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ここをキャンプ地としよう
ここをキャンプ地としよう 3
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交代の時間の10分前、ヨーリィはバチッと目を覚ました。
「お兄ちゃん起きて」
魔力の補給のために手を繋いだまま一緒に眠っているムツヤを揺さぶって起こした。
「うーん、おはようヨーリィ」
眠そうにムツヤは起きる。テントを出るとユモトが魔法の訓練をしていた。
「そう、そこでドピュッと出す感じで!!」
「ど、ドピュッてですか!?」
相変わらずルーの教え方は直感的と言うか、下手だった。
「あ、おはようございますムツヤさん、ヨーリィちゃん!」
ムツヤを見てユモトはニコニコと笑って言う。
「交代の時間ね、もー眠すぎ、ねむたにえんだから私は寝るわよ!!」
ルーは椅子から立ち上がって家の中へと向かっていった。
「ユモトちゃんも私の部屋来て寝る?」
「な、何言ってるんですか!!」
終始ユモトはルーにからかわれていた。2人が家へ戻ると静寂が訪れる。
「皆さんを守るためにちゃんと見張らないとな、ヨーリィ」
「そうね、お兄ちゃん」
2人きりで相手が無口の場合、多くは気まずくなってしまうが、ムツヤとヨーリィの場合妙に通じ合う部分があるのかそんな事は起きないようだった。
「そうだ、ヨーリィって普段どんな事を考えてるの?」
「周囲に敵が居ないか、魔力の残量はどうか、主にその2つ」
聞きにくい事もムツヤはドンドン聞いていく。そしてヨーリィも淡々とそれに答える。
「マヨイギさんの事を考えたりはしないの?」
ヨーリィの育ての親とでも言うべきマヨイギの怪物の事を尋ねた。今度はうーんと少し考えて、言う。
「考えることはある」
「どういう事?」
「無事でいらっしゃるか、考える」
「ヨーリィにとってマヨイギさんってどんな存在なの?」
少し間が空く。
「大切な人」
その瞬間ムツヤのペンダントが紫色の光を放って、邪神サズァンとマヨイギの怪物の幻影が現れた。
「さ、サズァン様!? それにマヨイギさんも」
ムツヤは驚いて椅子から立ち上がる。マヨイギは今にも泣きそうな顔を必死に堪えていた。
「サズァン様、今、ヨーリィが…… ヨーリィが私の事を大切な人って……」
「良かったわねぇマヨイギ」
よしよしとサズァンはマヨイギの頭を撫でる。
「お久しぶりですサズァン様、マヨイギ様」
ヨーリィはと言うと特に照れるでも笑うでもなく、いつも通りの無表情で挨拶をした。
「ムツヤは私のことどう思ってるー?」
急に聞かれてムツヤは「えっ」と声を出す。
「俺も…… うーん、サズァン様は大切な人です」
そう言うとサズァンはムツヤに抱きついてヨシヨシと頭をなでた。幻影なのでもちろん感触はないが、ムツヤはデレデレした顔になる。
「うーん、良い子ねー。よく言えましたムツヤ!」
「ヨーリィ、私はいつも見守っているからな」
「はい、ありがとうございます」
ここで魔力が切れたのか、2人の幻影は消えてしまう。
マヨイギはヨーリィと離れてすっかり親ばかのようになっていた。
「お兄ちゃん起きて」
魔力の補給のために手を繋いだまま一緒に眠っているムツヤを揺さぶって起こした。
「うーん、おはようヨーリィ」
眠そうにムツヤは起きる。テントを出るとユモトが魔法の訓練をしていた。
「そう、そこでドピュッと出す感じで!!」
「ど、ドピュッてですか!?」
相変わらずルーの教え方は直感的と言うか、下手だった。
「あ、おはようございますムツヤさん、ヨーリィちゃん!」
ムツヤを見てユモトはニコニコと笑って言う。
「交代の時間ね、もー眠すぎ、ねむたにえんだから私は寝るわよ!!」
ルーは椅子から立ち上がって家の中へと向かっていった。
「ユモトちゃんも私の部屋来て寝る?」
「な、何言ってるんですか!!」
終始ユモトはルーにからかわれていた。2人が家へ戻ると静寂が訪れる。
「皆さんを守るためにちゃんと見張らないとな、ヨーリィ」
「そうね、お兄ちゃん」
2人きりで相手が無口の場合、多くは気まずくなってしまうが、ムツヤとヨーリィの場合妙に通じ合う部分があるのかそんな事は起きないようだった。
「そうだ、ヨーリィって普段どんな事を考えてるの?」
「周囲に敵が居ないか、魔力の残量はどうか、主にその2つ」
聞きにくい事もムツヤはドンドン聞いていく。そしてヨーリィも淡々とそれに答える。
「マヨイギさんの事を考えたりはしないの?」
ヨーリィの育ての親とでも言うべきマヨイギの怪物の事を尋ねた。今度はうーんと少し考えて、言う。
「考えることはある」
「どういう事?」
「無事でいらっしゃるか、考える」
「ヨーリィにとってマヨイギさんってどんな存在なの?」
少し間が空く。
「大切な人」
その瞬間ムツヤのペンダントが紫色の光を放って、邪神サズァンとマヨイギの怪物の幻影が現れた。
「さ、サズァン様!? それにマヨイギさんも」
ムツヤは驚いて椅子から立ち上がる。マヨイギは今にも泣きそうな顔を必死に堪えていた。
「サズァン様、今、ヨーリィが…… ヨーリィが私の事を大切な人って……」
「良かったわねぇマヨイギ」
よしよしとサズァンはマヨイギの頭を撫でる。
「お久しぶりですサズァン様、マヨイギ様」
ヨーリィはと言うと特に照れるでも笑うでもなく、いつも通りの無表情で挨拶をした。
「ムツヤは私のことどう思ってるー?」
急に聞かれてムツヤは「えっ」と声を出す。
「俺も…… うーん、サズァン様は大切な人です」
そう言うとサズァンはムツヤに抱きついてヨシヨシと頭をなでた。幻影なのでもちろん感触はないが、ムツヤはデレデレした顔になる。
「うーん、良い子ねー。よく言えましたムツヤ!」
「ヨーリィ、私はいつも見守っているからな」
「はい、ありがとうございます」
ここで魔力が切れたのか、2人の幻影は消えてしまう。
マヨイギはヨーリィと離れてすっかり親ばかのようになっていた。
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