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キエーウ強襲戦
キエーウ強襲戦 1
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「それじゃあ、作戦を確認するぞ」
朝食が終わり、アシノがそう声を掛けた。ムツヤの能力で周囲に人が居ないことは確認済みだ。
また、念の為音の妨害魔法で家を包んでいる。
「まずここから南の枯れたダンジョンに、キエーウの支部がある。ムツヤは人の気配を辿ってその本拠地を叩く」
「はい!」
勢いよくムツヤは返事をした。アシノは思う、こいつはアホだが戦いに関しては信用できる。
ただ、人を斬る覚悟だけはまだ出来ていないようだが……
「よし、それじゃ私達だ」
まぁムツヤなら殺さず、動けないようにするのは簡単だろうと自分に言い聞かせた。
「最強ムツヤ大先生の弱点は私達だ。誰か一人でも人質に取られたらまずい」
「そうなのよねー」
ルーだけでなく全員がその点には合点がいく。
「だから私達は自分の身を自分達で守ることだけを考えるぞ」
皆が頷いたのを確認してアシノは話を続ける。
「現時点でだ、この中でムツヤの次に強いのはヨーリィだ」
「私じゃないの!?」
「黙ってろ!!」
アシノが立ち上がったルーの頭を引っ叩くと「ぷぺら」と言って椅子に戻った。
「中距離近距離の戦いで一番強いのはヨーリィだ。だからヨーリィを一番南に置く」
ヨーリィは「わかった」と短く言った。
「次、ヨーリィの援護にルーが付く」
「任せちゃってー、ヨーリィちゃんは私が守るわ!」
「後の私達は後方で自分の身を守ることだけを考えろ」
ユモトとモモ、リースは返事をする。これでキエーウ強襲戦への布陣は決まった。
「それじゃあ行ってきます」
「えぇ、どうかご武運を」
ムツヤはモモの言葉を聞き終えると風のように森を駆け抜けていく。
「私達も布陣するぞ」
――
――――
――――――――
ムツヤは千里眼を使い、周りの状況を確認しながら森の中を南に向けて走り続けていた。
ふと気配を察知して足を止める。凄まじいスピードだったので、足元からは土煙が上がった。
探知盤を取り出すとやっぱりだ、点が3つこちらへと向かってきていた。裏の道具持ちを仲間の元へ通すわけにはいかない。
点の方へと走り出し、しばらくすると、接敵するかといった頃合いになる。
瞬間、小さい何かが大量にこちらへ向かってきた。
小さい球体状で短い手足のようなものが生えている。とっさにムツヤは雷の魔法でそれらを迎撃した。
しかし、それらは黒焦げになることもなくムツヤの元へ集まりだし、まとわり付く。
魔物ではない。人工的に召喚された何かだと思い魔剣ムゲンジゴクを取り出して豪火とともに切り裂いた。
すると今度は小さい何かが消え去るが、次々とやってきてはムツヤに体当たりをし、まとわり付きキリがない。
ムツヤは足で魔法を一気に発動させた。
ムツヤを中心に火柱が上がり、辺り一帯を燃やし尽くす。
終わったかと思ったが、まだだった。小さい何かはまだまだ現れてムツヤへと向かってくる。
1つ気づいた事があった。この小さい何かがムツヤに触れると僅かながら魔力を奪われる。そしてその魔力で分裂をしていた。
無限とも言える魔力を持つムツヤにとって、この小さい何かはまさに天敵である。
朝食が終わり、アシノがそう声を掛けた。ムツヤの能力で周囲に人が居ないことは確認済みだ。
また、念の為音の妨害魔法で家を包んでいる。
「まずここから南の枯れたダンジョンに、キエーウの支部がある。ムツヤは人の気配を辿ってその本拠地を叩く」
「はい!」
勢いよくムツヤは返事をした。アシノは思う、こいつはアホだが戦いに関しては信用できる。
ただ、人を斬る覚悟だけはまだ出来ていないようだが……
「よし、それじゃ私達だ」
まぁムツヤなら殺さず、動けないようにするのは簡単だろうと自分に言い聞かせた。
「最強ムツヤ大先生の弱点は私達だ。誰か一人でも人質に取られたらまずい」
「そうなのよねー」
ルーだけでなく全員がその点には合点がいく。
「だから私達は自分の身を自分達で守ることだけを考えるぞ」
皆が頷いたのを確認してアシノは話を続ける。
「現時点でだ、この中でムツヤの次に強いのはヨーリィだ」
「私じゃないの!?」
「黙ってろ!!」
アシノが立ち上がったルーの頭を引っ叩くと「ぷぺら」と言って椅子に戻った。
「中距離近距離の戦いで一番強いのはヨーリィだ。だからヨーリィを一番南に置く」
ヨーリィは「わかった」と短く言った。
「次、ヨーリィの援護にルーが付く」
「任せちゃってー、ヨーリィちゃんは私が守るわ!」
「後の私達は後方で自分の身を守ることだけを考えろ」
ユモトとモモ、リースは返事をする。これでキエーウ強襲戦への布陣は決まった。
「それじゃあ行ってきます」
「えぇ、どうかご武運を」
ムツヤはモモの言葉を聞き終えると風のように森を駆け抜けていく。
「私達も布陣するぞ」
――
――――
――――――――
ムツヤは千里眼を使い、周りの状況を確認しながら森の中を南に向けて走り続けていた。
ふと気配を察知して足を止める。凄まじいスピードだったので、足元からは土煙が上がった。
探知盤を取り出すとやっぱりだ、点が3つこちらへと向かってきていた。裏の道具持ちを仲間の元へ通すわけにはいかない。
点の方へと走り出し、しばらくすると、接敵するかといった頃合いになる。
瞬間、小さい何かが大量にこちらへ向かってきた。
小さい球体状で短い手足のようなものが生えている。とっさにムツヤは雷の魔法でそれらを迎撃した。
しかし、それらは黒焦げになることもなくムツヤの元へ集まりだし、まとわり付く。
魔物ではない。人工的に召喚された何かだと思い魔剣ムゲンジゴクを取り出して豪火とともに切り裂いた。
すると今度は小さい何かが消え去るが、次々とやってきてはムツヤに体当たりをし、まとわり付きキリがない。
ムツヤは足で魔法を一気に発動させた。
ムツヤを中心に火柱が上がり、辺り一帯を燃やし尽くす。
終わったかと思ったが、まだだった。小さい何かはまだまだ現れてムツヤへと向かってくる。
1つ気づいた事があった。この小さい何かがムツヤに触れると僅かながら魔力を奪われる。そしてその魔力で分裂をしていた。
無限とも言える魔力を持つムツヤにとって、この小さい何かはまさに天敵である。
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