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フェンリル召喚される
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僕はフェンリル。
しがない聖獣です。
ーー
「くわぁ」
暖かい日差しの差し込む森の奥の開けた場所にはどんな傷や病を癒す泉がある
その泉を守るためにこの世界の神レイが創ったのがフェンリルであるこの僕
獣の姿は体長3m程の狼でお日様のいい匂いがしてる
ふっさふさな体毛は白銀で瞳の色は金色
人の姿は身長158cm程の少年
髪の毛は白銀で瞳の色は金色
頭と尾てい骨には獣の姿の時に生えている耳と尻尾がついている
って、レイが言ってた。
いつもは獣の姿でゴロゴロしてるから人の姿はよく分からない
そんなことを考えながら今日も今日とて居眠り……
辺りがざわざわとうるさく目が覚める。
僕がいたのは森の中じゃなくてどこかの建物の中
「…んぅ?」
あれ、いつもより目線が低い……
『はは、さすが落ちこぼれ!』
『うふふ、まさか獣人を召喚するなんて。ふふふ』
『落ちこぼれはやることがちがうなー!!』
僕の自慢の聴力に頼らなくても聞こえてくる嘲笑の込められた声
もしかして人間の姿で召喚されたのかな。
むぅ、泉の近くでぐーたら…じゃなくて、泉の守護に戻らないと
さっさと転移魔法で帰ろうとした時、頭の中にレイの声が響く
『フェンリル。泉は私が見ておくから少し遊んできなさい。外の世界を知っておくのも大事だよ』
一方的に繋げられた念話は一方的に切られる。
「…チッ」
なんだかんだと目の前にいる人物を観察する
黒色の髪と瞳をしていて、身長は僕よりも頭2つ分は高い
イケメンなのに不機嫌な顔とオーラで怖い
「こっちこい」
不機嫌なイケメンに手を引かれて連れていかれたのは建物の外
「…悪かった。家はどこだ?俺が責任もって届ける」
なぜ聖獣である僕を召喚したのに嬉しくなさそうなのか分からずキョトンとして思い出す
僕、人形だった…
「…は?」
獣の姿に戻れば目の前でポカンとあほ面になってるイケメンを見てくすくす笑う
「僕、聖獣フェンリル。よろしくね召喚主!」
騒ぎになると不味いと思い人形に戻るとイケメンもとい召喚主に抱きつく
「はぁ???」
召喚主が元に戻ったのは数分経ってからのこと
「んにゃ……」
座り込んだ召喚主のお膝の上に乗り胸に頭を預けすやすやしてたのでびっくりして変な声が出たのもご愛嬌…
「はぁ、落ちこぼれの俺がフェンリル召喚とか…ないわ」
「むむ、召喚主、魔力、おおいよ…?」
そうなのだ。
召喚主の体からは漏れ出た沢山の濃い魔力が漂っている
それに魔力の量も僕を召喚し続けれるくらいだから相当持ってる
「俺の魔力?」
「とりあえず僕と契約しようよ!えっと、召喚主の名前教えて。あとは、僕に名前をつける」
ーー
作者
閲覧ありがとうございます。
空き時間が暇すぎるあまりに書いた物を発掘したので投稿したいと思います。
この物語は完結を考えて修正したのちに新しく投稿致します。
尚、完結まで書きだめできたらの投稿となりますので……。
しがない聖獣です。
ーー
「くわぁ」
暖かい日差しの差し込む森の奥の開けた場所にはどんな傷や病を癒す泉がある
その泉を守るためにこの世界の神レイが創ったのがフェンリルであるこの僕
獣の姿は体長3m程の狼でお日様のいい匂いがしてる
ふっさふさな体毛は白銀で瞳の色は金色
人の姿は身長158cm程の少年
髪の毛は白銀で瞳の色は金色
頭と尾てい骨には獣の姿の時に生えている耳と尻尾がついている
って、レイが言ってた。
いつもは獣の姿でゴロゴロしてるから人の姿はよく分からない
そんなことを考えながら今日も今日とて居眠り……
辺りがざわざわとうるさく目が覚める。
僕がいたのは森の中じゃなくてどこかの建物の中
「…んぅ?」
あれ、いつもより目線が低い……
『はは、さすが落ちこぼれ!』
『うふふ、まさか獣人を召喚するなんて。ふふふ』
『落ちこぼれはやることがちがうなー!!』
僕の自慢の聴力に頼らなくても聞こえてくる嘲笑の込められた声
もしかして人間の姿で召喚されたのかな。
むぅ、泉の近くでぐーたら…じゃなくて、泉の守護に戻らないと
さっさと転移魔法で帰ろうとした時、頭の中にレイの声が響く
『フェンリル。泉は私が見ておくから少し遊んできなさい。外の世界を知っておくのも大事だよ』
一方的に繋げられた念話は一方的に切られる。
「…チッ」
なんだかんだと目の前にいる人物を観察する
黒色の髪と瞳をしていて、身長は僕よりも頭2つ分は高い
イケメンなのに不機嫌な顔とオーラで怖い
「こっちこい」
不機嫌なイケメンに手を引かれて連れていかれたのは建物の外
「…悪かった。家はどこだ?俺が責任もって届ける」
なぜ聖獣である僕を召喚したのに嬉しくなさそうなのか分からずキョトンとして思い出す
僕、人形だった…
「…は?」
獣の姿に戻れば目の前でポカンとあほ面になってるイケメンを見てくすくす笑う
「僕、聖獣フェンリル。よろしくね召喚主!」
騒ぎになると不味いと思い人形に戻るとイケメンもとい召喚主に抱きつく
「はぁ???」
召喚主が元に戻ったのは数分経ってからのこと
「んにゃ……」
座り込んだ召喚主のお膝の上に乗り胸に頭を預けすやすやしてたのでびっくりして変な声が出たのもご愛嬌…
「はぁ、落ちこぼれの俺がフェンリル召喚とか…ないわ」
「むむ、召喚主、魔力、おおいよ…?」
そうなのだ。
召喚主の体からは漏れ出た沢山の濃い魔力が漂っている
それに魔力の量も僕を召喚し続けれるくらいだから相当持ってる
「俺の魔力?」
「とりあえず僕と契約しようよ!えっと、召喚主の名前教えて。あとは、僕に名前をつける」
ーー
作者
閲覧ありがとうございます。
空き時間が暇すぎるあまりに書いた物を発掘したので投稿したいと思います。
この物語は完結を考えて修正したのちに新しく投稿致します。
尚、完結まで書きだめできたらの投稿となりますので……。
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