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絆
絆 9
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朝日が上り、ムツヤ達は目を覚ます。ユモトは皆より先に起きて朝食の準備を手伝っていた。
子供たちと賑やかな朝食を済ますとムツヤ達はこの街の冒険者ギルドへ向かう。情報を集めるためだ。
「勇者アシノ様!! よかったー、これで山賊もやっと退治されますね」
受付嬢はそう言って胸を撫で下ろした、アシノはふと疑問に思った事を聞いてみる。
「治安維持部隊も冒険者も捜索しているのに何故山賊は見つからないのですか?」
アシノの言葉に受付嬢はため息を漏らした。
「えぇ、手がかりが全くないのです。唯一わかっていることは襲われるのは決まって夜ということと、大男たちの集団に襲われるという事だけです」
「なるほど……」
アシノはあごに手を当ててふーむと考える。
「荷馬車を1台手配して頂くことはできますか? 我々が囮になってみましょう」
そう言われると受付嬢の顔はパァーッと明るくなり、嬉しそうに返事をした。
「かしこまりました、すぐに手配します。皆さん囮作戦は嫌がっていたのですが、勇者アシノ様が囮であれば安心です」
少し時間が経った後に1台の荷馬車が用意される。
「騎手を危険に巻き込みたくない、誰か馬を扱ったことがある奴はいるか?」
アシノが言うとモモがひょっこり手を上げた。
「何度か荷馬車は扱ったことがありますので、私に任せて下さい」
「そうか、それなら任せる。私達は荷台に隠れて山賊の襲撃を待つぞ。出発は日が落ちてからだ、今のうちに休んでおけ」
今はまだ太陽が上空で眩しく辺りを照らしている。ムツヤ達はそれぞれ昼寝をしたり、子供たちと遊んだりと穏やかな時間を過ごしていた。
そして、日が落ち、作戦が始まる。モモは荷馬車を操り、ムツヤ達は荷台に隠れていた。
村を出発し、ここからは気の抜けない状況だ。ムツヤは探知スキルを使い周りに人影が居ないか警戒をしている。
ユモトは杖を握りしめ、ルーは気楽そうに手を頭の後ろで組んで寝転がっていた。
しばらくして、ムツヤがハッと目を開けた。
「この先に大きな生き物が集まっています」
「ようやくおでましか」
アシノはワインボトルを強く握る。
子供たちと賑やかな朝食を済ますとムツヤ達はこの街の冒険者ギルドへ向かう。情報を集めるためだ。
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「治安維持部隊も冒険者も捜索しているのに何故山賊は見つからないのですか?」
アシノの言葉に受付嬢はため息を漏らした。
「えぇ、手がかりが全くないのです。唯一わかっていることは襲われるのは決まって夜ということと、大男たちの集団に襲われるという事だけです」
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アシノはあごに手を当ててふーむと考える。
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「かしこまりました、すぐに手配します。皆さん囮作戦は嫌がっていたのですが、勇者アシノ様が囮であれば安心です」
少し時間が経った後に1台の荷馬車が用意される。
「騎手を危険に巻き込みたくない、誰か馬を扱ったことがある奴はいるか?」
アシノが言うとモモがひょっこり手を上げた。
「何度か荷馬車は扱ったことがありますので、私に任せて下さい」
「そうか、それなら任せる。私達は荷台に隠れて山賊の襲撃を待つぞ。出発は日が落ちてからだ、今のうちに休んでおけ」
今はまだ太陽が上空で眩しく辺りを照らしている。ムツヤ達はそれぞれ昼寝をしたり、子供たちと遊んだりと穏やかな時間を過ごしていた。
そして、日が落ち、作戦が始まる。モモは荷馬車を操り、ムツヤ達は荷台に隠れていた。
村を出発し、ここからは気の抜けない状況だ。ムツヤは探知スキルを使い周りに人影が居ないか警戒をしている。
ユモトは杖を握りしめ、ルーは気楽そうに手を頭の後ろで組んで寝転がっていた。
しばらくして、ムツヤがハッと目を開けた。
「この先に大きな生き物が集まっています」
「ようやくおでましか」
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