カフェ『ティータイム』で恋を語ろう

すいかちゃん

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生真面目なカフェ店員は、不真面目なオーナーに熱愛される

満員電車は苦手だ。
鈴本和紗は、狭い車内でギュウギュウになりながらそっと息を吐いた。潔癖性とまではいかないものの、和紗は人との触れ合いがあまり好きではない。大勢の人の中にいると、逃げ出したくなるのだ。今も、首筋に誰かの息を感じるし、体温を感じる。だが、勤めたばかりのカフェは歩いて行くのはあまりにも遠すぎる。車の免許を持っていない和紗としては、ジッと耐えるしかないのだ。腰や背中をぶつかられながら、窓の外を見つめた。
(早く駅につかないかなぁ)
今朝は、いつもよりも気分が悪い。ドアに押し付けられ、息が止まりそうだ。
「え?」
誰かの手が肩に触れる。それも、包み込むようにしっかりと。
(まさか、痴漢?)
和紗は、昔からよく痴漢にあっていた。160センチという小柄な体型と、女性のような面差しからよく勘違いされるのだ。文句を言おうと顔を向けると、そこには蕩けるような笑顔があった。
「オ、オーナーッ」
思わず大声で叫べば、周囲の視線が一斉に集まる。和紗が慌てた手で口を塞げば、蕩ける笑顔の主が不満げな顔をした。
「店の外では、敦久と呼ぶ約束だろ。和紗」
低く深みのある声で名前を呼ばれ、和紗はみるみる顔を赤くした。敦久が顔を近づけてきて、反射的に目を伏せる。
「そういうところも、かわいいけどね」
甘い囁きに、和紗は顔を上げる事さえ出来なかった。その言葉は、数日前にも言われた。初めてのキスの後で。
「愛しい恋人が毎日こんな目にあっているかと思うと、僕は気が気じゃない」
敦久がわざとらしくため息を吐く。
大学3年生の時、和紗はカフェ『ティータイム』でアルバイトを始めた。いつまでも過保護な両親や兄から離れて一人暮らしがしたかったし、大好きなコーヒーの香りに包まれながらの暮らしには憧れがあった。そこで、和紗はオーナーである藤田敦久に見初められたのだ。毎日のように告白され、強引にデートの約束までさせられた。最初は、敦久の軽薄さが嫌だった。告白も軽くて、本気なのかと何度も疑ってしまった。だが、敦久と会話をしているうちに気がついたのだ。彼の口調はいつも優しくて、和紗を包んでくれた。大学の人間関係で悩んだ時も、真っ先に手を差しのべてくれたのは敦久だった。気がついたら、和紗は敦久を特別な存在として認識していた。それが好きという気持ちなのだとわかったのは、敦久に不意打ちキスをされた時だ。
「なぜ、電車に乗っていたんです?」
電車を降りた和紗が、不思議そうにキョトンとして聞く。目立ちたがり屋の敦久は、カフェに来る時でさえ真っ赤なスポーツカーで来る。電車に乗っている姿は、なんだかひどい違和感があった。
「この間、後をつけられている気がすると言っていたじゃないか」
敦久こそ呆れたような声を出した。
「あれは、きっと気のせいだったんですよ」
数日前。カフェが閉店した後、和紗は書店に寄ってから帰宅した。その時に、妙な足音を聞いたのだ。和紗が歩けば足音が続き、止まれば止まる。結局、走って駅まで行くはめになった。
「やっぱり、僕が送っていくべきだったな」
その日。本当は敦久も一緒に書店に行くはずだったのだ。だが、新商品の開発に時間がかかってしまい和紗だけ行く事になった。
「仕方がありません。仕事なんですから」
「僕からしたら、あれは仕事に入らないけどね」
敦久がやれやれと肩を竦める。
「でも、和紗の指摘通りだったよ。あのサラダはスパイスがきつすぎる。女性客には不評だったろう。相変わらず、君の味覚はすごいね。商品開発部に推薦したいぐらいだよ」
敦久がふざけて和紗の唇に指を当てる。それだけなのに、和紗の全身が震えた。
「商品開発部になんて無理ですよ。俺、素人だから」
「大丈夫だって。君の舌は正確だ」
和紗の舌は、いわば絶対味覚を持っていた。例えば、マヨネーズにほんの少しだけ砂糖を混ぜてもそれを言い当てる。
「ねぇ。僕の味はどんなの?」
「え?」
「この間、ディープキスしたろ?どんな味がした?」
「オーナーッ」
サラッとすごい事を言う敦久に、和紗が顔を真っ赤にして叫ぶ。だが、敦久にはその声さえ心地いいらしい。うっとりと目を細める。
「早く、僕も君の全てを味わいたいな」
スッと唇を指でなぞられ、ドキッとする。それは、つまりキスから先へ進みたいという意味なのだろう。和紗は、自分の顔が期待に綻びそうなのを必死に抑えた。
(こんなにドキドキしっぱなしで、大丈夫なのかな)
敦久を好きになってから、和紗の鼓動は高鳴りっぱなしだ。大げさではなく、今にも口から飛び出してきそうなのだ。イタリアの血が三分の一流れている敦久は、彫りが深くてとても目立った。ジッと見つめられるだけで落ち着かない。28歳という若さながら、その手腕は業界でも高い評価を得ている。
「今夜。夕食をうちで食べるというのはどうだろう」
「え?」
無意識に強張る和紗に、敦久が声を上げて笑う。
「夕食を食べるだけだよ」
意味深にウィンクされて、和紗は慌てて頷いた。店の裏口には、見慣れた車が停まっている。敦久の秘書が迎えに来たのだ。
「相変わらず不粋な奴だ。じゃあね」
名残り惜しそうに和紗の手を握り、敦久はオーナーの顔になった。そして、和紗も表情を引き締めて仕事モードに入る。
和紗はロッカーから制服を出すと、手早く着替えた。カフェ『ティータイム』には、男性従業員しかいない。店員達はリーフグリーンのスーツに、ベビーピンクのネクタイというスタイルで接客をする。
(本当に、恋人になったんだ)
敦久といると、とにかく楽しいのだ。彼の強引さに辟易する事もあるけれど、ずっと側にいたくなる。
敦久と交際する事を決めた時には、自分が変わってしまいそうで怖かった。これまで窮屈な家庭で育ってきた和紗にとって、自由気ままな敦久は憧れのような存在だった。
「おはようございます」
開店前の店内では、やたらと元気がいい青年が熱心に掃除していた。
「はよーっす。鈴本さん」
橘丈一郎。小柄で威勢がいい新人店員だ。短めの黒髪をツンツンと立てて、ネクタイはゆるゆるだ。和紗は、フゥと溜め息を吐く。
「橘くん。何度も言うようだけど、制服はきちんと着てね。それに、その髪型も」
丈一郎は、へへッと悪びれもなく笑った。高校生の頃はヤンキーだったらしく、ケンカでは負けた事がないという。
「おはよう。和紗さん」
「おはようございます」
元モデルという華やかな経歴を持つ成瀬朔哉と新人の月島優利が一緒にやってくる。ドジばかりしている優利を、朔哉がさりげなくフォローしている。
「おっはようございますっ」
やたらとへらへらしながら入ってきたのは、元ホストの藤村直登だ。肩まで伸ばした茶髪と、耳に光るダイヤのピアス。彼のおかげで、中年女性の客が増えた。
「全員揃ってるか?」
最後にやって来たのは、『ティータイム』の店長兼商品開発部リーダーの柳下友康だ。凛々しい顔立ちに、広い肩幅。スーツの広告に出てきそうな、爽やかな二枚目だ。和紗にとっては、唯一敦久との関係を知っている心強い味方だ。
「今日から、ハロウィンフェスの準備に入る。成瀬と月島は店内のディスプレイを。橘は常連さんにお知らせメールを。藤村はチラシ配りをしてくれ」
「はいっ」
それぞれに役割が当てられた後、友康がチョイチョイと和紗を手招きする。
「実はな、気になる事があるんだ」
友康の手には、店で配っているアンケート用紙が握られていた。
「お前を、店に出すなと」
「…え?」
思わぬ言葉に、和紗は固まった。

(また、感じる)
満員電車の中で、和紗はさりげなく周囲を見回した。ここ数日、毎日のように視線を感じていた視線。あれは気のせいではなかった。『ティータイム』のアンケートには、度々和紗への誹謗中傷が書かれていたらしい。それも、敦久との関係を知っているような文面まであった。
「どうした?」
低い囁き声に、和紗はハッと顔を上げた。そこには、自分を守るように立っていていくれる愛しい恋人の顔があった。
「なんでも、ないです。それより、毎日俺に付き合う事はないんですよ?せっかくのスーツがグシャグシャに…」
そっと胸元に手を添えれば、敦久が破顔する。
「僕としては嬉しいけどね。こうして君と抱き合っていられるんだから」
敦久の腕がさりげなく和紗を抱き寄せる。
「こ、こんな所でダメですっ」
「今回の事が片付いたら、うちに泊まりにおいで」
「敦久さんっ」
おまけにキスまでしてこようとする敦久に、和紗は真っ赤になって叫んでしまった。結果、多くの人から注目されるはめになった。が、敦久の軽口のおかげで妙な視線の事は気にならなくなっていた。
(もしかして、わざと…?)
和紗をからかうのも抱き締めるのも、もしかすると元気づけるためなのかもしれない。
(好きです。敦久さん)
まだ面と向かって言った事がない言葉を呟き、そっとその胸元に頬を寄せた。

結局。この日も何事もなく仕事は進んだ。友康達も、単なるイタズラだろうと結論づけた。
「もしかして、藤本さんの熱烈なファンじゃないっスか?ほら、すっごい美人だから」
丈一郎が本気とも冗談ともとれない発言をする。和紗としては、単なるイタズラであって欲しいと願うばかりだ。
敦久から夕食に誘われていた和紗は、皆よりも少し早めに仕事を終えた。裏口から出て、待ち合わせ場所のレストランへ向かおうとすると、不意に人影が見えた。
「藤本さん」
「え?」
そこには、スラッとした美女が立っていた。優しそうな笑みを浮かべているが、その瞳は笑っていない。
「ちょっとお話いいかしら?」
「え?あの…」
「商品開発チームの高柳エナよ」
「あ…」
名前だけは聞いていた。商品開発チームの元リーダーで、敦久の元カノだ。和紗の背筋を、妙な汗が流れる。エナは、コツコツとヒールの音を立てながら近づいてきた。
「あなたって、けっこう図太いのね。あれだけ出るなって書いたのに」
エナの一言に、和紗はハッとした。顔を上げた瞬間、頬がぶたれる。
「あんたなんかが現れるから。敦久が変わっちゃったのよ」
エナの瞳に、みるみる涙が浮かぶ。彼女の悔しさや憎しみが、和紗に一方的に向いた。
「男に取られるなんて、こんな屈辱ある?おまけに、あんたが妙なアドバイスをしたおかげで私のメニューが台無しよっ」
二度・三度とエナの平手が頬を打つ。和紗は、黙ってその痛みに耐えた。彼女から敦久を奪う気はなかったが、彼を返す事もできなかったから。だが、黙って耐える和紗はエナをますます怒らせた。
「なんとか言いなさいよ…っ」
思いっきり振り上げられた手に、和紗はギュッと目を閉じた。が、痛みは一向に訪れる事はなかった。
「痛いっ。何すんのよっ」
目を開ければ、そこには無表情でエナの腕を捻り上げている敦久がいた。その怒りの気配に、エナの表情がひきつる。
「君がそこまで物わかりが悪い女とは思わなかったよ」
敦久が乱暴にエナを突き放す。よろけて転んだエナに、和紗が咄嗟に手を伸ばそうとする。が、その手は敦久に止められた。
「君と別れを決めた事に和紗は関係ない。忘れたのか?君はホストに入れ込み、会社の情報を流した。そんな君に商品開発を任せられるとでも?」
敦久の言葉に、エナは項垂れたまま微動だにしなかった。

「跡にならなければいいが…」
結局、レストランには行けなかった。敦久はオロオロしながら、和紗の頬に氷水で冷やしたタオルを当てている。これまで見た事がないぐらいアタフタしている敦久に、和紗は痛みも忘れてクスクス笑った。
「笑うなよ。これでもかなり動揺してるんだ」
初めて訪れた敦久の部屋は、想像とは少し違った。広々とした部屋はどこかガランとしていて、最低限の家具しかない。ソファに並んで座り、敦久がエナの事を説明した。
「彼女と交際していたのは、和紗に出会う前だ。昔は、料理の事しか興味がない女だったのに…」
いつ頃からか、エナの外見が派手になっていった。鈍感な敦久は、その変化に気付けなかったのだ。
「去年起きた、ファミレスメニュー流出事件。覚えてるか?」
「あ、はい。確か、新商品のメニューレシピがネットに流れたって…」
「エナの仕業だったんだ。親しくなったホストの興味を引くために教えたそうだ」
それでも敦久はエナに最後のチャンスを与えた。彼女が改心するならと、クビにするのを止めた。だが、エナへの恋心は跡形もなく消えた。
「虚しさばかりだった僕の前に、君が現れたんだ」
敦久の手がそっと和紗の頬を包む。
エナの裏切りにより心身共にダメージを受けていた敦久にとって、和紗のまっすぐさや優しさは眩しかった。男だとわかっても止められないぐらい、恋心は募っていった。
「あんまり好きすぎて、なかなか手が出せなかった」
敦久からのキスを、和紗は黙って受け入れた。キスはだんだん深くなり、やがて互いに背中を抱き締め合う。
「このまま、いい?」
ソファに和紗を押し倒した格好で敦久が聞く。和紗は、敦久のネクタイをゆっくり外した。
「ソファより、ベッドの方がいいです」
奥手の和紗にしては、大胆な誘い方だった。

「和紗。こっち向いて」
裸のままうつ伏せになった和紗は、駄々っ子のように首を左右に振った。男同士がどうやって愛し合うかは、ぼんやりとは知っていた。だが、まさかあんな所を嘗められたり、指でかき混ぜられるなんて知らなかったのだ。
尻を左右に割られ、その間には敦久の指を受け入れている。おまけにその指が動く度に、和紗の前は熱く硬くなっていくのだ。恥ずかしくて恥ずかしくて、顔を上げるなんて出来ない。
「あ、あの。いつになったら、その、入れるんですか?」
肩や背中に敦久の唇を感じる。そして、太ももには敦久の欲望の証が触れている。だが、一向に挿入する気配はない。敦久はクスクス笑いながら、和紗の真っ赤な耳にキスをした。
「もう少し、ね。ココがトロトロになったら僕をあげる」
それから1時間。和紗は、敦久の指に翻弄された。おかげで、挿入はとってもスムーズで和紗は痛みも感じないまま敦久を受け入れた。
(まさか、こんなに恥ずかしい思いをするなんて…)
和紗は、自分でも信じられないぐらいの甘い声を上げ続けた。
翌日。甘い夜を過ごした恋人が憮然とした表情で溜め息を吐く。
「…なんでまた満員電車なんだ?」
甘い余韻を楽しめると思った敦久が、不満そうに唇を尖らせる。そんな子供っぽい恋人に、和紗は困ったような笑みを浮かべた。
「もう心配はいらないのに」
結局、エナは自らの非を謝罪した。後は弁護士との話し合いになるらしい。
和紗の身に危険が及ぶ事はまずない。それなのに、敦久はこうして片時も離れないのだ。
「うるさいな。恋人の側にいたいだけだ」
「敦久さ…」
その時、ガクンッと大きく電車が揺れた。敦久は、その揺れを利用して和紗に熱烈なキスをする。今回は、和紗は嫌がらなかった。














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