10 / 71
第10話 訪れる転機
しおりを挟む
「ただいまー」
大量のお肉をスライムに収納し、拠点へと持ち帰った。
でも、建てた家に辿り着く前に、大量のぷにぷにが走ってくる。
『『『おかえりー!』』』
「ははっ、みんな待ちきれなかったの?」
『『『うんー!』』』
もちろんスライム達のことだ。
改めて見ると、数も種類もすごく増えた。
そんな中、一匹の白髭を伸ばしたスライムが話しかけてくる。
『ほう、ついに近辺の主を仕留めおったか』
「あ、長老スライムさん」
森で一番長生きしている(らしい)長老スライムさんだ。
物知りですごく頼りになる。
普段は僕たちの“第二の頭脳”として、拠点にいるスライムに指示をしてくれている。
「拠点はどうだった?」
『特に問題ないぞ。みんな働いておる』
「そっか、ありがとうね」
数が増えすぎたスライム達は、分業制だ。
色んな種類を見る内に、戦闘に向いている者、警戒に向いている者、生産に向いている者など、特性が分かってきたからだ。
『アケアー、お風呂湧いてるよー』
「ちょうど汗を流したかったんだ、ありがとうね」
『そでしょー』
おかげで、拠点は絶対防壁の上にすごく快適だ。
半年前からは考えられない生活だね。
「ふわあ~……」
お風呂に浸かりながら、心身ともに温まる。
ちなみに休憩中のスライムも、その辺で『ぷかー』とか『すいー』とか言いながら浮かんでいる。
個性豊かなスライム達だけど、どの子も共通してかわいい。
そんな中、今日の成果を確かめる。
今ではすっかり日課となった確認だ。
「ステータスを見よう」
ーーーーー
アケア
MP :17400/20000
ギフト:スライムテイム(950)
スキル:スライム便利系 スライム強化系
魔法 :火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 雷魔法 光魔法 闇魔法 治癒魔法 基本魔法 特殊魔法
ーーーーー
「増えたなあ」
テイマーの性質上、テイムした従魔のスキルや魔法が還元される。
ただ、他のテイマー系ギフトではテイム数に限りがあるので、従魔を取捨選択する必要ができてしまう。
でも僕は、スライムならばテイム数に限りがない。
だから力を失うことなく、どんどんと増えていくのみだ。
結果、こんなことになってしまった。
「でも、本当はもっとあるんだよね」
ちなみに、これはスキルがまとめられた状態だ。
スライム便利系には、【スライム収納】や【スライム合体】など。
スライム強化系には、さっき使ったようなスライムを強化するスキルなど。
どちらも、二十以上のスキルが入っている。
また、魔法にもそれぞれ大体十個ずつだ。
基本魔法と特殊魔法だけは、もう少しあったはずだけど。
「これってどれぐらい強いんだろう」
ただ僕は、他のギフトについてはほとんど知らない。
テイマーの中ではもしかしたら多い方かもしれないけど、上級の剣士系や魔法系はもっとすごいかもしれない。
これに限っては、他の人に聞いてみるしかないな。
「と言っても、人と関わる機会なんてあるのかなあ」
これからのことはあまり考えていない。
今を過ごせたら良いやと、そう思っていた。
そうして、お風呂を上がろうとした時。
『こちら外周部隊! アケア大変だよ!』
「どうしたの!」
外周部隊は、拠点を離れて警備をしているスライムだ。
それなりに遠い位置にいる。
ここから念話が入るなんて珍しいな。
そんな思考通り、事態は一刻を争うようだった。
『人間さんがいるよ! 襲われてる!』
「なんだって!?」
僕はすぐさまその方向へ向かった──。
大量のお肉をスライムに収納し、拠点へと持ち帰った。
でも、建てた家に辿り着く前に、大量のぷにぷにが走ってくる。
『『『おかえりー!』』』
「ははっ、みんな待ちきれなかったの?」
『『『うんー!』』』
もちろんスライム達のことだ。
改めて見ると、数も種類もすごく増えた。
そんな中、一匹の白髭を伸ばしたスライムが話しかけてくる。
『ほう、ついに近辺の主を仕留めおったか』
「あ、長老スライムさん」
森で一番長生きしている(らしい)長老スライムさんだ。
物知りですごく頼りになる。
普段は僕たちの“第二の頭脳”として、拠点にいるスライムに指示をしてくれている。
「拠点はどうだった?」
『特に問題ないぞ。みんな働いておる』
「そっか、ありがとうね」
数が増えすぎたスライム達は、分業制だ。
色んな種類を見る内に、戦闘に向いている者、警戒に向いている者、生産に向いている者など、特性が分かってきたからだ。
『アケアー、お風呂湧いてるよー』
「ちょうど汗を流したかったんだ、ありがとうね」
『そでしょー』
おかげで、拠点は絶対防壁の上にすごく快適だ。
半年前からは考えられない生活だね。
「ふわあ~……」
お風呂に浸かりながら、心身ともに温まる。
ちなみに休憩中のスライムも、その辺で『ぷかー』とか『すいー』とか言いながら浮かんでいる。
個性豊かなスライム達だけど、どの子も共通してかわいい。
そんな中、今日の成果を確かめる。
今ではすっかり日課となった確認だ。
「ステータスを見よう」
ーーーーー
アケア
MP :17400/20000
ギフト:スライムテイム(950)
スキル:スライム便利系 スライム強化系
魔法 :火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 雷魔法 光魔法 闇魔法 治癒魔法 基本魔法 特殊魔法
ーーーーー
「増えたなあ」
テイマーの性質上、テイムした従魔のスキルや魔法が還元される。
ただ、他のテイマー系ギフトではテイム数に限りがあるので、従魔を取捨選択する必要ができてしまう。
でも僕は、スライムならばテイム数に限りがない。
だから力を失うことなく、どんどんと増えていくのみだ。
結果、こんなことになってしまった。
「でも、本当はもっとあるんだよね」
ちなみに、これはスキルがまとめられた状態だ。
スライム便利系には、【スライム収納】や【スライム合体】など。
スライム強化系には、さっき使ったようなスライムを強化するスキルなど。
どちらも、二十以上のスキルが入っている。
また、魔法にもそれぞれ大体十個ずつだ。
基本魔法と特殊魔法だけは、もう少しあったはずだけど。
「これってどれぐらい強いんだろう」
ただ僕は、他のギフトについてはほとんど知らない。
テイマーの中ではもしかしたら多い方かもしれないけど、上級の剣士系や魔法系はもっとすごいかもしれない。
これに限っては、他の人に聞いてみるしかないな。
「と言っても、人と関わる機会なんてあるのかなあ」
これからのことはあまり考えていない。
今を過ごせたら良いやと、そう思っていた。
そうして、お風呂を上がろうとした時。
『こちら外周部隊! アケア大変だよ!』
「どうしたの!」
外周部隊は、拠点を離れて警備をしているスライムだ。
それなりに遠い位置にいる。
ここから念話が入るなんて珍しいな。
そんな思考通り、事態は一刻を争うようだった。
『人間さんがいるよ! 襲われてる!』
「なんだって!?」
僕はすぐさまその方向へ向かった──。
259
あなたにおすすめの小説
最強付与術師の成長革命 追放元パーティから魔力回収して自由に暮らします。え、勇者降ろされた? 知らんがな
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
旧題:最強付与術師の成長革命~レベルの無い世界で俺だけレベルアップ!あ、追放元パーティーから魔力回収しますね?え?勇者降ろされた?知らんがな
・成長チート特盛の追放ざまぁファンタジー!
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
付与術のアレンはある日「お前だけ成長が遅い」と追放されてしまう。
だが、仲間たちが成長していたのは、ほかならぬアレンのおかげだったことに、まだ誰も気づいていない。
なんとアレンの付与術は世界で唯一の《永久持続バフ》だったのだ!
《永久持続バフ》によってステータス強化付与がスタックすることに気づいたアレンは、それを利用して無限の魔力を手に入れる。
そして莫大な魔力を利用して、付与術を研究したアレンは【レベル付与】の能力に目覚める!
ステータス無限付与とレベルシステムによる最強チートの組み合わせで、アレンは無制限に強くなり、規格外の存在に成り上がる!
一方でアレンを追放したナメップは、大事な勇者就任式典でへまをして、王様に大恥をかかせてしまう大失態!
彼はアレンの能力を無能だと決めつけ、なにも努力しないで戦いを舐めきっていた。
アレンの努力が報われる一方で、ナメップはそのツケを払わされるはめになる。
アレンを追放したことによってすべてを失った元パーティは、次第に空中分解していくことになる。
カクヨムにも掲載
なろう
日間2位
月間6位
なろうブクマ6500
カクヨム3000
★最強付与術師の成長革命~レベルの概念が無い世界で俺だけレベルが上がります。知らずに永久バフ掛けてたけど、魔力が必要になったので追放した元パーティーから回収しますね。えっ?勇者降ろされた?知らんがな…
封印されていたおじさん、500年後の世界で無双する
鶴井こう
ファンタジー
「魔王を押さえつけている今のうちに、俺ごとやれ!」と自ら犠牲になり、自分ごと魔王を封印した英雄ゼノン・ウェンライト。
突然目が覚めたと思ったら五百年後の世界だった。
しかもそこには弱体化して少女になっていた魔王もいた。
魔王を監視しつつ、とりあえず生活の金を稼ごうと、冒険者協会の門を叩くゼノン。
英雄ゼノンこと冒険者トントンは、おじさんだと馬鹿にされても気にせず、時代が変わってもその強さで無双し伝説を次々と作っていく。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる