裏庭が裏ダンジョンでした@完結

まっど↑きみはる

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キエーウ最終決戦

キエーウ最終決戦 4

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「ルー!!!」

 血を流すルーを見てアシノは叫ぶ。

「安心しろ、君もすぐ地獄に送ってやる」

 ルーにトドメを刺そうとするダクフを見て、モモが長い栗色の髪をたなびかせながら飛び出る。

 注意をこちらに向けて、ユモトが援護で大きな氷柱を飛ばが、ダクフが剣を一振りするとその氷柱が全て薙ぎ払われた。

「いやぁ、ムツヤくんの力は素晴らしい」

 どうやらムツヤから奪った力を使ったらしい。モモは地面に倒れるルーの元までたどり着くと回復薬を掛けて男との間に立ちはだかる。

「邪魔だ豚ァ!!!」

 男が剣を振ってくるが、あまりの速さで見えない。モモは身を小さくして無力化の盾の裏に隠れる。

 おかげで攻撃を貰うことは無かったが、とても反撃なんて出来ない。ルーが立ち上がると男は少しイラツイた。

「回復薬は面倒だな。まとめて一気に片付ける!!!」

 まず男はモモを狙った。諸刃の剣を振り回して盾の後ろのモモを狙う。そして、1つ突きが通ってしまう。

「ぐ、っつうううう」

 右太ももを刺されてしまったモモは地面に片膝を着く。

「やめろおお!!」

 ムツヤが普通の剣を構えてモモの元へと走る。男はその横を倍以上の速さで通り過ぎ、またもルーを斬りつけた。

「いやっ、あああああ!!!!」

 事前に精霊を召喚していた為、斬られた後即座にそれらがルーとモモを取り囲んで守ってくれたが……

 続けて男はアシノの元まで向かう。そして真っ二つにせんとばかりに剣を振り上げた。

「いづっ、くそっ!!!」

 アシノは剣先だけだが、袈裟斬りに斬撃を浴びる。

 そして、先程から自分に魔法を飛ばし続けるユモトにお返しとばかりに電撃をぶつける。

「あああああ!!!」

 ユモトは感電して鼻の奥に嫌な匂いを感じ、全身に激痛を受けながら倒れてしまった。

「さぁ、これでお仲間達は終わりだよムツヤくん」

 ムツヤは1人で立っていた。周りには地面に転がる仲間達。

「動くなよ、次に回復薬を使おうとしたら殺す」

 ムツヤと仲間達にダクフは言う。今は刺激が出来ないとアシノは回復薬を使うのをやめた。

「さて、ムツヤくん君は散々キエーウに入れと言っても聞く耳を持たなかった。その決意を認めよう」

 ジッとダクフを睨めつけながらムツヤは立ち続ける。

「今すぐこの場で自害しろ、そうしなければ仲間を殺す」

「ムツヤ殿!! 聞いてはいけません!!」

「ムツヤ、はぁはぁ、言う通りにした所で相手が約束を守るわけがない…… 聞くな!!」

 モモとアシノは言うが、ムツヤはダクフに聞き返した。

「俺が死んだらみんなを殺さないか?」

「あぁ、いいだろう」

「ムツヤ!!!」

「ムツヤさん!!」

 ムツヤが右手を腹に当てると、手が光りだす。

「ムツヤ殿、だめええええぇぇぇぇぇ!!!!」

 光が腹を貫いて、静寂が訪れた。仲間達は目を見開いてそれを見ている。

 ムツヤは地面にドサリと転がった。
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