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偽物勇者
偽物勇者 6
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「そんな事ありません!!」
女魔法使いはそう叫んだ。それに続いて剣士も言う。
「ジョンの兄貴は勇者じゃなかったかもしれねぇ、でも、私達を守ってくれた!!」
村人達もそうだそうだと言い始めた。ふぅっと息を吐いてアシノが話す。
「ジョンさん。もう一度、ちゃんと勇者を目指してみてはどうですか? 今この国には危機が迫っています」
「はい!!」
ジョンは泣きながら返事をする。自称魔人のチィターは、裏の道具の靴を取り上げられ治安維持部隊に引き渡されていった。
暗い森の中、魔人ラメルから力を引き継いだ少女、ミシロは居た。
誰か人の気配がし、水の出る魔剣『ジャビガワ』を引き抜く。
「誰? 出てきなよ」
「魔人様、魔人様でしょうか!!」
ミシロは驚く。自分を魔人と呼ぶ人間がいた事に。
「私は魔人様じゃないよ」
「いえ、あなたのお噂は聞いています」
ミシロは魔剣を振って水の刃を飛ばすも、それは避けられてしまった。
「私どもは、魔人様を崇拝する『黎明の呼び手』の者です」
「なにそれ、知らない」
素っ気なく返すミシロだったが、次の言葉に興味を持つ。
「私どもは世界に道具を残した魔人ラメル様を信仰しております」
「ラメル様を知ってるの?」
「はい」
ラメルの名が出て、ミシロは人間たちを見据えた。
「恐れながら、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「私はミシロ」
短く言葉を返すと、人間たちは膝をついて頭を下げる。
「ミシロ様、ミシロ様はラメル様とどの様なご関係で?」
「そんなの、知ってどうするの?」
相変わらず魔剣を握り締めたままだが、相手も肝が据わっているのか動じない。
「ラメル様は私どもにとって神を超えた存在でございます。少しでもラメル様の事を知りたいのです」
人間のくせに良いことを言うなとミシロは思った。
「私はラメル様に助けられた。力も貰った。だからラメル様がしたかった世界をメチャクチャにするって夢を叶えたいの」
「やはりラメル様とお繋がりがあったのですね!! ミシロ様、その思い我々も同じでございます」
どうも相手は嘘をついているように思えない。
「本当に?」
剣を突きつけてミシロは聞いた。
「本当にそう思ってるの?」
女魔法使いはそう叫んだ。それに続いて剣士も言う。
「ジョンの兄貴は勇者じゃなかったかもしれねぇ、でも、私達を守ってくれた!!」
村人達もそうだそうだと言い始めた。ふぅっと息を吐いてアシノが話す。
「ジョンさん。もう一度、ちゃんと勇者を目指してみてはどうですか? 今この国には危機が迫っています」
「はい!!」
ジョンは泣きながら返事をする。自称魔人のチィターは、裏の道具の靴を取り上げられ治安維持部隊に引き渡されていった。
暗い森の中、魔人ラメルから力を引き継いだ少女、ミシロは居た。
誰か人の気配がし、水の出る魔剣『ジャビガワ』を引き抜く。
「誰? 出てきなよ」
「魔人様、魔人様でしょうか!!」
ミシロは驚く。自分を魔人と呼ぶ人間がいた事に。
「私は魔人様じゃないよ」
「いえ、あなたのお噂は聞いています」
ミシロは魔剣を振って水の刃を飛ばすも、それは避けられてしまった。
「私どもは、魔人様を崇拝する『黎明の呼び手』の者です」
「なにそれ、知らない」
素っ気なく返すミシロだったが、次の言葉に興味を持つ。
「私どもは世界に道具を残した魔人ラメル様を信仰しております」
「ラメル様を知ってるの?」
「はい」
ラメルの名が出て、ミシロは人間たちを見据えた。
「恐れながら、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「私はミシロ」
短く言葉を返すと、人間たちは膝をついて頭を下げる。
「ミシロ様、ミシロ様はラメル様とどの様なご関係で?」
「そんなの、知ってどうするの?」
相変わらず魔剣を握り締めたままだが、相手も肝が据わっているのか動じない。
「ラメル様は私どもにとって神を超えた存在でございます。少しでもラメル様の事を知りたいのです」
人間のくせに良いことを言うなとミシロは思った。
「私はラメル様に助けられた。力も貰った。だからラメル様がしたかった世界をメチャクチャにするって夢を叶えたいの」
「やはりラメル様とお繋がりがあったのですね!! ミシロ様、その思い我々も同じでございます」
どうも相手は嘘をついているように思えない。
「本当に?」
剣を突きつけてミシロは聞いた。
「本当にそう思ってるの?」
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