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第四話
雨音に包まれながら
土曜日。慎一郎は落ち着かない様子で、チラッと時計を見た。午後8時を少し回ったところだ。本当だったら、既に智広の家に居る時間。
(参ったな…)
今日は、父親に呼ばれて久々に実家の方へ来ている。康太郎達も家族で来ていて、一見すると和やかな夕食会だ。だが、その空気はかなり重い。
「たまには洋食もいいな。気分が明るくなる」
和食党の父親の発言に、空気は更にピリついた。特に康太郎の表情は暗い。先日、康太郎は父親に秘密裏で海外の企業と新事業を立ち上げようとしていたのだ。だが、経験が浅い康太郎は相手に全て任せきり。気がつけば、赤字目前だった。
「本当に。たまには刺激的な味も良いですわね、お義父様」
スパイスたっぷりの肉料理を上品に口へ運びながら、康太郎の妻である喜美子が微笑む。まるでマネキンのような笑顔だ。と、慎一郎は思った。
「でも、私はまろやかな和食が好きです」
最後の一言だけ、まるで氷のように冷たかった。これまで、なにかといえば喜美子の実家が援助してきたのだ。だが、今回ばかりは難しそうだ。
しかし、慎一郎にとってそんな事はどうでもいい。今はとにかく智広が心配だった。
(今日、ヨネさんは7時には家を出ると言っていたな)
智広の状態が安定してきたからと、ヨネは息子夫婦が暮らす大阪へと向かう事になっている。そのため、今日はいつもより早く智広の元へ行くはずだった。まさか、いきなり父親から呼びつけられるとは思ってもいなかったのだ。
「慎一郎。学校の方はどうだ?」
気まずい空気を払拭したいのか、父親が話題を変えてくる。それからしばらくは慎一郎の話題となった。
「慎一郎さんは結婚なさらないの?」
喜美子が探るように問いかける。27歳という年齢なら、妻子がいてもおかしくない。慎一郎は、用意していた言葉を口にした。
「今は生徒達との交流が大変で。なかなか手強いんです」
「まぁ、そうなの」
ふと窓の外を見れば、ポツポツと雨が降りだしてきた。確か、天気予報では夜に近づくにつれ風や雨がひどくなると言っていた。
『雨は苦手です。雨音を聞いていると、なぜか身体が震える』
智広の言葉を思い出した瞬間。慎一郎は音を立てて立ち上がった。
「慎一郎?」
「どうかしたの?」
両親の声にハッとした慎一郎は、わざとらしくないように時計を見た。
「すみません。同僚と飲みに行く約束をしてました」
田沼に上着と鞄を運んでもらい、あわただしく家を出る。車で行けばいいのかもしれないが、酒を飲むと言っているため不自然だ。
「…慎一郎さん。誰かいい人がいるみたいね」
穏和な笑みを浮かべたまま、喜美子が康太郎を見る。康太郎は愛想笑いを浮かべると、慎一郎の去った方角を見つめていた。その瞳には、微かな動揺が見てとれた。
走っている間に、雨はどんどんひどくなる一方だった。慎一郎は、通い慣れた道をひたすらに進む。
「智?智?」
チャイムを押しても返事がなかった。ドアを開けようとしても鍵がかかっている。慎一郎は庭の方へ回り込む事にした。部屋の窓を叩けば気がついてくれるかもしれないと、暗闇に目を凝らす。と、庭の隅に人影が見える。蹲っているらしい姿に、すぐ智広だとわかった。
「智っ」
「旦那、様?」
触れた身体は、雨と風ですっかり冷えていた。足元には、レンガ色の破片と散ったサルビアの花びら。智広が虚ろな瞳を足元へ移す。
「申し訳、ありませ…ん。旦那様からいただいたのに…」
「そんな事はどうでもいいっ」
慎一郎が怒鳴ると、ハッとしたように智広が瞳を大きく開ける。慎一郎は、あわただしく智広の指を見た。
「良かった。指をケガしたらピアノが弾けなくなる」
慎一郎がホッとして言えば、智広が驚いたように顔を上げた。マジマジと見つめられ、慎一郎は不思議そうに首を傾げた。
「どうかしたのか?」
「いえ。ただ嬉しくて…」
胸に顔を埋める智広を、慎一郎はスッと抱き上げた。開けたままのベランダから中へ入り、智広の部屋まで運ぶ。
「風邪を引くといけない」
タオルで濡れた髪を拭いていれば、智広の指が慎一郎の頬を包んだ。キスは、いつもより長く激しかった。角度を変えて、啄むようなキスを繰り返す智広。唇の隙間から微かに聞こえる喘ぎ声が、慎一郎を禁忌へと誘う。
「好きです。旦那様が、好きです」
「…智」
濡れた服のまま、2人はベッドの上へと倒れ込んだ。
雨音が激しく屋根や窓を叩く中、慎一郎は智広の細い身体を抱き締め激しく愛撫していた。
(僕は、何をしているのだろう…)
智広との行為に溺れながらも、慎一郎はどこか冷静だった。智広は兄の愛人なのだ。自分の恋人ではない。そう思うのに、理性ではもう止められなかった。
「智…っ、智…っ」
何度も名前を呼びながら唇を重ね、全裸の身体を余すとこなく指で愛撫した。智広の肌は、暗闇の中では白い花びらのようだった。純粋で美しく、触れれば甘い蜜を溢す。慎一郎は、初めて男の裸体で欲情した。女性とは違うが、柔らかく弾力がある肌。小さく愛らしい乳首。薄い草むらの中で震える細い性器。何もかもが愛しくて、淫らに感じた。
「あ…っ、あっ、もうダメ…です」
指で激しく性器を擦りながら、慎一郎は夢中で乳首を吸った。慎一郎の舌や歯が当たる度に、智広の声が上擦る。その反応が、堪らなく可愛く感じた。
「旦那様の指を、汚してしまう…っ」
枕元のティッシュを取ろうとする細い指を、慎一郎が止めた。
「たくさん汚してくれ」
「あぁっ」
短い悲鳴の後、慎一郎の指はトロトロとした液体で濡れた。恥ずかしそうに両手で顔を覆う智広に、慎一郎は自分の中の「雄」を自覚した。智広が欲しくて欲しくて、仕方ない。彼の身体で汚れた部分など、どこにもないように感じた。優しく両足を広げ、その中心に躊躇う事なく顔を伏せた。
「え?」
指とは違う感覚に、智広が驚愕の声を上げる。やがて、舌を動かせば甘い悲鳴が響いた。
「そ、そんなところ…っ、ダメです…っ、やぁっ、あっ」
気持ち良さと羞恥に乱れる智広の姿に、彼がこの行為を経験していない事がわかった。慎一郎の胸の奥に、独占欲が沸いてくる。
(誰にも渡さない)
たとえ、智広の心が康太郎を求めていたとしても。慎一郎は、智広への想いを諦める事ができなかった。
唇と舌での愛撫に、智広が薄い胸を上下させている。悲鳴を上げていた唇からは、小さな喘ぎ声しかしなくなっていた。慎一郎は、指に軟膏を塗ると静かに後ろへと伸ばした。
「ん…っ、あぁぁぁっ」
体内に入った異物に、智広は全身を強張らせた。両手でシーツを掴み、立てた膝をブルブルと震わせている。
(気持ち良い思いだけさせたい)
辛そうな智広の表情に、慎一郎の胸が軋む。少しでも和らげばと、前を同時に触れた。
「はぁ…っ、あっ、あ…ん…」
痛みと快楽が混ざったような声に、慎一郎は自分の判断が正しかったのを知った。慎一郎はこれまで同性と寝た事はない。どこをどうすれば良いのかは知っているが、智広を傷つけるのではないかと不安で仕方なかった。そんな慎一郎の気持ちが伝わったように、智広が潤んだ瞳で見つめてくる。智広は泣きそうな顔で両手を広げると、慎一郎の首を引き寄せた。唇が重なるのと同時に、慎一郎は自身の昂りきった欲望を綻んだ蕾に沈めた。
この夜。慎一郎は、雨音に包まれながら智広と1つになった。これが許されない行為だとしても、止める事ができなかった。
「愛している」
気を失うように眠る智広へ、慎一郎は精一杯の真心を込めて呟いた。
その頃。
康太郎は、新しい愛人と戯れのようなセックスをしていた。相手は、ある政治家の秘書だ。互いに妻がいながら、ひとときの快楽を共有している。
「そういえば、知っているか?」
存分に楽しんだと満足げに笑った愛人が、ある情報を康太郎に伝えた。
「前島木材店。欧州で大人気だそうだ」
「えっ」
「なんでも、向こうの貴族が気に入ったらしい。そういやぁ、お前。あそこの坊っちゃんとイイ仲だったんだろ?」
もったいない事したなと男が笑う。
康太郎は、返事もせずに窓の外を見つめた。
(参ったな…)
今日は、父親に呼ばれて久々に実家の方へ来ている。康太郎達も家族で来ていて、一見すると和やかな夕食会だ。だが、その空気はかなり重い。
「たまには洋食もいいな。気分が明るくなる」
和食党の父親の発言に、空気は更にピリついた。特に康太郎の表情は暗い。先日、康太郎は父親に秘密裏で海外の企業と新事業を立ち上げようとしていたのだ。だが、経験が浅い康太郎は相手に全て任せきり。気がつけば、赤字目前だった。
「本当に。たまには刺激的な味も良いですわね、お義父様」
スパイスたっぷりの肉料理を上品に口へ運びながら、康太郎の妻である喜美子が微笑む。まるでマネキンのような笑顔だ。と、慎一郎は思った。
「でも、私はまろやかな和食が好きです」
最後の一言だけ、まるで氷のように冷たかった。これまで、なにかといえば喜美子の実家が援助してきたのだ。だが、今回ばかりは難しそうだ。
しかし、慎一郎にとってそんな事はどうでもいい。今はとにかく智広が心配だった。
(今日、ヨネさんは7時には家を出ると言っていたな)
智広の状態が安定してきたからと、ヨネは息子夫婦が暮らす大阪へと向かう事になっている。そのため、今日はいつもより早く智広の元へ行くはずだった。まさか、いきなり父親から呼びつけられるとは思ってもいなかったのだ。
「慎一郎。学校の方はどうだ?」
気まずい空気を払拭したいのか、父親が話題を変えてくる。それからしばらくは慎一郎の話題となった。
「慎一郎さんは結婚なさらないの?」
喜美子が探るように問いかける。27歳という年齢なら、妻子がいてもおかしくない。慎一郎は、用意していた言葉を口にした。
「今は生徒達との交流が大変で。なかなか手強いんです」
「まぁ、そうなの」
ふと窓の外を見れば、ポツポツと雨が降りだしてきた。確か、天気予報では夜に近づくにつれ風や雨がひどくなると言っていた。
『雨は苦手です。雨音を聞いていると、なぜか身体が震える』
智広の言葉を思い出した瞬間。慎一郎は音を立てて立ち上がった。
「慎一郎?」
「どうかしたの?」
両親の声にハッとした慎一郎は、わざとらしくないように時計を見た。
「すみません。同僚と飲みに行く約束をしてました」
田沼に上着と鞄を運んでもらい、あわただしく家を出る。車で行けばいいのかもしれないが、酒を飲むと言っているため不自然だ。
「…慎一郎さん。誰かいい人がいるみたいね」
穏和な笑みを浮かべたまま、喜美子が康太郎を見る。康太郎は愛想笑いを浮かべると、慎一郎の去った方角を見つめていた。その瞳には、微かな動揺が見てとれた。
走っている間に、雨はどんどんひどくなる一方だった。慎一郎は、通い慣れた道をひたすらに進む。
「智?智?」
チャイムを押しても返事がなかった。ドアを開けようとしても鍵がかかっている。慎一郎は庭の方へ回り込む事にした。部屋の窓を叩けば気がついてくれるかもしれないと、暗闇に目を凝らす。と、庭の隅に人影が見える。蹲っているらしい姿に、すぐ智広だとわかった。
「智っ」
「旦那、様?」
触れた身体は、雨と風ですっかり冷えていた。足元には、レンガ色の破片と散ったサルビアの花びら。智広が虚ろな瞳を足元へ移す。
「申し訳、ありませ…ん。旦那様からいただいたのに…」
「そんな事はどうでもいいっ」
慎一郎が怒鳴ると、ハッとしたように智広が瞳を大きく開ける。慎一郎は、あわただしく智広の指を見た。
「良かった。指をケガしたらピアノが弾けなくなる」
慎一郎がホッとして言えば、智広が驚いたように顔を上げた。マジマジと見つめられ、慎一郎は不思議そうに首を傾げた。
「どうかしたのか?」
「いえ。ただ嬉しくて…」
胸に顔を埋める智広を、慎一郎はスッと抱き上げた。開けたままのベランダから中へ入り、智広の部屋まで運ぶ。
「風邪を引くといけない」
タオルで濡れた髪を拭いていれば、智広の指が慎一郎の頬を包んだ。キスは、いつもより長く激しかった。角度を変えて、啄むようなキスを繰り返す智広。唇の隙間から微かに聞こえる喘ぎ声が、慎一郎を禁忌へと誘う。
「好きです。旦那様が、好きです」
「…智」
濡れた服のまま、2人はベッドの上へと倒れ込んだ。
雨音が激しく屋根や窓を叩く中、慎一郎は智広の細い身体を抱き締め激しく愛撫していた。
(僕は、何をしているのだろう…)
智広との行為に溺れながらも、慎一郎はどこか冷静だった。智広は兄の愛人なのだ。自分の恋人ではない。そう思うのに、理性ではもう止められなかった。
「智…っ、智…っ」
何度も名前を呼びながら唇を重ね、全裸の身体を余すとこなく指で愛撫した。智広の肌は、暗闇の中では白い花びらのようだった。純粋で美しく、触れれば甘い蜜を溢す。慎一郎は、初めて男の裸体で欲情した。女性とは違うが、柔らかく弾力がある肌。小さく愛らしい乳首。薄い草むらの中で震える細い性器。何もかもが愛しくて、淫らに感じた。
「あ…っ、あっ、もうダメ…です」
指で激しく性器を擦りながら、慎一郎は夢中で乳首を吸った。慎一郎の舌や歯が当たる度に、智広の声が上擦る。その反応が、堪らなく可愛く感じた。
「旦那様の指を、汚してしまう…っ」
枕元のティッシュを取ろうとする細い指を、慎一郎が止めた。
「たくさん汚してくれ」
「あぁっ」
短い悲鳴の後、慎一郎の指はトロトロとした液体で濡れた。恥ずかしそうに両手で顔を覆う智広に、慎一郎は自分の中の「雄」を自覚した。智広が欲しくて欲しくて、仕方ない。彼の身体で汚れた部分など、どこにもないように感じた。優しく両足を広げ、その中心に躊躇う事なく顔を伏せた。
「え?」
指とは違う感覚に、智広が驚愕の声を上げる。やがて、舌を動かせば甘い悲鳴が響いた。
「そ、そんなところ…っ、ダメです…っ、やぁっ、あっ」
気持ち良さと羞恥に乱れる智広の姿に、彼がこの行為を経験していない事がわかった。慎一郎の胸の奥に、独占欲が沸いてくる。
(誰にも渡さない)
たとえ、智広の心が康太郎を求めていたとしても。慎一郎は、智広への想いを諦める事ができなかった。
唇と舌での愛撫に、智広が薄い胸を上下させている。悲鳴を上げていた唇からは、小さな喘ぎ声しかしなくなっていた。慎一郎は、指に軟膏を塗ると静かに後ろへと伸ばした。
「ん…っ、あぁぁぁっ」
体内に入った異物に、智広は全身を強張らせた。両手でシーツを掴み、立てた膝をブルブルと震わせている。
(気持ち良い思いだけさせたい)
辛そうな智広の表情に、慎一郎の胸が軋む。少しでも和らげばと、前を同時に触れた。
「はぁ…っ、あっ、あ…ん…」
痛みと快楽が混ざったような声に、慎一郎は自分の判断が正しかったのを知った。慎一郎はこれまで同性と寝た事はない。どこをどうすれば良いのかは知っているが、智広を傷つけるのではないかと不安で仕方なかった。そんな慎一郎の気持ちが伝わったように、智広が潤んだ瞳で見つめてくる。智広は泣きそうな顔で両手を広げると、慎一郎の首を引き寄せた。唇が重なるのと同時に、慎一郎は自身の昂りきった欲望を綻んだ蕾に沈めた。
この夜。慎一郎は、雨音に包まれながら智広と1つになった。これが許されない行為だとしても、止める事ができなかった。
「愛している」
気を失うように眠る智広へ、慎一郎は精一杯の真心を込めて呟いた。
その頃。
康太郎は、新しい愛人と戯れのようなセックスをしていた。相手は、ある政治家の秘書だ。互いに妻がいながら、ひとときの快楽を共有している。
「そういえば、知っているか?」
存分に楽しんだと満足げに笑った愛人が、ある情報を康太郎に伝えた。
「前島木材店。欧州で大人気だそうだ」
「えっ」
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