97 / 115
第四章(中)
猫を観察しよう!
しおりを挟む
前回のあらすじ、スズを叱ろうとしたリリー。
そこは少々奇妙な場所になっていた。行き止まりにあった木箱の山は乱雑に散らかり、石畳は所々粉砕され、血塗られていた。そして極めつけは、それらの原因となった三人の少女たち。
カフェの正面に面した路地にいた彼女らは、各々が奇抜な格好をしており、もし人が通れば注目を浴びていたであろう。
そのうちの一人、人形のような少女は気絶から覚めたようで、おもむろに目を開く。
彼女が最初に目にしたのは、二人の少女の姿で...
「お、目を覚ましましたね。人が来ないかひやひやしましたよ」
ちんちくりんな少女と杖持ちの少女が、彼女を見下ろしていた。二人に敵意が無いことを確認すると、人形のような少女は状態を起こす。
すると違和感を覚える。彼女の腹部の痛みや、かすり傷の痛みが完全に引いていたからだ。
「ほらスズ、謝ってください」
「す、すみませんでした、店員さん... つい楽しくなってしまいました」
そして杖持ちの少女の人が変わった様子に再び違和感を覚える。
「お姉さまたち... 一体何が目的ですか?それにどうして腕や背中の傷が完治しているのですか?」
するとちんちくりんな少女は、彼女をじっくりと見つめる。まるで観察するかのように、顔の隅々や腕までじっくりと見つめる。そしてなにかの結論にたどり着いたかのように口を開き...
「ちょっと人探しをしていましてね、探偵みたいなものですよ。あなたの弟さんに用があるんです」
「... 」
「どうしましたか?」
その言葉に、人形のような少女は服の中から無機質な人形を取り出し、二人の少女にそれを見せつける。
「私、この子たちと一緒にいるのが好きなんです。私と一緒にいてくれて、私のいう事を聞いてくれるから。でも... 」
するとなにやら空中にある何かを掴み、左の親指にはめる。良く見るとそれは糸で出来た輪っかのようだ。
「人に操られるのは嫌いです」
そして人形を《空中に置く》ようにして手を離し、左手を掲げると... 人形がふらふらと浮き、じっくりとちんちくりんな少女を観察しているように顔を揺らす。
「お姉さま、私をいいようにしようと思わないでください。探偵のようなもの?あなたたちのように奇妙な格好をし、おかしな精神構造をした探偵がいるものですか」
人形のような少女は、浮遊する人形の陰から顔を覗かせ、人形と共にちんちくりんな少女を睨み、威圧する。
「こんな変な人達を弟に会わせて、何も害が無いと。そんな風には到底考えられません」
だがちんちくりんな少女はその奇妙な動きには動じない...
シュッ、ガキン...
人形のような少女が一度瞬きをしてしまうと、空中を舞っていた人形たちは力無く膝に落ちる。
「穏便にいきましょうよ。私たちはあなたの敵だって言っているんじゃないですよ?むしろ逆です。あなたの味方なんですよ。あなた、弟さんの事で何か困っているのでしょう?それの原因を解明したいだけなんです」
「... 」
人形が落ちた事にも、少女のおかしな発言にも表情を変えない。
そんな姿を、ちんちくりんな少女はじっくりと観察する。
「とりあえずついてきて、話を聞かせてください。ここにいたらカフェの人に見られるかもしれないですから。どのみちあなたに拒否権はないんですよ、スカートの中にもう二体、両手の小指の糸に繋がった人形がいることも分かっているんですから」
「... この子たちをあなたの前には出しませんよ、小指は秘密を象徴しますから」
その言葉に、ちんちくりんな少女は少しだけ眉を潜める。
**********
夕日に照らされた白猫は、伸びを止めたかと思うと、メイド服の少女をジッと見つめてくる。
そしてテーブルから近くのベッドに乗り移ると、あっけに取られたメイド服の少女のそばへと、優雅に歩いていく。
「タイランお嬢様... はどこへ?」
困惑するメイド服の少女のことなど気にせず、白猫はメイド服の少女へと顔を寄せ、手の甲へその毛深い頬を触れさせる。
その様子にメイド服の少女は強張った顔を一瞬緩めるが、猫から手を離し、すぐに表情を正す。
「お手洗いに行かれたのでしょうか?... いえ、このリボンは... 」
猫の首の方を見ると、なにやらリボンが乱雑に巻かれているのが分かる。それは赤く、細長い物で、メイド服の少女の良く知る物だった。
「タイランお嬢様の... リボン?」
「ウニャ?ニャー... ニャー」
確認するとおもむろに白猫を抱き上げ、体を寄せる。
「もしかしてこれが私の... 願い?意味が分かりません。これはタイランお嬢様なのでしょうか」
テーブルの上の紅茶は半分程空になっていた。
それを確認した後メイド服の少女が顔を見つめると、白猫はくねりと体をよじらせる。
「っ!?」
その様子に頬は若干緩み... メイド服の少女は後ろ手にドアを閉め、ベッドに猫を座らせ、しゃがんで目線を合わせる。
自然と背中の方に両手が伸び... 撫でてやると、白猫は気持ちよさそうに目を細める。
「猫... 飼おうと考えたことはあまりありませんでしたが... 」
少しすると、白猫は両手を振り解き、優雅に窓の方へと歩いていく。
「良いものですね。とても自由きままに生きておられます」
白猫がベッドの端まで来ると静止し、テーブルの上に飛び乗る。するとじっと見つめるのは、ミルクの入ったポットだ。
「趣向まで猫に似ておられるのですね... タイランお嬢様、今お出しします」
その様子に、メイド服の少女はソーサ―からカップを退け、そこにミルクを注ぎ白猫に差し出す。
少量のミルクではあったが、舌で舐め取る時にはねさせ、口の周りやヒゲを汚してしまう。
「タイランお嬢様、もう少し落ち着いて... 」
ポケットからハンカチを取り出し、白猫に近づけようとするが、なぜかメイド服の少女はその動きを止めてしまう。
「... なんで、私を解任なされるのですか、タイランお嬢様」
白猫は不思議そうにメイド服の少女を見上げるが、彼女はその動きに反応しない。
「私を解任されたら、一体誰がタイランお嬢様の食事中の面倒を見るというのです... 誰が散らかったお部屋を片付け、誰がお召し替えのお手伝いをするというのですか... 」
絞りだしたような声を出すメイド服の少女だったが、白猫は意に介せず、開いた窓の方を振り向き、歩みを進める。
「... っ!?タイランお嬢様... 本当に勝手なお方です」
メイド服の少女は思わず涙をこぼしてしまう。
「私はただ、タイランお嬢様のおそばにいられるだけで良かったのに... 」
白猫は窓枠に身を乗せると、我関せずといった風に寝そべる。
「... 」
メイド服の少女は、取り出したハンカチで涙を拭き取り、白猫を見つめる。
「やっぱり私は... タイランお嬢様の... 」
そしてまるで布団で包み込むかのように、白猫の体で両腕を覆う。
「おそばにいたいです」
「メイずるいぞ!俺もその猫のそばに寄りたいぜ!」
同時に、ドアが開く音と共に、開いた窓から風が吹き... カーテンを揺らす。
奇妙な事に、白猫は窓枠に寝そべったままなのに、部屋の入り口の前には大剣持ちの少女が立っていた。メイド服の少女は、思わずその二方向を無表情で交互に見比べてしまう。
「タイランお嬢様?」
「俺にも撫でさせろ!」
そこは少々奇妙な場所になっていた。行き止まりにあった木箱の山は乱雑に散らかり、石畳は所々粉砕され、血塗られていた。そして極めつけは、それらの原因となった三人の少女たち。
カフェの正面に面した路地にいた彼女らは、各々が奇抜な格好をしており、もし人が通れば注目を浴びていたであろう。
そのうちの一人、人形のような少女は気絶から覚めたようで、おもむろに目を開く。
彼女が最初に目にしたのは、二人の少女の姿で...
「お、目を覚ましましたね。人が来ないかひやひやしましたよ」
ちんちくりんな少女と杖持ちの少女が、彼女を見下ろしていた。二人に敵意が無いことを確認すると、人形のような少女は状態を起こす。
すると違和感を覚える。彼女の腹部の痛みや、かすり傷の痛みが完全に引いていたからだ。
「ほらスズ、謝ってください」
「す、すみませんでした、店員さん... つい楽しくなってしまいました」
そして杖持ちの少女の人が変わった様子に再び違和感を覚える。
「お姉さまたち... 一体何が目的ですか?それにどうして腕や背中の傷が完治しているのですか?」
するとちんちくりんな少女は、彼女をじっくりと見つめる。まるで観察するかのように、顔の隅々や腕までじっくりと見つめる。そしてなにかの結論にたどり着いたかのように口を開き...
「ちょっと人探しをしていましてね、探偵みたいなものですよ。あなたの弟さんに用があるんです」
「... 」
「どうしましたか?」
その言葉に、人形のような少女は服の中から無機質な人形を取り出し、二人の少女にそれを見せつける。
「私、この子たちと一緒にいるのが好きなんです。私と一緒にいてくれて、私のいう事を聞いてくれるから。でも... 」
するとなにやら空中にある何かを掴み、左の親指にはめる。良く見るとそれは糸で出来た輪っかのようだ。
「人に操られるのは嫌いです」
そして人形を《空中に置く》ようにして手を離し、左手を掲げると... 人形がふらふらと浮き、じっくりとちんちくりんな少女を観察しているように顔を揺らす。
「お姉さま、私をいいようにしようと思わないでください。探偵のようなもの?あなたたちのように奇妙な格好をし、おかしな精神構造をした探偵がいるものですか」
人形のような少女は、浮遊する人形の陰から顔を覗かせ、人形と共にちんちくりんな少女を睨み、威圧する。
「こんな変な人達を弟に会わせて、何も害が無いと。そんな風には到底考えられません」
だがちんちくりんな少女はその奇妙な動きには動じない...
シュッ、ガキン...
人形のような少女が一度瞬きをしてしまうと、空中を舞っていた人形たちは力無く膝に落ちる。
「穏便にいきましょうよ。私たちはあなたの敵だって言っているんじゃないですよ?むしろ逆です。あなたの味方なんですよ。あなた、弟さんの事で何か困っているのでしょう?それの原因を解明したいだけなんです」
「... 」
人形が落ちた事にも、少女のおかしな発言にも表情を変えない。
そんな姿を、ちんちくりんな少女はじっくりと観察する。
「とりあえずついてきて、話を聞かせてください。ここにいたらカフェの人に見られるかもしれないですから。どのみちあなたに拒否権はないんですよ、スカートの中にもう二体、両手の小指の糸に繋がった人形がいることも分かっているんですから」
「... この子たちをあなたの前には出しませんよ、小指は秘密を象徴しますから」
その言葉に、ちんちくりんな少女は少しだけ眉を潜める。
**********
夕日に照らされた白猫は、伸びを止めたかと思うと、メイド服の少女をジッと見つめてくる。
そしてテーブルから近くのベッドに乗り移ると、あっけに取られたメイド服の少女のそばへと、優雅に歩いていく。
「タイランお嬢様... はどこへ?」
困惑するメイド服の少女のことなど気にせず、白猫はメイド服の少女へと顔を寄せ、手の甲へその毛深い頬を触れさせる。
その様子にメイド服の少女は強張った顔を一瞬緩めるが、猫から手を離し、すぐに表情を正す。
「お手洗いに行かれたのでしょうか?... いえ、このリボンは... 」
猫の首の方を見ると、なにやらリボンが乱雑に巻かれているのが分かる。それは赤く、細長い物で、メイド服の少女の良く知る物だった。
「タイランお嬢様の... リボン?」
「ウニャ?ニャー... ニャー」
確認するとおもむろに白猫を抱き上げ、体を寄せる。
「もしかしてこれが私の... 願い?意味が分かりません。これはタイランお嬢様なのでしょうか」
テーブルの上の紅茶は半分程空になっていた。
それを確認した後メイド服の少女が顔を見つめると、白猫はくねりと体をよじらせる。
「っ!?」
その様子に頬は若干緩み... メイド服の少女は後ろ手にドアを閉め、ベッドに猫を座らせ、しゃがんで目線を合わせる。
自然と背中の方に両手が伸び... 撫でてやると、白猫は気持ちよさそうに目を細める。
「猫... 飼おうと考えたことはあまりありませんでしたが... 」
少しすると、白猫は両手を振り解き、優雅に窓の方へと歩いていく。
「良いものですね。とても自由きままに生きておられます」
白猫がベッドの端まで来ると静止し、テーブルの上に飛び乗る。するとじっと見つめるのは、ミルクの入ったポットだ。
「趣向まで猫に似ておられるのですね... タイランお嬢様、今お出しします」
その様子に、メイド服の少女はソーサ―からカップを退け、そこにミルクを注ぎ白猫に差し出す。
少量のミルクではあったが、舌で舐め取る時にはねさせ、口の周りやヒゲを汚してしまう。
「タイランお嬢様、もう少し落ち着いて... 」
ポケットからハンカチを取り出し、白猫に近づけようとするが、なぜかメイド服の少女はその動きを止めてしまう。
「... なんで、私を解任なされるのですか、タイランお嬢様」
白猫は不思議そうにメイド服の少女を見上げるが、彼女はその動きに反応しない。
「私を解任されたら、一体誰がタイランお嬢様の食事中の面倒を見るというのです... 誰が散らかったお部屋を片付け、誰がお召し替えのお手伝いをするというのですか... 」
絞りだしたような声を出すメイド服の少女だったが、白猫は意に介せず、開いた窓の方を振り向き、歩みを進める。
「... っ!?タイランお嬢様... 本当に勝手なお方です」
メイド服の少女は思わず涙をこぼしてしまう。
「私はただ、タイランお嬢様のおそばにいられるだけで良かったのに... 」
白猫は窓枠に身を乗せると、我関せずといった風に寝そべる。
「... 」
メイド服の少女は、取り出したハンカチで涙を拭き取り、白猫を見つめる。
「やっぱり私は... タイランお嬢様の... 」
そしてまるで布団で包み込むかのように、白猫の体で両腕を覆う。
「おそばにいたいです」
「メイずるいぞ!俺もその猫のそばに寄りたいぜ!」
同時に、ドアが開く音と共に、開いた窓から風が吹き... カーテンを揺らす。
奇妙な事に、白猫は窓枠に寝そべったままなのに、部屋の入り口の前には大剣持ちの少女が立っていた。メイド服の少女は、思わずその二方向を無表情で交互に見比べてしまう。
「タイランお嬢様?」
「俺にも撫でさせろ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる