俺が死ぬじゃねえか!!
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