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災厄の壺
災厄の壺 4
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ムツヤが走る先には、またキエーウの連中がいた。剣を抜いて応戦をする。
1人あたり3秒もかからず次々にムツヤは敵を倒す。だがそこに、鎖とトゲ付きの鉄球が飛んできた。
ムツヤはこの攻撃を知っている。バッとその飛んできた方向を見ると本を開いた女が1人。
モモの持つ無力化の盾と同じものを構えて鉄球に備える。
飛んでくる鉄球を受け止めようとした瞬間、それは急上昇し、螺旋を描きながら落ちてきた。
「ぐっ」
その軌道はムツヤの動体視力を持っても受け止めるので精一杯だ。体に直撃はしなかったが、危ない所だった。
あの鉄球使いの女は前に会った時よりも確実に成長をしている。一気に距離を縮めるのは危険だ。
ムツヤがどうしようかと考えている所にアシノ達が到着をした。
モモを見るなり、鉄球使いの女は激昂する。
「醜い豚め、また会ったな。今度こそ殺してやる!!」
挑発に乗らずに冷静にモモは言葉を返す。その間も女は鉄球を生き物のように目の前でブンブンと振り回している。
「何故お前はそこまでオークを憎む」
「ハッ、他のキエーウのメンバーと同じよ、私の家族は醜い豚の盗賊団に殺されたわ!!」
その生い立ちを聞いてモモの頭にリースの姿が思い浮かんだ。
オークは人間からの差別が未だに酷く、盗賊や強盗といった犯罪に走る者も少なくない。
「それは本当に気の毒だと思うし、申し訳ないと思う。だが亜人を皆殺しにするのは間違っている!!」
「黙れ!! お前達は皆殺しだ!!」
そう言って女は鉄球をモモの元まで飛ばす。隙きができたとムツヤは女に飛びかかろうとするが、なんと鉄球がもう1つ飛び出してきた。
モモもムツヤも無力化の盾でそれを受け止めた、早く倒さなければキエーウに取り囲まれてしまう。
「私がムツヤ殿の背中を守ります」
「それしか無いか……」
モモが言うとアシノも苦渋の決断をする。危険だが、確かにあの2つの鉄球相手にはそれしか方法が無いだろう。
ムツヤの元へ走るとまた鉄球が飛んできたが、盾で防ぎ、ムツヤと背中合わせになる。
「モモさん! ありがとうございまず!!」
「いえ、私の命に変えてもムツヤ殿はお守りします」
モモは一度だけ振り返りムツヤに言った。
「ふざけるな!! 糞豚がァァァァ!!!!」
2人は遅い来る鉄球を無力化の盾で防ぐ、しゃがみ込んで盾に身を隠し、ジリジリと女のもとへ迫る。
だが、それよりも早く女は距離を取っていった。
「ムツヤ殿、背中合わせで走りましょう」
「そうですね、わがりまじだ!!」
ムツヤとモモは背中合わせで走り出す。
ムツヤが正面を向き、モモは背面を向けて。
鉄球は直球で来たかと思えば、曲がりくねって横から来たり。真上から来たりと変幻自在だ。
だが、2人は確実に距離を縮めていった。そして仲間たちの援護もあった。アシノはビンのフタを飛ばし、ヨーリィは木の杭を女に投げていた。
そのため、女は女で鉄球を使い、それらを防がなくてはいけない。ムツヤ達への攻撃は1球だけとなった。
「くそっ、くそっ!!」
女は鉄球の操作に夢中になっている。ムツヤがモモに耳打ちをした。
「俺が一気に飛び出して攻撃をします」
「わかりました」
1人あたり3秒もかからず次々にムツヤは敵を倒す。だがそこに、鎖とトゲ付きの鉄球が飛んできた。
ムツヤはこの攻撃を知っている。バッとその飛んできた方向を見ると本を開いた女が1人。
モモの持つ無力化の盾と同じものを構えて鉄球に備える。
飛んでくる鉄球を受け止めようとした瞬間、それは急上昇し、螺旋を描きながら落ちてきた。
「ぐっ」
その軌道はムツヤの動体視力を持っても受け止めるので精一杯だ。体に直撃はしなかったが、危ない所だった。
あの鉄球使いの女は前に会った時よりも確実に成長をしている。一気に距離を縮めるのは危険だ。
ムツヤがどうしようかと考えている所にアシノ達が到着をした。
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「醜い豚め、また会ったな。今度こそ殺してやる!!」
挑発に乗らずに冷静にモモは言葉を返す。その間も女は鉄球を生き物のように目の前でブンブンと振り回している。
「何故お前はそこまでオークを憎む」
「ハッ、他のキエーウのメンバーと同じよ、私の家族は醜い豚の盗賊団に殺されたわ!!」
その生い立ちを聞いてモモの頭にリースの姿が思い浮かんだ。
オークは人間からの差別が未だに酷く、盗賊や強盗といった犯罪に走る者も少なくない。
「それは本当に気の毒だと思うし、申し訳ないと思う。だが亜人を皆殺しにするのは間違っている!!」
「黙れ!! お前達は皆殺しだ!!」
そう言って女は鉄球をモモの元まで飛ばす。隙きができたとムツヤは女に飛びかかろうとするが、なんと鉄球がもう1つ飛び出してきた。
モモもムツヤも無力化の盾でそれを受け止めた、早く倒さなければキエーウに取り囲まれてしまう。
「私がムツヤ殿の背中を守ります」
「それしか無いか……」
モモが言うとアシノも苦渋の決断をする。危険だが、確かにあの2つの鉄球相手にはそれしか方法が無いだろう。
ムツヤの元へ走るとまた鉄球が飛んできたが、盾で防ぎ、ムツヤと背中合わせになる。
「モモさん! ありがとうございまず!!」
「いえ、私の命に変えてもムツヤ殿はお守りします」
モモは一度だけ振り返りムツヤに言った。
「ふざけるな!! 糞豚がァァァァ!!!!」
2人は遅い来る鉄球を無力化の盾で防ぐ、しゃがみ込んで盾に身を隠し、ジリジリと女のもとへ迫る。
だが、それよりも早く女は距離を取っていった。
「ムツヤ殿、背中合わせで走りましょう」
「そうですね、わがりまじだ!!」
ムツヤとモモは背中合わせで走り出す。
ムツヤが正面を向き、モモは背面を向けて。
鉄球は直球で来たかと思えば、曲がりくねって横から来たり。真上から来たりと変幻自在だ。
だが、2人は確実に距離を縮めていった。そして仲間たちの援護もあった。アシノはビンのフタを飛ばし、ヨーリィは木の杭を女に投げていた。
そのため、女は女で鉄球を使い、それらを防がなくてはいけない。ムツヤ達への攻撃は1球だけとなった。
「くそっ、くそっ!!」
女は鉄球の操作に夢中になっている。ムツヤがモモに耳打ちをした。
「俺が一気に飛び出して攻撃をします」
「わかりました」
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